◆◆◆HongKong Japanese◆◆◆
コンレポです。
今回はわたしなりにがんばってみたんですけど、ザルっちい記憶ですんません。
2日目2部と、街中レポは順次UPしていきます。
KinKiKids 1st ASIA Tour mireniumConcert in HongKong
HongKong report 2000/2/27 noon at HongKong convention&exivision center |
さて2日目。本日昼の部のお席は光ちゃん花道の真横。柵から数えて3つ目。 そして特に申し合わせたわけでもないのに、ひとつおいて隣と斜め前とちょっと前に友達が座っていました(^^;; 前日の阿鼻叫喚の様子を聞いてはいたものの、さらに情報補足。 地もとの強烈なKinKiファンという方々が少し後ろにいて、その人たちがものすごいと。何がすごいかは始まってからわかりました。 うちわーーーーっ! 主に手作りうちわがその元凶。オフィシャルのうちわに改良を施したもので、優にもとの面積の四倍はあろうかという、孫悟空に出てきそうなでかさ。これを頭上高く振り上げられ、なおかつ中央花道に突進されいすに昇られたら、そりゃ身長3Mくらいなきゃステージ観るのは不可能です。 いったいあれは何で作ったらあんなになるんだろう?あれだけ振ってもびくともしない強靭さ。そして常に頭上にあげつづけていても大丈夫なほどの軽量化。やわな素材じゃへし折れるし、重い素材なら腕もあがらなくなるだろうに。 どうすることもできません。物理的にまったく見えない。そりゃいすに昇らざるを得ないのもわかる。だかって乗っていいもんか?と言われればいけないに決まってますがね。 とりあえず私の周囲は日本人が多かったため、香港の子達とおぼしき巨大うちわのみなさんとそれに便乗した日本人のみなさんの一団が中央花道に行ききると、そしてそこで椅子に昇られなければ普通にたってたら観れるようにはなりました。客席がブロックすっぽり無人になるんだこれが。前に人が殺到するから。とにかくKinKiが動けば客も動く。すごい状態だ。友達は最後までかばんを身から離しませんでした。 私はコン開始前にトイレにて財布の類をコートのファスナーつきポケットに入れ、それをうちわを入れてきた黒ナイロンのランドリーバッグに詰め込んで椅子の下に押しこみ、紐を椅子の足に縛り付けておきました。多少蹴られても大丈夫だし椅子が行方不明にならない限りはこれで大丈夫だ。かばんはなくなるのを覚悟で椅子の上。どうせ大切なものは入れてないし。 と決死の体勢で臨んだものの、実のところかくのごとき環境にいたため、真横の花道にふたりが来て後ろから人が押し寄せて来ない限りは席で見てられました。 さて、肝心の光ちゃんは昨日よりも倍ましできれい!!!漢方万歳!(←それが原因かどうかは知らない) 肌がつやつや。でもてかってないんでマシュマロのようだったわ。柔らかそうでした(T^T) 目もきらきらしてる。 ああ。その目の中に星が宿ってるわ。ううん、これは私の見間違いじゃなくってよ。 とにかく光ちゃん側の花道横だったため、光ちゃんがやたらと歩いてくる。 見上げればそこに光ちゃん。いやもう、そりゃ、この世の生き物とは思えないほどの美しさでしたよ。 「うつくしー!うつくしー!」 うわごと。 「誰かあの美しくてかわいい生き物をどうにかしてー!」 よかったよ、初日に冷静にコンを見てられて。じゃなきゃレポなんて無理。 一曲終わるごとに、前に座ってる友達やら隣にいる友達やらと今のあの美しい生き物について語り合う。というよりは叫び合う。でもほとんど会話にならず。 「どーよどーよ?あれどーよ?」 「大変!」 そんなんばっか(^^;; 前日よりも全然リラックスしているふたりだけに、随所に余裕が見られました。 コンのできとしては、確実に二日目の方が上。 表情見ていると曲ごとの気の入り方が昨日よりも断然上。 「罪と罰」の完成度の高さと言ったらあなた!腰にきますよ、腰に。 「to Heart」の時の気の入り方もよかったわ。うつむき加減で歩くその顔の影と挑むような瞳の鋭さの美しさと言ったら!!! いろんな雑誌に山のように写真が載り、TVで姿が映される彼ですが、間違いないのは生が一番綺麗だということでしょう。 どんなできのいい写真も、ドラマで見せる表情も、ライブで見せるあの近寄り難いほどのオーラ全開の光ちゃんの一瞬にはかなわない。 青いライトの下、シンプルな真っ白いシャツに黒のパンツ。こういう何の変哲もない衣装であればあるほど、きれいな人はきれいに見えるんですねえ。 うっとり。 