■1/13(thu) soiree■


今日の光ちゃんはなんか、自由な感じがしました。
帝劇で放し飼い状態というのでしょうか?ものすごいVIPがいらしていたわけでもなく、なんだかすごくのびのびとしていた。
観ていた範疇では、ほぼノーミス。
若干台詞が噛み気味?かつど頭のリクープの説名台詞で一瞬トチったな!と思ったくらいで大層完璧な公演でしたよ。でも、とても自由な感じがした。
特に二幕のパーカッション対決からはとりあえず満点。
太鼓を叩く光ちゃんは真剣のあまり口が半開きになってくるのがなんかいいです。今日は梯子渡りも完璧でしたよ。素晴らしかった。
いい意味でリラックスして、肩の力を抜いて。余裕をもって完璧なものを作り上げるために演じているというか、そんな感じ。ちなみに二幕頭のステッキはやっぱり落としていなかったので、その時々でわざと落として次のネタに振ったりとかするのをチョイスしてるのかな?・・・・と思っておくことにします。
ツバサからリョウにバトンタッチして、若干台詞が変わった中にリカをツーリングに誘うリョウにコウイチが
「バイクはやめといた方が。嫌な予感がするんだよねー」
と、吊り橋から落っこっちゃったり「大腿部複雑骨折」(←以前のSHOCKのお医者さんが言ってた口調ママ)とか具体的な嫌な予感連発するところで
「リョウくんの場合は、最後にでっかい顔が出て、目がびかーって光って。to be continuedとか言っちゃったりして。で、最後にナンスィー!とか出てきて手とか振っちゃったりしてー!」
と言い出すんですが(笑)
to be continuedはともかく謎のナンシーを覚えていた光ちゃんに爆笑でした。この辺りの台詞は光ちゃん作だと思うんですけど、素敵。男前だ。きっとあれ観た誰もが同じこと思ってたから!

