■1/30(sun) matinee■


祝・300回公演達成。
一口に300回といっても、あれを300回なわけで。大変なことだ。すごいことだ。光ちゃんに、カンパニーに心から拍手を。
で、帝劇さまは大層光ちゃんを愛してくださっているようで、昨日までは確かになかったはずの粋な計らいが、当日券チケット売場のすぐわきにある大看板に施されておりました。
SHOCKのポスターの上部に

2005年1月30日 昼の部
300回公演達成!!

と、白地に赤い文字(ゴシック書体)で。
さらにポスターを挟んだ下部に

ご声援ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。 堂本光一

と、こちらは白地に黒字(ゴシック書体)で書かれており、堂本光一の名前の横には本日の日付入りの光ちゃんのサインが。

ポスター前は黒山の人だかりとなっておりました。
私も写真撮ったんですが、さすがにサイトアップはできませんので、すみません。
多分千秋楽まで飾っておいてくれると思うので、もしも明日以降行かれる方は地上入り口のすぐ脇ですので御覧になってみてくださいね。もしもあっという間に撤去されていたりしたらすみません。

そんな、帝劇の愛を感じたエピソードでほっこりしながら300回公演がはじまりました。
ヒガシが来た日もそうでしたけど、300回のメモリアル公演だからといって光ちゃん自身に特別な気負いとか気合いとかは感じられません。
いつもの通り、いつものように力いっぱい精一杯の素敵なステージでした。アドリブの中にさえ、「300回がどうこう」というものはなくて、当たり前に上演し続けてきたSHOCKがこうやって区切りのいい上演回数を達成したということのすごさを改めて感じましたよ。
この人のこういうところはやっぱり、最高に男前でかっこいいと思います。
違うのは、多分私たち観客の意識の方で、いつもよりたくさんの拍手。たくさんの手拍子。ノリのいい観客席でした。
今日、マスタングに乗るところでは
「誰だ、お前?少し離れて・・・アキヤマじゃん!」
と。黒髪になって、すっかり別人と化しているアッキーをからかっています。ホント、アッキーって光ちゃんの和みキャラだなあ。相変わらずマスタングには一発で乗れることはありませんが、シートは後ろにしてもらえたらしいです。脚がつっかかるようなことはなくなってました。てか、誰がここんところシート前にしてたんだろう?
今日の映画館前ではミッション インポッシブルで「マイ グレネードランチャーだ」と言ってましたよ。なんのことやらよくわかりませんが、きっとすごい武器なんでしょう(笑)
……調べてみました。映画T2やバイオハザードの中でも使われていたらしく、連射可能なまあ、マシンガン。ランチャーによっては手榴弾を発射する事も可能、だそうで。そんなもんが脳内単語のストックにあるあたり、男の子ですなあ。てか、バイオハザードで出てきたから頭に残っていたに違いない・・・・・・その後、Mさんと「よく、あそこまでその名前を覚えてたよねー」と、とてもファンとは思えない会話をしたのはナイショの話。
二幕のゾンビコウイチが戻ってくるところは、
「ハァイ!光ちゃんでっす!」
と、ハイテンションで入ってきました。毎日半壊状態ですよ。
ラターニャとのダンスが終わったところでは、シルクハットをピアノの上に投げては落としを繰り返して「なんだ、お前はピアニストか?」と問いかけておりました。
リカが入ってきたところでは、大きく脚をおっぴろげて(失礼)
「はぁい、ご開帳!」
ご開帳ってアンタ・・・・・・と思っていたら、正座してリカに向かって土下座
「これはこれは、リカさんお久しぶりでぇす。ご開帳(はぁと)やだやだ、こんな自分・・・・って、どこみてんだよ!」
と自嘲と青木さやか(性別:オスver.)ミックスな感じ。ここはリカは絶対笑ったり相手になっちゃいけないところなので、笑いのこらえどころです。大変だのう。

今日はいつにもまして、一幕バックステージでのリョウとのいさかいシーンのコウイチが恐かった。
あんな風に怒鳴られたら、何はともあれ土下座して「私が悪ぅございました。お許しを、何卒お許しを!」と泣いて謝る。
あれに立ち向かえるリョウは漢だ!と思いました。すんごい、恐かった。めっちゃめちゃ恐かった。