さて、昨日よりも全然余裕のでてきたおふたり。 昨日は見せなかった小技とらしさが爆発してました。 「FUNK2000」・・・「未練酒」を歌うつよの手を引く光ちゃん。昨日はやってなかったぞ、おいおい。でも抱き合うまではいかず(笑)この光景見るとついつい「花魁道中」という言葉が浮かんでくる。実際の花魁道中は人様に手を引いてもらったりしないですが、なんとなく(^^;; 一度めの通訳さん呼んでのMC。 光ちゃんいわく、とにかくこっちの新聞報道でびっくりしたのは新聞に「裸、裸、裸」と書かれていたことだそうで、香港ではあんまり半裸になったりするようなコンサートはないみたいですね。ない、と会場が反応していました。(←決めつけ) つよが「いくらでも脱ぎますよ」とばかりにもろ肌脱ぐ。とたんにその前に立ちはだかりファンの視線からつよを隠す光ちゃん。 「おれだけのもんやっ!」 ぎゃあ。会場大騒ぎ。 ・・・あんた香港まできてそんなこと言うかっ!(^^;; オープンカフェでも上半身裸で過ごすと大嘘つくつよに「あかん!おれが許さん」・・・光ちゃん?光ちゃん!あんた、ちょっとそこに座りなさい(T^T) 人の道についてちょっと説き伏せたい。 さらに上半身裸ネタは続く。 つよがシャドウボクシングなんぞを光ちゃんに向けてやったりすると 光「なんで僕をなぐるの?」(←かわいい) つ「おまえの周りにいる邪気を払っとるんやないか」・・・つーさんや・・・あんたはいつから陰陽師になった?加持祈祷するようになった? どうでもいいけど、このネタは理解するまでにタイムラグがありすぎ。ほとんどの人は聞き流していた模様。 で、今回は香港Jr.のうち一番小さい子で、日本語も堪能、という子をあえて選んで呼んでたんですが、話の流れでつよがその子にダンスを教えることに。 お得意のストリート系のやつね。一生懸命真似っこしている姿がいじらしかったですよ。光ちゃんは「じゃあおれは台宙を・・」・・・無理。それはいくらなんでも無理。 結局つよが代わりに階段上がって台宙の立ち位置まで行くものの、そのまま階段を降りてきました。うん、そうだね。多分私もそのオチしかないと思っていたよ。 で、何を思ったか通訳のお兄さんの腕をとったつーさん、うれしそーに 「おれたちがKinKiKids−!」 兄さんうれしそうだ。なんだかやけにうれしそうだ。光ちゃんは突如の出来事に唖然。香港ちびっこJr.と共に唖然。 調子にのったつよ、光ちゃんのベストを脱がせてお兄さんに着せようと試みる。無理と違いますか?・・・と思ってたら無理やり着れた(笑) も一度あっぴーる。「おれたちがきーんききーっず!おれたちのダンスを見せてやる」 と、その場打ち合わせをして、踊って・・・踊って・・・るようでした(^^;; 光ちゃんは香港ちびっこJr.と共に見守る。そろそろ収拾がつかなくなってきたぞーう。 「すみません、フリースタイルになってるんですけど」という光ちゃんのつっこみに100点。 香港Jr.を帰した後、つよはおもむろに会場に向かって「あいしてる(広東語)」「I LOVE YOU」連発。ついでに相方にも「I LOVE YOU」 もちろん、光ちゃんもね(笑)お客に「I LOVE YOU」というのはちょっと控えめなのに、つよにはいいらしい。はいはいはいはい(^^;; で、何でもないといえば、なんでもないし、光ちゃんは普段のコンの時によくやってる仕草なんですが、今回一際強烈なイメージを残したシーンがもうひとつ。 この最初のMCの後で、ダンスタイムに入るんですよ。で、光ちゃんはロンダートでしゅたたたたたっ、と中央花道のところまで、移動する。 お客は拍手喝采。 それに対して、光ちゃんはごく自然に右手を前に左手を後ろに引いて頭を下げる、王子様のお辞儀をしてのけるんですが、なんか、それがね。優雅。自然に身に付いた所作っていうのかな。そうすることが当然のこと、って感じで。 そのナチュラルなハマリ方に結構感動して、後で同行した友達にそのことを話したら一言、 「光ちゃんは、本当に王子様なのよ」と。 本人は全くそんなこと思ってないだろうし、私も「光ちゃんは王子様なの」とハートマーク全開で言うタイプと違いますが、いやこの時ばかりはすごく納得。ものすごく納得。 うん、やっぱ、王子様よ、あの人。 さて、MC2回目、つよひとりのMCも、通訳さんとさっきコンビ結成した気やすさからアドリブも飛び出す(笑)光ちゃんの「Change」紹介の時、 つ「これから彼は服をはだけるかもしれません」と。自分の曲はバラードだからはだけるのは相方に譲りますんで」 と好き勝手に吹く吹く。