■1/27(sun)■
今回唯一の昼夜観劇です。お誘いくださったTさんありがとうございます。
私にとっては、あの中止になってしまった公演以後初観劇になります。
ファンとしてはここはひとつ、気合いで観なくては!というところなのかもしれないのですが、普通にどきどきしながら楽しませてもらいました。
いつものように、フライングの時はぎゅーっと拳握り締めて息を詰めるくらいで。
昼はカンパニー一同妙な気負いも感じなかったんですが、なんとなくいろいろちらほらとありました。
conitinueでコウイチの声が一瞬裏返ってたりとか。というか、花粉がすでに飛んでいるという状況のためか微妙に鼻声気味だったりとか。
「追憶の雨」AnotherVer.でオオクラの声がものすごいことになってたりとか。
屋良ちゃんが最後の最後、カーテンコールの大階段前で何にもない床でけっつまづいてこけっとなったりとか(なんだろう、この前光ちゃんもあそこで何にもないとこなのにけっつまづいていた。魔物か?魔物が住んでいるのか?舞台だけに)
ただ昼公演。いつかやってくると思っていた頭席(前の人が前のめりなわけでもなければお尻の下に何か敷いているわけでもないけど、視界半分位頭に遮られちゃうという、あの)だったんでとにかく視界を確保するだけで、それだけで精いっぱいでした……ホントに席って座ってみなくちゃわからない。とほ。
昼公演妙にウケたのが2幕コウイチ復活のところのリカとの絡み。あれです、新技開発。
多分それが成功した暁にはRiRiKAさんが別の地平に旅立つ気がする人間プロペラ。無理無理それ無理。とか思っていたんですが、やる気のコウイチはもちろん今日もチャレンジ。
「行くぞ!」
と合図を送れば、リカが「はいっ!」と助手の返事。
その、けなげな「はいっ!」に笑わせていただきました。無理だよねー。無理だって。無理だけど、座長がやるって言うからがんばってみますよ、カンパニーの一人として!
そんな感じでした。気の毒に。いや、健気なことだ、でいいのか。
あ、もちろん今日も失敗してました。新しい地平は遠い。遠いなあ。
あと、ビリーのぐるぐる。相変わらずオオクラさんできてないのですができないのはともかく、ぐるぐるやってる内に無意識に
「ああっ」
と妙に悩ましい声を出すのがツボで仕方がない。
あれって、外に回すよりも内側にぐるぐるする方がキツいから内側ぐるぐるなんでしょうけれど、できないもんかなあ?と自分でもやってみる。できる、んだけどなあ。
そんなオオクラさん。夜公演でもやっぱりできなくて「なんでできないんだ?」とコウイチに尋ねられ、なおも一生懸命挑戦を続けつつも
「練習したけど……」
とぽつり、つぶやく。
練習、してたのか!!!!!
でも、できないのか!(なんで?)
なんか、大倉くんが光一ファンに好感度高いのも(調査対象:私の周囲)うなずける。うん、がんばってだもんね。ホント。がんばれ。
ちなみに、夜の方だったと思うのですがコウイチが投げたステッキを落としてしまいましてね、オオクラ。
その理由をとっさに
「(コウイチが)眩しくて……」
と返し、腕あげたなあ!と思わせてくれたもののそこは百戦錬磨の座長様
「俺の頭がか?」
と反撃してオオクラあえなく撃沈。
天性のセンスが光るマチダにもすかさず
「俺だったら何がなんでも取る!」
とやられ、木っ端みじんになってました。がんばった。うん、がんばったよ!がんばれ!
夜はなんだか笑いの神様が降臨していたようで。
話が前後してしまいますが、2幕のコウイチ復活シーンで、リカに抱きつかれるところ。抱きつかれた勢いで首にかけようとしていたネックレスがコウイチの顔面直撃。唇にびったん★と音が聞こえそうな勢いでぶつかってました。うん、あのペンダントヘッドは当たったら痛い。すごく痛い、と思う。
口押えていた。痛そうだった。でも笑った。
オオクラに「もう、ケガは大丈夫なのか?」と尋ねられて「ここ?」と唇を指していた。うん、よっぽど痛かったらしい(笑)
フライングの話。
SHOCKではいくつものフライングシーンが見所のひとつではありますが、私は光ちゃんのフライングがそれはそれは大好きです。
空中姿勢の綺麗なこと、綺麗なこと。
重力を振り切って空に向かって飛び出す時の表情。そういったもの含めて大好き。
フライングは、
・OPの空中から登場→そのまま舞台に向かって落ちていくちょっと変則Ver.まあ、これはフライングじゃないのでニアで。
・so feel Coming itの基本に忠実なフライング
・Jungleの客席への飛び出しフライング
・Shirineのロープぐるぐる。でもこれもフライングじゃないのでこれもニア。
・リボンフライング
・ラダーフライング
どれも別のタイプのものなんですよね。この辺、エンターティナーの光ちゃんらしいなあと思います。
同じものがない。
数あるフライングの中で、どれかひとつ!と言われたら、やっぱり私はリボンフライングが好きですねえ。
ホントに綺麗なんだもん。
真っ赤な布を両脇に挟んで舞う姿は、蝶々みたいで。息を飲むほど美しい。絶風景だなあ、と毎回思います。個人的にはここで拍手が出るとすごく嬉しい。
飛ぶことで見せつけられる別世界、あれはなんでしょう。ちゃんとそこに「表現されている世界」が存在する。密かにダンス同様の光一スペシャルな花だと思っているのです。
飛んでるからすごい、というよりも飛ぶことで見える世界があるからすごい。
彼のフライングはそういうものだと私は思います。