堂本ブラザースバンド 1st LIVE
〜2005/7/17〜




 薄曇り。適度に風も吹き、雨の気配もなし。気温も溶ける程の暑さにはならず、夏の野外ライブには絶好のお天気に恵まれました。
 堂本ブラザースバンドファーストライブです。
 フジテレビ裏の更地をブロックで区切った会場。1ブロック1000人くらいいれる感じでしょうか?地面は白砂利。
 同じ会場で夏の間野外ライブが何回か行われるからか、ステージはかなり立派なものでした。
 ステージ中央上方にオーロラビジョン、ちゃんと両はじにも大型モニター車が出ていた。
 ステージセットは、右からギター(たかみー・つっちー)奥にドラム(村上”ポン太”秀一さん)その前にベース(健さん)中央はゲスト登場用に空けてあって、ステージ左手には奥にピアノ(金城さん)その前にキーボード(はちまきしめたえなりくん)キーボード前に光ちゃん、キーボードの右側だっけ?に剛くん。一番上手よりにコーラス隊が並ぶ感じでした。
 OPまでは、さらに上手側・舞台やや中央よりに和太鼓が置かれていました。
 ローディーさんが光ちゃんのなんとも言えないいい青のアコギをいじってるところをうっとりしながら見ていた私。
 あのアコギ、綺麗で、大すきだ。
 光ちゃんが使ったのは、いつも兄弟で使用している青というか緑というか……な色合いの綺麗なアコギと、青のエレキ(もしかしてたかみーにもらったやつかなあ?細かい地模様までは見えなかったのでちょっと自信がない)青のエレキの後ろにはしっかりフェラーリのステッカーと思しきものが貼ってありましたよ♪
 会場のSEは、和太鼓の効いた堂本兄弟のテーマ・盆踊り(?)Ver.です。
 なんでも、10時前にはすでに100m以上の入場待機列ができていたとかで、身分証明確認は、写真なしの身分証組が特に念入りで列分けられてチェックされていましたよ。運転免許証で本人確認した私らはあっという間だったんですが。会場に入って振り返って見たそのあまりのものものしさにちょっとびっくりした。

 会場に入ると手渡された袋の中には、ライブ記念のDMBBうちわ(白地に表は赤い版画調の金魚の絵と縦書きでDMBBの文字。裏は横書きで、黒字でDOMOTO BROS,BAND 1st Live 赤字で2005/7/17の文字入り)と、サイリウムが入ってました。サイリウムはKiroroのお二人のご結婚と金城さんのご懐妊をみんなでサプライズでお祝いしよう、という主旨のもの
 ブロックの入り口で、新堂本兄弟ロゴ入り・ブロック名が記入されたリストバンドを手渡されました。自分のブロック以外のところに不正に紛れ込むのを防止するためのものですね。
 二時前くらいに入場列に並んだおかげか、ブロックの前から三列目くらいをキープできました。さらにライブになったらなんとなく二列目くらいにいけた。ちょうど前のお嬢さんが背の小さな人でしたので、とってもよく見えてよかったです♪

 さて、開演一時間前くらいには浴衣姿のおねーさんたちが出てきて、堂本兄弟のテーマ・盆踊りVer.の振り付けをしてくれました。
 正直、無理です。八小節分くらいなら覚えることができてもほぼフルコーラス分の振り付けを、しかもそんな大振りなやつをこの場で、この立錐の余地もない状態で覚えろそしてやれ、というのか。無理だ、そりゃ。

 確か当選はがきには18:00開演とあった気がしましたが、実際に始まったのは18:30くらいでしたよ。
 最初はえなりくんがねじりはちまき姿で登場し、和太鼓を叩き出します。かなり、怪しい気がしましたが、がんばって叩く。
 えーと、正直な話、和太鼓といえばSHOCKの光ちゃん!なわけで。もちろんアレを光ちゃんが叩く夢を見ていた私はえなりくんが出てきた瞬間ちょっとがっくししてしまったのは事実なのですが(苦笑)
 和太鼓披露の音に重なるようにして、堂本兄弟のテーマ・盆踊りVer.が流れ出しDMBBのメンバーが次々に現れてスタンバイ位置についていきます。
 案の定、あの盆踊りのことはほとんどの人間の頭から吹き飛んでます。だから無理だって言ったのに。
 おお、たかみーがいつものアルコンみたいな格好してるー。割とあれはふつーVer.なんですが、どよめきが起きていました(笑)いや、本気出すともっとすごいから、あのおぢさん。
 最後に現れたのはKinKiKids。

 Tシャツーーーーー!!!!

