■2/27(sun) matinee■


二月はほぼ一階席でしたので、この眺め久しぶりだなあと思った楽前の昼公演。
二階席で観るのはこれが最後。
なので、なるべく双眼鏡外して観ていました。
V6・三宅健くん来場。
アドリブネタはまず、一幕の小言を言うアキヤマに対する
「べらべらうるせぇんだよ、笑うせぇるすまんの喪黒福造みたいな顔して!」
に対してアキヤマが
「俺はあんなに歯が大きくねえよ!」
リクープの説明をしながら現れたコウイチ、いきなりアキヤマを指さして
「どーん!」
受けたアキヤマは「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉ」と喪黒福造笑い(笑)
えーと、何の台詞だったか……「ま、俺達には全く関係ない数字だけどな」のところかな?コウイチの声が突然声がひっくり返っちゃって本人もびっくりしてました。
マスタングに乗るところではまた「F1話をしながらドライブ」と主張するコウイチがアキヤマに例えばこんな話と「ディフューザーを何センチどうたらこうたら」言い始めた瞬間に「マニアすぎて誰もついていけないから!」と。「安全運転でね」というアキヤマの声にぎゅんぎゅんハンドル回しながら去っていくコウイチです。もちろん例によってカギなしでエンジンかけていくわけで、マスタングのカギを受け取ったアキヤマは
「あのF1オタク、どうやってエンジンかけたんだ?」
と言っておりました。
バイト明け、頭を落ちてきた壁にごっつんしたコウイチは
「178cmある身長が縮んじゃう」と言えば「今、20cmくらいサバ読んだぞ」とぽつりと声が(大笑)あれはヨネハナでしょうか?
金ぴかジャケット着て出てきたアキヤマに、コウイチはわざと反応せずじっと静止させ、ぷるぷる震えがきたアキヤマに敢えて「もう一度同じことやれ」とプチいじめ(笑)応えるアキヤマに冷たいのはお約束ですよ。
いつだったか一緒に観たSさんがリカが持ってくるニューヨークモーニングタイムスのコウイチの写真が「ぴかちゃんだった」と言っていたことがあって、それを聴いた後はもうずーっと一階席に入っていたせいで「今日はマメマンだった」とか言うのをきいても確かめようがなかったんですが、今日は観てみたら、今日に限って!普通の男前写真だった(笑)あれは、アニバのジャケットの写真ですかねえ。ちなみに昨日は一階席ながらもちらっと緑色のものが見えたので恐らくマメマンだったんじゃないかと思いますがどうなんでしょう。
もうひとつはじめて気付いたのは、このシーンの時って左右の壁にニューヨークモーニングタイムスの紙面がちゃんと映像で映し出されていたこと。多分前からなんでしょうけど、いかにここ、私がコウイチに一点集中して観ていたかよくわかりました。
細かいところだと、昨日、Hさんはじめ友人一同に二幕のツバサVS直の対決後、コウイチがマスクつけて出てくるところで直さんが舞台上手の甲冑をスティックで叩いている、という場面。はじめて確認しましたともさ。最初からやっていたそうですよ。なのに、はじめて観た。
舞台は観客が観る場所を選べるので同じ舞台を観ても、全く同じものを観ているとは限らないというものではありますが。えーと、ホント知らないことがまだまだありそうだよ。
二幕のマスクは、昨日真剣に観ていたんですが、コウイチの顔にぴったり張り付くのではなくて割と間が空いていた。顎の部分が解放されているホッケーマスクに皮を被せているっていう感じに近い気がします。あんなものをぴったりつけていたら苦しくてあんなに動けないよなあ、と思っていたら、空気の通りは結構よさそうなので安心した(笑)
アドリブといえば外せないのは、、二幕登場ですが今日は珍しくジャミラじゃなかった。
普通に走り込んできて大きく「ぼっくこおちゃん!」小さく「光ちゃんでぇす」
今日は大人しめ?と思っていたんですが、リカに見つかった後で「まだ見つかってない」といきなり、この人客席に降りましたよ。
最前列の人、いきなり降ってきた光ちゃんに悲鳴あげていた。いいなあ!
客席から「見えてない」やった後、ステージによじ登りいきなり客席に向かってお尻突きだして穴隠して「観ないで!」あんた、そーくるか!
そうして、リカに「久しぶりに会ったんだからそんな顔しないで。笑顔笑顔。笑顔笑顔」と主張して見事にリカの笑顔を勝ち取ってました。なんか言い方がかわいかったですよ。
それからそれから。MAに再会した後でアキヤマが
「俺に惚れると、火傷するぜ」
の後、ヨネハナがえづいた後で、コウイチはかわいいこの声で
「惚れた(はぁと」
と言ってましたよ。想いが通じたらしい(笑)

今日は二階から割と全体を観ていたおかげで、普段観れなかったものがいろいろと見えました。
はーじめて。
リチャード三世で、葬儀人の一人がするりと黒マント脱いで真っ白いヘンリー亡霊衣装になるところをちら観ましたよ。あのマントをどう処理しているのかはさっぱりわからなかったけど。
ロミオは当然ガンミでしたが、今日はなんか墓と一体化してる人の着ていたマントがふわりと寝床のように死に位置(やな言い方だな)にあって、なんか柔らかそうな褥になってました。無性に嬉しかったんですが、どうしてでしょう?あのロミオ様には少しでも柔らかな寝床に横たわっていただきたいじゃないですか。ええ、私マジです。
ロミオ様と言えば、今日のロミオ様は毒杯をあおる寸前、わずかに躊躇う間がありました。
最高です。
若いロミオは情熱のままに死を選ぶのですが、最後の一瞬に戸惑いがなきゃ嘘だと思うので、あの間はいい感じでした。うっとりでした。
光ちゃんはぜひとも全幕ロミジュリやるべきです。
ええと、相手役は私、かなりうるさく文句言いますよ。なんなら一人芝居とかでも構わない。
一度光ちゃんは徹底的に役者にだけ専念して、イチ素材として外部の腕のいい舞台演出家に身を委ねてみることが必要だととても思います。
ジャニーズのやり方はあれはあれでいいのかもしれないけれども、それを選択するにあたって他を全く知らないと言うのはやっぱり問題があると思う。外側から観るだけじゃなくて実際にその中に入ってみて、それで、ジャニーズのやり方を選択するのなら、それは光ちゃんの自由だけど。
うーん、やっぱりヘンリーの濁点台詞がとても気になるので、そのように思うのですよ。
あと、随所でイントネーションが微妙なところがある。
それは、演技だけを専門に観る人が指摘すればすぐに直してこれるところだけに、もったいないと思ってしまうのですね。ぜひ。ホントにぜひ。
それから、今日は幸運にも二階の前の方で観劇しましたので、ラダーフライングがとってもとっても近くて泣けた。
客席側のラダーにとりついて、対面を観るときのコウイチのうなじがね!すごかった。ものっすごく美しかった。なんだあの綺麗な線。うっとりだ。
うーつくしーーーーーーーー。
あの張りつめきった緊張感がたまらないんですが、その緊張の中にもあんなこう曲線の優美なものがあるっていうのがね。なんかもう、神様ありがとう。とか普通に思いましたよ。
死せるロミオとして横たわってる時の鼻の穴でさえやっぱり綺麗だった。
ええ、私、マジですから。

いよいよあとふたつ。
カーテンコールの光ちゃんは、たくさんの拍手をもらって
「この期待には応えなくてはいけないな、と思います」
と昨日に続いてもうしておりました。

いよいよ、明日は千秋楽です。
最後までどうぞ、よい舞台を。

 

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