20040502
YOKOHAMA


ついにきちゃったんだなあ。
この日がくるのを心待ちにしていた気持ちと、ずっと来て欲しくなかった気持ちと。
光ちゃんの最初のソロコンいよいよ最終ターム。横浜アリーナ、4日間公演、その初日です。

なんだか初日の時と同じ様なそんな緊張感。
前回入った会場が今回のツアーの中では一番狭いであろう会場であったために、横浜アリーナに入った瞬間の感想は
「でかっ!」
ちょうどセンターブロック全体でみたときに前から2/3くらいの位置だったんですがこの時点で仙台や、札幌、広島のアリーナ最後方よりなお遠いように思えました。
会場はバンドなんかがよく使う、縦長の形式。だから、ステージ全体が見渡せるB・Cブロックからだとセンターステージが遠いという感じ。
まあ、ある意味平等な感じですね。
噴水が。今までのどの会場よりもクリアに見えました。光ちゃんが後のMCで「他の会場より涼しくていい」というようなことを言ってましたけど、今まではライトに当たって水蒸気のせいでもやっていたのが、エアコンのおかげでもやがなくなったせいかな。
ライトの数は流石に大きな会場だけあって圧巻の一言でした。綺麗だったなあ。
レーザーも多かった。
火薬もいっぱいだった。
これだけの仕掛けを用意してもらえるし、それをきっちり使いこなす人なんだよなあ。その上アイドル誌のインタビューを観るに「やりたいことはまだあったけど、時間がなくてできなかった」
え?
えええええ?
もしや私たちは例えばあと一ヶ月の時間的猶予が光ちゃんに与えられていたら、あれよりもっとすごいものを観ていたというわけですか?
えええええええええ?
・・・それはあれですね。
次回のソロコンを楽しみにしていろ、と。そういうことですね。
そのように私は解釈しましたよ。頼みますよ。SHOCK用貯金箱と別にソロコン貯金箱設置しようかと思いますので。
私は福岡行ってないので、恐らく福岡からの変更かな?と思われるところがいくつか。
「My Truth」の衣装、光ちゃんの右腕に仙台から巻物・・・あれは幅広のリストバンドと言ってはいけないような気がとてもする・・・が巻かれてましたが、衣装の前身ごろに巻物から垂れてるのと同じ紅いひらひらがちらりと垂れてました。
ライティングも、上手く表現できなくて申し訳ないんですが、やっぱりより派手に変わっていた。CGも変わっていた、らしい(Aさん証言・・・正直そこまでどうかは微妙にわからない)この曲は会場が変わるごとにマイナーチェンジを繰り返しているような気がします。全会場分の「My Truth」が観たいなあ。
「Peaceful World」のライティングも変わってましたね。
テリー&モーリスの登場のところは、バックのステンドグラスを思わせるところの後ろからライトが当たり夜明けを思わせ、光ちゃんの登場のところで、ゴシック様式の教会を思わせるところに白色ライトが当たって朝を思わせる。それで最後には一日が終わり、再び次の夜明けへ、みたいなライティングの変化が。
もう一体何が正式なタイトルなのか正直わからなくなっていている「さらば愛しきディアナ」で(いっそ「ギャング・スター」でいいんじゃないか?とかなり思う)バックに盛大な真っ赤な星が光るように。アンタレスの海。いやもう、思い切りがいい。とりあえず倉庫にある赤電球全部もってこーい!ってくらいに光っていた。
本当にいい仕事するというか、仙台から半月もあったからここも変えてみよう、ならこっちも、ああこれもこうしておこうか、という完璧に向かうあくなきプロ魂。ここのスタッフはマジ、かっこいいです。

