■2/17(sat)■
たまたまなんですが、今日は妙に友達の入場率が高かったですねえ。
終わった後にたった今観たものを捕まえてあーだこーだ言うのも、観劇の楽しみのひとつなので、結構な人数でお茶したのも楽しかったです。次に会えるのはいつだろう?って人もいたし(笑)ここ最近、コウイチさんはブロードウェイでの待ち合わせの時に、うっふん攻撃でアキヤマさんに謝ることが多かったんですが、今日はどっちが悪いのいいのと怒鳴り合ってました。
で、アキヤマさんの唾を大量に浴びたらしく、とってもイヤそうな表情で顔を拭ってトウマの服になすりつけていた。
「拭くなよ!」
トウマに怒られていた(笑)
そらそんなことしたら、怒られますよアナタ。友達が「殺陣の時にコウイチの刀だけ鍔のこしらえが違う」とか「本物の刀は鍔が四角い」とか、よくもそんなところまでよく観てるなあと思うようなことを言っていたので観たら、ホントに本物の刀は鍔が四角かった(笑)
コウイチの刀は、いろんなところでしゃりーん、しゃりーん、と音が鳴り響くようになってるんですよね。ちょうどタンバリンのように柄のところの鍔に、小さな金属が当たって綺麗な音を立てるようにしてある。
シシガミ様登場の時に刀を構えるとしゃりーん、といい音が二階席の上の方まで聞こえてきますけど、後はそんなに意識してませんでした。言われて聴いていたら、確かに殺陣も後半になったあたり、音響がしぼられてくると、ひっきりなしにコウイチの刀が音をたてるのが聞こえてきます。
ほほう。なるほどねえ。
主役の刀はそういうちょっとしたこしらえをしてあるのですね。確かにいい音だし、効果としても素敵だ。
ちなみに、何度か刀を取り落としたり槍を振り回したりという場面の後でもコウイチの元の刀はちゃんとコウイチに戻ってくるんだそうです。
や、さすがに最後の大階段昇るところでは音がしないやつになってると思うけど。
細かいところまでホントによく考えられてますよねえ。
あのひとつひとつの動きの緻密さは、圧巻です。基本的には当然コウイチを追っているのですけども、目の端々にその日座った場所によって違う動きが見えてくるのもなかなか見応えあります。そりゃもう全部観ようと思ったってあの情報量では無理って話ですから。
細かいところで、仲間同士が庇い合っていたりとかそういう物語が展開されてるんですよね。すごいことだ。ホントに手を抜いているところがひとつもない。
殺陣のシーンは私の頭の中では毎回めくるめく物語が展開されてすごいことになってるので、飽きません。
去年そんな話を友達にしたら「ぜひその企画を持ってテレビ局に行け」と言われました。
いやあ、なかなかよくできた話だと思ってるんですが、だめですかねえ(笑)不世出の武将とナンバーツーに甘んじていた男の葛藤の後の裏切りの物語。まるでそう、本能寺の変のような。そこに四天王としてかわいがっている部下たちとの絆の物語があってですね(笑)
でも、コウイチは姫を守るために、って感じだからきっと上には戦国大名がいてね。って、そんな話がぼわーん、と展開してるわけです。
ええ、妄想は私のお家芸です。どうですか?何年か後の大河ドラマに(笑)今日は昨日の頭席が嘘のように、視界がクリアでよかったです。同じ二階だが。いや、二階なら普通は視界がクリアなんだよなあ。段差が列ごとについてるから。一階だと同じ平地の前後だったりするからなかなか辛い時もあったりするんだけど。
まあそんなわけで、美しい群舞を堪能しました。
New Horizonとか、すごいすきです。
最後のところで、緞帳が左右に開いてオールスターキャストが出てくるところとかぽーっとなってしまう。
トウマはこの後のショー場面では笑顔にならないので、ここの部分が心から楽しそうに笑ってステージに立ってる唯一のシーンなのですよね。ホントに仲が良くて幸福な一体感に包まれているカンパニーなんだなあと思います。
影フェチの私ですが、今日はなぜか座っている位置のせいなのか、やけにコウイチの影が帝劇の壁に映っているのが目に入りました。
影さえも、かわいい。
影さえも、綺麗。
すみません、つい言わずにはいられなくて……
Americaの出だしのところももー、ついつい観る度に顔が笑ってしまう程にすき。私の中では超メインイベントのひとつです。
アドレナリンがすごい出ているのがわかる。
むしろ、ラインダンスシーンよりも、出だしのところの方がすきかもしれない。もっと言っちゃうと「夜の海」よりある意味すきかもしれない。
なんかスイッチが入る感じがするんですよね。すきと言えばフライングもすきです。やっぱり光ちゃんのフライングは特別製だと思う。
SHOCKが始まってしばらくしてから、そう言えばソロコンでもKinKiコンでもフライングを披露していなかったから、一年ぶりのフライングなんだなあとかじんわり考えました。
あの日常からあっという間に乖離させてくれる飛翔は他ではないものだよなあと思います。ホントに飛んでるみたいなんだもん。
まさに、フライング。吊されてる感じがまるでないのですよね。
最初のノーマル(?)フライングもそうだし、赤布フライングも、ラダーも。綺麗に飛ぶもんなあ。
今回のSHOCKでは、最初のフライングの時にマントをぴっと張って広げてみせてくれてるんですがそれがまたすごくいいんだな。
空中での飛行姿勢があんなに綺麗なのは光ちゃんが一番だと思いますよ。
重力の存在を一瞬忘れるもんな。
そしてやっぱり宙に躍った瞬間、にっこりしてしまう私がここに。
野暮な日常を忘れさせてくれる夢の一瞬ですね。見事にスイッチが切り替わるのがわかります。
私にとってSHOCKというのはそういうステージなのです。ああそれにしても、みんな大分喉がやられてきたなあと思います。最初のころのような怒鳴り芝居にならないのはいいんですけども。
そして、座長の喉の鋼鉄ぶりに毎度感嘆もするわけで。
おかしい。そんなに喉が強そうに見えないのになんであの人だけ常に一番声が張ってるんだろうか。潰れないんだろうか。掠れもしないぞ。
おかしい。座長だって怒鳴り声をあげる場面多いのに。てか、殺陣のところなんて絶叫あげてるじゃないか。
なんでだ。なんでクリアボイスなんだこの人。
そしてまた浮上する、座長の喉は鋼鉄製にしてアタッチメント方式採用疑惑。
大した人です。