堂本光一さん三年ぶりのソロツアー!みんな待ってた!

2009/8/30 大阪 大阪城ホール



今日のAwakenは昼夜ともに松崎くん
昼公演では歌いながら、途中であきらかにこけて、

あああああああっ!


と絶叫残してきえていきました。
夜は比較的まともに歌ってたものの途中で一瞬ひっかかりそのまま

ありえない

といいながら消えていく。
再登場の時にはさめのマペットをつけていて、噛んでみたりのパフォーマンスに光一さんから

なにやってんの?

と暗転間際に冷たいだめ出しをくらってましたよ。
完全にお気に入りポジションげっと。
何がそれほど光一さんの心ツボにヒットするのだろうか。どこに光一さんツボがあるのか、実に興味深い人です。
もちろん、MAの二人は不動だな、と思うのですけども、MADの他の三人もがんばって食らいついてってるのは頼もしい限りです。

昼間の回、Gyo……じゃなくてNo Moreの間奏で光一さん

振りを間違えました!

と自己申告。
Gyoのみなさん、無言で「ありえない」「信じられない」「それってどゆことー?」と身体揺すってのブーイング。
ここのところ、全員整列!に対して光一さんが苛烈なチェックをしていたのも影響したか。厳しいです。
とりあえず、ここは当然ノッておくところです。
会場一体となっただめだし。
光一さん的にも「やり直しておかなくては」と思ってくれたらしく、音楽なしで間違ったところだけ再現。
今度はぴたりと決まってました。
拍手喝さい。
さらに。駆け足→全員整列!がぴたっと収まるようになっていた。
おお、対応してきますね、みなさん。すばらしいです。
会場のオーディエンスからの惜しみない賞賛の拍手。
やればできるこ!
というか、さっきはたまたまトチっただけの人!
さらに、Gyoなみなさんへの主に「さっき振りを間違ってしまったことについて」のインタビューでも「Gyo」「Gyo」とで光一さん批判に走る芸達者ぶり。
みなさん、Gyo言葉でいろいろいけるようになっている。コミュニケーション能力が明らかに向上している。
すばらしい。

さて、8/31。
今日は選挙の日だったり、24HTVの日だったり、嵐の国立だったりしたわけですが、光一さん的にはもっとも大切なことは

ベルギーGPの日

であることのようです。

今日何の日か知ってる?

という問いかけに、一斉に「選挙ー」と言う言葉がかえる中「それ以外」というので、じゃあ、とみんなが出したいろんな答えぶっちぎって。

ベルギーGPですよ

と言った瞬間の場内の若干落胆した「ああ……」という声がやたらおかしかったです。
なるほど。
ベルギーGPが行われる会場は光一さんがプライベートで行ったこともあるサーキット。
予選の結果、フィジケラがトップだったとか、あんた日本GPと同日だったミラコン大阪であんなに「レース結果教えたら帰る」のなんの言ってたくせに自分はいいのか?というようなことをさらっと言ってました。
なんなんでしょ、この人。

パン様写真は、昼はくぱーっとしたうつ伏せのかっこで寝てらっさるところ。
なぜにあのこの写真は常につっぱって寝てるんだろう。
夜は寝起きのセクシー写真(飼い主談)会場にいるどの女性よりセクシーな写真(繰り返すけど本人談)です。
専門用語でうっふんです。
自分がパンよりセクシーだと思うお客さん全員に

うっふん

やらせておいて「気持ち悪っ!」と落とす。
気持ち悪いってアナタ……
昼間、パンを去勢させるかどうかで悩んでて、いっそもう一匹飼った方がいいのかな?というところに行き着いてました。
名前をつけるなら、こめ。漢字で書いたら米。
パンの名前ももともと、食べ物の名前で二文字になるのがいいなあっていうところからパンになったそうで。
最初の子がパンだから、こめ。
うん。
パンは血統書ついてる子なので、なのでか知りませんが親の名前はなんかたいそうな名前ナンダソウデス。アレキサンドロなんとかかんとかみたいな。
なのに、パンというとってもシンプルな名前をつけてしまったので、ペットショップの人に

名前決まりました?

