20061030 YOKOHAMA


一ヵ月半。
長いようで、でもきっと始まったらあっという間に終わっちゃうんだろうなあと思っていた一ヵ月半。思っていた以上に早かったなあ。
本日、mirrorオーラス。
あんなに楽しくて楽しくて楽しくて楽しかったmirrorツアー最終日です。

「堂本光一です!」
と強い声で言った後で始まったツアー最終日。
「朝起きた時からナチュラルハイです。今日は何があっても知らないぞ!って感じです」
頼もしい言葉を。
もちろんこっちもそのつもりです。楽しんじゃうよん。思いきり楽しんでしまうよん。
「今日は追加公演なんですねー。平日に追加公演って!」
と驚く光一さん。大変なのよ。月末の月曜に仕事の段取りつけて休むのって。
あっきーも途中のMCで「皆さん、貴重な有給を使ってここに来てるわけですね」と言っていた。ええ、がんばりました。一生懸命働いたよ私!休みを快くとらせてもらうそのために。
光ちゃんは自分を応援してくれるファンの存在というのが不思議なんじゃないかな、と思います。多分ホントに「なぜ自分を応援してくれるんだろう?」という根本的なところが、それをありがたいと思う気持ちとは別に本当にわからないのではないかと。
自分がテレビに出始めたころから応援してる人たちはすごい、ともう何度も口にしている、ということはしみじみ思っているのだろうことを口にしてるのを見る度にそう思います。で、今日はその言質の後で、
「でもそういうとトムさんが、今のお前達を応援してる方がすごいって言う」
と言ってました。会場から拍手(笑)なんかわかるような拍手。光ちゃん憤慨。
「いやいや、まだまだぴちぴちです」と反論すればすかさずブーイング。いい反応だ。
「それはここに立ってる人を観に来ている人の反応やない」
そこから「ハゲ」だの「チビ」だの散々な言われようの本日の主役。でも嬉しそう。なんか嬉しそう。
「負けねえ」
と言いながらも嬉しそう。
「今日は最終日だから王子で行こうと思ったのに!」
大丈夫。口を開かなければまだまだいける。しゃべるから妙なキャラになるんだからアナタ(笑)

昼の部ではしみじみと「MAはどうだったかわからないけど、僕は非常に楽しかったです」と言う光一さん。
町田さんが今にも泣きそうです。私も泣きそうだよ。
このセットも今日が終われば撤収されちゃう。と言ったら町田さんは
「持って帰りたい……」
と(笑)はずさない。最後まではずしません、町田さん。すばらしいです。
光ちゃんがAddictedやりながら「もう、とんでた。こういうのが中毒っていうのかなあ」と。一番最初の言葉通りのナチュラルハイテンション状態なのですね。
恒例の写真コーナーでは一足先に仮打ち上げの写真がお披露目。30日は撤収作業があるスタッフさんが出席できなかったりするからだそうで。なんかいいね。そういうの、やろうと言い出したのが誰なのかわからないけど誰から発案されたものであってもなんかとても、いい。
光ちゃんも、MAも、いい顔して写ってました。
あ、間違い。
あっきーと一枚に収まった時だけ光ちゃん、町田、屋良、米花各氏微妙な顔を作ってた(笑)
「みんなで最高の笑顔で撮ろうぜ!」
と言って撮った一枚。町田さんの視線はそれでも光一さんを追っていた。あっぱれ、町田。
あっきーのコワイアップも怖すぎた。
だがしかし、昼の部は席があまりにも急角度でモニタに映った写真は漏れなくほとんど見えない席でした。ええーーー!!セットの隙間を縫って眺めてましたよ。Addictedでシャッター降りなかったけど、ここでキタこれ!はじっこ席の悪夢キタ!
なんとか隙間からちらっと見えた写真の顔は(件の一枚以外は(笑))とてもとてもいい表情をしていて、いい顔で笑っていて、それはそのまま楽しくて充実していた毎日の証だと私は思ったね。
何度かステージで光ちゃんが「俺は修学旅行に行けなかったけど、今修学旅行に行ったみたいな感じ」と言っていた。
お仕事を優先させて諦めたものを取り返す。望みは叶うのだなあとそんなことを当たり前に思ったりする。
そして昼の部で一番印象に残った言葉。
夕べの仮打ち上げで改めて思ったのだそうです。
「こんなに沢山のスタッフがいて、僕らがこうやってステージに立っているけども、みんながステージに立っている気持ちでやらなくてはいけない、と。それを全部背負って僕らはやるわけですよ……背負わせていただきます」
かっこいい人だ。
素敵な人だ。
ホントにファンでいることが嬉しくなるような人だ。
ちなみにこの大変なツアーの最中に「家に帰れなくて離婚しました」と打ち上げで告白したスタッフさんもいらしたようで。今後よい出会いがありますことを心よりお祈り申し上げます。てか、ものっすごい無邪気にばらしたなあ(笑)
昼の部では前夜コンを観に来たたかみーから「北海道土産」と渡されたという木彫りの熊をお披露目してました。なぜ、木彫りの熊?
「高見沢さんからすっごいいいものもらった」
と光ちゃんが口にした時にはてっきり「ギターか?」と横アリのお客さんの8割は思ったと思います。私も思いました。わざわざ裏に引っ込んで持ってきた光一さんの手にはちんまりとしたサイズの木彫りの熊が。

