◆1/6(日) |
というわけで。 私にしては結構思い切った檄文の翌日でございます。5日の観劇録みたいな内容は私のインターネットにおける流儀にはいささか反するんですけどね。 光ちゃんをはじめとする役者の方々がいいだけにやりきれないんですわ。 短縮しなくてはいけない事情や理由があるのは仕方ないにせよ、それにはやり方があるだろう、と。 あの年齢で光ちゃんをはじめとするジャニーズの方々及びもちろん樹里さん、今さんはプロですので、本日は短くなった時間なりにもう作りあげてきておりました。 短縮しっぱなしにすることなく、入れるべきところで光ちゃんがフォローを入れる。 アドリブの後に座長がいれるフォロー。 これが舞台全体の空気をまろやかにして、柔らかで幸福な空間を作り上げるのにどれほどの大きな効力があることか。 SHOCKは、演者にとって緊張の連続の舞台だと思います。 あれだけの短時間でセットはめまぐるしく変わり、光ちゃんなんてそれこそコンマ何秒?の単位での早変わりを3時間半の間ほぼひっきりなしに要求されている。 我々の視線の中で早替えをする「Let's go to TOKYO」〜「-so young blues-」なんてホントにコンマ何秒?の早替えです。「アンダルシア」〜「ボク羽根」もしかり。 未だに2Fまで昇った直後に着替えて舞台に戻れる光ちゃんは不思議でなりません。 観ている方もこれはものすごく緊張するんですよ。なんせ気を抜くヒマがないから。展開激しいですからね、本当にぼーっとしてるとあっという間においていかれてしまいます。 そういう心の緊張をほぐしてくれている柔軟剤みたいな役割がSHOCKのアドリブシーンにはあるんですよ。 台本にはないけれども、とても大切な要素のひとつだと私は思います。 本日の、特に夜の部はそういう光ちゃんのフォローが戻ってきてくれていてほっとしました。安心するんですよね。ものすごく。 本当に、光ちゃんが「Let's go to TOKYO」や「情熱」で見せる笑顔みたいに。 緊張と見せ場でぎゅうぎゅうになっている舞台にはこういうほっとできる箇所がやっぱり欲しいので。 なんだか本当に、安心しました。 アドリブが短くなるんだったらそれで構わないんですよ。ただ、光ちゃんのフォローがなくなること、これが一番辛かったから。それがないならいっそアドリブなしでいいわ、と思っていたくらいですので。 今日は一反木綿こと著作権登録のニセ書類が最後のところで地面に落下しておりました。 会場に漂うさざ波のような笑い。光ちゃんは、直後の楽屋でジュンを迎えるシーンで 「落下してたな」 とフォローしてました。会場爆笑。 こういう余裕が欲しかったのよ。その一言であの落下はちゃらになる。 サキホが「BROAD WAYメドレー」の前に吹き出した時にコウイチがにっこり笑って 「どうした?義姉さん!」 と言えばちゃらになる。 昨日、私が足りないと言っていたのはこんな余裕。 舞台の上に立つ人が持っているのは、魔法の一言なんですよね。その魔法を一番持っているのが座長その人なんですわ。 多分光ちゃんはそれを知っている。 今日の光ちゃんは、率先してその魔法を使っておりました。 進行を早くするところは早く。魔法の使いどころは逃さず的確に。 改めて、ああ、この人座長なんだわ、と思いました。 さすがですわ。 まあ、早送り舞台なのは変わってはいないんですけどね(^^;; よくするための努力は千秋楽のその日まで続くのでしょうね。 とりあえずほっとすると同時に、座長が舞台に及ぼす影響力を深く心に留めた本日でした。 |