◆12/22(土) |
光ちゃんという人は実に読めない人だなあ、と常々思っております。 HPではかなーりオブラートにくるんだものいいをしておりますが、アンケートには相当ひどいこと書いてる私です。アンケートが設置されて以降苦言ばっかり書き連ねていたらなんとなくカツゼツが改善されてしまった(いや、私の意見が反映されたわけじゃないでしょうが)もう、なんだか安心して観てられるんですが。1幕の頭以外は(^^;; なぜか1幕の頭ってよくないんですよねえ。カミカミ星にまだ足がついてる感じ。それが「千秋楽ばんざーい」の後からいきなり豹変するんです、光一さんたら。 ハードルのひとつめ「Hey!みんな元気かい?」の口上あたりから、今日はほぼパーフェクトでございました。台詞噛まないと観てるこっちも、演じてる光ちゃんもひっかからずにすっと次に入れるから、芝居に集中できるんですよねえ。今の課題はなぜかそんなにすごい台詞が用意されているわけでもない、冒頭。なぜかつっかかるんだよなあ。変な人だ。 今日のツボは、昼の部・1幕病院の場面。 コウイチの舞台にかける情熱が、周囲の理解を得られずに孤立してしまう場面。大怪我のツバサ抜きで舞台の幕を開けよう、と主張するコウイチが、サキホ姉さんに「ツバサはあのベッドの上で苦しんでいるのよ?」と肉親なら当然の反論をされるところ。 それでも、コウイチは情愛を断ち切って・・・いや、自分なりのツバサへの愛情の証左として舞台の幕を開けようと言うんですが、この時の間が。間だけでなく、表情でいくつもの苦悩を振り切ってそれでも、とサキホに叫ぶ場面が、去年を含めて今までで一番すきでした。 ツバサへの肉親の愛情と、舞台への愛情とプライドのせめぎあい。 くーっ。魅せてくれたわ光ちゃん。 それから昼の部2幕・謎解き場面 これが、いいんですよ。奥さん。夜もよかったですが、間の取り方。一気にタク犯人説をつきつけるところまでのまくしたて。 ミステリにおいて、探偵が全員集めて「さて」という場面は最高のクライマックス。これはもちろんミステリではないですが、それまでの場面ごとに、光ちゃんや咲穂さんがきっちり、目線芝居でタクへの疑惑を演じていたこともちゃんと作用しておりました。 いいっすねえ。芝居がだんだん入ってきてる。 それと。1幕の殺陣なんですが。 光ちゃん身が軽いのもあって、虫取り少年に見えるっちゃあ見えるんですけど(その代わり見栄の切り方が一流なのでかっこよいのだ)殺陣も随分よくなってきたと思います。 光ちゃんの上達ももちろんですが、受け手の子たちが上達したのが大きいですねえ。殺陣は一般に受け手の方が難しい、と言いますが最初の頃は「それ、刃が当たってないし」とか「それ、刺さってないし」みたいなのが多かったのに、今はちゃんと切られてるんで(変な言い方ですけど)そうなると、ぐっとこの場面が面白くなるんですよね。 殺陣は型の美しさが命ですから、Jr.も頑張ってくれてて嬉しいなあとちょっと思ったりして。 群舞は美しいです。2幕の「Hello,Broadway」や「初日の歌」(タイトル勝手に命名)なんかは観ていてたのしー。アンサンブル好きなもんで。大人数のダンスは観ていてぞくぞくします。 イチオシはどうやったって2幕冒頭の光ちゃんソロとショータイムの「愛のかたまり」なんですけどね。 ここからはマニアの泉。from 2F席 どうでもいいこと。 そう言えば幕間休憩の時、私の目の前をSOPHIAの松岡くんそっくりの人が歩いていたんですが、やっぱりご本人だったんでしょうか?後ろ姿だけですがどう観ても芸能人、そして貴賓室へと消えていかれたので多分そうではないかと思うんですけど。髪の毛が茶色でつやつやと輝いていました。ああ、あの髪に触りたい、と心から思ったです。 ★誰も気にしていないだろうグレ子の様子★ |