20060923 FUKUI |
福井でございます。
天気いいです!晴天って素晴らしい!私は特に晴れ女でもなければ雨女でもありませんが(ただし、高校時代の友人4人で集まると、台風とか集中豪雨を呼ぶことができます。本当です)このツアーは初日名古屋の豪雨といい、福岡の台風直撃といい、なぜか雨に祟られておりました。
今日は、晴れです!
サンドーム福井は、田んぼの中に昇る朝日をイメージでもしているのでしょうか?
突然現れる不思議なオブジェのような建物です。中は、ほぼ円形。アリーナとスタンドの段差が小さくて、全体的にコンパクトな印象です。
これはスタンドでも近くていいなあ。
そして、恐らく未着チケットの席を確認するまでもなく、今回のツアーで最もいいお席です。肉眼で楽勝でいろんなものが見えます。わあい。
ええと、いろんなものが変わってました。
照明はヴェルヴェットレインがかなり変えてきてましたね。密かに「これはちょっとダサ……というか安っぽ……」と思っていた赤い雨を意識しているかのような縦長の赤い線を並べた両サイドの効果が消えてちょっと複雑なうねるような背景に変わっていた。こっちのが絶対いい。
あと、Shadows On The Floorは色照明が増えて灯り採りの照明が減っていた。
元々赤や青の色照明を多用してるせいで、全体的に暗めのステージなんですがより暗くなっていたよ。暗転がほんとに真っ暗で、友達が気に入っていた+million but -loveの椅子の片づけも暗闇の中で見えなくなってしまっていた。
あと、Addictedのミラーの中央でKDロゴがレーザーでぐるぐると回るようになっていた。
緑色のレーザー使用量が福岡より増えているように思えました。
Spicaの時に横の方で描かれていた星はドーム後方の壁に大きく映されていたりとか(これは、会場の広さのせいかも?)あちこちでレーザー使用度があがっていた。
One More XXXの時に、センターステージの光ちゃんのスポットを暗くして後方の女性ダンサーにピンスポ当てたり、モニタに女性ダンサーいっぱい映したり(ええと、これは大した効果になってない上に会場に来てる人たちのほとんどは「それ映すなら光ちゃん映せ」と思っていると思います)Take to me...だったかな?の時に、光ちゃんの顔をモニタにどーんと映し込んでみたりとか。
光ちゃんの作るステージは日々変化するので、ぜひとも全日程DVDを出して「どーだあーだ」とファンに検討させる趣向を用意してくれてもいいと思いまーす!
それから各方面に不評な(この衣装の悪評を散々聞いていたから「思ってたよりマシ」という意見は見ても「大好物!」って意見を目にしたことは未だかつてない)下弦の月〜夜の海の衣装ですけども、なんかこー、きらきらが増量されて……!!赤いサッシュのところの金のひらひらの量がどう見ても増えて……!さらにこう全体的にきらきらきらきらして!その方向での改良はその……うああああ!!!
更に、夜の海のラストで足元から赤い花びらがこう、ぼしゅっ!と吹き出てました。正直、光ちゃんはちょっとびびりで一歩後ずさってました。思ったより勢いが強かったらしい。
さらに、二度目の愛の十字架のところで銀テープバズーカが登場。左右から光一さんに向かって、ずばっときます。それからセンターのセリの中にスモークが思いきり焚かれまくりました。
目立った変更点というとこんな感じかな。
ところで、いつも思いますにOPが大層かっこいいです。
銅鑼(?)の音一発で落ちる客電。会場に入った時には既にステージに明々と焚かれていた篝火がオレンジの炎を闇の中に浮かび上がらせ、一気に会場がDeep in your heartのPV世界に連れていかれるわけです。
そろりそろりと篝火が蠢き出し、ダンサーが展開していく。
女性ダンサーとMAが展開していく中、目がどうしてもステージの主役を探すわけですが、見つけられない。
スポットが当たりいつの間にかキマエラの獣王がそこにいるわけです。
次の瞬間、炎が立ち上がる。この熱量は結構なもので、前の方の席でなくてもぶわっと熱の波がくるのがわかる。ステージ上の光ちゃんは相当熱いんじゃないかな。
一旦下がって、カウントを3から取り始めるのですが、この時の手の動きがたまらない。
ゆっくりと周囲を捕まえていく、というか自然に場が引き寄せられていくような、まじないめいた仕草。でもってエロい。とてもエロい。
目が釘付けですよ。
エロいは正義ですから。
なんかこー、この人は多くの目を奪うために生まれてきたんだなあとしみじみと実感する瞬間です。
スローな動きなのですけど、腕の動きがしなやかでなめらか。流れる一動作の中に緩急がある。
というか、ドラマさえがそこにある。
否応なく、捕まれます。
Deep in your heartっていうのは正直なところ、一気にどかーんと盛り上がる曲というわけではないと思うのですよ。本来ならば、ライブの中間あたりに存在感を持って配置されるような。
そういう曲だと思います。
初めて聴いた時に「なんて、マニア系な!」と思いましたもの。
ですが、難易度の高い振り付けが一糸乱れぬ様子でステージに展開していく様子は単純にどかーん!わー!とはまた違う捕まれ方するんだよな。
光一ファンといえば、双眼鏡ガン見ですが(笑)なんとなく、双眼鏡外して全体を見ていたくなるような。でも、ガン見もしたくなるような。
私はDeepの転調部分のところで、両肩を前にぶらりと下げる振り付けがすごくすきなのですけど、この辺りも世界がぐいぐいと広げられていく感じがします。
光ちゃんが、ダンスを楽曲を表現する一手段、あるいは手法のひとつと捉えているのはDeepを観ているととてもよくわかる気がする。
Deepのダンスは、確かに楽曲の世界をぐんと広げていると思うので。
なるほどなあ、と思います。
音楽とちゃんと融合できているダンスは、それ自体がヴォーカルやギターや、そういった楽器と同じ役割を果たすのだなあ、と。
光ちゃんのソロコンを観ていると、自然にそれが納得し理解できますね。
Deepはそういう意味で象徴的な一曲だな、と思います。
しかし、かっこいい。
さて、福井一発目ですが。
「こんばんは。ロリー・バーンです」
今日お席が一緒だったRさんと二人だけ大爆笑。そう来たか!てか、福岡のロス・ブラウンでしーんとしていた会場の記憶も新しいだろうにどんな挑戦状だ、コラ。
ちなみに、ロリー・バーンはF1カーデザイナー。もちろんフェラーリのカーデザインを担当した人です。
どんだけF1の話をしたいのかと!
