◆1/26(土)
前日に観た時には光ちゃんおっそろしい程に頬がこけやつれ果て、いよいよ身体が「まむしの粉なんかにはもうだまされたりしないわよ!」って状態になったなあ、と思っておりました。
ありがとうまむし。よくぞ2ヶ月近くも光ちゃんをたばかりつづけてくれた!とまむしに拍手していた私ですが。
本日はなんかこー、内側からぱあーっと輝き、前日の面やつれはいずこへ?な感じ。
まむしパワー復活?
いいえ、違います。
剛くん観劇モードでご来場。
わかりやすい・・・なぜに君はそんなにまでわかりやすいのか。私は観ておりませんが大阪ドームで剛くんは
「おれが(「SHOCK」を)観にいくことであなたは輝きを増す」
とか言っていたそうですね。
わかってらっしゃる。
最初からうっきうき状態の光一さん、指揮者姿のまんまで
「今日は剛が来てます!」
とご紹介。2F最前列で「どーもどーも」と言わんばかりに立ち上がって礼をする剛くん。
光ちゃん、全面的に嬉しそうです。
来場者のラッキーな皆さんに下敷きを上げるところでも
「剛、いるー?」
と声をかける。手を伸ばして反応する剛くん。
客はこっちだ。
とにかくもういたるところで「剛、剛、剛」
・・・・・・私の目には光ちゃんの頭上に「ばっかでーす」という立て札が見えるんですが。
なぜ、そんなにすきか?
いっそファンとしては「どうか?」と思う程にすきなのはなぜか?
コンビが仲良しなのはいいことだと思いますが、なんかこー帝劇全体を置き去りにしてどこか遠いところに行かれてしまったかのようで(笑)

それはともかく。
今日もよい出来でした。
ここのところはもう、1公演重ねるごとにこれまでのベストを更新しているようです。明日で楽かと思うと、ほっとする自分がいるのとは別に猛烈に寂しい気持ちになっている自分もいて。なかなか複雑な乙女心なり。
今日の「ハムレット」はまた格別によかったなあ。
いつかストレートで「ハムレット」をやってほしいです。新解釈の「新撰組」とかもいいなあ。ハムレットが「和」の要素を取り込んだものなら「洋」の要素を取り込んだ「新撰組」とか。
沖田・・・光ちゃんがやるなら土方でもOKだけど・・・が三銃士ばりの格好で細身で剣劇を繰り広げるのなんかどうでしょう。隊服が特徴的だから難しいかなあ。
でも、私は観たいです。
「和」のシェイクスピアがありなら「洋」の新撰組もありのような気がするんだけど。なに「SHOCK」ではくのいちが空飛ぶ世界がありなんだからなんでもありさ。

ここのところちょっと気になることはマイクの調子。
特にここ数日はなんだかよく衝撃波が聞こえるんですけど。なんでだろうか。
今日は特に「白鯨」のところでばりばりばりっといって、一瞬マイクが死ぬ。耳元にさりげなく手をやって持ち直すも、再び死ぬマイク。
えーい、と思い切った光ちゃんはそのまんまくぐもった音声で最初の長台詞を終えておりました。
ああ、おりしもこの公演には阪急グループ小林会長が観劇にいらしていました。
光ちゃんもオープニングで「樹里さんだけでなく、私も大変緊張しております」なんて言ってたのに。気合入ってて劇中劇はすごくいい感じで続いていたのに。
劇中劇の時にこういうハプニングがあると、かわいそうだなあ。素の部分ならなんとでもマイク直す部分が作れるのに「白鯨」や「ハムレット」の台詞がかっちりとしている一人芝居の場面だとそうそうはポイントが作れない。
それでも、芝居の流れを切らないようにあくまでも演技の一環です、といった風にさりげなーく耳元に手をやっている様子にちょっと感心してしまったりして。

ところで今日は前日の夜に突然声をかけてくれた友達からの棚ボタで最前列に座ってしまいました。
至近距離の迫力に瞬殺されることしばしば。気を抜くと殺られる、ってなもので。
内側からきらきらきらきらしている光ちゃんに太刀打ちできるわけなどありませんが、いやあ、すごかったです。
頭の上を飛ぶのもすごければ、すっと立ち位置で目の前に立たれても倒れそう。この位置だと、着地の時に光ちゃんが作った風に吹かれるんですよ。
ああ、風の王子様。
四大エレメンツで分けるとしたら光ちゃんは風ね。きっと風。次点は火。
二度目の最前列もすごい風景でした。
やっぱり綺麗な人だなあと思います。
でもそれだけじゃないんですよね。
あれはなんだろうか。どういうもので構成されたらああいうのができるんだろうか。
ずーっと魂が口からはみ出た状態でしたわ。
ほぼMAXのきらきらに、しばらく現世復帰不可能を確信。
やはり一番すさまじいのは「情熱」の風景で。
光ちゃんが歌い終わってから最後にたまらなくなったように手を振るんですね。あの、衝動に突き動かされて笑顔で手を振ってる顔が最高です。
この時ばかりは愛されてるなあ、と思います。
誰が?って我々観客が、光ちゃんに。
こういう時はお客も「光ちゃん」と叫ぶのではなくてただ大きな拍手で包んであげていてほしいなあ。今日はちょっと叫んでた人がいたけれども。
言葉ではないもので会話してる感じがいいんだな。
コンサートの時とはまた違う一体感がありますねえ。
おうちに帰った時、なんだか寂しくて仕方なくて。明日の千秋楽はちょっと自信がない私でした。