と訪ねられて「パンです」と答えたら大爆笑されたって言ってましたよ。
そしてこめを飼うのはいいかもしれない、と思い始めたらしく、二頭飼い生活をステージ上でしばし妄想。
手をたたいて

よし、パンおいで。
こめ、こめ

顔面崩壊メルトダウン。
楽しそうです。うれしそうです。妄想なのに。かわいそう。なんかこの人かわいそう。

夜は会場がやたらとノリがよくて、面白かったなあ。
スパの魅力について早口で語る光一さんに会場全部で「早すぎるー!」とつっこみをいれたと思ったら、今度は光ちゃんがわざとゆーっくり語り出すから今度は当然「ゆっくりすぎるー!」とつっこみ入れたり。自由自在。
なんか光ちゃんも楽しそうです。

ところで私、ずっと疑問に思っていたことがあって、Spicaの演出でドットイメージがなぜか北斗七星のひしゃくを形づくる時があるんですよ。えーと、ワンコーラスめの途中かな。転調より前ですけど。

乙女座の一等星なのに、なんでこぐま座……

ひしゃくの形を確認する度にそう思っていたので、終演後友達にそれをいったら、

最後におー♪スピカー♪って歌ってないからあれで平気

という斬新な説を語ってくれました。あ、言われてみれば確かにあそこ歌ってない。
まあ大体、乙女座作られてもわかんないわな。

昼間は脇のブロックのお客さんに対して

セクシーヒップ席

を強調し、やたらぶりぶりとお尻アタックかましてました。
前は前で

前を楽しめ

と言った瞬間の会場の盛り上がりはなんかよかったです。
今回、なんか大阪いい感じです。

例の三曲と次の下弦の月にはさまれて、割とみなさんスルーしがちな気がしている和のパートでの「月夜ノ物語」なんですけど。
あの曲の演出がすごい好きなのは私だけでしょうか。
ワンコーラスめのサビあたりで、光一さんがセリで上に上がりその周囲を女性ダンサーが囲むようにポジション取ってそこにライトがさまざまに当たるんですけど。
それが万華鏡みたいですごい好きなんですよ。
光ちゃんを中心にした万華鏡。
きらきらしていて、一瞬でその世界の景色が変わるあの感じがわくわくする。
きゅんとなってしまうのですけど私だけか?
友だちには全否定されたんですけど、和のコーナーで最初に「和テイストの処女作」である月夜をやることは結構意味があるのかなあと思ってます。
まあ、和テイストってあとは「下弦」と「夜の海」それから「妖」しかないわけですけど。
聴き比べると、作曲者としての能力値というか、作風の幅が圧倒的に広がったなあと思います。
妖が和テイストでは最新作ということになるけど、月夜よりは大分洗練されてきたなあと思う。
今や「和テイスト」というと光ちゃんの中にある楽曲パターンの中でも割と確立されたところだなあという印象が強いのですけど、ここから始まってるんだよね。
この人の楽曲の変遷みたいなものが如実にわかるいい試みだと思うのだけどなあ。
友だちの意見の総意は「単に並べるのに『夜の海』使えなかったから」といったものでした。
まあ、本人が「SHOCK以外でやると違和感がある」と言っていたらしいので、そしてまま光ちゃん的にはそこまでの部分を考えずに並べている場合が多々あるのでそういうことなんだと思いますが。
個人的には、テーマの方向性が同じ楽曲の今昔を目の前で見せてもらえるってすごくぜいたくだなあと思います。
それはそのまま光ちゃんの成長の軌跡でもあるわけで。
月夜の万華鏡の世界から、一気に現実とは異なる世界の全てにスケールが及ぶかの下弦のくだりはどちらもストーリー性のある曲だけに落差があって楽しいのです。
いわば、手のひらの中の小さな世界が一気に弾けて時空全部に広がったくらいの落差。どちらも綺麗で、それぞれの世界がちゃんとある。
ちなみに下弦は以前と違ってライティングとダンサーパフォーマンスで構成されているところがすごくお気に入りです。
友だちの間ではやっぱりVirtual〜が今回の一番人気ですが、私はあえて言うなら下弦だなあ。
あの、観ているとざわざわいろんなものが自分の内側で騒ぐ感じがたまりません。目が乾燥しそうなほどに見入ってしまいます。
何より好きなのは光ちゃんが一人で踊っている後ろに米町がつき、MADがつき、やがてダンサー全員がついてくるあたりと、低音部分でのラインでのパフォーマンス。
あれを観ると脳みそがかあっとなる。
あの圧倒的な表現力は一体彼の身体のどこから発せられるものなのか。
全放出な感じがホントにたまらない。
このコンはやっぱり好きなところだけでできてます。