 叫ぶね。叫ぶよ、そりゃ。
 ラウンドネックの白TシャツにシンプルなプリントTシャツ。ユーズドのあちこち穴が空いてるジーパン(履くのに10分くらいかかった。どこ入れても違うとこから足が出る(笑)と、本人が言ってました)
 ビジュアル完璧。最強ですよ、最強。長めの髪が吹く風に揺れたりしたら、泣く。あまりにも素敵すぎて泣く。
 またTシャツがさあ!
 華奢なのは基本なんですが、それでもしっかり逆三角形の体形で、腰がくっと細くて、そこから芸術のような小尻へとなだれ込む線が。線がたまらん。
 あんな華奢なのに、袖口のところがものすごく余ってるなんてことがないのさ。ただ細いだけじゃなくて、あの腕には綺麗に筋肉がついているのだよ。
 なんだろう、あの少女漫画みたいな体形の人は。
 何はともあれ、Tシャツーーーーーー!!!!
 誰かTシャツを発明した人にノーベル賞かなんかやってくれ。いや、私からビールでも一杯奢りたい。奢らせてくれむしろ。

「堂本ブラザースバンドファーストライブへようこそ!」

 やっぱり、第一声は光一さんからです。
 会場超ヒートアップ。

 さて、一曲目は「永遠のBLOODS」夏の野外にはぴったりの爽快感のある曲ですね。

 これは、是非一度野外で聴いてみたいと思っていた曲なので念願叶って嬉しいです。この曲、白Tにジーンズがなんて似合うことか。
 そして多分生では初めてフルコーラスで聴きましたよ、この曲。それも嬉しかった。
 野外なので音はどうだろう?と思ってましたが、いい感じでした。
 そもそもバンドのメンバーがそれぞれプロ中のプロばっかりですのでそこは絶対外してこない。素晴らしいですね。厚みがあって統一感がとれているのに楽器のひとつひとつがちゃんと自己主張している。
 ああ、かっこいいなあ。
 でもって、やっぱKinKiって歌上手いです。改めてそう思った。ハモとかとても綺麗だった。この人達はやっぱりソロよりも二人で声重ねた方が綺麗に響くなあ、と思います。
 こういう伸びやかなメロディーの時は、互いに素直に出し合えば相性は元々いい声同士なんですごくいいんだよなあ。すーっとして馴染む。
 KinKiのライブはここんところドームばっかりなので、いつもよりも野外の方がむしろ音はいいかもしれません。そんなに風が吹いてないから、流れたりしてなかったし。

 さて、進行役は当たり前に堂本光一さんです。
 永遠のBLOODS後の一発目も光ちゃんだった。
「改めまして、堂本ブラザースバンドです!」
 ずっと雨の確率が高い予報が出ていたので、
「とりあえず雨が降らなくてよかったです」と。
「非常に暑いんで、高見沢さんはもう溶けてます(断定)ホント暑いんであの……(←ものすごくかわいい間。言おうかどうしようかちょっと迷ったのか?)脱いじゃったりなんかして……男性は脱がなくてもいいです。あ、由美ちゃんが見たいって……」
 とりあえずメンバーにばしばし振っていく。
「どうしていいかわからない」と言う光ちゃんは「普段のKinKiKidsのライブならここで一旦座っていただいて……と一時間位MCしちゃうんだけど」と笑わせてくれます。
 えなりくんが”いじって!”モードなねじりはちまきだったんで、あったりまえに
「あの、照明さん、ちょっとその照明……えなりくん!」と、いじりも忘れない。さらに「たこ焼きふたつ……」と存分にいじったり。
 何げに気を遣って振るべき人に振ることを忘れてませんよこの人。
 さて、野外と言えばアレです。2000年の横浜スタジアムライブ。
 光ちゃんは
「夏にKinKiKidsがライブをするのも久しぶりで。野外は特に。以前横浜スタジアムでやったことがありますが、大雨で中止になりました。今日ももしかしたらそんなケが……ケがない?ケがないとか言うなよ、ね?健さん!」
 と(笑)

