あらすじ
警視庁に爆弾魔からの予告状が舞い込み、A別館に捜査命令が下ったそのころ、くるみはのんびりと伸吾とデートを楽しんでいた。たまたまくるみと会話していた氷室はヘッドセットから流れる店内のBGMからその場所に爆弾が仕掛けられていることを看破する。危機一髪で爆破を防いだくるみ。
だが、それは爆弾事件の序章に過ぎなかった。
氷室の元に届いたエリート校・松濤学院からの爆弾予告が届いたことの内部告発。それは、氷室の高校時代の彼女である直美からの訴えだった。
松濤学院に乗り込んだくるみは、生徒達の気になる噂・・・女生徒(茜)の自殺事件とそれに圭介という生徒が関わっているという話を耳にする。
氷室の事情を知らない直美は、屋敷までやってきて茜の自殺にまつわる詳しい事情と胸に秘めた苦悩を話すのだった。
爆弾事件と中川茜の自殺の間に何らかの関わりがあると断定した氷室は、くるみに松濤学院への潜入捜査を命ずる。
なんとか八戸の目を逃れて松濤学院に生徒として中川茜のクラスに入り込むくるみ。その朝、松濤学院の第二グラウンドで爆破事件が起こった。
校長に事件の鍵となる茜の遺書の所在を問いつめるくるみ。そこに、爆弾犯・リグレットからの脅迫電話が入る。
校内のいたるところに仕掛けた爆弾を、リモートコントロールによりいつでも爆破できる。警察には知らせるな。生徒や職員がひとりでも表に出たら爆弾を爆発させるというものだった。
氷室は会話の間から犯人の電話が録音されていると看破する。犯人は校内にいると推測した氷室は、くるみに生徒として校内を探れと命ずる。
クラスに潜入したところで再びリグレットからかかってきた電話が校内放送で流れる。リグレットは校内にしかけられた爆弾の存在を明かし、互いを監視しあうようにと告げる。罪はつぐなわなければならない、と言うリグレットはてはじめに遺書を隠蔽した校長を爆殺。
茜の苦しみを見て見ぬ振りをしたお前達も同罪だと言われ、生徒達はパニックに陥る。
そしてリグレットは、茜の死に関わりのある圭介を生徒達に殺させようとし向けるのだった。
起きてしまった爆殺事件。パニックに陥るくるみを氷室はなだめ、くるみは事件を解決するため立ち上がる。 |