堂本光一さん三年ぶりのソロツアー!みんな待ってた!

2009/8/25 名古屋・ニホンガイシスポーツプラザ ガイシホール



名古屋です!
会場に行くために自信満々で乗った在来線がまさかの反対方方面行きだったという軽い前哨戦をクリアして久しぶりのレインボー、いや今はニホンガイシホールへ。

今日はアリーナの真ん中くらいでした。
幸い、埋もれることなく視界良好。何の問題もなくノー双眼鏡で最後までいっちゃいましたよ。
三回目にしてはじめてコンそのものをじっくりと楽しんだって感じです。
福岡は自分自身がぱあっとしたまま駆け抜けちゃった感じ。

改めて。

改めて、光ちゃんのかっこよさに参った。
かっこいいというのは、この場合容姿というよりもこのコンに対しての志だとか、姿勢とか、そういうものの方をさします。
OPは妖→Deepと、シングルのリード曲だったわけですが、この二曲はテレビで、PVでビジュアルを含めたイメージを伝える機会がほかの曲に比べて抜群に多い。
オーディエンスの中にあるそのイメージを壊すことなくそのままに伝えてくる。
その伝え方。
完璧っす。
かなり凝っているPVと遜色ないクオリティーでがっつりこられてはそりゃ降参しますって。

そして改めてFallingからPeaceful Worldの流れのすごさに参った。
Fallingは見る度に新しいイメージが頭の中に生まれてきますね。
人間であるところのパフォーマーよりも人間くさい、感情をもって動いているかに見えるドットイメージとそれを支配していく光一さん。
でも最後の最後に手にした一粒の光から、星の輝きが生まれ地球へと変わり、たった今までサイバーなアンドロイドのような動きだったパフォーマーがはっきりと「人間」として現れる。
非人間の象徴だった光ちゃんが今度は生きているもの全ての象徴のようにひときわ高いところでその身にすべての光を集めながら歌う、って。
なんか深いなあ、と思います。

このイメージの洪水みたいな流れと。

中盤のTemparamental〜Addicted〜Vertualは何度観ても圧巻。
あの難易度を立て続けにやってみせる心意気ね。
一曲だけでも相当しんどい。
ものっすごい振りが細かいわ演出とのシンクロが完璧じゃないとそもそも成立しないわ、ほんとにすごい。
この3曲はさらに照明がすごいんだ。ライティングがあまりにも美しくて泣けます。
パフォーマーだけでなくスタッフ総出で気合い入りまくりで感動しちゃう。
気合いの入った細かい細かいライティングの妙。
ステージは総合芸術ですね、本当にそう思う。
Addictedでは、ほんの一瞬ずつの演出なんですが、ステージ上段にいる光ちゃんの足下にある斜めパネルが踊る光ちゃんの鏡になるというすばらしくきめの細かい演出が。
Addictedといえばミラコン、mirrorをまさに全面的に使った演出が印象的でしたけど、おそらくあれはその名残り。
アルバムのリード曲ではない、むしろ異端のイメージの楽曲なのに結局mirrorを一番ストレートに伝えていたっていうのも含みを感じてにやにやしちゃいます。
パネル前にいるその時だけ、まるで水鏡みたいに光ちゃんの姿が映る一瞬の幻影。
細部までほんとに作りこみ方が半端ないったら。
さらに天井にまで投射される紅蓮の炎のイメージ。
かっこよすぎるぞ、その演出は。
しかし、本当にいろいろな演出機材をうまく使う人です。

月夜〜下弦は、それまでの3曲とはベクトルが全く違うけど、こちらも表現力がいやおうなく要求される楽曲。
惜しむらくは。
本当に惜しむらくは、衣装だと思うんですよ。
振り袖ありきの振り付けなんで、あの衣装に振り袖をつけてくれー!!!
さっと手を広げた時、天井にかかげた時、ほしいんですよ、長い垂れる袖。ターンの時にひらっとくるあれが。
この二曲はスローテンポでゆったりと歌詞を表現していく曲なので、歌とダンスにより奥行きを求められるのだと思っています。
三年前よりいかに光ちゃんの表現力が上がっているのか、十分堪能できますね。
本当に豊かに世界を創り出せる人だよなあ。

