20060924 FUKUI |
なぜか知らねど、光ちゃんのテンションがすごいところに入ってる福井二日目!
MC関係のことを書くと真面目な感想モードに非常に入りづらい感じなので先に真面目モードで感想というか思ったことを書いておく。
福井にきて「それはちょっと……」なグレードアップを果たした「下弦の月」の衣装ですが。非常にインパクトの大きな衣装故に、ものすごく緻密で細かい「下弦の月」を思いきり堪能しきれないという弊害がありまして、それはいかがなものかと毎回思うわけです。しかし、mirrorも早や6回目の参加となりまして、ようやく細かく語れる段になりました。
ええと、はい。それほどナニだと思います。あの衣装。
「下弦の月」は、OPで、女性ダンサーが楚々と整然と並んで登場するのですが、これを観た時に思ったのが狐の嫁入りでございます。
幻想的で、ものすごく濃いイメージの世界。バックではモノクロの「下弦の月」PVが粛々と流れているわけで。このPVと「下弦の月」のパフォーマンスは全く連動をしておりません。
映像とリアルとで展開される違う世界。でも、ベースになっている曲は同じ。
これはなんというかとても不思議な感覚です。ゆったりとして優雅なリアルの世界と殺伐としているけど切ない映像世界。
この対比はどのような意図で行われているのか。
そう、リアルの舞台は赤や青や色味のあるライティングで、暗いながらも様々な色味を持っているのですよ。でも、映像は白黒の無彩色。
ちょっと、どこかへトリップしてしまう感じです。
光ちゃんの作るライブは、一曲ごとに色があり、景色があり、世界がある。
直前の曲が「-so young blues-」という、ある意味mirrorアルバム中一番「どうだ、ライブだ!」って感じの曲なだけにこの落差はちょっと快感です。
王道全開のライブ会場から一転、あっと言う間に幻想の世界に引き込まれるのですよ。
こういう落差とか違う世界をくるくると行き交うことができるライブはなかなかないなあと思うのですよ。
作り出している世界はまるで違うものなのに、それでも淀みなく流れるから不思議だ。
女性ダンサーが展開し終えると、中央から例のあの衣装で登場する光一さんですが。この「下弦の月」の踊りはとても密度が濃くて要素が多い。
あの一曲の中に沢山の素敵が詰まっているよいものです。
和傘を使った演出とか細かいですよね。光ちゃんは他にもOne more XXXでステッキを使っていたり、+million but -loveで椅子を使ってみたりと果敢に様々なダンスの表現に挑戦していてすごいなあと思います。
この辺りはやはりSHOCKでの経験が存分に生かされてるなあと。小物を使って滑らかに踊るのってなかなか難しいと思うのですよ。
ダンスは光ちゃんにとって音楽の一部なのだな、と心から思います。そういう風にこの人はライブを作っているんだな、と。
そう思うとツアータイトルのMusic mirrors My Feelingというのはなかなか奥が深い。
耳だけでなく、目でも音を楽しむことができる。
それが、光ちゃんがこのツアーで掲げたテーマなのかな、と思うので。
「下弦の月」では、私は曲後半部分で印象的に響く低音に合わせて赤いスポットがステージを照らす演出がとてもすきです。
曲自体が壮大なスケールを持っているわけですが、それに合わせたステージングがすごく細かくて綺麗。
ホントに惜しむらくはあの衣装なんだよな。あれがやっぱり邪魔してると思えてならない。
そういえば、この曲の続きで「夜の海」が入るわけですが、今日はラストの下から花びらぶしゅっ!にはびびらずに一歩退いて待ち構えていたよ。
そう言えば、今日のOne more XXXも、ちゅーしてからのステッキ捨てるのがちょっと無下だった(笑)
男って勝手よねー(笑)
SNAKEはちゃんと上がるところ上がってました。よかったよかった。密かにここの光ちゃんの高い音での声の伸びが大好きなものですから!ここ、楽しみなもんですから!
耳が喜ぶいい声だー。
今日は普通に「堂本光一です」で始まってましたよ>MC一発目のごあいさつ。
それにしても!今日はMC長かったです。
一人でしゃべってるのに、こんなにしゃべるなんて空前絶後ではないだろうか。びっくりしました。おかげでアンコールどころか、本編ラストまでいられなかったんですけども(涙)
二度目の愛の十字架前で会場飛び出しましたよ。外に出たら同じ電車に乗ると思しき人がいっぱい走っていた。ふぁいおー!
