メリークリスマス!
出だしのところで座長はそう言いました。クリスマスイヴの帝劇です。すぐ側では光のプロムナード・東京ミレナリオもはじまり(光ちゃんは「また道路が渋滞して迷惑なんだよなあ(笑)」と、まっっっっっったく興味なさげでしたが)帝劇の中を闊歩するお嬢さんたちもいつもよりドレスアップした人が目立ちました。いいですねえ。華やかで楽しい雰囲気が満点です。
本日は、奇妙な病が座長を襲ったらしく(笑)ここんところノーミスだった「Hey!みんな元気かい?」の口上では最後の最後でいきなり噛み、「ハムレット」も出だしで噛み、ついには翼までも今までノーミスの墓場シーンで噛み・・・ああ、なんという奇妙な病であることか!(笑)やーい、やーい。噛んでやんのー(笑)
「Let's go to TOKYO」のこと。
この曲がはじまり、光ちゃんがすっと登場すると一瞬涙ぐみそうになるのは私だけでしょうか?
華やかで実にミュージカルらしい名曲だと思います。
特にラストシーンで流れてくるこの曲の時、大階段のてっぺんまで昇った光ちゃんの晴れがましい表情を観るのがとてもすき。笑顔はそこから下に降りてきた時に見せるのが一番。
楽しくて楽しくて大好きな舞台に今立っている、大仕事をやりおえた、そんな表情が最高にすてきです。
舞台の上の人間全てが真っ白な服に身を包み踊る様は幸福な夢のよう。
全ての幸福が君の上に輝きますように。と祈りたい気持ちで心が溢れてしまう。「Let's go
to TOKYO」はそんな風景です。
光ちゃんが楽しそうだと私も楽しい。
そんな基本を再確認。
今日は「ハムレット」も素敵でしたし「白鯨」もよかったなあ。
好きなのはどっち?と訊かれれば、多分二幕なんですがツボは1幕に多い。光ちゃんのカツゼツが安定してから特に1幕は実に見応えのあるものになりました。
今後の課題はやっぱり歌かなあ。「白鯨」のド頭の歌い出しが結構不安なことが多いので、そこをぜひとも。それと、振り付けの問題が多分にあるとはいえ、初日の歌の中での大きく舞台を歩きながら歌うところ(つーか、あんな動きをしながら歌うミュージカルってそんなにないと思うんだけど。誰だってあそこは揺れるだろう)だろうかしら。
ところで、ここ数日のグレ子は演技がかなり入ってきておりまして、観ていて楽しいったらありゃしない。
グレ子の魅力に今日もくらくらな私でした。
座長様以外にも「SHOCK」にはグレ子を筆頭にいろいろと観るところがあって楽しいです。
例えば、初日の歌の時の町田と米花くんの動きとか。MAはいいですねえ。舞台を心から楽しみ、かつ成功させようという意気込みがひしひしと伝わってくる。
エージェントの方の「おめでとーーーーーーーーーーございます」の入りっぷりとか、エージェントの人のマラソン風景とか、「NewYork,NewYork」の時の妙にラフな格好とか。
この方、光ちゃんと仲良しさんになってる気がとってもするんですが、気のせいだろうか?
毎回本当に感心するのは大道具の展開。
正直、これだけセットの入れ替えの激しい芝居って私は他に知らないです。
ほぼ秒単位の動きできっちりセットを動かしているそのプロの業に感服。すごいよなあ。
セットで一番すきなのは初日の楽屋、ボーイ・キュートが正体をあかしたところの階段がぱーっと前に進んでくるのと「ハムレット」・・・吉良邸がすっとデンマーク王の居城に見立てられる辺りが、ものすごくすき。
大がかりなセットと言えば、やはり「白鯨」につきるのでしょうけれども。
回り舞台を上手く使ってるなあ、といえば「NewYork,NewYork」と「アンダルシアに憧れて」
アンダルシアは、どなたかもおっしゃってましたが、今回のフォーメーションかっこいいですよねえ。もはや光ちゃんの舞台の定番となった感のある「アンダルシアに憧れて」ですが、力作だなあ、と思います。
特にスポットを一本ずつ浴びせていく、光ちゃんの「はっ!」のくだりはめっちゃかっこいいです。樹里さんのダンスも素敵だしな。
ふと気が付けば、明日で年内楽。
去年はこれでもう本当の終わりだったのかあ、と考えると感慨深いものがあります。
楽しみにしているよ。光ちゃん。 |