■2/16(fri)■
祝・ロープシーンアキヤマさん復活。
恐らくは右手の親指だと思いますが、靱帯を伸ばしたということで、正直千穐楽まではずっとヨネハナさんでロープ回し行くもんだと思ってました。
もしかしたら無理してるのかもしれないけれども、復活おめでとうございます。
そして、World Adventure前のUSAの皆さんが6人体制に戻っておりました。腰を痛めてらしたとか。
その辛さ、お察し申し上げます。私も昨夏やりましたが、しゃれにもなにもならないことになります。腰は大事です。立てなくなります。私は丸二日ほど身動き取れませんでした。しばらくの間、腰にバンド巻いてました。
こちらも復帰おめでとうございます。
今日は今回初の頭席。
要するに前の人の頭と格闘しなくちゃならない席でした。途中でどうにも我慢ならず「背もたれに背中つけて下さい」とお願いしたんですが、恐ろしいことにさほど視界が変わらない。あんまりもぞもぞ動くと後ろの人に申し訳ないし、で、結構葛藤していたんでした。
まあ、座ってみなくちゃわからないことではあるのですが、周囲に平気で劇中しゃべり通す人とかいたり頭席だったりするとへこみますよねえ。
今日はおまけに、香水きつめの人が側にいたよ。とほ。観劇には香水は遠慮してもらいたいなあ。いい匂いだと思ってるのは多分自分だけだよ、ホント。
何よりも不思議だったことは、実は今日は二階席だったこと。なぜ二階で頭席。一階ならわかるんだけども。そんなわけで自動的に視界の1/4くらいが常に真っ黒だったので、双眼鏡使いに徹したわけです。
普段は大体ピンポイントで双眼鏡使って、群舞とかダンスは全体を観たい人なので、大体外してます。
あと、芝居部分とかは結構使ってるかなあ。
結局、It's a wonderful dayでは、じゃんけんに勝っても負けても何もしなくなってしまった。寂しい。
ダンスがやっぱり上手い。手元で倍率を変えられる双眼鏡なので、なるべく全身が入るようにと調整しつつ観てるのですが、アップで観ても引きで観ても上手いもんは上手いんだなあ、と妙な感心をしてしまいました。
ターン綺麗。なんか、服の裾の辺りからきらきら光る小花まき散らしてるようにすら見える。
手をすっと大きく伸ばすだけで周囲の空気がぱあっとするあの感じは月並みですけど「スター」という言葉が何よりもぴったりとはまるなあと思います。
どこを切っても動きが綺麗なんだよなあ。
ちゃんとそう見えるように踊ってるんだもんなあ。
何げに好きなのが、NEW HORIZONのところで、白スーツ+赤いドレスのダンサー二人と踊るところです。
ラスベガスのマジックショー観てるみたい(えーと、現地じゃなくて品川プリンスで観たことがあるけど(笑)まさに、あんな雰囲気……の超ミニチュア版&ダンスは……版)
華麗なんだよなあ。三人しかいないのに。
あの時のダンスの振り付けも、いつもと違う感じがして面白いです。
ダンスの素養がある人というのは、自分のジャンルとは違うものを踊ってもちゃんと見えてくるものがある、と思ってますけど、そんな感じ。あと、当たり前っちゃ当たり前なんですが、二幕のマスクのシーンで出てきた時一番最初の衣装がもこっとしてて着膨れてるのに一枚ずつはがしていくとあっという間にスリムになってくんですよね。
黒のチャイナみたいなのになるころにはすっかりスリムに。
最初の金色の上の身ごろを下ろして雪白から青に流れる衣装で動くのが一番長いわけですけど、重量は相当あるような気がします。
その上あの袖。毎回炎の剣を掲げるところはどきどきです。あんなに袖がすだれみたいになってるのに、火が移っちゃったらどうしよう、と。
ほとんど祈るような気分。
あのマスクのシーンはジャニーズ伝統芸のひとつだと思いますけど、何度観ても感心するほどよくできているなあと思います。
マスクつけてる時には視界はほとんどないだろうし、動きもあの衣装じゃ相当制限されてるのは想像に難くなく、ほぼ、タイミングと呼吸命かつ一番の見せ場はバックにお任せするよりない場面なのに見せ場、という実に面白い場面ですよね。
なんか久しぶりに、各担当のポジショニングとか仮面はずすタイミングとか、衣装が剥がれてスリムになっていく様子とかガンミしてしまいました。
ここも、一本の舞台の一番の見せ場としても充分なところなのに。Endless SHOCKって豪華だよなあ、と思います。それと、いつもは「夜の海」も最後まで双眼鏡はずしてるんですけど、常にない条件での観劇でしたので、これも双眼鏡使っておりました。
最後のところ、ピンスポを浴びて天上から降り注ぐ花びらを浴びながらコウイチはやり遂げた、っていう満足の笑みを浮かべていたのですね。
ものすごく、刺さりました。
とてもいい笑顔で、なんだかとてもとてもいい笑顔で。
もういいんだ、って表情をしているのですよ。やったんだ、やり遂げたんだ、って顔をしてるのですよ。
そしてそのまますーっと花が散るように倒れるのです。
わあ、なんかどうしていいかわかりませんよ。
やっぱりどうしても死にオチというのは抵抗あることは変わらないけども、このコウイチはもう「いいんだ」って思いました。
ああいう表情するのって、卑怯だよなあ。
もう、しょうがないやって思ってしまうものなあ。
できることなら、頭席でない方がいいですが、いつもと違うといつもと違うものを観てしまうこともあるなあ、としみじみ思いました。
いやもう、頭席は結構です。と、帝劇の神様にそっと祈ってみる。そうそう。
Why don't you dance with me?で、歌い出しのトウマを煽るシーンでコウイチさんが、埃吸い込んでたらしくけほけほと咳き込んでいたことだけお伝えしときましょう。
すぐに歌に戻れてましたけど、妙にかわいかったです。