■1/16(sun) soiree■
相当ごっそりと何かが光ちゃんの中で燃えてしまったらしく。
昨日観た時もぎょっとしたんですが、今日観たらやっぱり一気に痩せていて、Aさんと「13日に観た時はそんなに感じなかったのに!」とひそひそ話をしてました。
やっぱり、胸の厚みが数センチいっちゃってるよ、光ちゃん。もうか。もうなのか!光ちゃんもっと脂!脂を蓄えて、脂!しゃぶしゃぶで脂わざわざ落とさずに、カルビ焼!なんかよく燃えそうなものいっといてくれよう。コブラとかはぶの粉じゃなくて!
・・・SHOCKの時期は毎回こうですな。
まだまだ腕の筋肉に衰えはないので、このままキープで。
あんまり心配しすぎるのもどうかとは思うし、あれだけのハードな舞台ですから、ある程度は仕方ないと思うんですけどね。
昨日、ハプニング?と思っていたマスタングに上手く乗れないコウイチは今日も健在でした。もう何が正解なのかさっぱりだ。
まあ、昨日はかなり本気で乗れなかったように見えたのが、今日は乗れないよう演出をしていたようにも見えるので・・・・・まあ、よくわかんないけどそういうことで。
二幕最後の「CONTINUE」で、オーラスに降りてくる布って白一色だとずっと思っていたのですが、薄い七色になってるのにはじめて気付きました。これは最初からなのか?すぐにできる変更とも思えないからきっと最初からなんだろうなあ。
今日は血塗れコウイチが奈落に降りていくところが絶対見えない位置だったので、ようやく一幕殺陣の最後で階段落ちしたコウイチを観て後悔の念にかられるリョウを確認できましたよ。
あと、スペインで出トチるリョウも視界に入ってきた。一生観れないに違いないと思っていたんですが。あんな一瞬だったのか。
ちなみに、リョウがホントは入るはずだったのにコウイチがつないだってのは、リカが現れる時に舞台上で輪が三つできていて、コウイチが上手側でポーズし、さっと中央の輪に入ってダンスを続けたことで表現してるのでしょう。その後のダンスはまあ、リョウが入った図が全く想像できないんですがそれはよしとしようよ。
AさんとRさんが、一幕の楽屋裏でのいさかいのシーンでリョウが明らかにおかしな様子で刀を持っていった演技をしていたと言ってました。前もちょっとやってたけど、今日は明らかに変えてきたと言ってましたよ。
そこはタンクトップの人観るのに忙しいからさー!
てか、そういう大事な伏線は会場の八割が初見でわかるようにしてなきゃアカンと思うんだがどうだろう。キャストの小さな所作だけで気付かせるようにするのはとっても映像的な手法なんだよな。
そこはリョウに「刀、持ってくぞ」くらい言わせとけ。あるいは他を暗くしてピンスポ当てとこう。
リョウ=刀を誰の頭にもインプットしといた方がいいと思うんだが。
初日見終わった時に会場のいろんな位置にいてそれぞれ色んな角度から観た十数名で初日打ち上げしたけど、誰一人ツバサの告白までそういうことになっていたとわかってなかったぞ。
反面、二幕の冒頭のリカが看護婦さんから何やらもらう場面でコウイチが死んだってところはほぼ全員がわかっていた。
つまり、そういうこと。そういや、たまたま劇場でMさんとRさんに会って話をしていたら、やっぱりリカがコウイチを刺す理由がわからないよね、という話に。
そうなんだよねえ。特に今は「今、あいにいきます」とか「黄泉がえり」で、あるいは古くは「ゴースト」なんかでも、大好きな人を亡くした人の気持ちっていうのは
「例えどんな姿でもいいから私の元に帰ってきて」
ということ以外にないと思うんですよね。で、戻ってきたら一瞬でも長くそのまま側にいて欲しい、って。思うと思うんだけどなあ。
女はよほどの理由がなければ惚れた男を刺すなんてできないよ。
例えば、死んだことに気付かなければコウイチの身が危ない(死んでるけど)とか。
実はもうリョウの方に気持ちが移っていた。とか。
もっと言っちゃうとリョウが逆上して「リカを殺しておれも死ぬ!」的展開でコウイチがリカをかばって誤って刺されるなら、わかる。
あるいはどうしても自分に振り向いてくれないコウイチに逆上して、とか。
その辺りなんか欲しいよな。
「光ちゃんってやっぱり女心がわからないのかしら」とぽつりとMさんが言っていた(笑)いや、あの場面を光ちゃんが書いたかどうかわからないから!とはいえ、他はおいとくとしてもリカがコウイチを刺す理由だけはどうしてもなあ。昔から女を描くことは難しいというけど、リカが恋に生きる女なのか舞台に生きる人なのかどうもその辺りが中途半端なんだよね。ま、リカを描く舞台じゃないからいいのかもしれないけど。
さて、本日は結構「うおう!」というまではいかなくても、小さなミスが重なっていたような。
リチャードで亡霊衣装の袖口からロミオ衣装が見えたのは初めてだったよ。マスクのところで、一発目にぞろっといっぱいマスクが取れちゃって直していたり、衣装の袖口からyoru-no-umiの赤衣装があんなに見えていたのははじめてだった。
石川さんまでスティック落としてたのには驚いた。また、それを、ミスだとわからないようにできるところがすごい。今日ははじめて観た妙技まであった。スネアドラムの台の支柱を使った技って初めて観た気がします。いつも石川さんところは双眼鏡でガンミしてるんですけどね。
ちょうど一週間、今日あたりが一番お疲れの時期かもしれないですね。そして疲れてくるのと比例して、光ちゃんが壊れることが可能な場面ではどんどん壊れていってますよ。
今日のみんなを驚かそうと現れる光ちゃんは
「光ちゃんのおかえりだー!」
とかなんとか言いながら走り込んできて舞台ですっころんで本気で痛がってました。
そして、例によって大股開きしてるところにリカが現れ
「いやあああん!」
と足を閉じ、「観ちゃいやん。恥ずかしい、恥ずかしい」とオカマ言葉で言いながら「いやん、いやん、いやん、いやん」と床の上をぐるぐる一回転半。ノリノリで恥ずかしい演技をしている間に、呆れ果てたリカがそっとコウイチを置き去りにして舞台を去っていることにも気付かず、舞台の端までいってつと振り返り、無人の舞台に本気で焦ってました(笑)
かわいすぎてどうしたらいいのかわからないよ!