で、一回目のMCは福岡の翌日からずっとやっていたらしい世にも奇妙な物語のロケ話。
「わ!かっこわる!」
とモニタに自分の腕を映して恥ずかしがる光一さんです。それもそのはず、たった数日のロケで光ちゃんの腕は見事なTシャツ焼け。
肩から上はマッチロ。下はチョコレートアイス色。ミックスソフトクリームみたいにきれいに塗り分けられておりました。
肉眼でもはっきりと二色の腕。
確かにそれは恥ずかしい。
光ちゃん曰く、やたらカメラでアップを撮られたとかで「これくらい(顔前10センチくらい)」寄られたそうな。
しかも。
「ハイジョビンで撮られた」
ハイジョビン?ハイジョビン?……って、ハイビジョンだからそれ!!!!!!
大爆笑。
ハイジョビン。業界特有の逆さ言葉ですか?にしたって、ハイジョビン。
はげちょびん?いいえ、ハイジョビン。
出た、コレ。
私の中に一生残る名言です。どんな時でもふつーに「ハイジョビン」と言ったアナタの声を思い出せば笑顔になれる。
さらに、福井にはまだ爆弾がありました。
ものっすごく嬉しそうに光一さんがおっしゃいますことには
「アリーナの席の後ろにサンドーム福井って書いてあるでしょ?」
はいはい、確かに座席番号を打ってある小さな紙片にはひとつひとつに
SUNDOME福井
とあります。
「リハーサルの時に、バンドの人がその紙を見て、すんどめふくいって言った!」
すんどめ。
すんどめふくい。
「SUNとDOMEの間にスペース入れてくれてたらよかったんだけどねえ」
……確かに。
正確にはあっきーがバンドの人と会場内でお弁当か何かを食べてる時に、バンドの人が指摘してそれが光一さんに伝わったらしいですが。
おかげで福井公演の間中「すんどめ」「すんどめ」の連発。最終的にはMAも含めてふつーに「すんどめドーム」言ってましたよ。
いやそれ、DOMEが被ってるから。
福井は大概テンションあがっていた光ちゃんですが、ダンスレッスンでいつものように秋山先生の振り付けをレクチャーしていただいた後に突然
「ラストを変えよう」
と言い出しまして、なんというかあれです、雨上がり決死隊の宮迫さんのキャラで轟さんっているじゃないですか。「水10」に出てくるあの人。
あれと同じように「ぬーっ!」を、7カウント目の親指を上に突き出す「グー★」のところでやれ、と。あと、最後の決めポーズもね。
やりましたよ。やりましたとも。光ちゃんのご希望ですから精一杯。
ちなみに福井初日の得点は95点。初日から高得点マークですよ。
光ちゃん、実に福井を気に入ったと見えます。
で、気に入った様子ではあるものの、ヴェルヴェットレインで二小節分くらい歌詞をすっ飛ばしたりとか、SNAKEでラストの部分上がるところをそのまんま歌ってたりとかやっちゃったりもしてました(笑)
SNAKEは光ちゃんの高音の伸びを聴けるのでわくわくなのですが、今日は高音なかった。ちぇ。でも貴重なものを聴けたからいいか。とも思う自分もおり…アクシデントって常に蜜の味。
ところで、うっとりチェキしてるところに、One MoreXXXのステッキダンスのラストで、ステッキに光ちゃんがちゅーするところというのがあります。
一緒に踊っていた最愛の人(いや、ステッキですが)にちゅーすると、次の瞬間何事もなかったかのようにぽーんと投げ捨てる(笑)その落差がたまらんというか、今日は特にぽーんと棄てていたのがなんか「あんた、そりゃねえよ!」って思った。
あと、うっとりと言えば、Shadows On The Floorの一節で、上手から白のピンスポで光ちゃんを舐めて、ちょっと先の無人のフロアに赤のピンスポを当てる、というのがあります。とてもとてもかっこいい。光ちゃんがその後自ら移動してこの赤のピンスポの中に収まるのですが、くらくらするくらいかっこいいです。
照明暗いけど(笑)
こういう視覚に訴える仕掛けが随所にあるので、観ていて飽きません。前回のソロコンより一歩踏み込んでマニアックな感じだ。
照明暗いけど。だからなのか?いや、違うだろ。
mirrorコンは非常に見所が多いというか、一曲ごとに緻密にいろんな要素が含まれているので気が抜けません。
そんなこんなで初日レポ終了。