 ライブ一人目は木村カエラちゃん。
 実は彼女のパフォーマンスも密かに楽しみにしてきました。
 カエラちゃんは光ちゃんに容赦ないです。
 ばっしばっしと遠慮なしに切り込んで毒吐いていく。
 爽快だー!
「女の子だらけでいいですね」
というカエラちゃんに「おぬしは女の子の方がすきなのか?」と尋ねる光一さん。
「なんでー?そうじゃないでしょー?」
とクレームいれるカエラちゃん。いい感じです。
 女の子の黄色い歓声に「あんな声出る?」と光ちゃんが尋ねれば「絶対出ない」と笑うカエラちゃん。
「由美ちゃんなんか絶対出ないよ」と容赦のない光ちゃんに由美ちゃんが
「なんでー?出たらどうすんのよ?」
「出たら、ひくわ」(←ひど!ひどいよ、この堂本光一!)
 そして再びたかみーに振る光ちゃん。
「高見沢さんは(黄色い声)出るよ」
 期待は裏切らない応えるたかみー「きゃー」と当たり前に応える(笑)おぢさん、もう50歳なんだから!
 光ちゃんはセッティングのために「ちょっとつないでて」とカエラちゃんにマイク預ける。
 一生懸命。一生懸命自分のいい状態にセッティングする光一さん。
 譜面台には風で飛ばないようにビニールのカバーを上からぺろんとかぶせて、クリップで留めるような工夫がされています。
 リハと全く同じ角度とか位置でないと間違えそうで不安な光一さん(本人談)はその几帳面な性格も手伝ってじたばたしてます。
 カエラちゃん、マイク渡されたものの、数秒で「もう、私しゃべれないんだから早く準備してください!」とキレる(笑)
 そうはいってもさ。
 光ちゃんも最初は「こういう環境でやるのはどうなの?」とか話の糸口を振るんですが、なかなかねえ(笑)
 困った光一さんは「じゃあ、僕と剛がスタンバイ終わるまで拍手でつないでください」と客に助力を求めるが、みなさんうちわ片手なのでなんとなく音がぽふぽふしてる(笑)でも、なかなか終わらない光ちゃんのセッティング。自分でやるのよ。自分が一番やりやすいようにできるのは自分だから。
 もう、譜面台に上手くセットできないわ、楽譜落として拾うわ、わたわたな光一さんなわけですよ。
 あー、もうかわいいなあ!
「もう、わざとでしょう!やめてください、そういうの!ウケると思ってるんですよ、これが」
とキレてみんなに訴えるカエラちゃん。この容赦ないとこが新鮮だー。
「OK。待たせた」
との光ちゃんのOKに、歌った曲は「リルラリルハ」でした。この曲かわいいよねえ。
 度胸満点の女の子。毒吐きで光ちゃんに容赦ないところも含めて好感度大です。

 演奏中の光ちゃんはとにかく譜面凝視です。
 間違っちゃなんねえ、間違えないぞ、っていうモードにスイッチが切り替わってる。
 ギター持ちつつオーディエンスにアピールするようなところにはなかなか辿り着けませんな。
 いやもう、必死感がかわいくてたまらなかったんですけども!
 光ちゃんの演奏はとっても真摯なんだよなあ、と思いました。

