20061015 SAPPORO


今日は若干シャッター?と思って席についたら、いやいや今までで一番近いかもしれないお席でした。
スタンド席ステージ真横でしたけどね。ちゃんとAddictedでもギリでシャッターかからなかったし、写真も全く苦もなく見えた。いろいろ肉眼至近距離でおいしかったです。
結果的に出口に近かったがために、ホントにWアンコールの最後までちゃんと観れたし。
おいしいお席でした。
横から見ているとやっぱりいろいろ正面から見えないものが見えて楽しいです。いや、そう何回もいりませんが、たまにあるとちょっと楽しい。
ああそうだ。演出の変更点は大阪と比べてほぼなし、と言いましたけど、ええとプラマイだったかのバックにダイヤが飛び交うようになったのは北海道からですよね。昨日見て「おや」と思っていたら、みんな気付いていて翌日ちょっと話題になっていた。

「もう10月も後半、年が明けたら28歳ワアアアアア(叫び部分だけ声高め)」

と叫ぶ、光一さん。もうすぐ28歳です。見えません。全然見えません。
二年前のソロライブの話をしていて「二年前のライブにも来たよ!」という人間が歓声あげると
「ありがとうございます。よくもまあKAT-TUNに降りもせず……」
と言うとりました。
アナタ、降りるとかいう完全ジャニ用語ご存じで!知ってるようでその辺りの事情とかその辺り関知してない感じまんまんのアナタが!!!
ある意味今日一番の衝撃発言。びっくりしたなあ、もう。
でもきっと光一さん的にはライブを「観て感じて嗅いでって、嗅ぐことはできないかもしれませんが」とうっかり言っちゃった途端に客席から
「嗅ぎたーい!」
と言われて同意見多数だったことの方が衝撃発言だったに違いない。
「君ら、おかしい。男が嗅ぎたいって言ったら絶対変態扱いのくせに女の人だと大丈夫なのはどういうことだ」
とかしきりに言ってました。
うん、それはね差別じゃなくて、特権。

