■3/18(sat)■


祝!400回です。

今日入れない友達一同から「看板出てたら写メよろしく」と言われてましたが、今回は特にメッセージの類は出ておりませんでした。

まさに、SHOCKに恒例なし(笑)

あるとしたら、千秋楽の座長胴上げくらいか。それはひとつなくさない方向で。他の恒例なくてもいいから、それはひとつ。キャストの皆様どうぞよろしくです。

あ、その代わりと言ってはなんですが「獣王星製作委員会」様より「400回おめでとう」の新しいお花が届いておりました。今回特にお外に400回メモリアルみたいなものは用意されていなかったため、帰りにはお花のところがものすごい人だかりになっていた。みんな写真撮っていた。

諸事情により(苦笑)ものすごく体調悪い状態で行ったわけですが、始まってしまえばそんなものは吹き飛びます。いや、ちょっとウコンをドーピングしたけど。ありがとう、Sさん。
ええと、もう書かなくてもおわかりかと思いますが、400回の記念公演であったとしても、座長以下キャストの皆さんに特別な気負いだとか400回だからやっちゃうぜやっちゃうぜ!的力みなどは一切ございません。
いつも通りの全力投球。
いつも通りのEndless SHOCKでしたよ。

あ、ええと「NY NIGHT」で出だしのワンフレーズ目声が出ずにっこり笑って手を組み直して音楽待って2フレーズ目から何事もなかったかのように歌い出していたけれども。
最初の一声目は発していたもののマイクが反応してなかったのか、それとも単にずれたのか。まあ何もせずに2フレーズ目で復帰してたから普通に出なかったんだろうけど。
最近では珍しく、マイクの調子が悪くて「ロミオとジュリエット」の出だしのところがものすごく音がこもって聞こえていたけれども。そしてそれを、仮死状態のジュリエットに駆け寄るロミオが自力で直していたけれども。
一幕・ツバサに掴みかかるところで勢いあまってドレッサーのスツールがころん、と転がってしまったのを自ら拾って戻してたりしたけど。
やっぱりあごの下のところあたりからごっそり肉がそげ落ちてたけども。
うん、あと少し。あと十日だ。私は無事の完走をただ祈るよ。それしかできないし。

リボンフライングの後の和太鼓ソロがいつもと違って聞こえたので後からその辺りに明るいMさんに尋ねたら「持っているばちが変わっていたからそれで音が違って聞こえたんじゃないか」と。
なるほど。

ところで、最初の頃から大分芝居が変わっているな、と思う光ちゃんですが。
今日のはとてもすきな感じでした。
その日によってご本人のあるいは観ているこちらの体調とか、これは観ている私自身のその時の気持ちのあり方で大分捉え方は変わってくるもの、と思ってはおりますが。
なんというか、一幕の楽屋とか二幕の告白は割と最初の頃ずっと叫んでる、というか怒鳴りあっってたなあ、という印象でしたが微妙な抑揚がついてすごくすきな感じになっていました。
緩急と抑揚、それといい感じの間。
毎回毎回入ってるわけではないので、その辺りが今日はここ最近の芝居と比べて本当のところどうだったのかはどうだかわかりませんが、でも、今日はよかったです。
とてもすきだと思った。
舞台後の飲み会で一番「よくなった」というところで友人たちと一致したのが二幕・シェイクスピアシリーズの「ハムレット」でしょうか。
この、ハムレット王子の方が!多分光ちゃんハムレットはシェイクスピアの中でも一番数多く観ているはずなのですが、これが近頃滅法よい。

ドロドロに溶けてしまえばいい!

の絶叫の前に畳みかけるような台詞の言い方が、もーのーすごーく、色っぽいんですよ。なんだあのフェロモンは。ざわっとする、ざわっと。
Endless SHOCKになってからはどちらかと言えば「ロミオとジュリエット」のロミオに皆さん目が行きがちだったように思われますが、このハムレット王子はいいです。ものすごくいいです。
やろうよ、光ちゃん、ハムレット。
がちがちの鬼演出家の元でやろうよ。じたばたしたくなるほどに観たいよ、私は。
ちなみに今日のこの回、ロミオが毒杯をあおる前の

愛する、君のために

の「愛する」がちょっとかすれ声でこれまた男っぽくて私は客席で昇天しかかりました。
ロミオは幼すぎる声で言ってくれる方が好みだったんですが、いや、かすれ声ロミオもいいかもしれないとか思いました。

あ、そうそう。
今日は二幕でみんなのところに帰ってきたところで、コウイチがアキヤマに向かって「お前の顔は癒し系だな」とぽつりと言ったんですが、そうしたらアキヤマが「おれ?」とばかりに自分の顔をちょいと指したんですよ。
そうしたら客席バカウケになっちゃって、一瞬ほわーんとした感じになりました。
座長以下、屋良ちゃんや町田たちが一丸となって戻したけど。