 演奏が終わった途端にスイッチをぱちっと切り替えられるのはやっぱりすごいな、と思います。
 今日のバンドメンバーの中で一番いろんな段取りを頭に叩き込んで臨んだ人なんだよね。光ちゃんがステージに立つときは、そういう大局のコントロール役も同時に仰せつかることがほとんどだもんな。
 カウコンにしろ、今回のDMBBライブにしろ。
 頭が下がります。

 カエラちゃんの曲後で、サイリウムスタンバイの合図がオーロラビジョンに出たんですが、みなさんわさわさとサイリウム取りだしてぱきぱき折りはじめる。
 ちょっと早い気がしたんですが、会場に一斉に点るサイリウムの灯りが綺麗です。
 ここでほとんどしゃべっていなかった剛くんの声を。
 近くにある住宅の灯りがそろそろ点り出す時間。
 そのことに触れた剛くんを受けて光ちゃんが
「今日は月が見えていい感じですね」
と言いました。
 言われて振り仰げば空には月。風も時折涼しく吹き抜けて、野外って大変なんだけどこの爽快感がやっぱりいいんだよなあ、と思った。
 同じ月を観ている感じがね。なんともいえずにいい。
 で、KinKiふたりトークの醸し出すブロックに呆れたのか(いや、今日は全然薄い。薄いよこのブロック)カエラちゃんがさっさと定位置に戻っている。
 カエラちゃんの毒吐きが気に入っているらしい光ちゃんはさらにいじろうと話しかけるけど、すっぱり遮られて
「うるさいうるさいうるさいうるさい」
 まるで小言を言うお母さんをばっさり斬り捨てる娘のようだった(笑)
「年齢下にこうやって、うるさいうるさい言われるのってなーんか、すかっとするんだよね。気持ちよくね?」
 思いきりカエラちゃんに「変態じゃない?」とか言われているしな(笑)

 そしてKiroroのおふたり登場。
 途端に始まるハピグリ・KiroroおめでとうVer.です。揺れるサイリウム。突然の歌にびっくりする二人。
 ステージではバンドメンバーがそれぞれ花を二人に手渡していく。
 金城さんは今日を最後に番組をお休みするそうで。
 揺れる二万本のサイリウムを見た光一さんが一言。
「まるでバッタやな!」
……あんたさあ!
 その割に、お腹に子どものいる金城さんに
「今、Kiroroは三人なんですね」
と詩的なことを言う。
 ロマン派なのかリアリストなのかイマイチわかりませんよこの人。
 出産予定日を尋ねた光一さんは当然のように剛くんに「剛さんところは、いつ?」と振るわけです。
「実は先週……」
とこれまた、当たり前に応える剛くんに会場から「おめでとー」の声が飛ぶ。
「……無理無理」って、なぜに剛くんが生んだ算段になっているのか、すらーっと流しているあたり、光ちゃんもわけわかりません。
 身重の体で夏のツアーに臨むという金城さん。
「まだ手が届くと思うので……」
「手が届く???」
 一瞬、その意味がわからず、お腹が邪魔して鍵盤に手が届かなくなる、ということだとわかった瞬間妙にしゃっちょこばって思いきり胸元に手をくっつけてピアノ弾くマネをする光一さん。
 いや、それなんか違うし。
 いざとなったらワイヤレスのキーボードをお腹にのせてはどうか?という提案をするんですが、正直なんだかわけわかりません。
 曲は「ベストフレンド」
 ちゅらさんのテーマでしたっけ?
 そして「では歌へ」という流れになって振り返れば、なっがいMCの合間にとっとと休憩入れて座っているDMBB。気がついた光ちゃんが
「何、座ってんだ、ユーたち!」と(笑)
「なっがいMCだなあって思ってんでしょ。でもこんなもんじゃないですよ、僕たちは。それは健さんが痛感してると思います(年末年始のアニバコンを一緒にやっていただいてるから)」
 トムさんが妙にウケてたのが笑えました。確かにあの人達の実力はこんなもんじゃありません。長いです。そしてぐだぐだです。