そして今日は、ほら、前夜のほっけ話が聞きたいわけですよ(笑)既に屋良くんのひとつの個性として確立された感のあるほっけ好き。光一さんも大のお気に入りです。
そりゃもー会場もほっけに期待がかかるわけで。
「ほっけー!」「ほっけー!」とMCで「夕べ、メシを食いに行って」と言いかけた途端にコールされるわけで。
その辺は期待を裏切りません。
まずは夕べの海鮮、お造り写真。
ちなみにパナは他じゃ食べられなかったウニを北海道で食べれたとか。実は私も北海道に初めて来た時にはじめてウニを食べられるようになりました。ホントにおいしい。
そして光ちゃんはメニューに「なまこ酢」を発見して「よっしゃ!」とオーダーしたものの、なまこがキレていてがっくりだったそうです。
なんだよ、夕べ私らが行ったところはちゃんとあったよ!こっち来ればよかったのに!と素で思いました。居酒屋とか行っても東京では案外置いてるところ少ないのだ>なまこ酢
そして期待通り屋良さんはほっけに夢中。ほっけ世界に入りきって周囲の音も聞こえていない様子。
そんな写真が公開されましたよ。
そしてなまこを与えてもらえなかった光ちゃんはじゃがいもにかぶりついてました。
北海道ってホントに何食べても美味しい。
屋良くんは見事にほっけを完食し、ぺらぺらで向こうが透けるほどの見事な完食写真を披露されてました。写真じゃちょっとわかりづらいけど、向こう側が透けて見える程の完食ぶりだったそうで
「ほっけも満足してると思います」
とは、屋良くん自身の談。
光ちゃん超ご満足。ホントにほっけを食す屋良くんは大のお気に入りですね。
ちなみにその屋良くん、イベンターさんから「ほっけ送りますよ」と言われていたとか。だがしかし、むしろほっけを釣りに行きたいと希望をもうしておりました。
そしてホテルでのばか写真の数々をご披露。この人達ホントにテンション高いです。
修学旅行の夜に撮ったばか写真ままだな。
最終的にはあっきーの股間にあっきーのびっくり顔をコラした写真公開。要するにこれを見せたかったらしい。
なんつか、ツアーの夜は修学旅行状態なわけですよ。アホだなあ、この人たち。
でもそのアホぶりを披露するのも楽しそうでいいです。このテンションは新鮮だ。
日々親密さの具合がアップしていくこの人たちですが、見ていてやっぱり町田は消せないファンモードがある分、ちょっと遠慮気味に見えるのです。
そのあたりわかっているのか、今ツアーでは光ちゃんからやたら町田に触りに行ってる気がする。今日も光ちゃんは町田の妖怪アンテナが1ダース!みたいになっていた髪の毛をそっと直してあげたりしてました。いいなあ、町田。選ばれしファン。
この人達の中ではパナがスケジュール等々の管理が得意らしく、光ちゃんが寂しげに
「もうあとこんなこと(主に大貧民?)できるのもちょっとだなあ」
と寂しそうに呟いたら
「名古屋では、朝6時までできます。大丈夫です」
とパーフェクトにスケジューリングされているらしい大貧民大会予定を公表してました。夕べ……というか今朝も6時までやってたそうですよ、この人達。
そして朝まで大貧民の後で改めて昼までしっかり睡眠時間とるんだそうです。ホントかいな。その割にはあっきーの目が明らかに寝不足気味でらんらんとコワイ輝きを増してきている気がする今日この頃。
体内時計が狂うから、人間やっぱり夜に寝て昼に活動した方がいいんだよー。
ところで今日のダンス振り付け担当はあっきーだったんですが、毎回光ちゃんが
「ちゃんとやれば狭いところでもぶつからない」
とぶつからない実例のお手本を示してくれるじゃないですか。あっきーにぴったりくっついて振り付けのお手本みせるの。確かにかなり激しくやっていても全然ぶつからない、見事な技です。
あれは前後の二人が完璧に踊れるからこそ可能な状態だと思うのですが、やっぱりその通りだったことが判明。
今日に限っては、お手本見せる段で光ちゃんとあっきー、ごっつんごっつんぶつかるぶつかる(大笑)
一回目は光ちゃんが動きを間違えて逆に動いてしまったせい。もう一回はマイクを手にしていたために手がマイクにぶつかっちゃった。
なんかものすごく痛そうな音がしてました。
いやあ、残念だ。
で、途中であっきーと光ちゃんのレクチャーがこんがらがって、一体今日のダンスは右はじまりか左始まりかわからなくなって悩む我々(今日はですね、両腕を頭の上に真っ直ぐ伸ばして手を合わせ、右に左に身体を倒すふりから始まったのです。だから右はじまりか左はじまりかはとっても重要。毎回重要だけど特に重要)はスタンドからすぐ側にいた町田さんに
「右?左?」
とみんなでゼスチャーで尋ねる。ちゃんと「右ー」とゼスチャーで応えてくれる町田さんはいい人だった。
今日もちゃんとMCでのMA紹介の時とはける時と両方とも、正面と右と左とに三回頭を下げていた。いい子だ。こういうのを見るとホントに好感を持つよね。