ちなみに、本日のAWakenは辰巳くん。
あの演出はどうやら、選ばれた人が中央にたつと下からマイク持った姉さんが登場して、選ばれた人が歌い、そして残念なことになると下にさがっちゃう、みたいな。
ただ、町田さんはかなり完璧に歌ってたけど、強制終了的に下がってったので、その辺デフォかもしれないですね。
今日の辰巳くんは、歌いながらいけると思ったのか、ジャケットの片脱ぎをしかけて、そこから崩壊していきました。
うん、がんばれ。
そして明日のお当番は誰か。
光ちゃんだけが相当楽しんでやってるみたいです。そりゃあ楽しかろう。
私も楽しいよ。

Gyo!は今日はMADには帰り際に「Gyo!」て言わせずにはけさせたんで、マイクに拾われないところで
「Gyo」「Gyo」
と律儀に言ってったみたいです。
このコーナーも光一さんがいきいきしてます。
なんとか笑わせよう、ほかの言葉を言わせようと面白がっているのがオニです(笑)
みんな、必死に耐えてますが、時々耐えかねてうめいたり笑ったりしては一生懸命立て直してるんですね。
ほんとにいい先輩だよ。

MC二度目にはMA・MADが登場。
いきなり呼んだんでみんな大慌てで出てきました。一番早かったのはもちろん町田さんです。駆けつけてきた。その意気や、よし。
次の曲の衣装に着替えかけてた人たちをわざわざ呼んで、なにを話すのかと思ったらあれです。
延々、

宇宙って不思議

って話。時間にして30分ほどしてました。
ええと、衛星が惑星と恒星の間にいい感じで収まってるのはなぜか?ってのと地球の軌道上にあるロケットがスピードをあげたければ、前後どちらのロケットを強く噴射したらいいのか、とか。
野球はピッチャーが投げバッターが打ちフライを見方チームがキャッチすることでチームの絆になるとか、それはゴロをさばいたりした場合には絆にはならないんでしょうか?とつっこみたくなる話とか。
ピッチャーがボールを投げる。バッターが「お客さんに届けー」と打つ、スタンドに入ってお客さんがキャッチ……絆や!
って、覚えてる限りの抜き書きしてみたんですがわけわかりませんよね?私にはまったくわかりませんでした。
高校野球を割と一生懸命見ているので、
ファールの場合は?
そもそもお客さん相手の野球じゃなかった場合の絆は?
とかあらゆる角度からツッコミいれていましたよ。
「ストレートは変化球だ、むしろ真のストレートはフォークだ」と教わった辰巳くんが友達にその話をしたんだけど、実はうそだったとか(いや、ストレートが変化球だってのは本当の話です。フォークは知りませんけど)でもそれは「うっそぴょん☆」だったとか。
光一さんのありとあらゆる横道にそれて、それっきりになる話にだいたいぽかーんとしている6人。
MAのふたりは慣れっこなので、表情で言葉で「短めに」「いや、いいです」と訴えてました。
やっぱり、つっこみに遠慮がないのは長年のつきあいの差だなあ。ツアーの終盤にはMADもがんがんいけるようになってるといいな。
今日は辰巳くんのつっこみぶりが特に印象に残りました。みんなを下げてから、おもむろにパンちゃん。
福岡の様子から察するに、いつ「愛犬の友」的写真が公開されるかと思ってましたが、名古屋できましたよ。
お腹出してなんかくーんと伸びて寝てる写真。ちょっとピントが甘いのはおそらく光ちゃんの携帯のカメラで撮ったからじゃないかと推測。
光ちゃん正座して、のちにあぐらかいて

かわいい

癒される

連発。

赤ちゃん言葉とか使ったって仕方ないねん

とむなしくいいわけしてたんですが、その。

使ってますね?アナタ。パンに向かって使ってますよねえ?

疑惑浮上。急浮上。
すがすがしいおやばかぶりに心が洗われました。
ええと、あの……
もしかして6人呼んで延々と繰り広げていた

宇宙って不思議やー

とか

野球チームの絆がどうした、お客さんとの絆がどうした

とか

空気がなかった野球はでけへん(←世界中でもこの前提でこの結論につなげる話をする人は光ちゃんだけだと断言できる)

とかいう、いいんだけど。ホントに話したいならずっとそれでも構わないっちゃ構わないんだけど、あの辺の話はあれか?
パン写真を公開するにあたってのもじもじか?テレか?そうなのか?

面白いんですけど光一さん。

ぜひ、赤ちゃんことばで写真のパンちゃんに話しかけてみてください。
改めてファンになることをここに誓います。
こんな面白い人、見なかったら人生損する。