楽しそうなのは非常によいのですが、光ちゃんなのにライブ終わりの時間が、時間が読めないなんて……なんかびっくり。
閑話休題。
今回特に強く感じるのはMAと光ちゃんの関係がもっとずっとぐっと親密になったなあということでしょうか。
あっきーが仲良しさんなのは前からなんですけども、今までそうは言っても少しだけ距離があったというか遠慮があったように思える屋良くんとかパナが、MC中、平気で光ちゃんにツッコミいれるようになってるんですよね。
なんかいい。とっても、いい。
ちなみにツアー縦断大貧民大会は、現在町田の単独首位。名古屋では首位に立っていたはずの光ちゃんはいつの間にやら-20ポイントでただ今絶賛ビリだそうな(笑)
今日はなんと言ってもあれでしょう、ダンスレッスン(大笑)
昨日、一番最後のキメポーズを轟さん@雨上がり決死隊宮迫(ただし、光ちゃんがこのキャラを認知してるかどうかは甚だ疑問)にしたところ、いい感じで会場全体が気持ち悪かったらしく(注:光ちゃん的には誉め言葉)なんかとっても珍妙な振り付けを。いや、ホントにこれを珍妙と言わなかったら何を珍妙と言えばいいのかと。普段の生活では使わない単語も自然と出てくるってもんです。
ええとまず、両手を右斜め上で摺り合わせます。これを4カウント。摺り合わせながら
「ざばーっざばーっざばーっざばーっ」
声出していきましょう、声。
一体何が原典のかけ声か全くもって謎ですが、声出していこー!おー!
そして、左斜め上に向かって、頭の上で大きな輪……ああ、今となっては古典の域に入る、いいともの友達の輪を思い出してください。あれを左斜め上で作りそのまま頭上で手首交差です。かにです。アナタはかにになるのです。これで3カウント。もちろん声は出していきますよ。
「しゃきーん、しゃきーん、しゃきーん」
ええ、かにですから。
その場で考えながら我々に振り付けしてくださる光一さんがなんか知らないけど、とっても遠くに感じます。というか、アナタ、今私と同じ次元にいないだロ?凡人には理解できない超領域にすぱーんとトリップしてるように見えます。しっかりして!
でもとりあえず、ものすごく楽しそうだよ!幸せそうだ!
でもって、8カウント目は右手を斜め右上に、左手は左斜め下に、足も一緒につけて
「んぅーーーーーーーーーーーっ!さばーっ!」
もう意味わかりません。どこに行きたいんだよ、光ちゃん。てか、私たちをどこに連れていくつもりなんだ。
んで、最後の決めポーズはすんどめドームだけに(当然のように二日目も引きずりまくっていたともさ)とりあえず仁王立ちで股間ぐいと前に突きだし
「すんどめーーーーーー!」
叫べ、と。叫べと言いましたよ、この鬼振り付け師!なんてことさせんだ、をい!
ああ、やってやるぜ!
でも案外みんな喜んでやっていたという。なぜなら、手足を一緒に動かす要素が少ないから。割と複雑な振り付けでも手ぶりだけなら結構すぐについていけるのですよ。手足を別の動きにしようとすると途端においてけぼりになるのだけども。
ええと、そんな福井二日目です。
堂本てんてーご機嫌でしたよ。みんなとっても気持ち悪く(ああ、私もその中の一人だよ)踊ってたから。
感動いたしましたのは、この即興の珍妙振り付けに、一糸乱れずついてきたMAとダンサーの皆さんでしょう。ああ、プロだ。ここにいる人たちはみんなプロ中のプロだ。
ステージのしゃきーんしゃきーんしゃきーんが光って見えたよ。いいえ、いっそ涙で見えない……それは感動の涙……
さて。
とにかくMCが長かった今日(苦笑)
何をしゃべっていたかと言うと、いきなりオチからしゃべりだそうとしてMAにとめられる「世にも奇妙な物語」のご本人出演回の話とか。
車に酔う人は(例によって長々と車の構造の話をし、ガソリン代が値上がりした昨今節約のためにはタイヤの空気圧をちょっとだけあげるといいそしてそれはなぜか、に話が散々至った後で)サスペンションと会話をするといい、とか。
あとあと、スタッフさんが用意した汗ふきタオルがタイムリーに青でしたよ。
ざわめく場内。
そりゃアナタ、今年青いタオルと言えば、あれでしょう。ハンカチ王子(笑)
本人最初気付かずに、場内がざわざわしてるのに気付いて
「あ、これそう言う意味ーーーー???」