だからなぜ熊をもらったその瞬間の顔を、なぜ激写しておかないのかと!!!!!!マネージャー!!!!!!頼むよ、そこは!!!!

「木彫りの熊!」と言いながら、ものっすごい笑ってました。いい笑顔!
仲いいんだなあと改めて。わかっていたけど改めて思い知った>光ちゃんとたかみー
冗談通じる相手じゃなきゃ木彫りの熊はないだろう、木彫りの熊は。いや、たかみーならマジでやるかもしれないが。ひょっとしたらありえないことではないかもしれないが。
光ちゃんは「ステージを見守っていてもらおう」と目の前の機材の上にちょこりと木彫りの熊を乗せたのでした。それが二度目のMC。
おかげさまで、双眼鏡使う度にちょこりんと機材の上に鎮座ましましている木彫りの熊(効用:魔よけ)が目に入る度おかしくてたまらなかった私です。
バカウケ。
そして昼の振り付けは、前半が懐かしい「情熱」の一部と同じ。後半が「やめないでPURE」の一部と同じ。
そう聞いた瞬間俄然やる気満々になる観客のみなさん。しかも真剣。現金でごめん、あっきー。
さらに、キメポーズは野太い声で「光ちゃーん!」とやれ、と。
叫ばせていただきます。
普段叫べないM系ファンの私といたしましては、力一杯叫びますとも。そして光一さんはどっかの親衛隊の皆さんのような下から持ち上げるやつをご所望なさっておりました。

ちなみに今日は、囲み取材が昼夜の間にありました。
ので、それで毎日毎回当たり前に起こる「光ちゃんコール」に応えて出てきた時に「アンコールはできない」のだと真っ正直に説明を。ちょっと不満げな会場に「あんまり記者の方々をお待たせするとこれからメディアで取り扱っていただけなくなるかもしれない」と言った途端、ころりと態度を変える私たち。
それは仕方ないな。がんばって、取材に応えてきてください!
行ってこい!
そして光一さんは「じゃあ、熊を代わりに」とステージの真ん中にちんまり置いて帰っていったこと(笑)大役!大役果たしてるよ、熊!あげたたかみーもきっとまさかそんなことに使ってもらえるとは思いもよらなかったこと請け合い。
その後光一さんちのおトイレにでも魔よけに置いてくださったら大満足です、私。
いやホントすみません、ウチの高見沢が。なんかしょーもないもの差し上げちゃって。とふつーに思ったことはナイショです。でも、全体的にウケてたからいいか。いいな!

それから今日は待望の!DVD撮影用と思しきクレーンが2台と、センター席のあちこちにカメラが!昨日まではなかったカメラが!DVD!DVD!
これで出なかったら怨嗟の声でJEの建物に亀裂が入ると思うね、私は!

オーラスは。
とにかく、何よりもお客さんの構え方が違う。と、そのように思います。
楽しかったツアーを惜しみつつ、楽しんで楽しんで楽しみぬくぞ、おー!っていう気合がね。本人たちは毎ステージきっと同じように全力を尽くしているし、それは毎回感じていましたから。
光ちゃんは横アリ二日目から既に「ナチュラルハイ」だったし「ヤケクソ」とまで言っちゃうほどに完全燃焼していたからね。
ソロコンの光ちゃんとファンはとっても相思相愛なのだと思います。いい雰囲気が会場全体を包んでいる。
みんな光ちゃん大好きで、光ちゃんはもうどうしようもないからそれ全部受け止めちゃわざるをえないのですよ。逃げも隠れもできません(笑)
本人言うところの「対等な関係」というのは、ちゃんとそこにあるのだなあと思います。
とても、近くに感じるというのかな。
今日はスタンドのお星様席とアリーナのなかなか見やすいお席でした(あ、人から譲っていただけて立ち見から席ありになりました!)
どっちの席もやっぱりとても近くに思えた。
それが、ソロコンの魔法なのだな、と思います。
今日はもう、一曲一曲を惜しむように観ていた。
どの曲もたくさん思い入れがあります。大好き。