さてさて、MC話ばかりではなんですからまだ語り足りてないmirrorコンの中身についても。

Shadows On The Floorといえば、大層完成度の高い曲だなあと私は思っております。
一曲の中に含まれる要素も多くて、都会的なあるいはもうちょっとつきぬけて近未来的雰囲気を持ってるなあ、と。で、mirrorコンではどう表現されるかが楽しみな一曲ではありました。
いやあ、思った以上に振り付けとかライティングがものすごく細かかった。
歌詞のニュアンスに沿ったライティングとかすごいかっこいいです。
全楽曲の中でも一際暗い照明なんですけど、これは確かに明るすぎると世界が崩れるなあと思いました。
特に福井かな?から増えた床が格子状に輝いて足元から照らす効果とか絶品。あと、曲の中のほんのワンフレーズだけ、光ちゃんを横から白いライトで照らしたりとか。ワンセンテンスごとに異なるニュアンスのライティングに変わるあたり、なんかこう職人芸ってものを見せつけられている気になります。
観れば観るほど深いというか、手が込んでるというか。
One More XXXもそういうところありますが、ライティングの職人芸という点ではこっちに軍配があがりますねえ。
相当こだわって注文つけなきゃこんな細かいライティングは達成できないと思いますよ私。
どんなものにもドラマを求める私は、この曲とこの演出の中にやっぱり艶めいたドラマを感じてご満悦になるのです。
それくらい、ひとつひとつが濃い。
これはmirrorコンの全楽曲に通ずることではあるけども、一曲として「つなぎ」がないんですよね。だからこそのこの高密度なのだと思います。
もちろん、はっきりと力が入ってる曲はあるけども、好みだった曲を3曲選べと言われたらそこそこ票が分かれそうな気がしますよ、mirror。
One More XXXは女性ダンサーがずらりと並び、バックのLEDパネルから何からに更に沢山の女性が映っている中で光ちゃんがステップを踏むところがものすごくたまらない感じにツボです。
あれ、かっこいい絵だよなあ。
Addictedをあげるまでもなく世界で一番LEDパネルを上手に使いこなしている人じゃないかなと思いますよ。光ちゃんのバックが光ちゃんってなんて豪華なんだろう。
うきうきしちゃいます。
Spica後のヴェルヴェットレインまでの一連の流れはすごくお気に入りです。こういう風に違う世界観の曲を並べるの上手いよなあ。
SNAKEはなんといっても、光ちゃんの伸びのある高い音が聴けるのがいいですよね。何げにワンコーラス目を歌い終わった後のスキャットがツボです。SNAKEはツアーを重ねるごとにどんどんよくなっていってるので聞き所です。
あとあと、ヴェルヴェットレインですね。ギターを弾く光一さんというのはかなりツボポイント高いのでうはうはです。
アレンジは王道のロックテイスト。天国への階段みたいな静かなメロからギターどん!なアレンジは普通にツボにくる。この曲何げにメロディー綺麗でとってもすきなのですよ。ロッカー光一様、かっこいいっす。着てる服はパレオだけどさ(笑)
あと、二度目の本編最後の愛の十字架ですが。
ちょうど真横から観ているとですね、間奏で今回一緒にコンを作った人々が一列に並ぶのですよ。バンドも含めて、ダンサーMA全員が。
くるりと振り返って「これが今回のカンパニーです。僕の自慢です」(もちろん今回は舞台ではなくてコンだけども、なんというかイメージ的にそんな感じ)といわんばかりに全員を讃えるように両手を広げる光ちゃんがものすごくツボです。
これは正面から観ている時にはさほど感じなかったことなのに、横から観ていたらなんかすごくぐっときました。
MAについてはもはや言わずもがなですが、毎回毎回即興の振り付けに完璧に応える面子は貴重だよね。あんな変な振り付けなのに(笑)

今日は、そして「時間的に私は観れないよなあ(帰りの飛行機の時間があるので)」とちょっと諦めていたWアンコールもちゃんと観ることができました。ご本人達も当日東京に飛行機で帰るためか、割と早い段階で出てきてくれた。ありがとう、おかげでちゃんと観ることができたよ。
前日Wアンコール観れたから、今日観れなくても素直に諦めつく、と思ってたけど観れたらそりゃもう嬉しいともさ。
「光ちゃん」と呼ぶと「光ちゃんです」と出てくる光一さんです。
「あんまり元気な曲ではないんですけども」と前置きしてDeepです。その前置きがなんかかわいいぞ。
でもって、生歌であの曲をがしがし歌えるこの人ってすごいなあと思いました。言葉数がとても多い曲なのに。すごい肺活量だ。
Wアンコールで歌う光一さんはなんかとっても楽しそうで嬉しそうで自由でいいです。
いつもはリハを重ねて完璧なものだけを見せたがる人だと思いますが、こういう自由でノリだけでいっちゃえ!というのもホントはすき……というかちょっと憧れてたりするのかなあと思いました。
ソロ曲もそうだけど、KinKiの曲はノリだけでいっちゃえ!的な曲って少ないのよね。あっても、なかなか披露されないというか。
アンコールの定番!みたいな曲はあってもいいと思うなあ。何回やってもみんなが有無を言ずに納得しちゃうような。
アンコールでは光一さんひたすら「ジャンプ!ジャンプ!」と跳ねるようにリクエストしてきます。
そりゃ跳びますよ。
ええ、何曲かずっと跳び続けていることは得意ですよ。拳だって振るの大得意ですよ。
最後に「これが一番キツいー!」とへろへろになりながらも、アンコールの間中、ずっとにこにこでした光一さん。いい笑顔です。心から嬉しそうに楽しそうに笑ってました。
こういう笑顔はずっと観てたいよな。
北海道は一から十までとっても幸せで楽しくてずっと笑ってました。
Wアンコールでは、前夜出てこなかった(きっと着替えてしまっていたせいかと)MAも出てきて一緒にぴょんぴょん跳ねていた。
普段のKinKiコンでは割とまぐろな私ですが、ソロコンでは普通に跳ぶし踊るし歌っちゃいます。
なんかそうしたいのよ、これは。
「ありがとう」を繰り返し、「秋山はホントに喜んでると思います。でも一番喜んでるのは僕です」となんかぐっときちゃう言葉をくれて、最後の最後に「ぐっばーい」と低い声で締めてしまう光一さんは素敵です。
ああ、楽しかった北海道。
またソロコンで来たいです、絶対絶対!


 

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