■1/20(sat)■
休演日明けに結構変更が加わったと友人達から聞き及んでおりましたが、確かに。
ええと、目に付いたというか認識できたところだけ。1幕
・マチダがより強烈なストーカーとして(笑)芝居パワーアップ。千秋楽シーン、今までそんなに大きく言ってなかったところで少し強めに台詞を言うようになってるので、よりコウイチシンパであることがわかりやすくなってます。というか、面白すぎます、マチダさん。
・屋上シーンでの、群舞が全面的に。以前は白いふわっとした素材のドレスを着た女性ダンサーの群舞だったのが、外国人ダンサーさんたちが入ってカジュアルな格好のままでダンス披露みたいな感じに。
こっちの方が夢の舞台を目指す人間たちって感じで、屋上でのコウイチたちの会話とリンクしていていいんじゃないかなあ。2幕
・リカが帰ってきたコウイチに抱きつくところ、体当たりを止めて(苦笑)一回背中に額を当てて一呼吸置き、それからぎゅっと抱きつく感じに。
心情がこもっていて、なおかつあの瞬間に全てを飲み込んで黙っていることを決めたのがわかるいい感じの芝居だと思いました。
・ジャパネスクショーで、トーマとリカがヒモを持って踊るところに、大量の金扇が加わりました。あれはいつぞやのSHOCKでMASKシーンで使われたことがありますね。あの大きな扇がいっぱい。小さいのもいっぱい。華やかになっていい感じです。あとなんか、細々観ているときに「あ!」と思ったところはあったんですけど、にわかには思い出せない……
聞いてはいましたけど、光ちゃん風邪声ですね。ちょっと声がいがいがしていた。
歌も高音とかがいがいがしていた。
割と毎度休演日明けは体調ちょびっと崩してくるなあ、と思いました。やっぱり舞台時間で身体が動いているのに、別の行動をするせいでリズムが狂うのかな?今日は1幕のブロードウェイ見物の場面でちょっとしたハプニングが。
トーマとリカが踊っている後方で、コウイチと公園ベンチにいたカップルのピンクスーツを着た女性が同じ振り付けで踊り出す場面。
コウイチがソロで、のびやかに歌いながら踊っているのに気付いたリカが慌てて駆け寄ってきてピンクスーツの女性をどけてコウイチと踊り出す。さらにそんなコウイチをトーマが押しのけてパートナーの座を奪う、というなかなか楽しいシーンなのですが。
リカがピンクスーツ女性を除けた時に勢いあまったためか、光ちゃん、それまで踊っていた階段一段分くらいの高さの台(女性ダンサーさんたちが後ろの方でヨガをやってる緑の台です)からこけまろびました。すっころんだわけではなくて、よろけて落ちたという感じ。
「痛てっ!」
歌の途中で思わずそう言ってしまい、何事もなかったかのようにパートナーの座を奪ったトーマとリカが踊っているところに
「ここ、落ちたら痛いから気をつけて」
と茶々をいれるアドリブを見せてました(笑)そんなわけで、ここのシーンの独唱、半分以上歌えなくなっちゃってたけど(笑)大事にはならなかったし、なんか、かわいいというか面白かったからいいや。
二幕でヤラのハットを受け止め損ねたりとか、ハットがあまりにも埃だらけだった時にも独唱のところを笑って茶々いれるアドリブにすることがあるけれども、この辺り臨機応変というか上手いなあと思います。今日は多分VIP様がご来場していなかったんじゃないかと思うのですが(笑)
二幕でみんなのところに戻ってきたシーンで、お尻突きだして床に転がってるところにリカがやってきてコウイチ一言「これはこれは、リカちゃん、ナーイスアングール」
座長、セクハラっすよ、それ。
更に、かけっこのクラウチングスタートの格好をして「位置について、用意!ナーイスアングル」
だから座長、それ、セクハ……
どうしてこう、歴代の女性共演者を舞台上で笑いツボに落としたがるのかと。さらに今日はマチダに向かっても「ナーイスアングル」
やって、マチダさんに「きゃーきゃー」黄色い声(表現に誇張なし)あげさせてました。マチダさん、あなた、素晴らしいよ。どんな時でも自分のキャラを完璧に把握してる。
マチダさんはそうこなくっちゃ!
