■7/4(sun)■
初日です!
いろんな意味で緊張気味な客席です。
演者たちはどうだろう。きっとずっともっと緊張してるに違いない。
ある意味もっとも舞台と客席が近い日かもしれません。みんなすんごい緊張してるっていう意味において(笑)
内容に関して。
大きな変更は2〜3月と比べて見受けられません。ぴあで言ってた通りですね。
ただし、殺陣はヤラがいかにも夜盗の集団のボス的雰囲気(しかも叩きあげ)だったのが、どことなく野武士の一党の御曹司……王子様風な様相になってました。翼くんがやっていたのと斗真・屋良の中間くらいな感じ?
そして、敵の大将であるウチの得物が変形刀(柄のところで二本の刀が合体している……なんでしょう、変形長刀みたいな)に代わったことによって殺陣の動きがかなり変わりました。
うーん、改めて屋良ちゃんの運動量の多さに驚かされるというか。そんな感じです。いや、彼は正直怪物クラスだわ。まあ、あれだけの身体能力を持ってる人はそうはいないので、比較してもせんなきことですが。
内くんは殺陣ははじめてだとかで、それでもあれだけの長さの動きについていけてるなあとそっちは感心しました。
ジャニーズの人っていうのはやっぱすごいや。そして、選ばれし人というのはたくさんいるジャニーズのトップにいるということはこういうことなのだな、と思います。
意地でも食らいついてこれる。そういう感じ。
solitaryなんですけど。振り変わったですよね?
観ている角度によっていろいろ印象が変わるのと、なんといっても2〜3月の確たる映像が残っていないのでなんとも言えない自分がアレなんですが、すごく印象が違って見えました。ライティングのせいかなあ。
幕間に友だちに訊いても誰も「違う」とも「その通り」とも言ってくれませんでした。みんな自信ない。
なにはともあれ、もーのーすーごーく、かっこいいです。
よくわかってないのにそう言うんじゃない、と言われてもやっぱりいいものはいいし、すごいもんはすごいのだから仕方がない。
あれは、とてつもないナンバーです。
これを観るだけで全然帝劇通う価値があると思います。
ドラマティックで奥行きや広がりがあって、華やかで刹那的で切り口の鋭いナンバー。
曲がはじまる直前のコウイチの溜め息(主に出ちゃったオーナーに対して……(笑))だけで、客席でぴきーんとなる自分がいます。
ライティングと、ダンサー陣の本気とが気持ちいいです!
火花が散ってるようにさえ見えるのにクールで、なのに熱い。
久しぶりに見ても、やっぱすごかった。
パフォーマンスが空間を圧倒する感じがたまらないです。
かっこよすぎてどうにかなりそうだ。
ステージにのってる全員が同じ方向見て完全無欠のたったひとつを目指す心意気っていうんですかね。これはホントにお金を払って観る価値があるナンバーだ。
美しいです。
今この空間しか生まれない共有しえないライブの手応えが確かにあると思います。
本当にsolitaryは美しい。
今日は初日。
オーナーが一幕の屋上のところで
千穐楽なのに初日みたい
と言ってました。
出てきた姿は落ち武者。なぜ、落ち武者? しかも頭に青い奇妙なたんこぶ? くっつけて出てきた。
なんだろう? と思ってたら、コウイチが毎回なでさすっている屋上の手すりのタマ。
あれをとっかえたくて、だけどポケットに入らなかったから頭にくっつけて出てきたんだとかわっけわかんないこと言ってました。
実際、タマとって自分の頭にくっついていた青い玉を付け替えていたし。
ええと、実際見ていても「意味がよくわかんない」と思っていた行動だったので、文字だけで見ても「なんのこと?」と思われても仕方ないと思います。
でも、落ち武者のような月代に髷を解いた頭で、その天辺にてすりの球と同じ大きさの青い玉ふたつくっつけた状態で出てきたのですよ。
そして、なんでそうしたかったのかよくわからないけど、屋上の手すりの球とつけかえていた。
オーナーの笑いのセンスに時々ついてけないことがあったりなかったり。
さて、内くんですが。
本日二度目のカーテンコールで
(Endless SHOCKは)今まで受けた仕事の中で一番すごかったです(やるべき容量的に)
と言ってました
正直、殺陣の後半は完全に足が止まってたし、いろいろまだたまどなとこはありますが、稽古と準備の期間を考えるとまずまずよく合わせてきた、と言っていいと思います。
ドラムセッションとかなー。
もう光ちゃんと直さんのセッションは安心して観ていられるどころか、今回はどんな技が追加か? と期待すらしているところですけども、内くんは大丈夫なのか? と思ってました。
結果。
微妙に相当怪しいところは散見されたんですが、まああれだ。友だちの間で話してた時は「やらないと思った」という意見が出た程の難関パートですから。できただけで「よし」と思ってしまいますよ。
2〜3月の時に観た時はもう、あそこだけで「屋良ちゃん、がんばったわー」と唖然としたくらいでしたし。
とはいえ、前回「そうあることの意味」を持って追加されたライバル役の見せ場のひとつだけに、やらないわけには絶対にいかないところでもありました。
屋良ちゃんも相当練習積んで万全を期して備えてきた場面でもあったと思います。
内くんはゼロスタートだっただけに、台詞を覚えダンスを覚え、殺陣をやり、の上にあのドラムセッション。
気が遠くなるほどの分量の「やるべきこと」を背負っていたわけですから。
いやもう、ホントにとりあえず「ドラムスティックで光ちゃんの頭を殴らなければそれで」くらいの気持ちでいたんですが、なんとかこなしてくれたー。
ほっとした。
というのが偽らざる気持ちですよ。
Endless SHOCKのストーリーである意味、コウイチよりも主役らしい役どころであるライバル役が、最期のステージになるコウイチと一緒に「コウイチが思い描いた夢」を実現させるっていう物語的にものすごく重要なポイントになっちゃってただけに。
ホントに下手したらステージが壊れかねなかったところです。
大丈夫。成り立っていた。
いやあ、ほっとしたなあ……
内くんのライバル役については、やっぱり役者が違うと今までのライバル役とは違う印象を受けました。
こういう書き方をするとあるいは怒られるのかもしれませんが、初見で得たライバル・ウチの印象は
生まれもった資質は恵まれているのに、基本、心が弱くて、ダメなコ。
取り返しのつかないことをしてしまってどうしていいかわからなくて、でも自分なりにどうにかして挽回しようとしてはいるものの空回ってしまって、焦って、悪循環してしまっている。
コウイチとの最後の舞台で何かを掴んだかどうかは、これからの彼自身によるところだけれども、多分彼なりの未来への道をおぼろげながらも見つけられそうな気がする。
って感じでしょうか。
年齢のせいか、今までよりも線が細く感じました。
そして衣装がとっても似合っていた(笑) 思っていたよりずっと背が高くて、一幕のブロードウェイの路地裏のところで
ライバルの出現が恐いんですか?
