■3/4(sat)■
週末に「写真増えたよー」と友達からメールもらってましたので、張り切ってご購入。
13枚。よかった、16枚じゃない、と小さく喜ぶ私。あんまり変わらないから、それじゃ。
それにしても今回は出たばかりですけど、大体いつ入ってもまんべんなく階段下まで並んでいる写真売場の盛況ぶりよ。
二階席だったら、開演直前とかにさっと買えたりするんだけども(なんせ「光一くんの新しく出たやつ、全部!」って言えばいいだけだから。オーダーシートいらずだから)普通に並ぶと30分くらいは普通に覚悟しなくちゃいけません。
今回の中ではバックステージでの黒タンクがお気に入り。さて、舞台です。
一昨日観て以来、どーも殺陣のシーンは私のどこかにスイッチ入れるようになったらしく、殺陣で涙する私がいます。
鉄砲で撃たれたコウイチの元にばっと仲間が駆け寄り、そのために銃の餌食になって、ばたばたと倒れていく。その様子を見て地面を拳で叩いて慟哭するコウイチの姿があまりにも哀しすぎて。
更に、鉄砲で撃たれる前、コウイチが舞台下手のところで抜き身の刀を肩におき、峰の部分を滑らせてすっと持ちかえるところ。
ぎろりと敵軍を睨むあの目つき。
なんですか、あのかっこいい生き物は。
素敵すぎて魂抜けるから!やばい、やばいよ、あの人やばい!
殺陣はこういった見栄を随所でいっぱい切っているので、大変です。ひとつひとつ何かいいあつらえのケースに入れて飾っておきたい感じです。
かっこいい光ちゃん大好物の私はうはうはです。「あの」光ちゃんをして「大変」と言わしめる20分に及ぶ殺陣。
実は最初は「長いかなあ」と思わないでもなかった殺陣が今一番の楽しみどころになっていたりもするわけで。
ちなみに、あの殺陣は大体どんな物語なのかを友達に語ってみたら大爆笑された。
ええ、私は時代設定から組立てますよ。
年末大型時代劇・二夜連続五時間枠をもらいました(笑)とりあえずすばる新人文学賞からいってみましょうか(笑)
なぜ「花魁」をあんなに立派な二人の武将が奪い合って死闘を繰り広げるのか?
そこがとても疑問だったので、自分の中で「これなら納得がいく」という設定を考えたらそこに行き着いたのですが。
楽しみが多すぎますよ、SHOCK。ところで今日はじめて気付いたことが。
コウイチとツバサの衣装なんですけども。一幕のブロードウェイ見物の時は
コウイチ……黒いジャケット、赤いインナー
ツバサ……赤いジャケット、黒いインナー(←インナー白かも。リョウの写り込んでいる帝劇写真は白いインナーなので……えーと、どっちかです(苦笑))二幕告白シーンでは
コウイチ……赤いジャケット、白いインナー
ツバサ……白いジャケット、黒いインナーと、どこまでも真逆にしてあるんですね。以前のSHOCKでは全員全く違う色合いの服を着ていたこともありましたので、もちろんこれはわざとやってるのだと思いますが。
こんなところにも、二人が悲しい対立をしてしまう暗示があるのだなあ、とものすごく細かい所ながら感心してしまいました。細かいと言えば「It's a Wonderful Day」でヨネハナがちゃんとソフトクリーム持って嬉しそうに踊っていることに最近気付きました。確かに屋上で「アイス食べたい」って言っていたけども!こんなところもしっかり辻褄あわせてるのか!
SHOCKの話をしていると「これ知ってる?」がいっぱい出てくるんですよね。
大体「あ、それはずっと前から」「それ初日から」「それ去年から」と言われるんだけど(笑)
友達に「二幕でコウイチが帰ってくるところ、ラターニャは決して直接コウイチの身体に触れてないの知ってた?」と訊いてみたら、結構知らなかった。ちょっと自慢毛が伸びた。
二幕はリカ以外、告白までコウイチの皮膚に直接触れる人間はいないんですよね。だからコウイチの身体が冷たいことに気付く人はいなかった。ラターニャは抱きついてすりすりしてたんだからわかりそうなものだが、そこはそれでおいておくとして(笑)LOVE&LONELINESSで、ツバサが出とちりしなかったら一体どんな構成になっていたのか。
そんなことも観ながら考えてみたり。
多分。登場・タップ・靴履き替え・センターでダンス
ここまでは我々が観ているものと同じ。
その後に上手・下手・センター奥にダンサーが三つの輪を作るところがあります。
劇中の本来は
上手……コウイチ
センター奥……ツバサ
下手……リカ
で、コウイチは上手のダンサーの輪の中で踊ってそのまま袖にはけ、コウイチが踊っている間に下手から出てきたツバサとリカがそのままペアダンス。リカがはけるのと同じタイミングでツバサがはけ、コウイチがセンターでダンス→台宙。という流れだったんじゃないかなあ、と結論してみたのですがどうでしょう?ここのダンスはほとんど去年と同じなのでDVDでご確認くださいませ(笑)
ハズしてないと思うんですがねえ。どうでしょう。ところで「夜の海」ですが。
私は曲途中でツバサとリカ、アキヤマ、ヤラの独白が入る今年のVer.より去年の一曲踊り抜く方が好みなのですが、実は今年の「夜の海」で新たにできたツボはアキヤマが独白を終えて一瞬スポットライトを浴びたMA四人とツバサ・リカがたった一人で踊るコウイチをただ見守る場面だったりするんです。
一人走り続ける姿を見せることでみんなを引っ張ろうとしたコウイチの姿を、じっと見つめる。
そしてたまらずコウイチの元に走り寄っていくアキヤマたちの姿がものすごく切なくてたまらない。
うーん、悩ましい。
去年の方が私はすきなんだけど、でも、あのみんなが見つめる真ん中に一人で舞うコウイチの姿というのもとてもとても切なくて寂しくてでも柔らかい光景だなあと思うんですよね。
最後に踊り終わったコウイチひとりにピンスポットが当てられてふと上を仰ぐと、桜の花びらが舞い落ちてくる。
ああ、この瞬間に神様に「見つかっちゃった」んだなあ、と思います。
なんだかここはもう、神々しいですよね。
ぽーっとして何も考えず見入っていると、いきなり視界がうるっとくる。
みんな大好きな「夜の海」は愛されるだけの理由があるなあ、と毎回思います。
近くで観ても、二階の一番奥の席から観ても。
言葉なく舞う姿がこんなにも多くを訴えてくるんだもんなあ。
ううう。