マチダさんは、そんな人なのにダンスが綺麗。うっかり「マチダかっこいい……」と、元々町田さんのダンスがすきな私が思ってしまう。
そこが町田さんの素敵でナイスなところだ!今日は二幕・太鼓のシーン冒頭でばち同士を当ててしまっていて、ちょっと疲れてるのかなあ?と思ったのですが。
その後のナオキとのドラムバトル、特に最初の方がリズムとりにくいパフォーマンスだなあ、と毎回思います。
で、本日。
コウイチソロの和太鼓後、舞台上手のドラムセットでのセッションで直さんが気遣うようにちらちらと光ちゃんを見ながら合わせてきてくれていて、そのあたりからきっちり修正してきてくれました。その後は完璧でした。なんかどっちもさすがだなあと思いましたよ。あとなんかちょーっと気になってた一幕楽屋のお芝居シーンですが。
光一さんは声がいがいがしていたせいか、若干抑え気味でいい塩梅になってたと思います。
ここはホントになあ。もーすこーしだけ怒鳴らないで芝居をしてくれた方が絶対いいと思うんだがなあ。どうも、あの二階席へのスタンディングはまともに涙腺にくるので。
あの心意気とかSHOCKに対する姿勢とかにやっぱり毎回ぐっときてしまわずにいられないので、ラダー始まった途端にうるうるくるようになっている私です。
今日もなんか宙に躍った途端にうるっときた。問答無用です。あれは、なんというかすごい人だよ、ホント。
そういえば、初日に思ったのですが光ちゃん一流のあの綺麗なフライング観るのって一年ぶりなのですよね。
mirrorコンでも、もちろんKinKiコンでもフライングやってないから。
飛翔する姿がものすごく綺麗で、光ちゃんのフライングは大好物なので、飛ぶ体勢が整った瞬間に自然とほわーっと微笑んでしまう私。どうせ客席の自分は誰かに見られるわけでもないので、気持ち悪くてもいいや。
あの綺麗さというのは、なかなか言葉で表現し難いのです。自分も一緒に日常から飛翔できてしまうような快感があるんだな。心に溜まった嫌なものがすーっと消えていくみたいな。
ストレス解消に、光ちゃんのフライングを観賞するというのはとても効果的だと思うのですがどうですか?そんなことを思うのは、私だけですかねえ?さらにさらに。
今日は超センター(でも、相変わらず二階席…でも、ホントにど真ん中席)でしたので、一際よく見えたのかもしれませんが。
二階から観ると、ステージには各シーンでの立ち位置の目安としてテープがあちこちに貼られています。セットの置き場所とか、役者の立ち位置とか、あと、オケピのせりあがってくる際とかそういうのを目で確認できるようになってるんですね。
それでも人間ですから、例えばそこで静止することはできても踊っているとその位置から多少なりとずれるのですよ。ほんのわずかですが、ちょっとだけずれる。上の方から眺めていると、なんとなく「大体真ん中だけどちょっとだけ右」とかわかるじゃないですか。別に問題があるほどなわけではない(当たり前)けど、感覚として真ん中だけど真ん中じゃないな、っていうの。動いてるんですからそれはまあ、仕方ない。
ですが光一さんの場合、ターンなどをしても軸がぶれないのでぴたーっと舞台センターのホントにど真ん中におります。
真ん中にいなかったらそれは、振りの一部で次のタイミングで大きく右に左にアプローチをする時です。
唯一ぶれるとすれば、一幕のShrineでのロープ後ですが、あれは普通の人間ならくらくらっとしてまともに立っているのもやっとな感じですので、むしろ普通の顔してターンしてるあの人がおかしいんだと思います。しかも「あ!位置がずれた」と思うとターン最後のところですっと位置を調整してくるんですから、恐れ入ります。並みの人じゃありません。
あんな時に目でいちいちバミ位置の確認なんかしていられないと思うので、風景とか歩幅とかまあ、カンと目測でそこにいるのだと思いますが、なんというかあれですね。
この人は本当にステージのセンターに立つために生まれてきた人なんだなあ、としみじみ思いましたよ。
そこが自分のいるべき場所だと、本能で知っているみたいに、ぴたりと中央にいる。
そして、光ちゃんが中央にいるとものすごく落ち着くというか。
あの完璧なセンターポジションにうっとりしてしまうのです。
基本群舞大好物なものですから、ずらりと並んで、あるいはフォーメーションくんでステージに展開されるだけでうきうきわくわく身体の中で何かが騒ぐ私です。
が、真ん中にいるべき人が完璧にポジションキープしていてくれると倍増しでわくわくします。
ホントに綺麗で素敵。
目が喜んでるのがわかります。こればっかりはDVDでは再現しきれないわくわく。Endless SHOCKはいいものです。