横浜アリーナではついに「KinKiKidsの」をつけない「堂本光一です」で通してました。
私はそれでいいと思う。そうあるべきだと思う。
本人曰く「かわいいアピール」だそうで「堂本光一でしゅ」「ピンクを着てましゅ」・・・・光ちゃんの中での「かわいいキャラ」=「茶魔語」なのはなぜかと思います。そしてこれはソロコン限定の光ちゃん的かわいさ小出し状態を表現しているものなのか・・・いわゆるマイブー?なのか、とっても謎。なんで?
ちなみに今回の冒頭ごあいさつは「堂本光一でござる」という『武士道一直線・座右の銘は「忍耐」』バージョンもあったりします。だからそれはどこから引っぱり出してきたキャラなのか、と。
光ちゃんにとって広島はものすごく印象に残った会場だったらしく「変な盛り上がり方をした会場があった」と口にしてました。それから空調のなかった「それはそれは地獄のような」会場(笑)の話とか。
さらには、タッキー&翼の横型会場からたった一晩で縦型の会場にしてのけたスタッフに拍手を送ってみたりとか。むしろ会場より自分が一番問題かもしれない、と(笑)
仙台から福岡までは半月間が空いたせいで、福岡は相当疲れたそうですよ。今日は元気だとアピールしてましたけどね。
そりゃ誰だって無茶だから!と思うスケジュールだわな。
噴水がなかったらどうしよう?とか、あるいは甲冑くらい福岡に忘れてきてるかもしれないよ!とか、噴水の数が何げに足りないとか!いやいっそ初日は水なしかも!・・・・仲間内で半分本気で言ってましたから。
よくぞこれだけの大仕掛けのステージを実質半日あるかないかで作ったよなあ、スタッフ。しみじみ。
タッキー&翼といえば、エロエロダンス(?観たことないのでよく知らないですがそういうのがあるんですね?)ということで、会場から「やってやって」コールがかかってました。
なんだかよくわからないけど、光ちゃんの「エロエロ」なら観たいぞ、と私も便乗。結局翼くんの微妙にそれダンス?みたいなのしかやってくれなかったわ、くすん。
今日は外巻きくるくるのダンスで。鬼コーチは今日のお客のリズム感にご満悦だった模様。
やっぱり、後半二小節が気に入らないらしい鬼コーチが、びしばし愛の鞭をふるってました。ふるえばふるうほど、双眼鏡に釘付けになる私たち。
コーチごめんなさい、コーチ!本番ではちゃんとやるから、今はそのかわいいの見せて!
ぐらいないきおいで。
今日はでも、割とリズム感とダンスセンスの揃った人々が入っていたのか(笑)
鬼はさほど鬼ではなかったような。鬼といえば参加した中では仙台2日目の昼が一番鬼でした。ひゅるりー。
「In Our Dreams」と「Dream Boy」は、リフターでぐるんと回ってました。「In Our Dreams」のリフターは虹色の照明が当たっていた。オーバー・ザ・レインボー。虹を越えて行こう。私はいつ、気合いの入りまくったスタッフがセルフでシャボン玉飛ばすのかと思っておりましたよ。スタッフ全員リフト下集合ーーー!!!なんなら私たちでやらせていただいても、ハイ。
なんだったんだろう、あれ。綺麗だったけどさ。「Dream Boy」は普通だったのに。
ぐるんと回るリフターに向かって地上から手を振る私たち。
いやー、きゃー!こっち観てるー!・・・・・・いや、勘違いだから、それ・・・とセルフツッコミ入れる自分のサガがいっそ悲しいです、せんせー。これも防衛本能(何から身を守るというのか)というのでしょうか。

ところで、どんなに言ってもやっぱり突貫工事な横アリのセットなわけですが、微妙に不具合もございまして。
(1)Virtual Reality の靴が脱げていた
イントロ、レーザーで光ちゃんの大きな輪郭が重なるように映し出されると、向かって右に横移動するのですが、重なるレーザー輪郭の内一番大きいやつ、ぴったり足首からしたのところが、ずれて横移動しても中央に取り残されていた。
靴忘れてる、靴ーーーー!!!
それじゃピノキオーーー!!!
離れたところで観ていた友人は異口同音に心で叫んでいたらしい。
(2)水漏れ
構造のせいなのかわかりませんが、噴水の水が漏れてステージに流れてきているらしい。初日、いきなりMCで呼ばれたMAがタオルで拭き掃除しながら登場してました。二日目以降はあるいはネタかな?と思いますが、溢れてるのかなんなのか、いやはや大変だよね。

ところで私の友人の関西組間ではあまりにも報われてないと評判のMA町田くんですが、個人的に町田オシの私的には充分報われてると思います。
ご意見、いかがでしょうか。
未だ誰も座ったことのない新たなポジションを開拓した、そして多分後に続けったって結構無理!なポジションを手に入れた町田くん。ビバ町田!キミのおかげでMCがどれだけ楽しくなったことか!
てなわけで、光ちゃんはこの4日間「ROCK THIS TOWN」と「月夜ノ物語」の間の短いMCでずっと、アクロをやった後ではけていく町田の様子を伝え続けたのでした。
おいしいよ、町田!
この子はなんだかんだ言って、踊ってる時はホントに綺麗ですから。おほほほほ。まるで自分の友達かのように自慢する私。我が子っていうより、同じ血が流れている同士っていうか同じ釜の飯を食った者同士(食べてないから)というか、そういう感じです。このソロコンを通じてもともと高かった私の中での町田ポジションはMAと共に更にアップ×2。