なんでこんなことしといて一瞬でシリアス芝居に戻れるのかわからない。どこまでここでブチ壊れるか見物ですよ(笑)
さらにMAが来るところで、楽屋裏に隠れるところも一瞬コケる仕草していくわ、
「ばりばりのアイドルで!」
ってところで上のシャツをばっと脱いでセクシーポーズとったり、リョウの劇場に乗り込むところではジャミラ・・・シャツを頭にすっぽり被せた状態で走ってったりしていた。
この人はさー!もう、最高だ。リョウがかなりダンスいけてきましたので、ダンスバトルその他がそりゃもういい感じになってきました。10日にはあんなに止まって見えたのにとても滑らか。この短期間でよくぞ、と思います。大したもんですよ。さすがだ。
あとこれは絶対書いておかなくちゃいけないこと。
二幕は、一幕最後の血糊の後で光ちゃんがシャワー浴びてくるのでさらさらの前髪でやってたんですが、今日は座長分けになっていた!!!!
ずっと座長分けだった!!!!がーん。顔は確かにきっちり分けた方がよく見えるんだけど、いかにも今さっきシャワー使ってきましたっていうさら髪も捨てがたかったんだが。さら髪だと幼く見えるんだよね。
久々にものすごく座長分けしてたわー。リョウが10日には前髪下ろしていてちょっとうっとおしいなと思っていたら、すぐにきっちり分けて顔を出すようになってたけど、とうとう光ちゃんも前髪分けないといけない程に伸びたか。光ちゃんに関しては。
うーん、例えば演技にしろ歌にしろダンスにしろ、レベルアップということについては上限というのはないと思うのでまだまだもっと上手くなる余地はもちろんあります。
太鼓のソロも、あと少し速くならないかなあ、と思うところで終わってる。石川さんとのセッションもやろうと思えばもっとすごくできるんだと思う。
あの足はもっと高く上げられるだろうし、タップももっと複雑なステップを踏める。
歌ももっと沢山の表現の幅をもってほしい。演技もまだ幅が足りない。
でも、この人はすごい、といつも思わされるのは事実なわけで。
毎回毎回きっちりと観てわかる程の成長を遂げてるのがわかるのはすごいことだと思う。
こんなことが人間にはできるんだな、と思えることをさらりとやってしまうのはやっぱりすごいことだと思う。
たった一人の人がこれだけ多種多様なことを一定以上のレベルでやってのけて、座長がこれだけ出ずっぱりで、責任とプレッシャーを一身に背負っている舞台は他にどこにもない。
そのすごさは、SHOCKを何度も観ている観客の方が感覚マヒしてるのかもしれないな、と今回のSHOCKを観ていて思ったりします。
例えばフライングひとつとっても、あれだけ綺麗に自由自在に飛ぶってすごいことなんだけどもう、それが我々には当たり前なんですよね。
あの縦羽蝶のようなフライングはすごいことなんですけどあれが当たり前だと思ってる時点で、感覚マヒしてるんだよなあ。ジャニーズじゃなくてもいいけど、あれ他でやってる人ってどれくらいいるんだろう?あんなに綺麗に空を飛ぶ人って他にいないと思うんだよな。
個人的には光ちゃんに「世界一綺麗に空を飛ぶ人」の称号を差し上げたい。ホントにこの人が飛ぶ姿は綺麗だ。
そして、我々はそれがすごいことなんだって思う感覚がもう摩耗しちゃってるんだよなあ。
WORLD ADVENTURE IIって、前回は二幕だったじゃないですか。今回は一幕だけどマイナーチェンジしたと言っても内容の濃さには変わりがないのに、もう普通だと思ってる。
観客はどん欲だ。
でも、どん欲な観客がいるからこそどんどん精進していけるとも言えるんだよな。
確かに、ダンスは息を飲むほど綺麗だけど、振り付けはもっと新しい血を入れた方がいいと思う。新しいのに見慣れた感がどうしてもあるのは痛い。
一度観たことのあるものに対してはマヒした感覚が「普通」と思っちゃうんだよな。
それを今回ほど強く思ったことはないです。
いやあなんでかっていうと、一番大きいのは拍手。
さすがにキメのところでは拍手が起きるけど、フライングのところはねー。
赤布フライングって前回とかは大拍手の場面だったのに今回はあんまり拍手起きない。もっと言うとOPのフライングだって最初は拍手喝采だったのにみんなもう、それくらいじゃ拍手しないもんね。そういうのを観ているとつくづく思います。
私にしてみても、新作ダンスナンバーの多くに、初日すでに既視感を感じていたわけで。まあ人が考えられるものはパターンがあるので、だから振り付けには新しい血を入れた方が新鮮さを常に求める客を相手にするには必要なことだと思うわけですよ。
慣れっていうのはエンタテインメントにとって、活性剤でもあり最大級の危険でもあるんだなあ、と。
光ちゃんも大変だよねえ。