■7/31(sat)■
楽の日は、前夜にセカンドアルバム発売速報が。昼前に待望のツアー情報がネットを駆け抜け、帝劇内もいつもの千秋楽よりどことなく地に足ついてない感が強い印象でした。
どうしよう。でもうれしい。どうしよう。だけどすっごくうれしい。うれしい、うれしい、うれしい!
ただでさえこの日この時に帝劇に入れてうれしいのに、倍増し。いやそれ以上の喜びに満ちております。
みんな、光ちゃん大好きすぎる。
8.18のためとおぼしきNHKのロゴマークがついたテレビカメラが入っております。撮って、撮って、いい画面をいっぱい撮って。
実は私、数年ぶりにこの日、最前列いただいてしまってました。
おかげでなーんにも覚えてないです。
なんか光ちゃんがかっこよかったとかかわいかったとかきらきらしてたとか、そういうのでさえベールの向こう、って感じ。
久々に出演者が邪魔で「光ちゃんが観えない」という超感覚を味わいました。
でもまあ、舞台の人たちはあんまりひとつところにじっとしていないので、観えない状態ってほんのちょっとの間だけなんですけどね。
基本的にNHKのカメラが入っていた分、基本に忠実なSHOCKを丁寧に演じていたという印象があるのですが、いやあもう……だって別世界だったし。
カーテンコールはなごやかに。
いつもの通り、出てきた光ちゃんはやっぱりとても晴れやかな表情でした。
笑顔でした。
SHOCK10周年ということで2月3月、そして7月ときて、ついに千穐楽がきてしまったな、とそんな感じです
いつわらざる本音でしょう。
長かったといえば、長かったしあっという間でもあったこの期間、やっぱり素晴らしいカンパニーだった、とまずは一緒にやってきた仲間について語りました。
7月のSHOCKといえばもちろん、2-3月でライバル役を演じていた屋良ちゃんから内くんへとまさに電撃的ともいえるライバル役交代のサプライズがあったわけですが、そこにも触れ、
よくやってくれたし、みんなが先輩として温かく内を迎えてやることができた。
みんなが支え合って、支え合ってこの舞台ができたし、何よりも足を運んでくれるみなさんのおかげでやり遂げることができました。
と、光ちゃんのカーテンコールは関わった全ての人に対する感謝の言葉でいっぱいです。
来年の帝劇100周年にもSHOCKが上演されることへの感謝の言葉で最初のカーテンコールは幕を下ろしました。
二度め。
カンパニーみんなで。
今回はこういうメンバーでやってきました。と大事なカンパニーを紹介です。
若干一人100回目じゃない人がいますけど
と笑いながら内くんに振り。
でも、屋良ちゃんも離れていてもすごく仲間の一員としての彼を感じていたと言ってましたよ。
そして恒例の一言コメント。
最初は福ちゃん。
MADのリーダーだそうです。はじめて知った。
これからリーダーらしく、リーダーらしいリーダーになりたい
と全くSHOCKと関係ないこと言って光ちゃんに突っ込まれる。
そして、福ちゃんと言えば!恒例の!
今日で2010Endless SHOCKは終わってしまいますが、僕の中のEndless SHOCKはEndlessに終わりません
ともはや持ちネタとなったコメント披露。途中からみんなくすくす笑いが漏れてました。
すっかりおなじみ。
おなじみ、と思うくらいにMADが長いことSHOCKの一員でいてくれてるんだなあと思います。
すてきなことだ。
続いては辰巳くん。
3か月で100回公演と聞いた時には
100回公演!!
と思ったけど、昨日の99回目が終わった時に
明日、100回目がんばってください
って言われて
あ、ホントにやったんだ
と充実感でいっぱいになったそうな。
次はこっしー。
なんちゃって千穐楽と言われた3月から今日まであっという間だった、と。またこの舞台に立てるようにがんばりたいとも。
続いて松崎君。いきなり冒頭のオーナーの長台詞を見事にそらんじてみせました。
ごあいさつ遅れました、私、来年のオーナー役を狙っております、松崎です
とあいさつして満場の喝さいと爆笑をさらいました。完コピでした。かっちゃんもびっくりしてた。
てか、そこ狙ってたのか! いいとこ目をつけてるな!
そして光ちゃんからは
やだよー! 勘弁してくれよー!
と即刻却下の声が飛ぶ。
毎日が勉強だからと、自分の出てない場面でも先輩方の場面を見ていたという彼に
見てんじゃねーよ!
