昨日は光ちゃんの出来が上々な感じになっていたと書きましたが、実を言うと口があんまりまわってなかったりしました。
疲れてんのかなあ、と思ったんですが。喉に虫がついてたみたいだしなあ、とか。
今日もやっぱりちょっと喉にきてる感じは否めず。ほとんど噛んでないんで昨日よりはいいな、と思ったんですが。技術としてできなくて噛んでるんじゃないんで、泡くったりはしないんですけどね。
ダンスについてはかなり配分が自分の中でできてきたようで。昨日に引き続いてよかったです。
初日、思いっきり舞台の出来を罵倒していた友人(いや、光ちゃんをじゃなくてあのストーリーとか構成とかをだけど)も「今日は普通に観れたわ、慣れ?」と言っていたくらいで。
いや、それは慣れたんじゃなくて光ちゃんが落ち着いたってことだと思うよ>Aさん・Hさん
進行のことごとくが全てスムーズになると、舞台そのものがちゃんと観れるようになってくるってことかな。
ただし、死にオチとか死にオチとかあのわけのわからない謎解きシーンとかミーさんの死とかの脚本が変わるわけじゃないけど。
驚いたことに、昨日は「ウエストサイド」のあたりでかなりよれよれっとした動きになっていたのが、今日はちゃっちゃと動けてました。さすがだ、あの人。昼夜公演の二回目だってのにあんな風にレベルアップしてくる。
ほんと、侮れない。
二幕の「ワールドアドベンチャー」ってもしかして光ちゃん死んじゃうんじゃないか?という程ハードなんですが、そのオーラスに控えてる「ウエストサイド」あたりになると、さすがの光ちゃんもへろへろな感じになってたんですよね。それが今日はびくともせず。いやあ、プロだ、あなた。
本日は歌のことなど。
今日の「solitude」よかったですよーーーー。イントロから倒れそうに素敵でした。舞台はじまって、ちょっと台詞なんかは喉に虫がついてる感じだけど、逆に歌は今が一番喉が開いてる感じがする。
綺麗に伸びておりました。素直にかーんと歌い上げる時の光ちゃんの声がものすごくすきです。
で、二幕のラスト近く。
前回のSHOCKで樹里さんが歌っていた「NewYork,NewYork」を光ちゃんがワンコーラス、はけて斗真、風間、東新のミーさんの縁に強くつながる三人が歌い継ぐというシーンがあるんですが。
この、「NewYork,NewYork」が、妙に、いいんです。
すごく光ちゃんの声が柔らかくて、耳に心地いい。
曲としては押しも押されぬスタンダードナンバー。
割とろうろうと歌い上げる印象が強いこの曲を、こんな風に柔らかく歌うのか、この人は、と。
私はとってもすきです。
ワンコーラスしか歌わないのは、次のシーンの準備とかがあるので仕方ないんですが、これは全編思い切って歌って欲しいなあ。
「あの日・・・」とかもものすごく綺麗に歌えてるので、毎回楽しみになってきました。
光ちゃんはまっすぐ歌うと実に優しい、柔らかい歌声になりますよね。
元々の声質として、光ちゃんは張る感じの声ではないんですが、耳に優しくていい感じ。
これは、本格的にボイトレの先生について徹底的に声量あげたり、声を出すトレーニングを積んでもらいたいなあ。冬コンの時もさすがにSHOCKの稽古中だけあって声が出てるよなあ、と思ってましたが、やっぱりこういうのは日頃の鍛錬がモロに出ますからね。
舞台をやっている人は、一年365日毎日鍛錬。それが舞台の人の宿命だと思って。
光ちゃんが落ち着いただけで舞台がいきなり締まっていい感じに傾いたように、主役を張る人のレベルが上がれば上がるほど、こちらとしては安心して観ていられるようになるので。
正直、光ちゃんが今のままでパーフェクトか?と言われればそうではないんですよね。
特に2幕の冒頭のスウィングのシーンは、もっとどうにかできるはずだと私は思います。マネキン相手のダンスももっとなめらかで本物の女性を扱っているように見えたらいいのにな、とか。ステップがなんとなくぎこちないよな、とか。
殺陣はずいぶん上達しましたが、ああいう型の美しさを求めるものというのに終わりはないので、もっともっと美しい動きを見せて欲しい。あれが上達するともっと違う「ジャパネスク」への可能性が出てくると思うので。
「NewYork,NewYork」の時も、コーラスが入った時にも負けない声量がやっぱり欲しいな、と思うし。
観客である私はどん欲なので、次は今日よりもっとよいものが観たい、と思ってしまうのですよ。
それにしたって彼の技術向上は目を見張るものがありますが。
今日は「白鯨」が。
船長、ものすごく喉に虫がついていて、ただでさえ声を張り上げて芝居するシーンが、全編濁点つきでしゃべっているような感じになってました。
喉、平気かな?ちょっと不安です。
芝居部分が割と少ない舞台ですが、劇中劇である「白鯨」が一番芝居入ってるかもしれません。
船長、かっこいいんだけど、今日はとにかく濁点台詞が耳についたです。
喉、いたわってね。
それにしても、光ちゃんに引きずられてか、斗真の芝居が日に日に熱くなっていってる気がします。いい子だねえ、斗真。
いい感じで大きくなっていってるみたいな気がする。
最後の「情熱」であっきー、斗真、風間と、光ちゃんの四人で踊ってる時の笑顔がいいです。ああ、ありがとうあなたたち。と素直に思う。
ところで本日物販で写真第一弾登場。
なんというか、前回と変わっていないところの写真ばっかりで(^^;;
これ、前のヤツと紛れたらわからないかもーと友達と言い合う。
イチオシは二幕ワールドアドベンチャー「スパニッシュ」の時の衣装。友達から「買ってきて」指示メールには力いっぱい「アンダルシアみたいなヤツ」と。
うん。そうだね。まだ舞台未見な人が観ても、あれがアンダルシア以外に見えることはないね。
いい曲だからもったいないんだよなあ。もっと違う印象の衣装とか照明とか演出にすればいいのに。あれはあれで悪くないんだけど、やっぱり「アンダルシア」の亡霊が見えちゃう。
全15枚 すべて光一さん写真 ¥7500 でコンプリ。スカなんて、今の光ちゃんにあろうはずがありません。ただほとんどが前回の衣装なんで、それがね。
あと、今日の特異点。
私が入ったのは夜の部なんですが、とにかくセットや小道具関係のミスが多かったなあ。
幕が落ちないのが何カ所もあったり、「スパニッシュ」の拳銃の音が最後出なかったり。たまーにこういう巡り合わせの日がありますが、今日は特にあちこちで何度も見受けられました。
トウマがNYに来て踊るシーンの片側の緞帳が降りてないのは痛かったなあ。翼がやってた時も一度同じ光景観たことあるけど。
ちなみに、昨日言ってた兄昇天時のミーさんのお手フリは実は初日からちゃんとあったことが判明しました。そうだったっけ??>観てなかった人 |