■3/6(sat)■
一週間ぶりのSHOCKです。今回は実はあんまり入る予定がないので行く度緊張感がいつにないほどみなぎってます。
屋上でオーナーがやたらとウエストサイズを気にしてました。
そしてみんなでお腹の肉つまんでぷよぷよさせていた。とって。とってがついてるのかしら、もしかして?
オーナーとよく似ている植草さんはウエストサイドのためにかなり体重絞ったと記憶しているのですが、はて、その時の貯金はもしや使い果たしたのか?
町田さんのコメディアンぶりは今回はさらに磨きがかかり、職人芸の域に達したような気がしています。
絶対、掴みますよね。
そして、はずしませんよね。
今日もリカと先に再会してぎゅーってされていたコウイチがみんなに見つかって照れ隠しの
ぺんぎん〜♪
ってやってた時に、そして客席の多くの人々が「かわいい……」とか心の奥でひっそり思っていた時に、マチダの発する一言目(絶叫)が
ぺんぎんーーーーーーーーーーーー!!!!
かわいいいいいいいいい!!!!!
心の中読まれたし!客席だってそりゃもうひとつになるというものです。見事だ。
ここでこのタイミングでこれしかない!一言をびしっと決めてくる町田さんの天性のカンはものすごいです。こういうのを天才というのです。
天性の才能ね。
素晴らしいとしか言いようがない。
今回は割とアドリブで長く回せるような部分をばっさりカットしていて、シリアスストーリーでほっと息つけるところがあまりないだけに、適度にガス抜きしてくれる町田さんの役割は大きいです。
間違えて本物の刀を渡してしまったこと、あの大げさな嘆きで綺麗に回収されちゃってますもんね。説明台詞になるところがそれを感じさせない。
ああ、本気で間違っちゃったのね。それをずっと重荷として背負い続けてきたのね。で、コウイチの無事な姿を観てほっとしちゃったのね。ずっとごめん、って言いたくてでも軽々しく言うことすらできない位重いことだったのね。
そこまでの部分が、大げさな台詞の物言いだけでちゃんと表現されてる。
あれはかなり上手いと思います。
ソロコン効果で、今やそらでMADのメンバーの顔と名前が一致する(えばるところではない)私ですが、町田さんのフォロワーとして現在技を磨いているのが松崎くんなわけで。
今回のSHOCKでは、一幕でオーナーからインペリアルガーデンシアターから招へいされたことを聞かされた場面で狂言回しの役を引き受けております。
ミュージカルナンバーのSHALL WE DANCE?前にコウイチが、マツザキのパーカーのひもをきゅーっとしぼりあげて、なんか袋詰め状態にされちゃうのももちろん、浮かれてオンだ、オンだと喜ぶのをまるっとムシされたり。
光ちゃんが気に入っているのは周知の事実ですが、今後の成長に期待しております。
本日は楽屋裏でのいさかいのシーンでSOLITARY衣装をガンミ。ひたすらガンミ。
どんなんなってるのかすっごく気になってたんでガンミ。
ジャケットぬぐとシースルーの黒の袖の上に銀の花ががっつりと散らされてます。
あれは……結構ちくちくするような気がとてもする。
それと、裏地の銀の龍ですね。紅に銀の龍。
裏地番長かっこいい……
SOLITARYは一階席から観ていると、すごく帝劇のステージの奥行きが感じられます。
やっぱりこういう奥行きの使い方ははじめてで、すごく新鮮なのと同時に、JAPANESQUEとは異なる空間の広さにどきどきする。
舞台表現の可能性は無限なのですね。
放射状に動いている陣形とかかっこよすぎ。
ここ数年で観てきた新曲の振り付けとしては、完成度ピカイチですね。何度観ても圧巻だ。
音源欲しいなあ。というか、この一曲のためだけにだってDVD化するべきだと思うの。
光一ファンでこれが嫌いとか微妙って人はあんまりいないはず。というか、大好物でしょう。
もちろん近くからも観たいけど、引きでも観たい、いろんな角度から観たい! って気にさせられる視覚と音楽の融合が大好物だと思うので。
今日はなんだか屋上のシーンがやけに身にしみました。なんででしょうか。
コウイチが公演が終わる度に屋上でニューヨークの街を見下ろしている、っていうシーン。毎回あるはずのこのシーンなのですが、なんというかほとんどはじめてと言っていいくらいにコウイチがなぜ屋上からの風景を観に行くのか理解できた気がする。
コウイチが屋上から見下ろしたところには、かつての自分やヤラと同じように、ダンスのレッスンに明け暮れるたくさんのスター候補たちがいてコウイチが見つめているその瞬間もステージで輝く日を夢見て踊ってるわけで。
たぶん、コウイチはそうやって上をただただ目指しているたくさんの見知らぬパフォーマーたちが愛しくて仕方ないのかなあ、と。
明日を夢見る彼らに幼いころの自分たちを重ねているのかな、と。
ステージが大好きで大好きで、自分のやりたい表現を常に求めているコウイチだから。
同じようにして自分なりの表現を見つけようと努力しているパフォーマーたちをホントに愛してるんだろうなあ。
そうして、ひとつの表現を自分の中で極めた後、他のたくさんのパフォーマーたちが上に向かおうとする姿を確認して、自分もまたさらに上を目指そうと新しく決意する。
かつて幼いころの自分とヤラが抱いていた向上心を、常に持ち続けるために、そこに行って確認する、その作業が好きなんだろうなあ、と。
そんなことを思いました。
ステージをやり遂げた千穐楽のコウイチがすごく穏やかな表情で街を眺めているように見えたからかもしれません。
ある意味ステージの中心にいるのが堂本光一さんだからこそ、こういうシーンがSHOCKにはあるのかもしれない。
いいシーンなんだなあ、と改めて思ってしまった。
そして今日はやけにコウイチさんマイケル押し。
うばぐるま……じゃなくて清掃のマリオに運ばれてきた時にもがっつりマイケルな感じでした。
いつまで経っても愛されているスーパースターですとも。