と容赦のない先輩です。
続いてMA。
米花さんは、
来年も出れたら……と思ってるんですが、松崎がオーナー役ならちょっと……
出演はちょっと考えさせてもらいたいと、はっきり拒否。うん、そこはちゃんとしとこ(笑)
俺もそれだったらちょっと……
とのっかる光一さんにあわてる松崎くん。てか、光ちゃんの出ないSHOCKって……
米花さん鼻で笑って
まあ、そういうこと(松崎=オーナー役)は絶対ないと思います
と断言して〆ました。
続いて町田さん
今までのSHOCKの中で今回の7月公演がもっとも早く感じた
と言ってました。
いつも真摯な言葉で語る町田さんです。
来年もこの舞台に立てるように精進していきたい
と語る町田さんに
精進!
とその言葉の持つ重々しさに驚く光一さん、町田さんは涼しい顔で
先ほど、覚えました
と。素晴らしいです、町田さん。100点の答だ。
それからダンサーさんたちの紹介があり、当然
今日で751回。ただ一人僕と同じくこの舞台をずっとやってきたのは赤坂麻理さんです
とコメントは忘れません。
そして直さん。いつも渋い声の直さん。
内くんのドラムの成長ぶりに感嘆してました。ジャニーズのみなさんの才能のすごさには感心すると。
エンタテインメントを極めた方だけに、普段接することのない世界と人たちのすごさを俯瞰して見ることができるのかもしれませんね。
うれしいコメントだと思います。
リカ役の佐藤めぐみちゃんは最初からもう涙、涙です。
彼女のリカ役は個人的にはすごく「幸運」だったなあと思います。
今まででもっともわかりやすくはまりやすいポジション……オーナーの娘役っていう立ち位置を得て、リカの位置や感情やそういうものが全部すんなり入ってこれた。
それでも2年連続で呼ばれたということは、彼女のの初年度のリカがどれだけ好評だったかということの証左だと思います。
感謝と、それからカンパニーのみんなを湛える言葉、SHOCKは私の宝ものです。という言葉で綴られたごあいさつ。終わってからの座長の一言は
一言も僕を褒める言葉が出てこなかった
というものでした。爆笑。そして、和んだ。
すごく優しい人だし、場を一瞬で作ることのできる人だな、と思います。
SHOCKはすごく楽しいから、やっぱり笑って終わりたいじゃないですか。
そして、内くん
いやあ、ハンパなかったっす。内容を知らされてはじめて仕事で
ムリ!
って思った
といつわらざる本音を(笑) 以前のSHOCKを観に来た時に、屋良ちゃんを幕間で茶化してたのにまさか自分にくるとは。という感じだったそうな。
全部が「はじめまして」の体験ばかりで、ひとつ初対面が終わったらまた「はじまして」があった
と言ってましたよ。
普通にみんな「ムリ」って思う。私もかなりはしょられることを覚悟してました。
よくここまで持ってきたな、というのが初日の偽らざる感想です。いろいろ拙いなあと思うところはいっぱいあったけどまずはあの短い時間でよくここまで、という思いの方が強い。
ジャニーズってすごいな、と直さんじゃないけど思いましたもの。
光ちゃんがMADが「内の振りを全員が覚えてて教えててすごいって思った」と後輩を湛えてました。
俺、とてもじゃないけどムリだ
と言ってましたよ。
しかし、後輩をそうやって褒める一方で鬼でもある光ちゃんはわざと
内、この後In The Cemetaryの振りも覚えなきゃいけないから。ここはウチが苦しみながら、さまよっているという非常に意味のあるシーンだから。ただし仮面被ってるけどね
とひどすぎるウソついたりしたそうです。
かわいそうすぎる。たとえ正常な状態ならウソとわかっても、稽古場のテンパリ内くんにはムリ。ムリだよ! 光ちゃん鬼だな!
しかも、なんかありえそうな設定つき! ひど!