さて、400回です。

いつものフィナーレの後でお客さんの拍手に応えて緞帳が上がると、いつも座長ひとりで立っているはずが今回は全員が並んで立っていました。
バックのパネルには

祝400回 Endless SHOCK

の文字が。
400回のところだけがきらきらっと輝いております。スタッフさんそこは凝りました。
にこにこしながら立っている光ちゃん。
マイクを握るは、あっきーです。どこぞの歌謡ショーのごとく

「司会を務めます、私秋山でございます」

とはじまりました。
今回は最初から400回記念セレモニーを用意していたみたいですよ。
セレモニーと言いましても、MA全員と翼くん、そして最後に座長からごあいさつをするというだけのいたってシンプルなものですけれども。
翼君にごあいさつをしてもらうというのは何となくわかるのですが、MA全員にマイクを持たせるというところに、光ちゃんのMAに対する計り知れない信頼と愛情を感じました。
向けられているそういった思いをわかっているみんなの言葉もとても心のこもった嬉しい、頼もしいものでしたよ。
「光一くんが必要としてくれる限り、バックアップをさせてもらいたい」
「光一くんて、素敵ですよね」(←誰が言ったかは書かなくても……わかりますね)
「一生ついていきたい」(←誰が言ったかは以下省略)
翼くんはごあいさつの最後に「光一君のこと尊敬してます」と、ぽつり。ああ、私もしかしたら翼くんの口からそんな言葉聴いたの初めてかもしれないという位のディープインパクトでした。
座長は、ひとりひとりのあいさつをにこにこしながら聴いておりました。
なんかその姿がとてもいい感じだった。
400回のステージで「あいさつしなさい」と言われて、仕切り担当のあっきー以下、MA全員すごく緊張していたと思うんですが、それをちゃんと見守ってるんだよなあ、という感じ。亮楽の亮ちゃんを見守ってる時もこんな顔をしていたなあ。
今日の主役は、どう考えたってアナタでしょうに。
SHOCK以前、私は「堂本光一という人はどちらかと言えば弟ポジション」の人だと思っていて、誰かの兄貴分とかリーダーとかよりも、かわいがってくれる先輩を慕う図というのがはまる人だったのに、いつの間にか当たり前に全部の中心で先頭に立って引っ張る人というのがナチュラルにはまる人になっていた。
二幕最後の「CONTINUE」で、コウイチを頂点にして、オールキャストがピラミッド状に並ぶあのシーンが象徴的ですね。あの図はまさに今現在のEndless SHOCKそのものだと思っています。だからあんなに眩しいんだな。
SHOCKがなかったら、こんな当たり前に全部の中心で先頭に立つ姿が当たり前に思えることはなかったかもしれない、と思いました。
最後に座長から。
「堂本光一とおもい……」
明らかに「堂本光一と申します」と言おうとして失敗し
「堂本光一と思います。以後お見知りおきを」
とぺこり。会場拍手拍手。
和み系というかかわいい系はまだまだ絶賛キープですよ、座長。
なんというか、座長のごあいさつは全体的にカミカミでぽわーんとしてました。大層印象的だったのは
「さっきMAがバックアップしてとかって言ってくれていたけれども、おれはみんな同じ板の上にのっていると思っているから」
と。
「秋山以外はな」
と付け加えるのも忘れません。
「今めちゃめちゃ感動してたのに!」
と笑うあっきー。信頼しきっている人ですから。
光ちゃん以外には唯一400回やってる人か?と思ってたんですが、いやいやもう一方いらっしゃいましたよ。
ダンサーの赤坂まりさん。彼女も400回だそうです。
「ヨメにも行かずに400回」
と繰り返す光ちゃんに「かわいそー」と客席からいや、その発言もちょっとひどい、というような声が飛んでおりました。
お疲れ様でした、400回。そしてこれからもどうぞよろしく。
400回。
一公演、一公演、全力を尽くしてきたことだけは自信があると言いきった、光ちゃんは最高に男前でございました。
やっぱ男前系。
やり遂げた、というより今まさに現在進行形でそこに立つ人の顔でした。
そしてえーと。
ついに光ちゃん自身の口から

「自分としてはあくまで個人的には500回は目指したい」

というような言葉が。ああ、ついに光ちゃんの口から出た「500回」まあ、私としましても、ここまできたからには500回はやるべきだと思います。
SHOCKはSHOCK、新作ももちろん楽しみにしておりますとも。
そして色とりどりの銀テープばーん!
その一本が手元にあります。前の方に座っていた友達が私のためにとってきてくれた。ありがとう。
で、あっきー曰く「これで400回のセレモニーを終了いたします」と。
座長の信頼厚く、大役仰せつかった彼は見事にしめておりました。

その後、座長ピンで登場のカーテンコールもちゃんとありました。
淡々としていつも全力投球した後のあの光ちゃんです。
今日も何度も「堂本光一ってすごいや」と思い直したわけですが。ええとこの人、何回惚れ直させたら気が済むんでしょうか?
光ちゃんにとって400回は通過点に過ぎず、400回公演も毎回全力を尽くすその一回に過ぎないのだなあと。
改めて思った次第です。

 

Back