ええと、前日入った友人に聴いてはいたのですが、一幕「WORLD ADVENTURE II」のLove &Loneliness(スペイン)後、Shrine(神殿)の足かけロープのところ、衣装が替わっておりました。どうも、あれで今後いくらしい。
白の上下に、以前PJでやったポセイドンみたいな腹巻きがあった、大層綺麗な衣装から、パンツは前のスパニッシュのまま、上は腰までの丈のシャツ・・・ただし、布地はミラーボールのよう。あるいはマツケンサンバの衣装の布地を金色でなく、角度によって何色にも輝くようにしたやつ・・・になってました。あれでまわるんですから、まさに人間ミラーボール。
正直光線乱射しすぎです。あれは目にくる。目に。私的には前の衣装のがすきなんですが、一緒に観ていたAさんは「私はこっちのがすきだなあ」と言ってました。まあ、確かに目立つのは間違いない。これ以上光らせようとするなら、服に電飾仕込む以外方法はない、って感じだし。前のままだと他の人がみんな白だから、埋没しちゃうっていえばそうなんだけど。ううーむ。目が痛いぞ。びかびかだ。あんなに光り輝く衣装は生まれてこの方観たことない。
あとは、私成人の日の祝日に観た時には気付かなかったんですが、一幕の殺陣のところでリョウ率いる軍勢に向かっていくところ。コウイチが、自軍を鼓舞するために大きな声をあげるのって前からでしたっけ?
すっと見栄をきってから
「行け!」
と。これが、すごく倒れそうなほどにかっこいい。ざわざわーっときました。ざわざわーっと。
あとは、アルバイトの映画館のところで「Mission Impossible」のポスターを観てスパイごっこするところでは何度も
「ポスターに影響されて!」
と叫んでいた。月曜は確かにここ「ポスター観てやってんの?」とかなんとか言ってたけど、強調するように連呼することにしたのかしら?後からあっきーも連呼していた。確かに、音楽と紛れて聞き取りづらかったからこれはいいかも。
あと、OPのところで中央の緞帳のところにも以前までのSHOCKの映像が映ってたのっていつから?最初からあったっけ?こんなわかりやすいところの、たった数日前の確かな記憶がないぞ、おい。
今日も二階からの観劇でしたが、結構見やすいところでしたので、そりゃもう大層うっとりでした。
今まで一幕の殺陣のところは双眼鏡ガンミしてたんですが今日は我慢してずっと外してみました。
殺陣が、まるで群舞のようでした。
綺麗だった。計算され尽くした動きを集団が一糸乱れずやりとげている様子というのはなんと美しいのでしょう。うっとりしていました。
ものすごく綺麗だった。
光ちゃんが今回は「殺陣がすごい」と言ってましたが、納得。改めて納得。
あれは全員がきっちり自分に与えられた役目をこなしきらなきゃ作り出せない美しさですよ。殺陣を観て舞踊を思い浮かべるとは自分でも驚きです。
でも、ホントに、もしもこの先二階から観劇される予定のある方はちょっと我慢して双眼鏡外して殺陣を見守ってみてください。
あれも、群舞といって差し支えない動きだと、私は思います。
そうは言っても、SHOCKの場合チケ取りが大変すぎて「これくらいの席で観たい」とかなんとか言ってる場合じゃないのがとても辛いところですが。
私は今回のSHOCK大層すきなんですが、多分、光ちゃんの中で「ただ堂本光一だけを見せるためのSHOCKではない」という意識があって、そういうコウイチイズムみたいなものが全員に浸透してるからなんじゃないかなあと思えるからよけいすきなのかもしれないです。
今回、今までのところずっと二階から観劇しているのですが、群舞がとにかく綺麗なんですよ。
パターンはいろいろあるんですが、アルバイトのカフェのところにしろ、ショー部分のWORLD ADVENTUREにしろ、ジャパネスクの殺陣にしろ、IN THE CEMETERYや、その他全部。なんというか今まで以上にカンパニーの一体感を感じます。
ひとりひとりが自分の演じている役の大切さを自覚して臨んでいるような。
座長である光ちゃんをがっちり立てながら、それでいてひとりひとりが劇中にいきる人として自立しているような。そんな感じ。
あの集団の動きの美しさはその象徴のような気がしますよ。
三銃士の世界です。
ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために。
あの空間の中にいるととてもとても、いつもの年より少し上乗せで幸せなのはそのせいかな。
あとはコウイチの死、そのものには賛否両論あるでしょうが、とりあえず物語の進行上で「無駄死に」がないところがとてもポイント高いです(苦笑)だって、前回のSHOCK、人死にすぎだから。しかも最後の最後になって突然。え?と思っている間に死んでった。あれは、ないよな。
今回のSHOCKでのコウイチの死は、物語が求める必然の死と言っていいと思いますので、私は受け入れられるし、最後にコウイチが本当の死を迎えても「ショーは続いていく」というのもとても素直に納得できるんですわ。
今回はとにかく伏線の張り方が細かくて、まあ、わかりづらいっちゃわかりづらいところもある・・・っていうか満載なんですが。
Aさんに言われて、一幕のコウイチ階段落ちのところ、リョウが転がり落ちたコウイチに向かって後悔の演技してたとか、スペインのところでちゃんと出ようとして出れなかった演技を袖でしていたとはじめて知りましたよ。てか、さすがにそこは光ちゃんしか観てないのでわかんないよ!その伏線の張り方じゃ!伏線は誰もがわかるように張ってこそだから!
まあ、それは許してくれ。血塗れの光ちゃんを観る誘惑にはどんなものも勝てない・・今日の血糊吹き出るのちょっと遅くて、ホラーハウスみたいに白い扉(初日から数日経ってちょっとピンク色になってきた)から血が染み出てたけど>リョウくん
話とテーマはすごくわかりやすいのに、脚本をどうにかした方がいいと思うのは、いろいろとその辺りなんですが。
今回のSHOCKはいつにも増してとにかくショーを見せるために物語があるって感じなので、あんまり芝居をがっちり入れ込むとバランス崩れるとは思いますが。
とりあえず、真剣がなんでニューヨークの舞台の小道具として置いてあるかとかは考えまい。きっとリョウがコウイチ脅かすために持ち込んだんだよ。入手ルートなんか考えるもんか。
でも、あれが竹光から真剣にすり替わっていたことは、一幕の中でもっとはっきりわからせないと辛いと思うんだが。リョウが竹を叩ききったってわからないよ。光ちゃんが血糊吹き上げても残念ながらわからない。とりあえず、コウイチがアキヤマから刀渡された瞬間に、もっとはっきり
「アキヤマ、これは・・・真剣!」
とか、思い切って言っちゃってもいいかもしれない。うん、双眼鏡でよく観ればみんなちゃんと表情で演技してるんだけどさ。
コウイチは逡巡し、次の瞬間にはリョウに真剣とわかって刀を渡しリョウは驚愕をもってそれを受け取り一瞬の狂気に駆られていく・・・・うん、双眼鏡ガンミすればそこまでわかるけどさ。
と、脚本改善希望ポイントと改善案をつい模索する私です。
一幕ジャパネスクと言えば、銃に撃たれたコウイチが、群がる敵の雑兵を
「邪魔だ!」
と凪ぎ払ったところはかっこよかったなあ。あれ、アドリブかしら?ものすごくかっこよかったなあ。うっとりだったなあ。私も一緒に凪ぎ払われたかったわあ。