それでももちろん
よくここまでがんばってくれた
と内くんを心から讃えておりました。
そして、かっちゃん。
正直、屋良の代わりに内と聞いてどうなんだ? と思った
と本音を。
でも、内くんは初日一幕後での消耗っぷりが一カ月間ずっと続いたんだそうです。
なんかもう息も絶え絶え、ということばがぴったりくるような消耗ぶり。それが毎日。
要するにそれは毎日本気で死ぬ気でぶつかってきてくれたってことに他ならず、それはきっと光一もうれしかったはずだって言ってました。
そして、
やっぱり一番は光一だ。光一が自分を褒めないなら俺が褒める。
とうれしいことを。
かっちゃんは「先輩」という立場であると同時にエンターティナーという立場でもずっと近くで光ちゃんを観てきたわけで
いいものを見せたい、と思う光一の気持ちがすごくわかった。光一が120%の力でやってくれているのを見せるから、俺たちもがんばらなきゃってついていける
って言ってくれました。
重くて、そしてとてもありがたい言葉だと思います。
もちろん、光ちゃんが心血をSHOCKに注いでいることくらい観ていればわかります。
本当に死ぬか生きるかくらいまで自分を追い込んで、やっていることもあれが一朝一夕で成り立つわけがないこともわかる。
でも、ずっと一緒にやってきた人が言ってくれるととてもうれしいです。
わかっていることでもやっぱりうれしい。
ステージに立てることが幸せ。
毎日が幸せな毎日。
とホントに幸せという言葉を何度も何度も言ってました。
ホントは千穐楽って好きじゃない。この雰囲気が好きじゃない。
身体と気持ちが矛盾してる。身体は毎日限界でいっぱいいっぱいだけど、気持ちは終わってくれるな、終わってくれるな。
だから、この場を僕がまとめちゃうと終わっちゃう。だからどうやって終わらなくしてやろうか。
と言われた時には、なんかもうぎゅっときました。
ぎゅっときますよ。
ホントに光ちゃんがステージを愛していて終わらせたくない、って誰よりも思っているのだなとこんなに伝わる言葉はない。
SHOCKが楽しくて楽しくて仕方ないのは、光ちゃんがこれほどSHOCKを愛して全力でぶつかってその背中にカンパニーがみんなついていくからなんだな、と改めて当たり前のことを思いました。
そして今日は千穐楽のどんちょうが降りた後でやる三本締めをやろうと光ちゃんからの素敵な提案。。
これやると終わっちゃうけどね
と、笑う光ちゃんに観客みんなで「えー」とお約束。
嬉しそうにもう一回、
これやると終わっちゃうけどね
と。
三本締めをカンパニー、それから観客全員でやりました。
それからYes My Dream。
本番と同じパート振りで、みんなそれぞれの歌を歌いながら要所要所の振りは自然に出ちゃう。
にっこにこで、うれしそうな顔がホントに忘れられないくらい素敵でした。
キャストがすっごい楽しそう。光ちゃんが一番楽しそうに歌っていた。
一緒に歌ったし、振りでちゃったよ。
パネルに歌詞出てたけど、もう染みついてますから。観ないでも歌えちゃう。この曲、大好き。
そして、幕。
終わってからはがんばって拍手。ただただ拍手。場内アナウンス鳴っても拍手。かなり本気で追い出しかかってましたけど、ひたすら拍手。
そしたら、光ちゃんが出てきてくれました。
どんちょう裏で乾杯までした後らしいですけども。
今、緞帳裏で乾杯してまして。ビール飲んじゃった後です。ビール飲んでお客様の前に出るのはじめてですね。
とちょっと照れ笑い。
こんなにみなさんが拍手送ってくれるとは、と少し驚いてました。
いやいや、いくらでも拍手送りますって。そりゃ。
ビール飲んでほろ酔いの光一さん、今日はご機嫌らしく饒舌でした。
てか、なんとなくぽわーっとしていて、こんな光一さんは正直はじめて観ましたよ。
楽なステージではないから、正直言ってしんどいです。けど、カンパニーのみんながいてお客さんがいてくれるからこそ自分は続けていられる
前々から繰り返し言っていることですけど、これこそが光ちゃんの本音で間違いないのだと思います。
信念がなければあんな大変なことができるわけがない。
その信念がここにあるのだなと思いますよ。
うれしいな、と思うのは近年とみに「観客」の存在を強く意識するようになったと思えることでしょうか。
観に来てくれる人がいるからがんばれる。
こんなにうれしい言葉はないですよね。
そして、当然、みんなの気持ちはソロツアーとアルバムにもあるわけですが、ここはさすがに光ちゃんでした。
休む間もなく、いろいろありますけども。
まあ既に情報は出ていると思いますしお知らせが届くと思いますが、まあここは帝国劇場ですので来年の2月、3月を楽しみにしていてください。またこのステージに立てる喜びを噛みしめていようと思います。
SHOCKのステージであるということをきちんと尊重して、ソロツアーとかソロアルバムとかって言葉は一言も口にしませんでしたよ。
こういうところがね、素敵ですよね。
自分以外を心から称賛するとか、歴史あるものに対する畏敬の念をきちんと表すということはとても美しいことだ。
その美しさがあるから光ちゃんは上品であり続けるのだと思います。
最後に何度もお礼を言って、そしてSHOCKの光一さんは袖に消えていきました。
今年もいいSHOCKでした。
お疲れ様でした。
来年も楽しみにしています。