WORLD ADVENTURE IIについて。
最初のAMERICAのところで、コウイチが・・・・というよりここは光ちゃんがものっすごい笑顔全開でした。
どうしたんだ?っていう位全開。
あとで友達と話したらどうも、一瞬振りを抜いてしまっていたらしい。よく観てんなあ(笑)
金ぴかのスーツで踊る姿はとてもすき。ここで脚を振り上げるところとか、以前の倍は上がるようになってますよ。身体をしっかり作っているからこそ、ですな。
ステージ上で三つの塊に別れて、上手・・・リョウ、下手・・・リカ、でセンター・・・コウイチのポジションで踊る時の振りと動きがツボです。
登場のちょっとジゴロっぽい感じもいいんだよね。
SHOCKをやるまでは女性とのペアダンスには縁のなかった光ちゃんですが、もうすっかり堂に入ってる感じです。
もともと上手い人だから、カンどころ掴むのも速かっただろうとは思うけど。とても滑らかで綺麗に踊ってますよね。
身体が柔らかくなったので、ああいうダンスの時の表現力が増した感じがしますよ。華やかで、いかにも「オンに来ましたー!」って感じを演出していてとてもすきです。
そこからジャングルへ移り変わる時の落差が面白くて楽しい。
ここはセットチェンジもかっこよくて、帝劇の大道具さんのいなせなお仕事に息を飲みます。ラスベガスかブロードウェイか?って世界で一番華やかなところから一転うっそうとしたジャングルの中へ。
舞台ってすごいなあ、と思ってしまう。
以前のWorld Adventureの時は、ジャングルでコウイチはインディー・ジョーンズばりの秘境ハンターみたいな風情でしたが、今回はケダモノです。
あんなかわいいケダモノいたら捕まえる。
そんな客席全員一致の意見に応えて、網で捕獲されるわけですよ>コウイチ
網フライングで戻ってきて時々じたばたしてるところがツボといったら怒られるだろうか。そして、網から脱出すると、くるんと身をくねらせるんですが、これがものっっすごくツボです。この舞台ツボだらけで、前半のところでくるツボなのでまま忘れがちですが毎回息を飲みます。なんだあの動きは!どきどきどきどきどきどきどきどき。
さらに!今回コウイチはケダモノなわけです。ケダモノ。猫科の肉食獣っぽいですよね。
網から逃げてから、センターで「がおー」と言うよりは「にゃおー」のポーズを取るわけですよ。ええい、これがツボでなかったら一体何をツボと言えばいいんだ?
「がおー」ですよ?「にゃおー」でもいいが。
なんかこう、やばい位にもやもやもやーっと私の中で何かが燃えたぎるんですけど、どうしたらいいんでしょう?
なんだ、あの生き物!捕獲!今すぐ捕獲!
あの振り付け考えたの、サンチェさん?誰?今すぐ握手求めたい。あんた、いい仕事したよ!ものすごいいい仕事だ!
タップコーナーでは、ラターニャの誘いに応じて、割と多くの手拍子が。おお、こんなの初めてだよ!
スペイン。
コウイチのひとりペアダンスがすきです。ものすごく優雅でいい。ついでに言うなら、途中からリカのソロダンスになってしまったけど、上がっていく台の上からペアダンスしている二人を指さすポーズがすきだった。
歌詞の内容に合わせてソロダンスになったんだろうけど、見栄えとしてはペアダンスの方がよかったなあ。
ギリシャは、足ロープも去ることながら、短いけれども全員のピルエットがすき。
光ちゃんが一際美しく回っております。下手すると誰かが一回転する間に三回くらい回ってますよ。余程のことがない限り軸がぶれることのない一本の針のような綺麗なピルエットです。また衣装が人間ミラーボールになってから余計きらきらするから大変です。
ホントに綺麗。

殺陣のところはどエラい男前なコウイチですが、以前Mさんが言っていた、シシガミさまを取り外してから最初の敵を仕留めるところの「はぁっ!」という気合いの声がめちゃめちゃ素敵です。かっこいいです。二階でもきっちり聞こえます。そのまんまもってかれます。うひょー。
何度か刀を投げ渡されて、ぽんと受け取るところがありますがそこも!そこもかっこいいです、ホントごめんなさい。なんだかわからないけど謝っておく!

