◆◇◆少しは冷静な分析とかしてみよう。おう!と試みる私の「てんまち」雑記帳◆◇◆
第七話「三人の関係って素敵です」 2000/5/24 22:00〜23:00
さて一晩たってみた。
ので、少しはストーリーその他についてのあれこれなんぞ。
◆愛情か?同情か?その1:かおり 今回、達郎とふたりの女性とのからみが出て参りました。
かおりとタマキ。
さて、それは愛情か?はたまた同情か?
かおりの場合は、私はシンクロ説をとりたい。
あの時、達郎は確かに傷ついていました。
とても身近に思っていた輝とタマキがふたりとも「金のため」に自分を捨てた・・・少なくとも自分といた境遇を捨てて新しい「金のある場所」へ行ってしまった。
達郎は、日に日にかさんでいく借金を返すこともできなくなっていってる。
何もかもがうまくいかない。
そして、一度ひとりじゃないことを知ってしまったのに、ひとりぼっちに置き去りにされてしまったような、寂しさと孤独に耐えられなくなっていた。
そこへかおりです。
彼女こそは幼いころの記憶を共にする存在。あえて「女性」とは書きません。
彼女は本来なら一番達郎にとって身近な存在のはずが、結局のところ「日の当たる場所」というやっぱり、お金の匂いのする場所の住人になることを選んでしまって、遠い人になっていた。
達郎にとっては、よく知っているけどでも「他人」になってしまっていたんじゃないかと思います。
ところが。
この夜のかおりはなぜか、寂しさとやるせなさを口にして、寂しい達郎の現在とシンクロしていた。
そしてそんなかおりが泣きながら「達郎の側にいたい」と言ったから、思わず達郎はかおりをだきしめてしまったのではないかと。
愛ではなく。
完ぺきなシンクロ。
それがあのキス・・・孤独を埋める切ないキスだったのかな?と。◆その2:タマキ で、タマキです。
すきか、嫌いか?と訊かれれば私は彼女のことは結構すきです。
光ちゃんの歴代の相手役のキャラでみれば、一番すきかも(銀狼の冴子姉ちゃんを除く)
彼女のキャラというのは、達郎には眩しすぎるかな?と思います。
まっすぐでひたむきで、少々押しつけがましいところも含めてお日様の下で育まれてきた女の子は達郎には眩しすぎて、別世界の住人のように思える。
だけど、憎からず思っていることはなんだかんだ言ってもタマキが勝手に出入りしてるのを許していたり、輝ちゃんを預けようとするところからも伺える。
これがまた。
愛か?と訊かれればそれが微妙なんですよね。
妹のように思ってるか?と訊かれればそれは違う気がするし、じゃあひとりの女として想ってるかと訊かれればそれも違う。
結局のところ、達郎はかおりにしてもタマキにしても「女として愛する」ことはしていないんじゃないかと。
安原の口から、タマキが達郎のために身体を売ろうとしていることを訊かされてあわてて助けに行く。
ところが自分はどうやら一歩遅かったらしくて、自分のためにタマキがはやまったことをしてしまったと、思いこむ。
あの看板をなぐりつけるシーンはめっちゃめちゃかっこよかったです。
屋上でタマキをみつけて思わず抱きしめたのは、それでも大切に想っている人間が自分のせいで傷ついたことがたまらなかったから。
そして、タマキの行動が未遂だったことを知って安心する。
この時、はじめて達郎は人を殺す決心をするのですね。◆愛情の重さ 結局輝にしても、タマキにしても、達郎がすきなんだと思います。そして達郎が抱えた借金のために身動きがとれなくなってることに思い悩んで、自分なりに達郎を救うために動こうとする。
(まあ、輝ちゃんの場合はどこまで考えがあっての行動なのか?っていうのはおいておくとして、でもやっぱり「借金チャラ」に動かされたのは違いないと思いたいなあ)
ところが、それを知った達郎はもっとずっとのっぴきならないところに追いつめられてしまう。
達郎にしてみれば、自分のために大切な人たちがその身を犠牲にしていることが耐えられない。
だけど、もちろん責めるわけにもいかない。
最後の最後、輝ちゃんを救いだそうと潜入したホテルの部屋で、達郎が振り絞るように「ふたりともおれのためにやめてくれ」と叫びます。
あれが、達郎の心情そのものではないかな。
重いし、辛いし、どうすることもできない。
輝ちゃんに会って、達郎は今まで持っていなかった大切なものを手にしたけど、それと同時にそれまでだったら感じることのなかった身を切るような思いも知ることになってしまったのね。◆さて、野獣です わはははは。
いやーん。私的にはああいうキスシーンは大歓迎ですー。
素敵だったわー。口のサイズがあってない気がしたんだが、それはいつものことだからおいておくとして(爆)
なぜか光ちゃんファンはラブシーン推奨派が多いのが、不思議なところです。
友達に言わせると「毎回、毎回だからもう慣れたのよ」と言います。私もそう思います。
でも、今回のキスシーンは「ハルモニア」のラストに次ぐすきなキスよ。◆そして白衣です ありがとう、河野P。
ありがとう、清水先生。
叫んだ、叫んだ。もう叫んだことよ。
誰か「振り返ればヤツがいる」のような、ドラマを!織田裕二のやってたあの冷酷な天才医師の役を!
ぜひ光ちゃんに!!!!
フレームレスのメガネが素敵。白衣が素敵。聴診器が素敵ーーーーーーー。
アタクシ大コウフン。
私は基本的に医者モノに弱いのである。
メガネをかけはずしする仕草も好きなんである。
故に大変なことになってたのである。ああ、夢のよう。うっとり。◆それにしても智也ですが なんちゅーか、京子の家を出てからパワーアップした不気味さがすんばらしい。智也親子ってこわいっす。
田舎に帰った京子の姿を「うふふふふふふ」と、車の中から見る目がやばい。いってる。
まさかこんな大きなキャラに成長するとは思いもよらず。
細川茂樹、大丈夫か?
第二の冬彦さんとしてこのキャラが定着でもしたらどうする気なんだ?
いや、素敵すぎていいけど。◆展望 それにしても、京子妊娠。
ああ、なんか最終回へのいやな予感が増大していく私です。
智也親子、京子のお腹の中の子供。
この人々が後半へのキーポイントになっていくのでしょうか。
そして、誰もが忘れかけていたと思われる、達郎の手の甲のアザ。
これもまたわざわざ出したってことは、何か後半につながるのか?
興味津々。
来週予告を見ると、なにやら風景の感じが「STAND BY ME」だし、ああ楽しみだ。マジで、待ちきれない。
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