■2/27(tue)■


80公演目、前楽はまさかのカーテンコール二回。

今日はポイントポイントで拍手も多くていい感じでした。カーテンコールの拍手をねばってねばって、二度目の登場。
やっぱり、名残惜しいようで明日が千秋楽だとはなんとなくまだ思えていないというようなことを。
座長が嬉しそうに「秋山だけはもう早く終わりたいと言っている」と言えば、会場はあうんの呼吸であっきーにブーイング。そのことに「みんなそういうこと信じない!」と抗議する。
ファンと座長の見事なコミュニケーション能力はソロコンでますます高くなった気がします。
絶対はずさないもんな(笑)

今日はなんとなく座長の舌が回りきってなくて、微妙にあちこちの言い回しが変だった。
「汚らわしい」を「けがわらしい」とか、ホントにびみょーなところが言えなかったことが何度か。あら、珍しいとか思いました。
特にここ数年の座長の発声は文句つけようがない感じなので。
あとあと!このSHOCKシーズン後半になってからというもの、二幕でアキヤマにショーを作るための資金を用意するようにと言うところの金額が日によって変わってたんですけど、今日はやっぱり80億!80公演目だからですね、座長!
客席で一人ぽん、と膝を叩いてましたよ、私。

今日のアドリブ大賞はマチダ@ヒロインは君だ!に。
二幕、戻ってきたところをみんなが見つけた時に今日は「ナイスアンゴー」やったんですよ。何か久々に観ました。ここんところ「ナイスアンゴー」の回ハズシっぱなしだったから。
アキヤマに「ナイスアンゴー」してからマチダに「ナイスアンゴー」したら、したら!マチダが他の三人を呼びます。
で、何をするのかと思っていたら四人揃ってコウイチに向かって「ナイスアンゴー」さすがです、ぴったり揃ってます、それは何かの振り付けの一部ですか?という程に。
集団ナイスアンゴーは衝撃的でした。それは、いつから企んでたんですか?アナタたち相談してましたね?そうですよね?
仕込んでなかったらそんなこと無理!でも、すごい!笑い過ぎてどうにかなりそうだった。
コウイチ撃沈。大爆笑。もちろん、会場大爆笑。
「それ、他でやっちゃだめだよ。お尻を人に向けたら失礼だからね」
とをいをいをい、アンタどの口で一体何を言ってるんだ?的な。
そしてそんな指摘を受けた日には、乙女マチダさんは「はじゅかちー」と両手で顔を覆って恥ずかしがってました。
ああ、なんでしょうこのヒロインオーラは!
ホントに来年はマチコヒロインで!そうしたらきっと観客全員マチコの恋を全力で応援すると思うんだ、私。
ちなみにこの前のシーンでは、袖まくりして「さあ!これからピアノ弾くぞー!」とアピールして会場から喝采浴びておいてから、単音ひとつ押さえて何事もなかったかのように芝居を続けたコウイチさんという方もおりましたけども!
でも、なんか持ってかれたな(笑)
マチダさんは、一幕の「千秋楽に乾杯!」の後、センターで腰をくねくねさせてるコウイチさんにタッチ寸前まで手を伸ばしてましたよ!触ったら犯罪!両手が後ろに回るからマチダさん!危ういところでリカにはがいじめにされて寸前のところで未遂に終わってました。
怒ると泣きながらなぐってくる、とアキヤマが言っていたマチダさん。確かにIt's Wonderful Dayの曲中でコウイチに見とれているところをアキヤマに邪魔されて泣きながらなぐりにかかっていた。細かい。
最近、気がつくとマチダさんばかりを目で追っている私がここにおります。てゆーか、シンクロ?

さてはて、今日はなかなかよいお席での観劇でございました。
久々にくつの裏を眺めた。ラダーフライングの衣装の裾の縫い目を観れた。履いてるパンツの裾の中をちら観できた。
そんなお席。
SPAINを久しぶりに最初から最後まで双眼鏡使わずに観ていたのですが。
なんとも言えずドラマチックなナンバーなのだな、と再発見した気持ちになりました。
最初のタップが、コウイチを中心にして真っ赤なドレスを着たダンサーが半円に囲い、コウイチの刻むタップのリズムに合わせて手を叩くじゃないですか。
あの時の動きがなんだか、おもちゃめいて見えてしまって。
コウイチのパートナーになることを誰もが望み、だけど誰も選ばないコウイチはいつも一人で踊っていて。
選んだのは冴えないみそっかすの子だったけど、結局その子も守りきれず、あるいは彼女の望みをわかってあげられず気付いたら失っていたみたいな。
そして、一人になってはじめて孤独に気付く、みたいな感じなんでしょうか。
特に前半の女性ダンサーが次々と手を伸ばしながら、一度もコウイチがその手をとらずに結局女性ダンサーは全員別のパートナーと踊り出し、コウイチは一人で見えないパートナーを相手に踊ってるところなんか、すごいドラマがありますよねえ。
SHOCKのダンスナンバーはどれもこれも、踊りの中にドラマが潜んでいてどきどきします。
とても素敵。
一幕のマジックのところのダンスもものすごくすきです、私。
真っ白なタキシードが似合いすぎるコウイチと、赤いドレスのダンサーとのダンスがいいです。
一点の曇りもない上手さ。
この時のコウイチの衣装が目に眩しい程の白。ホントいいですよねえ。

あと、名残惜しい私は殺陣のシーンもやっぱりあまりにもよくできているその事実を再確認し、改めて感心しながら観ていました。
敵味方の入り乱れ方と、刀を合わせるそのタイミングと順番の妙というか。
ホントによく考えられてるなあ、と。
常に中心になるのがコウイチとトウマで。
その二人が直接斬り結び、次の瞬間には上手下手からそれぞれの敵が現れてその敵と相対し、更にその敵に対する相手がまた現れ、その次にはまたコウイチとトウマの一騎打ちになり。
回転していく舞台と共に万華鏡のように変化していく場面と、それで戦場が次々に移っていっていることが無理なく理解できるところもすごい。
SHOCKはあまりにもたくさんの見所が揃ってるから、どこが一番!というのがもったいないのだけども、やっぱり何度観ても殺陣はすごいなあ、とため息です。

さて、残りはいよいよ千穐楽一公演を残すのみとなりました。
どうぞ、最後の最後までケガなく無事にそして楽しくステージを努められますよう。

 

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