今日は大階段からの階段落ちの仕方が、真っ直ぐではなくて一瞬斜めに手すりの方に向かって転がっていったのが恐くてひやりとしました。身体をくの字に曲げて方向を変えていた感じ。最後はなんとかちゃんと階段下に落ちてくれたのでほっとしましたが。
ああいう時でも対処方法をきちんと心得て冷静に実践できるんだなあ。そうじゃなきゃ困るけどうん、なんかすごいな、と思った。

ダンスバトルは、大体いつもリョウのダンスを最初は笑いながら後に段々表情が真剣になっていく感じが常なのですが、なぜか今日はずっと笑顔で見守っていた。何かあったのか?
笑顔笑顔。

今日は300回公演でしたので。
カーテンコールで幕が開いたら、電光パネルに、青い灯りが点り、

祝300回公演達成
SHOCK
ご声援ありがとうございます

という文字が。会場大拍手。
光ちゃんのごあいさつももちろんそのことに触れております。
「今日のこの公演は300回目の公演でした」と。最後に銀テープが飛び、お祝いの華やかなムードを演出しておりました。
スタオベで二階席の半分が立ち上がり、後から帝劇の職員さんに撃墜されてました。うーん、やっぱりですね、わかっていて立った人がいたならそれはどうかと私は思う。視界遮られてわかっていても仕方なく立った人もいただろうなあ。
他の公演ではやっているからとかじゃなくて、SHOCKでは今のところそういうことになっているわけで。いやぶっちゃけたところ、そうやってスタオベしてる人が側にいてあるいは視界の中にいて、撃墜しに職員さんがやってきてごちょごちょやられるの、迷惑なんですよ。
一回しか観ないとか、何回も観るならどうとかじゃなくて。
一回、一回が特別なので他の余計なもので気が散るのがいやなんですよね。もーそれだけっす。
スタオベ以外にもキャストに感動を伝える方法ならあると思うけどなあ。
それはともかく、300回記念だし、とみなさんしつこく拍手。
期待に応えて座長さまおひとりで登場。
「先ほど言いましたように・・・」
と言い出した時点でなぜか、会場が笑いが起きる。不思議顔の座長様。
「なんでそこで笑いが?」
と言ってましたよ。静かにお話を聞くみなさん。
「最初のMILLENNIUM SHOCKがあったからこそ、今日がある。SHOCKに関わったみなさん全てお礼が言いたい」
と。
「ホントに、ホントにありがとうございました!」
と深々と頭を下げる光ちゃん。会場大拍手。
そして、顔を上げて再び話を始めようとする光ちゃんでしたが、なぜか気の早い緞帳が数十センチほど降りてきて、大層中途半端なところで止まる。
不思議そうに見上げる光ちゃん。会場大爆笑。
見上げてる内にするするっと気まずそうに上がる幕。会場拍手。で、ようやく話を再開する光一さんです。
そう。錦戸くんが明日で楽を迎えるのですよ。
「錦戸ももうすぐ、千秋楽を迎えてしまうわけですよ」
と、下手の舞台袖にいるらしい亮くんをちょいちょい、と手招きして呼ぶ。手招きですらかわいい。何だこの人は。会場大拍手の中出てきた亮くんは開口一番
「すいません」
と謝ってました(笑)
「錦戸の成長にもホントにびっくりしてます」
とこれは、多分まごうことなき本音でしょう。そう言って、改めて観客にお礼を言ってここで幕。最後に二人してお互いに小さい拍手をしあっていたのがかわいかったです。
その後もみんなして必死に拍手してましたが、そのまま幕。
ホントはカテコで出てきてもらうためにじゃなくて、単にいい舞台を見せてくれたキャストのために最後に大きな拍手が自然発生的に起きてくれたらもっと嬉しかったんだけどな。
そんな感じの、いつもと変わらないけどやっぱりちょっと特別仕様だった300回目でした。

 

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