「先月から始まりましたこの私のソロツアーもこの回をもってラストを迎えることができました。27公演目……ほんとにあっという間に終わってしまいました。今日はラストだけに、何でもありにしよう!素敵な一日にしよう!」

ついに、この時。
そんな気持ちにさせられる強い声のあいさつでした。
生声でマイクはずしての「お客さーーーーーーん!」もあり。
ソロライブが、しかもほぼ100%自作曲のみでの構成で実現するとは思っていなかったとこのツアーでもう何度も言っていた言葉を。
それを噛みしめて今そこにいるのだな、と思いました。

「楽しかった!」
とMAにこのツアーの感想を述べる光ちゃん。
「今日でこのツアーは終わってしまいますが、僕の思いはエンドレスです」
と宣言する町田さん。素敵。それでこそ、光一ファン筆頭。
夜のお写真はオーラスに相応しく「光一特集」
ステージ上でショッカーになるMA。
「俺の写真面白くないんだよねえ」とぶつぶつ言う光ちゃんに
「だーいじょうぶ、大丈夫!秋山の下品な写真に比べたら!」とテンション高い秋山さん。確かにアナタ、強烈ショットが多すぎました。
mirrorツアーといえば、大貧民ですが。
会場でシャワー浴びちゃう 光ちゃん、あっきー、屋良
ホテルで浴びる パナ、町田
で、結局開始はパナのシャワー待ちになることが多いらしく。光ちゃんはしょっちゅう「MA揃った?」と催促の電話をあっきーにかけていたそうな。そして、あっきーがパナをせかす、と。
でも、ホテルでシャワー浴びる派の町田さんは
「僕はそんな光一さんを待たせるだなんて、そんなこと!」
するわけない。するわけないですね、町田さんがそんなこと。町田さんはトランプ後に浴びてたそうです。
さすがだよ、町田さん。
貴重なぶさ顔写真をステージ上で再現してみたりとかもしてましたね。貴重。ホント貴重。
そして、大阪の捨て身のシャワールームでにっこり写真が最後にお披露目。おお、このセクシーショットをもう一度この目で拝めるとは思ってもいなかったぞ。
ありがとう、なんか寿命延びた。かなり延びた。
もう一枚あった門外不出のマル秘写真にはお尻がぷりっとまるまる写っていたそうです。観たかった……正直観たかった……問題のお宝画像は映像班のPCの中に入ってるそうで……誰か、誰か○nyとかでなんとか!!!!なんとか、共有を!!!マジでそんなことを思いましたよ。それは今も変わりません。変態と言われてもいい。みーたいーーーーー!!!
いよいよ、MCも締めに入る。そうなると名残惜しくて、伝えたい言葉を声に出すオーディエンスの皆さん。 だけど「ソロコンやってー!」という会場の声にも「約束はしない」と言うわけですよ、光ちゃんは。でも、
「またできればいいなあ」
とは言ってくれる。今はその言葉が嬉しい。
そしてオーラスの振り付け、最初は光ちゃんがやろうかと言っていたのがじゃあとりあえずあっきーの考えたヤツを見せてくれと言われて

「どきどきどき はい、光ちゃん!今夜は光ちゃんパラダイス!」

となんかてんやわんやのふりつけ。だが、大好評。光一ファン大絶賛かつ大推奨。
で、多数決でほぼ満票にてあっきーに軍配があがる。
ちなみに光ちゃんのはOPのDEEPでやってるそれと同じだったわけですが。そりゃあなた、臆面もなく光ちゃんらーぶが叫べるものがありゃそれにきまり。
仙台でやって大評判だったあれ。ハートを指で作って「はい、光ちゃん」と差し出すやつ。あれは横アリでも大好評。パナの提案で、最初はみんなのハートを受け止めるだけの予定が「抱きしめる」ことに。
町田さんにも大好評。
「彼(あっきー)はMAには必要です」
とまでいわしめてます。冴えてるね、あっきー!
そしてキメポーズは投げちっす。
完璧だよ、あっきー!
全員大喜び。
「いやあ……ファイナルってコワイね……こういう展開かよ……」
苦笑する光一さん。ファンの求めているのはこれなのよ、光ちゃん、これ!難しいの無理だから!あほあほなもののがいいのよ!
あ、本番もそりゃばかばかしく素直に愛を叫ばせていただきましたよ。ありがとう、あっきー!

