◆12/9(日)
昨日と比べてちょっと厚塗りか?さすがにやつれが目立ちはじめてきております。目の下の隈が結構目立ってきた上「白鯨」の水中バレエのあたりでは照明のせいもありましたが、頬が削げてきてるし。
それでも、終始にっこにこな光ちゃんです。本当に舞台の彼は楽しそうで嬉しそうで観ているだけで幸福な気分になります。
本日はマニアの泉なネタで。すみません、ついてこれる方だけ読んでやってください。
今日は「ハムレット」でしょうか。
「運命がおれを呼んでいるのだ!」がもう、昼夜ともに倒れそうに素敵でした。基本的に「ハムレット」好きなもんで今回のポジションはちょっと寂しいんですが、それでもやっぱり「忠臣蔵」に余裕が生まれているせいか、芝居の入り具合がいい感じになってきました。
今回のハムレット王子は去年のように薄衣をはおっていないんで(踏んづけたら危ないからだろうか?)やたら目に眩しい白のお衣装まんまでいっちゃってます。初日あたりは従者のひとりがマーチンだったので一応町田好きを名乗る私としては、個人的にそれも楽しみにしてたんですが、いつの間にやら赤西・亀梨コンビに変わっておりました。あらん。
位置的にホレイショーは亀梨くんなのでしょうか?謎です。
ハムレットの時はマジで双眼鏡が目にめりこまんばかりの勢いなんですが、芝居が入ってくるとめりこませがいがあるというもの。
ああもう、その「そして」だけがかすれた「裏切り者は叔父、そして・・・母上!」がすきなのよ、私は!!
いつまでもそこはかすれさせておいてくれ!
それと「白鯨」・・・今日の昼間の鯨はとうとう壁に頭をぶつけてました。あれを観た後では夜の鯨は今ひとつ活きが悪かったわ。ああ、ツボ。鯨をわっしょいわっしょいしている鯨係りのみなさんに差し入れのひとつもしたい程に。白鯨というよりはグレー鯨って感じなんですが。この時ばかりは光ちゃんと鯨を交互に観るのに忙しい・・・私だけでしょうが。
「白鯨」は上手のセットの上で光ちゃんがしゃべる台詞がすきで。しかもなんの根拠もなく
「鯨は、あの広い海を泳いでいただけです」
っていう台詞のしゃべり方がすきなんですよ。なぜかは私もわかりません。ただ、すき。初日に実は跳ねる鯨と共にこの台詞のしゃべり方がまともにツボに入ったのでした。
あと「ロープを切れーーーーっ!」
わからないんですが、敬語を使いながらも話しかけている相手に敬意を払っていないしゃべりをする、偉そうな、しかも賢そうな感じの漂うところがツボらしい。おう、クールビューティー?ちょっと違うか。
あとは「津軽じょんがら」な「Hey!みんな元気かい?」の剣劇ですね。
正直言ってしまうとなんか刀を振り回してるところは虫取り網をめったやたらと振り回しているように見える(Sさん発言。まーさーに!)んですが、この振り回し終わったところの見栄の切り方がツボ。
見せ方をわかっているというか、心得ているというか。いやさ、さすがにトップアイドルを何年も張ってないなあ、という感じです。振り回しは身体が軽いってのもあるのかもしれないですが軽やかすぎるように見えます。もちっと腰が入るといいんだけどね。
刃を外に向けてすっくと立つ姿はツボにストレート直球。すてきすてきああすてき。
光ちゃん、彫りが深いからちょっと俯いて上目で睨むようにすると陰影がよりくっきりして倒れそうないきおいです。だってあなた、あの巨大な顔になったって綺麗な人ですから。
二幕は実はなんであんなに笑える絵にしちゃったんだよ?な亡兄の肖像画から現れる「森の妖精」衣装(友達曰くピーターパン)がなにげにツボです。
ツボといえば。
どうやら6日が初だったらしいんですが、カンパニーのアメリカツアーが終わってブロードウェイに帰ってきた時のアドリブの応酬。
クラシックカーのハンドルをジュンが
「医者に疲労回復にもらったもの」だと説明し、背中につけてぜんまいよろしくねじ巻きすると元気になれる、というネタ。
樹、樹里さんが壊れていく・・・・(笑)彼女は実に、本当に、この舞台でよくやってくれていて頭が下がりっぱなしですが、この場面も(笑)
ねじ巻きされたボーイ・キュートがいきなり
「ロケットどっかーん!」と叫びながらジャンプしたり
「アホの坂田でございます」やったり
「勉強しまっせ、引っ越しのサカイ」やったりされるとは。(ちなみに6日は「飛びます、飛びます」だったらしい)
光ちゃんとアッキーは毎回ひっくり返っております。素晴らしい。
この先何が出てくるかわかったものじゃありません。大注目です。そしていつかは魔の手が今さんに及ぶだろうというのは火を見るより明らかで・・・その際にはよろしくお願いいたします>今さん
ボーイ・キュートの名に負けない、樹里さんは実にキュートな女性とお見受けいたしました。光ちゃんたちのアドリブにしっかりのって応えてもらえるのは嬉しいです。惚れてしまいそう。
本日のショータイム「愛のかたまり」の後で、コウイチがN.Yにいる姉さんを帝国劇場に呼ぶ、という設定で登場した時、手に持っていたのは「2002−2003カレンダー」のチラシでした(笑)
昼の部はジャニーズの全種類が載っているやつ。そして夜は「ロビーになかったから係りの人に持ってきてもらった」と、わざわざ光ちゃんのピンのちらしを(笑)
「部屋の一番いい場所に、どうぞ。だって」
とカレンダーの宣伝までしていただきました(笑)光ちゃんも思わずのけぞるそのセンスに敬服いたします。必ずや、サキホ姐さんを拝見しに、宝塚劇場に足を運ばせていただきますとも!
光ちゃんは、実に素敵な共演者を得たもんです。
今さんのノリっぷりも段々堂が入ってきまして、これから先が楽しみだ。初日のおばあさんの格好してノリノリで歌い踊ってらしてる時点でとっても好感触だったんですけどね。
吉良から白鯨から細かいところでも大活躍していただいて、嬉しい限りです。
それと。
ショータイムですが、実は私の一番のお気に入りは「愛のかたまり」です。
あのバックまで含めた完成度は最近ではピカイチではないかと思うんですが。
こればっかりは双眼鏡外して全体像を楽しみたい。ものすごい数のバックを従えて踊る光ちゃんがめちゃめちゃいいです。MステやPJもいいですが、帝劇バージョンが一番すきだ。しかもこれは、全体が見える2F席(除くI列。この列だけは全体が見えないのだ)から観るのが一番いいです。
すごくすき。
帝劇のステージを一番広く使って展開する大人数が踊る迫力。2幕冒頭のコウイチソロに匹敵すると言って過言ではないです。しかもこの曲を手がけたのが踊ってる本人なんだからやっぱりこの人すごいわ、と思う私。
なんか楽しそうですね、私。
うん、楽しいです。