それをまた通訳さんはコンビのよしみで忠実に翻訳。 きっと光ちゃんは舞台の袖で 「なーに勝手なこと言っとんのや、剛!」 と苦笑いしていたに違いない。これが日本なら無理矢理に舞台裏からツッコミが入るところだけど、そうはいかず(笑)つよの広東語での紹介に引き続いて「Change」 この曲は中央花道の真ん中くらいで歌っていたため、完全に光ちゃんの背中を見ていることになってしまうんですね。そのため、例の芭蕉扇(漢字は違う気がする)で見えなくなったら後ろのモニタを、見える気配がしたら双眼鏡を、というダブルでGO!なモードです。 で、光ちゃん。ちょうど最初の間奏の時に、今まではやらなかったのに、すい、と一歩スタンドマイクの前に進み出て、ジップアップジャケットのジッパーをすすーっと下げ下ろ・・・・しかけてまた引き上げ、にんまり笑って何事もなかったように曲に戻りました。 やるねっ!そのアドリブおっけー!ウケた、ウケた。 もしや、事前に打ち合わせてたんだったら、いいネタだったぞ。まる。 また光ちゃんの笑い方が「どーだ、へっへーん!」な笑い方で、それがもーたまりません。曲の終わりにまたひとしきり今の光ちゃんについて周囲と大声で語り合う。 まあ、私の友人が多かったっていうのもありますが、やけにこの席の付近は光ちゃんファンが多かった。ついでに、ちょっと後ろからも現地の光一ファンの「コウイチーッ」って声が何度もあがってましたので、どうやらそこは光ちゃん席だったらしい。決めつけ。 さて、ウワサのフライング。 いやー。飛びましたわ。ホントに真上。すれすれ。 最初は私の方は、つよが飛んだんですが、あまりにも直上すぎて表情まではわからない、ただ言えるのは 「剛、えらい!あんたはえらい!」 気がつけば友達とそう叫んでいたということでしょうか。あの高さって一番中途半端な嫌な高さなわけですよ。落ちた時にどうなるか、とか結構想像できちゃう。 まあ、高所恐怖症を自認しているあの子にはそれこそ胃薬グロスで持って来い!な世界であったことは想像に難くない。ご苦労さま。 そして、光ちゃん。 ちょうど私の真横から頭上を何度もぐるぐると飛び回りました。 ああ王子様が飛んでらっしゃるわ。 二度目のフライングの方が滞空時間が長いので、高く、低く、前後左右に王子様、ご機嫌な笑顔で飛んでらっさるのがわかります。 地上の我々は、まるで釈迦にすがる地獄の亡者よろしく手を上にかかげて口々に意味不明の絶叫。一体光ちゃんの目にはどんな絵ヅラで見えたんだろうか。そりゃ面白いものだったに違いない。池の鯉。んな感じだろうか。なんか投げたらイルカのフリッパーなみに食らいつくこと請け合い。ああ愉快。 ちなみに亡者その1の私と友人が叫んでいたことは、 「いやああああ!落とさないで!」 「落としたらだめーーっ!」 「光ちゃんを生きて日本に帰してーー!」 「お願い、ひとりの身体じゃないのよっ!」 「殺さないでーーーー!」 「もういいから地面に戻してええええ!」 ・・・だって、怖かったんだもん。くすん。 呆然としたままアンコールへ。 ふと脇を見ると早くも脇の柵にすがりつく人々発見。あらー。そういや、昨日はアンコールでハイタッチしてたよな。人々は向こう側の花道に行ってるふたりに向かっている模様。 しかし警備員が昨日の轍は踏まないぞ、とばかり出張ってきている。こりゃ無理か−。 と、思ったら、なぜか柵の空き面積が広がっている。いや、私の目に間違いがなければ柵が花道の方にずるずる移動している。 なんだなんだ? とりあえず光ちゃんが走ってきたのと同じタイミングで人波がこっちに押しよせてるぞ。 怖い。とりあえず、空いてる方へ逃げろ。 と、柵が私を嫌うようにずるずる動いてる。なんなの?これは?押してないよ、私? で、気がつけば柵の最前列。あ、光ちゃんが花道の先でお辞儀を終えてこっちに走ってくる。 なんかにこにこしてるぞ、綺麗な笑顔だなあ。いい笑顔だなあ。なんか、身体が気持ちこっちに向いてる気がする。えーい、手を出しとけ。 あ、なんかご機嫌。 ご機嫌美人がこっちくる。くる。くる・・・・来たあああああ!!!!! ぺし。 冷たくて乾いた手の感触。 かるーく、ぺしっ。 右手の指先3本。 さ。さ。さ。さ・・・・触ったあああああああああ!!!!!! ぷちっ・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ すみません、フェイドアウト。 このコン、この後のこと、何ひとつ覚えてないです。 覚えているのは、冷たくて乾いた手とごく軽く、ぽん、と叩いていった感触だけ。 ああああ、触っちゃったよ、どうしよう。 |