シェイクスピア劇で、カツゼツがどうのと心配していたのは遙か過去の話になった光一さんですが。
今回は短い間にハムレット王の亡霊・ハムレット王子・ヘンリー王の亡霊・ロミオと、四役を演じ分けるわけです。大変だあ。
特にヘンリー王の亡霊からロミオへの切り替わりが素晴らしく素敵でした。いや正直、亡霊2役は両方同じ演技なんですが、まあどっちも実の兄弟に謀殺されて怨みのあまりこの世に迷って出てきた亡霊役(しかもどっちも自分を殺した相手に妻を寝取られる)なのでありだと思われ。
とにかくその亡霊からいきなり幼くて愚かでそれゆえに周囲から愛されるロミオが出現するんですよ?しかも、衣装完璧。お衣装担当の方素晴らしい仕事だ。神のみ技だ、ありがとう。帝劇様お願い。早く写真出して。
新妻の死に直面して、自害の意志は決まっているもののなお、現実を受け入れられずに哀しくて仕方なくておろおろとしているロミオがもう、かわいいのなんの。ハムレットはこれに比べればはっきりとしっかりして己を持っている感じの口調です。きっちり演じわけてました。
いや正直、ロミオなんてあほでばかな子だとしか思ってなかったんですが、なんだよ、かわいいじゃないか。えい!
ところで今日は座長の堂本光一さん、この前二十六歳になったいい大人が帝劇で大層放し飼い状態でした。
ものすごいVIP様はお見えになっていらっしゃらなかったからなのか、それともジャニさんがいなかったりとかしたからなのか、なんかものすごく自由だった。アドリブも自由だった。
二幕、ホントは死んでるキュートゾンビ・コウイチがアキヤマの劇場に現れる場面。
自由だった!ものすごく自由な空気が流れていた!
いきなり東北弁ですよ?
「みんなどこいったんだ?」(語尾上ガル)その上「志村、後ろ後ろ」です。
ひとしきり東北弁です。時々出るそのキャラはどこから?あなたのどの辺の引き出しに普段はしまわれているというのか。オモチロイよ、光ちゃん。ギャグがというよりあなたの存在が!
リカに見つかった途端、股間押さえて
「みんなを驚かそうと思ったのにー!痛い痛い痛い痛い。ここ(当然股間)が痛い」(←なんて言ってたか正確には覚えてないけど、大体そんなことを口走っていた。とりあえず全壊状態。かわいかった。ものすごくかわいかった)
と床でのたうちまわる。
大の字になって腰を軸に360度回転。なぜ、まわる?面白いけど!
じたばたしながらまわる光ちゃんは犯罪クラスのかわいさでした。大体、みんなを驚かそうとうきうきしながら出てきた瞬間から周囲で「かわいい」「かわいい」「なんであんなにかわいいの?」とひそひそ声があがっていたよ。誰か取り締まれ。
床でぐるぐるしながら
「俺、だんだん壊れてくよー!」
と言う光ちゃん。
わかってるくせに(笑)あんた何やってんダー?(大笑)
メイサちゃんは反応しようがなかったらしく、そんな光一さんをまるっと無視。放し飼い。笑いを堪えてさせるがまま。
帝劇は自由なところだな!
光ちゃん自身に大分余裕が出てきたがゆえのアドリブですよね。なんだかもう安心していられますよ。ま、壊れてるとも言うけれども。
このSHOCKはずっと握り拳で息つめて!観てる感じなので、こういう息をふっと抜けるところがあるとほっとします。私はアドリブはあってもなくてもいい方ですが、いやさすがに今回は全部ぎっちりでもう、観劇後はぐったりです。一瞬たりとも気が抜けないから。
Wキャスト、錦戸くんはすごくがんばってますよ。演技については、リチャード以外は文句ないです。大熱演。
がんばってくれる子がいると、周囲もひっぱられる。いい感じです。まだまだ序盤。よい舞台を続けてください。

 

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