堂本光一さん三年ぶりのソロツアー!みんな待ってた!

2009/9/11 横浜 横浜アリーナ



大阪から11日ぶり。すごく久しぶりな気持ちになったBPM、ちょうど折り返しの横浜アリーナ公演、その初日です。

会場は人がびっしり。ほんとにすごい。横アリってこんなに人をいれられたんだ、とそっちに驚きました。
セクシーヒップ席どころか、背後しか見えないだろ、そこ。みたいな席もあった。
今回はアリーナもめいっぱいまで使ってるし、トロッコがない分センターもぎりぎりいっぱいまで座席がある。
光ちゃんがMCで

15000人以上のお客さんが入ってるって聞きました

と言っていた。
確かにそれくらいは楽勝でしょう。ってくらいの人。平日なのに。
ステージは低めに設定。
なんでかなーと思ったら横アリは天上から四面のモニタが下がってるんですが、愛の十字架でゴンドラが通るレールがこのモニタの下に設置されてるんですね。
だから、天井が低くなり、相対的にステージも低くなったのかなーと予測してみました。
真実はわかりません。



約10日ぶりのソロコンはなんだかすごく新鮮!

横アリはやっぱり会場が広いので、照明もいろいろ細かく変わり、より派手になっています。
DeepやSpicaの時により目立ちますが、ステージ背後全面にLEDが配置されているその数が当社比1.5倍。いやそれ以上か。
ステージの背後一面が赤や青で光り輝くのですよ。
すごいです。
妖の時、背後が全面赤いLEDで輝くところがあるんですけど、その時は反対にセンター席が青いんですよ。圧倒的に。会場全体も圧倒的な青。
その色の対比にやたら感動しました。
今回のステージは特に赤のライトが印象的に使われているというイメージがありますが、それは、ペンライトを青にしたこと、きっとみんながそれを買って会場を青く染めてくれるだろうということを前提にしたライティングプランなのかな?と思ってしまいました。
客席全体を含めて光一さんの演出プランを実現している、という感じですね。
ホントにすごい。
感動せずにはいられないです。

またステージを照らしているのがひとつひとつがすごくクリアで綺麗な光なんですよね。あんなに綺麗なの、なかなかないよなと思うほど透明感のある色だと思います。
今回、MCでやたらと「色」と「光」についての話を光ちゃんがするのは、この照明の色と光の美しさにいろいろ改めて考えるところがあったのかなーとか思っちゃいます。
それほどに全ての色が綺麗。光が綺麗。
赤く染まった光ちゃんも、白色の光の中にたたずむ光ちゃんもクリアで純粋な色になってみえます。
改めて言うまでのこともないですが、ホントに今回もライティングワークがきれいです。
圧巻。
横アリで観て、あれ、こんなに照明ってきれいだったっけ?と新たな感動を覚えてしまいました。すごく、わくわくした。
正直、光ちゃんのソロコンにおけるあのライティングワークは日本一だと思います。
細かく緻密に切り替わるライティング。
あれだけのものを背負って、全て使い切っている光ちゃんは本当にすごいです。
今回のコンはわざわざ事前にセットを作ってリハを行ったと福岡で言ってました。それゆえ、初日からすでに完成形ができていたわけですよね。
リハを重ねて研鑽を積んで、その成果をお客さまに見せたいと常々言っている光ちゃんにしてみれば、理想の形で作り上げたステージなんだな、と心から感じます。
やっただけのものができていますわ。
そして、若いころよりも「参加型」に対する意識が柔軟になってる分、MY WISHやぼくは思うのようなことができてるんだろうなと思います。
いいバランスと息を抜く間合い。
最強ですね。

横アリスペシャルはライティングのみにあらず。
so youngやSpicaだっけ……ECの妖だっけ……の最後でどん、と花火が出たりとかしてます。MC一回目の時にはまだ花火の煙が残っていて、光一さん仰いでましたよ。実はちゃんとMC中に扇風機でスタッフがステージ上の煙をとばしているんですけどね。
あとなんか、下弦の時には映像で鶴が飛んでる(←横浜NEW!)そうですが下弦はワタクシいっぱいいっぱいをさらに超えた状態でおりますのでなんにも気付けてません。
友だちに言わせるとAddictedの時に風が吹いてるそうですが、それを見分けて「ああ、ここね」と思えるほどの余裕も全くなくてですね、ええ。

さて、会場の規模が他よりも大きくなっている横アリでは、花道が長くなり、さらに愛の十字架で光ちゃんを運ぶレールが長くなりました。
その分、間奏を長くして対応していた。ただ、伸びたレールの先端まではゴンドラは移動せず。あれが正解なのかはよくわかりません。色紙もとばしていたけど毎回やることにしたのかは微妙です。

さらに。

Spicaのイントロの時に、横アリの天井一面にまるで波のように、点いていく青と白の電飾。
エンディングのたった一曲のために、天井一面に満点の星が輝いてました。
センターブロックの頭上一面に星が瞬きます。
すごくきれい。
それからステージを縁取るように数十センチ幅のLEDの帯があるのです。曲によって色を変えていくんですが、地方ではステージ部分しかなかったのが、きちんと花道を渡り、その先端にもちゃんと設置されてました。
Addictedの時かな?ステージ上の光一さんの立ち位置から、LEDが炎が燃え広がるようにして走っていきます。花道のその先端まで炎が走っていく。
ほんの足下の、小さな部分に行き渡る心。ちゃんと炎が燃え広がっていってああなったんだろうというタイミングで。
その辺りの細かさとこだわりぶりに、ざわざわきました。
光ちゃんはホントにスタッフに愛されている。
これだけのことを「この人のためにやってあげたい」と思われているんだなと思うとうれしくなります。
やっただけのことを返してくれる人にでなくては、ここまでやってはくれないですよ。