と爆笑。そして、どうやらちゃんとニュース観てるらしく、控えめにちょぼちょぼと汗を拭く。場内爆笑。
そう、豪快にわしわし拭くんじゃなくてちょぼちょぼと額の汗を拭くんだよね、斉藤くんって。
その後は下ネタ言って場内からブーイング浴びせられる度に、斉藤拭き(なんだそりゃ)をしていた光一さんです。
ごまかしてるつもり、らしい。
はたまた。
福岡でライブ後にシャワーを浴びた後、パンツをぶんぶん振り回しながら歩くのもどうかということで、いつも用意してもらってるガウンのポッケにねじ込んでバックステージ闊歩してて、そしてそのままポッケに忘れてきたそうな。そもそもそれに気付いたのも、福岡帰りの飛行機に乗る際の手荷物チェックでのこと。
大前提として光ちゃんは、パンツを例えば何か小袋に入れてそれからかばんに入れるということをせずにそのまんま突っ込むそうです。つまり、剥き出し。かばんを開ければ「やあこんにちは、パンツ」という状態。
で、福岡帰りの飛行機は混乱を避けるために一般とは違う口から入ったそうですけど、その分荷物チェックとかはものすごく念入りにされるんだそうで。手荷物なんかは全部開けて見られるとか。
で、手荷物チェックは女性の方がされたそうで、荷物を開けていきなりパンツじゃ驚かれると思った光一さん
「あ、開けるといきなりパンツですから」
とかなんとか事前の注意をしたそうです。
で、女性職員さんかばん開ける。
でも、パンツない。
そこではじめて
「あ、ガウンのポケットに忘れてきたーーーーーーーー!!!」
と気付いたそうな。で、コンサガウンも一緒に管理してくださってる衣装の方に「ごめん、パンツ入れっぱなし」と謝ったそうです。
そして、福井。
楽屋には本日着る衣装がきらきらしく掛けられていますよ。そして、その衣装ハンガーのところには、まるでお衣装のように、私物のパンツがきれーに洗濯されきれーにしわ伸ばされてかかっていたそうで(笑)
せつな!それなんかせつな!
さらに、やはり福岡でのこと。広いシャワールームがあるというマリンメッセ。光ちゃんが使ったところはなんかこーちょろちょろとしか水が出ずどうも
「やる気ない」
感じだったそうで。んで、ちょっと別のところにするかとそこを諦めて出たところ、一番端の広めのブースにあっきーがいたんだそうです。
で、あっきーに話しかけたところ
「いやああああああんっ!」
となんかこー、心なしかくねっとした成分の多い反応が返ってきたとか(笑)
シャワーカーテンで身体を隠して「な、なに?」と(笑)なんか、それ乙女だから!死滅した少女漫画のノリだから!あるいは、少年漫画の中だけの女の子の反応だから!
あとなんだっけ。
そう、福井はめがねの生産量が日本一で世界の二割(だっけ?)にもなるとかいう、どこからでもどの角度からでも仕込んでくる無駄知識の泉を披露してくれたりとか。あと、割とよく聴いたことのあるコンサ中にコンタクト落としてもなぜかステージに落ちてるのを見つけられる自分、なんだ俺、目悪くないやん!ああ、Jr.!Jr.が笑顔で位置移動してくる(でもそれ、決まったフォーメーションだし)そこに今落としたコンタクトが!踏むな!頼む踏むな!と心の中で大葛藤してたこととか。
ちなみに、MAで視力低いのは町田とあっきー。特に町田はコンタクトなしじゃほとんど見えないらしい。光ちゃんもそうだよね。
私も今年になってからコンタクトを舞台とかコンの時だけつけるようになったけど。
よくあんなもんつけてがしがし動けるよなあ。
私はソフトなんで、落ちるとかってよほどのことですが、ハードの光ちゃんはよくもまあ……と周囲のハードユーザーが口を揃えて「ありえない」ともうします。
あとは一人暮らしの屋良くんに「家にひとりの時、トイレのドアは開けるか閉めるか?」と尋ね、どうやら閉めない派の光ちゃんがよりによって屋良くんに、チキンが鶏だと知らなかった屋良くんに
「人としての常識です」
と言われ、ばっさりやられつつもやっぱり何度か耳にしたことのある、智也が光ちゃんちに来た時にトイレのドアを開けっ放しで大きい方をしながらじっと光ちゃんを見つめていた話とか。
もー延々しゃべっていた。
なんだろう、ホントにこんなにしゃべるなんて珍しいよなあ。
よほど楽しかったのだろうか。
そんなことを思いました。
福井はホントに楽しかったです。
次は大阪!楽しみだぞっと!