■2/11(wed)■
予想通りに写真登場。
12:20くらいについた時点で壮絶な列ができていて、すっかり断念。夜の部に入る友達に早く来てもらって買ってきてもらいました。
全17枚。もう同じショットが何枚あるかわからないものから、雑巾がけ写真(違う)から、月夜ノ物語のいい感じの写真とか、千年経のマスクを受け取るシーンとか。
観て思ったのは、赤メッシュが結構入ってるなあ、ということでしょうか。ビジュアルは最高です。言うまでもないことですが。昼公演入ってきました。リチャードでした。夜はハムレットだったそうで。私はなんとなくハム様にお会いできない気がしてきました。リチャードはものすごくよかったんですけどもねー。
なんかものにしてる感じがあって、こっちはもう見とれていればそれでいいような感じ。
かっこいいんだよなあ。そりゃアンも堕ちるってもんだ、としみじみ納得してました。
最後に己が築いた死体の山のてっぺんに倒れ伏すところなんて鼻血。リチャードが敵を串刺しにして吹き上がる血潮と同じくらい吹けます。
「馬をくれ!代わりにこの王国をくれてやる!」はいいなあ。ぞくぞくする。さて。
変更点がこの前観た時よりいっぱいできていた。
一幕。
「弁慶」で義経が上手でなく下手から登場して空を飛んでいた!いや、飛んでいたというより浮遊していた。
笛を吹きながら吊られるのは大変らしくて、ぷるぷる震えていた!よくなったかどうかは微妙だけど、とりあえず義経の存在はよくわかった。なんせ初日は気付かなかった位だからアピールしておかなくては演目の意味がわからないと思われたんだろうな。
「ジャパネスク」後に、正面のステージでバックステージシーンが展開され、リーダー・ナオ・あっきー・風間・光ちゃんが「コウイチたったひとりで幕を開けたステージ、気がつけばみんながいた」のくだりを会話し、コウイチの口から「N.Yのエージェントに呼ばれた」とみんなに告げ、続いて薄い幕の向こう側でツバサとヤラ・ヨネハナがN.Yに「行かない」の「行ってくれ」のとやりとりを交わすところ。
まず上手の壁のところに、リーダー・ナオが現れてエージェントからの招聘のくだりまでのやりとりを行い、続いて下手の壁にツバサ・ヤラ・ヨネハナが現れN.Y行きのやりとりを行う、と。
これはあきらかに前の方がよかったような。
特にツバサが病院のベッドにふせっていたのがただ椅子に座っているだけになったのはちょっとなあ。と思った。
以前花瓶を床にたたきつけていたところなんか、ツバサの葛藤をよく表現していたのになあ。多分次の劇中劇へのセットチェンジとのかねあいで、正面のステージを使いたくなかったのでしょうが、なんかちょっともったいない。
シャッフル演目は、あっきーひとりが出てきて淡々と説明し「ではあなたのたどりついた演目『リチャード3世』!」とやっていた。
これはブーイング起きる隙間を与えないから大正解。
返す返すも船長さんに「せぇんちょおさぁん!」と言う光ちゃんが観れなくなったのは残念ですが、ここは出ずっぱりだったので少しでも息をつけるならそれもいい。
二幕。
ナオが死んだ後、N.YN.Y前。ツバサがコウイチに「おれ、N.Yに残ってショーを続けようと思う」「がんばれよ」と、会話が入るように。
ああ、これはなんとなくわかりやすくなったかも。かも。ジャパネスクは何度観てもうっとりすぎて倒れる感じですが。
新作部分だけでなく、前からあった内容のところも光ちゃんの格段の進歩が観れる。もちろんバックに助けられているところもありますが(バックがいいというのはこんなに素晴らしいことなのかと)本人のレベルアップが見違えるようですよ。
月夜のノ物語は、以前よりずっとずっと優雅で美しくなりましたよねえ。
うっとりです。
あの衣装が効果倍増って感じで。しゃらしゃらと揺れる袖が光る度、優美な夢を観ている気分になる。
そういえば、この「ジャパネスク」のところでもちゃんと芝居は続いていて「月夜ノ物語」でまずは戻ってきた座長派のあっきー・町田コンビとハイタッチなんかしてにこやかにアイコンタクトとかしてるんですが「千年経」のところでは、戻ってきたいわばツバサ派の屋良・米花コンビはコウイチが目を合わせてきてもふっと外したりして、まだわだかまりはあるんだよ、ってやってるんですよね。
小さいところだけどなかなか効果的でいいな、と思います。
ちゃんとすぐ次のツバサを見舞う屋良・米花の場面につながっていくし、後々コウイチに離反して屋良が帰ってしまうのにも通じていく。こういうところが今回意外と細かいです。ところで今日はちょっとだけ真ん中よりになったので、ようやくエセロッカーコウイチさまのふんぞり返りぶりが堪能できました。
素敵!
偉そうで素敵!たまらん!
帝劇様、帝劇様。この方のお写真はぜひコマ撮りでひとつ!
もひとつ、席が中央に寄ったので気がついたこと。
N.Yについた時、グリーンルームの奥にはちゃんと「STARING KOICHI DOMOTO WORLD ADVENTURE」というポスターが貼ってあるんですねえ。端っこの席だと見切れててわかりませんでした。なんか初日前夜っていうのがよくわかるなあ。
絵柄はシェリフによる手配写真みたいなんですが(笑)
とりあえずいいから、つべこべ言わずに、売れ。
一幕「ホテルの一室」
ここはお食事場面で、「どけ、義理の弟」「わかったよ義理の兄さん」と家族関係説明しながら本当にもぐもぐやってたりするのですが、今日は「メロンとって、義理の姉さん」とナオに頼んで、他人のを取り上げてまでもらったメロンにフォークをぐさぐさつきたててました。
一体メロンにどんな憎悪の対象を見いだしたのか。
でもなんかかわいかった。えへへ。
さて、新説。
二幕の「崖」シーンでどうしてもわからなかったのが、摘みもしない花がなぜ天井からどすどすっと落ちてくるのか?ということ。
この前Pちゃんからメールもらってはじめて気付いたのですが、あのバックステージから崖に場面転換するところって、上手の上の壁にヒカルが映し出されてるんですよね。
要するにヒカルの導きでふたりは遠く離れた場所で気持ちを通わせあうわけですが。
現実では、ツバサの妄想・・・・というか心の景色なのだと思われます。
んで、あの場面まるまるツバサの妄想であるならば、現実には会話を交わしている「コウイチだと思っている何か」が実際にそこにあっておかしくないわけですよ。
・・・・・・えー。そんなわけで。あの白い花はヒカルがツバサに見せた幻のコウイチの正体であったと。
だからほら、ツバサが現実に立ち戻った時に「コウイチだ!」と思っていたものが、本当の姿に返ったわけですよ。
白い可憐な花(イメージフラワー:ひなぎく)ですよ。ほら、ぴったりだ!
……
………え?
ダメ?
・・・・・・・痛い?
てゆーか、てめえの頭が花畑?
そう言われるかなあ?と思ってはいたけど、一応みんなに話して聴かせたら、速攻でブーイング喰らった。えーと、マスゲームの時よりひどかった。
一応気持ちはわらかないでもないけど、口にしたらだめらしいよ。
えー。だめ?