MAを交えてのトークは、既に思い出語りに突入してました(涙)
スタッフも「祝!完売」のおめでとうメッセージも更にグレードアップしていた。
地方でのMCで聴いて光ちゃんの中に心に残ったエピソードを反芻しにかかっていた。
忘れ物が多い屋良くんの話になって、今日MAが駅で待ち合わせしていた時に既に財布を落として大騒ぎだったという話をしてました。たまたまいい人が拾ってくれて駅員さんに届けられていたそうです。
光ちゃんも何げに忘れ物王らしく、福岡の会場を出る時に「屋良ー、忘れものないかー?」と言いながら出たものの、そう言っていた光ちゃん自身が忘れ物をして戻ったとか(笑)
稽古中に、スタッフの電話が鳴り、何かと思えば光ちゃんのマネージャーさんから。
「そこに光一くんの家の鍵ありますか?」
家についたものの「あれ?ない?」な状態だったそうです。
光ちゃんは座る時に、忘れないようにと帽子の中に鍵とか全部入れるそうですが、席を立つとき一旦テーブルの上に全部出して、帽子被ってそのまま忘れて出ていこうとする、とか(おい)
・・・ええ、全部計算だそうですよ。本人が言うには。
屋良くんはちなみに、最初から米花くんの帽子にいれておくんだそうですが。それは正しいかもしれない。
さて、町田ですが(笑)
今回できなかったアクロバットができるようになったその理由・・・光一くんに観てもらいたかったから
よし、外しなし!キミは期待を裏切らないな!
「真夏の夜の夢」の話になって、光ちゃんに台詞覚えのコツを伝授してもらいたがるMAの皆さん。
とにかく読め、とは光ちゃんのアドバイス。
光ちゃんの場合はお風呂でずっと台本を読んでたそうです。
「ああ」
と異口同音に想像するMAの皆さん。
自分が風呂で台本を読んでいる図を想像した人・・・屋良・米花
光ちゃんが風呂で台本を読んでいる図を想像した人・・・あっきー・町田
わかりやすっ!
「風呂場なら一人二役できるから」
と言い出したのは光ちゃんです。風呂場なら、ね・・・・すぐになぜだかわかった人、せんせーのところに反省文出しなさい!
「ハムレット」の亡霊役の時にあっきーが芝居いれてたら「秋山、芝居したらみんな笑っちゃうから」とダメだしされどんどん棒読みになっていったそうな(笑)
「逆に難しい台詞のほうが忘れない」と言いつつあんまり覚えてない光ちゃんです。
Gコン〜SHOCK〜ソロコンと続いてきた、MAとの時間もそろそろ終わっちゃうねえ、としみじみしたご一同、一番しみじみしている町田の肩を叩いて「もうすぐ、終わっちゃう!」とやったのは光ちゃん。
しゅんとする町田。
あんた、偉い!えらいよ!
そしてはける時には、光ちゃんのタオルと飲み物をさっとひっさらっていく町田。最後まで己の仕事を忘れない。キミは鑑だ。なんの?って決まってるじゃないか。光ちゃんファンのだよ!

「Dream Boy」の歌前に、客席に遊びにきていたタッキー&翼をご紹介。
よ、よくきたなあ。君たち、明日から大阪だろ?そしてタッキーはその後すぐに舞台だろ?
ここにくるより「正直リハやりてえ」って思っててもちっとも不思議じゃないのに。ありがとね。その他にもあえて紹介をしなかっただけで、結構事務所のみなさんがご来訪してくださっていたようですよ。
誰彼構わず御覧いただきたいステージですので、ぜひ。ええ、あんなロイヤルボックスは所詮私たち庶民には関係ないお席ですから。どうぞどうぞ、ご遠慮なく、お仕事関係事務所関係団体さんでひとつ。

そして、なんだか今日は「永遠の日々」に異様にハマってました。
光ちゃんの自作曲の中では実を言うととりたててすきな曲ってわけでもなかったんですけどね、なんかものすごくぐっときた。今日だから特別「こう」っていう理由とかそういうのは全然思い当たらないです。なんだか今日はそういう日だったんだということでしょう。そういうことってありますよね。
しみじみと「この曲すきだなあ」と目覚めてしまったというか、なんというか。
何度目かの恋に堕ちてしまったというか。
一度目覚めたら後はもう、きゅんきゅんしながら聴いてました。うっとり。

「永遠の日々」に限らず、今日はものすごく一曲ごとに新鮮な気持ちで血圧上げてました。
きゅーっとする、きゅーっと。
今回のソロコンはこれだけ行き倒してるので、イントロ聴くまでもなく次が何の曲かわかっているんですが、次の曲が始まる度にものすごい勢いで血が沸騰していくのを感じました。
何回観ても飽きない。観る度にむしろ新しい発見したり感動に出会ったりする。やっぱり、すごいですよ、このライブ。
たまたまこの公演に来ていた会社の同僚から終演後速攻で絶賛メールが入ってました。友達に誘われたのはいいけどどんなものか見当がつかなかったらしく、行く前に「セットリストが欲しい」というので、送ったら「全然知らない曲ばっかり」と不安がっていたのですが
「絶対大丈夫。観たら間違いなく楽しいから」
と太鼓判押していたのですけど、どうやらやっぱり楽しんでくれたらしい。
そりゃそうよねえ。えへん。
例え一曲も知らなくても、絶対楽しい。
・・・・・・なんであとちょっとで終わっちゃうんだよう。しくしくしくしく。


 

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