と言いながら、コウイチがたたたっと走っていって抱きついてもびくともしない。
というか、大木にセ(自粛)いやいや、あれはそう、
にゃんまげ(Kさん談)
そう、それだ!
あれは、にゃんまげ。にゃんまげでした。日光江戸村にいる、あれです。
大層かわいらしかったです。あれは、屋良ちゃんじゃムリだな(笑) 抱きついたら一緒にばったり床に倒れたに違いない。
というか、三十一歳……なんなんだ三十一歳……舞台でにゃんまげ。
ぴょーんと飛びついていく三十一歳。軽やかな身のこなしに感涙です。かわいかった!
光一さんの安定感は不動です。
さすがの貫禄と言ってしまいましょう。
久しぶりに踊っているところを見ると、うきうきしちゃいます。
やっぱり光ちゃんのダンス好きだなあ。
そしてそんな座長がカーテンコールでまず口にしたのは
暑い
6月にSHOCKをやったことは一度ありましたけど、あの時よりもさらに想像以上に暑い。
そのように申しておりました。
ああそうだった。どっちかって言うと光一さん、秋冬仕様の人だったっけ。
まあ去年のツアーは真夏からはじまってたし、むかーしはKinKi夏コン毎年やってたけども。劇場の熱のこもり方はまた独特なのでしょうか。
てゆーか、SHOCKか。
あのハンパない運動量に加えてこの湿気と気温じゃキツいよなあ。しかも、どんどん盛夏に向かって行く季節だし。
がんばれ。ホントにがんばれ。
体重は増えなかったみたいだけど(涙)がんばれ。
それから、最近のSHOCKでよく光ちゃんが言ってますけど、今回も
劇場以外のところにいても「あ、今ごろ開演時間だな」とか考えていただければ、みなさんの応援が届く様な気がします
かな? ファンの私たちがSHOCK時間で、開演とか「今ごろ幕間」とか意識してくれているだけで、なんとなくそれが自分たちの力になるような気がするというようなことを言ってました。
ああ、ホントにかわいい人だなあ。参っちゃいますね。こんなこと言われちゃうと。
この発想がなんかもう、やられる感じです。てへへ。
今日は初日。
というわけで、カーテンコールが二回ありました。
お客様の力はすごい、と今回も光ちゃんは言ってましたよ。
ゲネプロで動かなかった身体が、お客さんを前にするとちゃんと動く
って。
そしたらかっちゃんが
いやいや、光一はゲネからかっこよかったよ
とかうれしいこと言ってくれましたよ。ですよねえ。でしょうねえ。とふつーに思いました。
こういうことちゃんとフォローしてくれるのはさすがです。そして、とてもありがたいことです。
ホントに得難いよい先輩です。ありがとうございます。
そして。
なんといっても、今日がホントに初日だった内くんから一言、ということで冒頭の一言が出ました。
みんながものすごく内くんをねぎらっていた。光ちゃんもしきりに「すごくがんばった」「日々成長している」と褒めてました。
覚えることだけで頭バクハツしそうだもんなあ。ホントによく間に合わせたと思いますよ。
誰もが7月も屋良ちゃん、と思っていたのが急にキャスト変更になっての登板。
屋良ちゃんも心配してメールをくれたとか、SHOCKのジャージをつくって(笑)配ったのを、屋良ちゃんもプレゾンの稽古場で着てるとかって裏話も出ました。
かっちゃんによれば、内くんが本番中しきりに
俺、なんか吐きそうです
と言っていたらしく(笑)
光ちゃんが、帝劇の稽古場から出る時に「この風景を見るのも最後かあ」って、ちょっと寂しく思ったと言っていたのに対し
もうここ(稽古場)を去らなきゃいけないのか? もっとここにいたい! って思いました。
とものっすごい本音を漏らしてました。
うん、いっくら時間があっても「足りない」って思ったんだろうなということは想像に難くないです。
がんばったよ、君は。
というか、SHOCKはものっすごくがんばらなきゃ死んじゃいそうだもんなあ、リアルに。
でも、私はやっぱりさらなる精進を期待してしまいますよ。
だから、もっとがんばれ(笑)
光ちゃんが内くんにしきりに
SHOCKのお客さんって、温かいだろ?
と自慢してくれてました(笑)ありがとうございます。と素直に受け止めときます。
でも、実際のところは結構厳しいと思うんだけどなあ。
SHOCKのお客さんの一番多くを占めてるだろうアナタのファンは(笑)