そしてやっぱり印象に強く残ったのは、アンコールでの言葉かなあ。
「こんなに皆さんと一緒に、実は盛り上がれるとは思ってなくて」と言ってました。
それは間違いなく本音なのだなあと思います。
確かにマイナーコードがすきな人ですし、すかっと抜ける曲はmirrorの中には収録されてない。本人の嗜好がより強く現れてるなあと思ったアルバムでございました。
マイナーコード主体の凝りまくった音。生音での再現は困難な曲が多いし、アレンジから何から一枚のアルバム作品として聴いた時のことを主眼において作ってるアルバム。
それを、生のステージで再現し表現しなくちゃいけないわけで。
本人としてはステージを作るのが難しかったというのも、なるほどうなずけるなあと思います。
結果として、一曲ごとに持っている世界をどん、と前に押し出していい感じに並べる。それから完全に交わるところのない世界観の曲はすとんと世界を切り替える、という手法でこちらに挑んできたわけですが。
見ごたえのある奥行きの深いステージだったなあと思います。
場面を切り取れば、それぞれのエッセンスは違ってるし、印象もみんな違うんです。でも、トータルするとちゃんとまとまってる。荒業をやってのけたなあという感じでしょうか。
見事に前の曲と世界を切り分ける鮮やかさは、なかなか他のステージでは見ることが叶わないものだと思っています。

小さくガッツポーズ。

心にしっかり刻みました。
自分が「こう」と思って推し進めたことが受け入れられて支持されている、と実感したからこそのこの人には本当に珍しいリアクションです。
mirrorツアーがどれくらいみんなの心に残って愛されたか、光ちゃんはちゃんとわかってるんだなあと思いました。
安心しました。
「また、絶対やるぞ!とは言いませんけども、またそうやって皆さんが期待してくれている以上は応えていきたいと思ってますんで」
今現時点の光ちゃんが言える一番ぎりぎりラインの約束。
とても嬉しいです。
Wアンコールは跳んで跳ねてなんだかわからなくなるほどに盛り上がった「Deep in your Heart」です。
跳んだ跳んだ。会場中がみんな跳んだ。
なんかひたすら楽しくて楽しくてどうにかなりそうになりながら、私も跳ねてました。
そして三回目。
「もうどうなってもいいね」
笑う光ちゃん。

「自分はステージの上が大好きです」

言い切る潔さ。すきなものをすきだと言えることは素敵なことです。
スタッフに、オーディエンスに感謝を捧げる光ちゃん。
少しためらって口にしたトリプルアンコールの曲は

「二年前『僕は思う』を歌わせていただいて……今回はないだろうと思っていたら、バンドがね、MY WISH練習してきてくれてた」

と!!!!!
「練習してきてくれたわけじゃん。歌わないわけにはいかないでしょう!」
と。
「この前の『僕は思う』も盛り上がれる曲じゃないし『MY WISH』で盛り上がれるわけ?」
照れながらそう言う光ちゃんです。

お任せ下さい。

アナタ、ファンを甘く見ちゃいかん。
本当に念願の一曲でした。
はじめてこの曲をまともに耳にしたのは、実は初めて行ったkinKiコンでした。
正直なところ隅々に素人っぽさがあるのですが確かに非凡なメロディーにびっくりしたのですよ。決して作曲のプロが作りえないけれどもコレは名曲だ、と思ったものです。
それも、同じこの場所。横アリでした。
あの時から見違えるほど上手くなったなあと最初の一声で思いましたよ。
人は進化する生き物なのです。光ちゃんを見ているとそう思います。
いい曲です。メロディーメーカーとしての堂本光一の第一歩。双葉より芳し。という言葉がしっくりくる一曲です。
それを、このツアーのために集められたいわば即席バンドだったマッキーズがちゃんと練習してきてくれるあたりがなんかいいじゃないですか。
トリプルアンコールの後、バンドメンバー自ら光ちゃんのところに握手しにいっている姿は素敵でした。
後日、バンドメンバーの方のブログを拝見してますますそう思った。
胴上げは当たり前にやります。
「ここ、帝劇じゃない!帝劇じゃない!」
と叫びながらも胴上げされる。
それから、MAですよ。

「愛してやまないこいつら、MAさんきゅ!」

考えられる限り最高の賛辞と愛情のこもった言葉だよなあ。
そりゃもう、抱きつきますよう。ぎゅーっといっちゃいたくなりますよ。町田がちょっと出遅れて、最後はパナを押しのけてぎゅーってしてたのが(笑)

「まあ会えることを願ってる。これはホント!」

そう言ってくれた光ちゃんの願いが叶うことを、心から祈りますよ。
何もかもが楽しくて愛しくて、とっても濃密で素敵な日々もこれで終わり。
すごくすごくすごくすごく楽しかった!またやってね。ホントにやってね。ソロコン、本当に本当に楽しかったよ!


 

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