あと、一瞬だけですが「月夜ノ物語」で篝火が焚かれっぱなしになっていて炎なめの光一さんがモニタに映ったんですが、それがもうあまりにもかっこよすぎてノックアウト!
かっこいい。かっこよすぎる。すてき。ほんとにすてき。

ちょっとどきっとしたのは、Tempara〜Addictedへのつながり、光ちゃんはきちんとスタンバって次に進んでるのに一瞬、会場にAddictedのイントロ音が流れるのが遅れてた。
たぶんイヤモニには音が入っていたように思えるので、ぎょっとしました。
ほんの一瞬のことでしたので、何事もなかったかのように進行してくれましたけど。

今日のAwakenは何度目だ、松崎くんでした。
歌ってる最中、ずっとMA・MADにじゃまされ続け、なんか人類の言語とは思えない奇声を発しながら消えていき、曲終わりで戻ってきた時には500ペットボトルを手にしてました。
そしてそのまま500mlの水を一気飲みのパフォーマンス。
よくわかんないけどがんばった、がんばった。

今日はしょっぱなからなんだか光ちゃんのテンションが変なとこに入っていた。
久しぶりだからなのか、なんかいつもより余裕ないっていうか、ぱあーっとしてたっていうか。
今日はおそらくご招待のライターさんとかおみやげを主催がご用意するような人たちがいらしていたみたいなのでそれか?
OP〜トークかなりとばし気味。しかも、いつにもましてよくしゃべるしゃべる。
自分でも

オレ、すげーしゃべってるなあ

と言ってたくらいです。

今日のMCは
F1話 モンツァについての展望をいいかける
不思議話 例によって球体とかそのあたり。宇宙の不思議は、お題を言っただけ。
パン様話 写真はぐーんと伸びきって寝ているお写真。
ところで大阪で悩んでいたパパ、ついに決心して避妊手術をしたらしい。
病気になりにくくなるのもあったし、何より小さな子なので出産事態がすごくリスキーなことだからだそうです。
今日は最近手術したてってこともあるのかな?なんと楽屋に御身ずからいらしているそうですよ。
出してー!というファンの要望にはもちろん応えることはなく。
ええと、パンと話をしたんだそうです。
そしたら

あたしはそんな安くないわよ!

と言ってた(←本人談)そうで、そう簡単には表には出てくる気がないそうですよ。

パンが自分でそう言ってたんだって!光ちゃん、そう言ってた!へー!

相変わらず手放しで絶賛。
宇宙の話をしかけてやめた直後のことだっただけに、

宇宙一かわいい

出ましたよ!
それでも、いつもに比べてあんまりパンの話をしなかったのは、やっぱり避妊手術のことでいろいろパパ的に思う部分が残ってるからかなあとかちょっとだけ思いました。
まだ新米飼い主の段階で決意実行しなくちゃいけないことだから、あれだけ愛情注いでる対象に対して自分のとった選択が最良のものだったのか、腹がくくりきれてないのかもなーとか。
ま、想像ですけど。

横アリのMY WISHは

せいや!せいや!

という、祭りの御輿のかけことばに、拳つきあげ系。はい、レイズアップというよりは祭系演歌ののりのあっち。
曲の世界観とか、そういうのは端からぶっこわしな方向で。
そして、スタッフこわ!と思ったのは「僕は思う」ですよ。
名古屋から加わった演出であるところの、なつかしー十代のころのコンパンフ写真が次々と曲中で披露され、横アリは初見の方が多いらしく、一枚ごとに新鮮などよめきが起きる中、最後の最後に出てきた新しい一枚、

ジャニーズJr.のオーディション履歴書写真

場内、わき返る。
気配に気づいた光一さん振り返って何が映されてるかを知った瞬間の苦笑っぷりがおもしろかったです。
最初も最初、一歩目を踏み出すその前の写真ですもんね。

紺ジャケ、白シャツに紺ズボン。バックはご自宅とおぼしき赤いカーテンをひいてありました。

MCの時にもちょっと話題が出てオーディエンスのリクエストに応えて、もう一回映されたんですけど、光ちゃんは苦笑して

なんでこれで採用しようと思ったんやろ

と、心のそこから不思議がってましたよ。
いや、そらとりますよ。明らかに顔小さいし、目鼻のバランスが整っているし、素人写真でこれだけかわいく撮れてたらとりあえず本人に会わなくては!って思うでしょうそりゃ。

それにしても、ここから本当に全てがはじまったことはじめの写真と次の瞬間にはまさに今!の30歳のライブ映像をつなぐというのはなかなか心にくい演出です。
まあ、よくも取ってあったというかよく考えれば採用した人の分の履歴書なんだから取ってないわけがないんですけどね。
でもそれをよく会社の倉庫……だかどこかだかから見つけてきてなおかつ披露する形に持ってったと思います。
誰が言い出したんだろう。
名古屋で歴代のコンパンフ写真やら、多分13歳くらい……の写真のスライドを見た時にも言いようのない感心をしたのですけど、進化してるし。
こんな小さな部分にさえもスタッフの愛情というかこだわりというか、いくらでもボール投げるぞ!って体勢がわかりますよねえ。
かっこいいです。

ホントにソロコンはなにもかもが見逃せなくて楽しいですよ。
半分を過ぎた、って光ちゃん言ってたけど終わってほしくないなあ。
こんなに楽しいのに終わっちゃうなんてもったいないですよ。