 ベストフレンドは間奏で入ったたかみーのギターソロが実に実にたかみーで、つい微笑んじゃいました。
 この人のギターには馴染みきってるんで、音聴くと嬉しいんだな。

 次はコラボコーナー。
 えなりくんと上原奈美ちゃん。
 光ちゃんが「さっきさ、曲始まって譜面みたら「リルラリルハ」ですっごいびっくりしちゃった!」と言ってました。
 そうだね、譜面台いじってる気配なかったもんね。
 曲に入ろうと譜面台に向かった光ちゃん。スタンバイ位置に戻るやいなや
「……だから!……まあ、いいや……」
 と、譜面台の位置を直していた。誰かスタッフが気を利かせて直しちゃったのかしら。
 ちょうどいい位置があるのね。そしてそこじゃないと不安で仕方ないのね。なんか、かわいいんですけども! いろいろ直して「OK!」と元気よく合図する光ちゃんに
「さっきからですね。剛さんじゃなくて光一さんのスタンバイが遅いんです」
とずばっと切り込むえなりくん。いつもながら、こういうことをすっと言えるだけの関係なんだなあ、といつも思います。光ちゃん達はそれを許して、歓迎してるんだよね。
「おれは一生懸命しゃべってるからだよ。いいから早く歌えよ!」
 と毒づく光ちゃん。面白いんですがこの人。

 曲は「二人のアイランド」……この選曲の意味がどうしてもわからない私。持ち歌ないとはいえ、もうちょっとなんかなかったのかと。

 さて。
 さて、私的に本日のメインイベントが!!!
 たかみーが中央に呼ばれていきます。そして開口一番。
「ねえ、二人さあ。もうちょっと衣装考えた方がいいんじゃない?」
 ちなみに光ちゃんは衣装。剛くんは私服でした。

 さて。

 光ちゃんとたかみーのコラボですよ。
 どこの夢ですか、これは。
 曲は「-so young blues-」です。
 たかみーが、この曲を作ったのがまだ作曲初めて三曲目?くらいの時だと言う光ちゃんに素直に驚いていました。
「三曲目でそんなに小難しい曲作ったの???」
「当時の方が何も余計なこと考えずに作れたからよかったのかも」
と謙遜する光ちゃんに
「天才だよ」
ときっぱり言うてました。
 たかみーはことこういうことについては素直にものを言う人ですので、本心でそう言っております。人生の半分以上がALFEEファンである私が言うのですから間違いありません(笑)
 はあ、とため息をつくたかみー。どうした、たかみー。私はあなたの作る曲も大好きなんだぞ。
 今回は超ロックテイストなナンバーに仕上げてくれたそうで、アレンジは健さん。リードはたかみー。ボーカルは光ちゃんです。
 ええと、これは私の夢の出来事ですか?
「練習しなきゃ」
とこの期に及んで言い出すたかみー。
「これ、本番ですから!」
つっこむ光ちゃん。
 仲良しさんです。
 そしてはじまる、セッション。
 んが、イントロで一旦音を止める健さん。出だしが納得いかなかったそうですよ、健さん。

 改めて。

 エレキばりばり、リズムずしずしのソーヤンです。
 光ちゃんはボーカルに徹してます。

 正直、ソーヤン、最高。

 速いリズム。がちがちのエレキ。

 すっごいかっこいいんですけどーーーー!!!!!
 たかみーと一緒に客煽る光ちゃん。
 かっけーーーーー!!かっけーーーーー!やべえ、これかっけーーーー!!!
 たかみー、ギター気合い入ってるしーーー!!
 元々の曲が優秀なので、アレンジしがいがあるというかなんというか。
 ホーンセッションばりばりなのもありだし、こういうハードでがちがちなのもまた合うんだな。
 初めて聴いた時に光ちゃんのソングライターとしての資質を、また新たに思い知った一曲ではありますが、やっぱりいい。これだけのバンドの音を加えてもガチでいけてる。
 光ちゃんのボーカルも素晴らしい演奏に引っ張られてぐんぐんよくなっていきましたよ。
 元々甘い声の持ち主ですが、魂がロッカーですのでいけます。
 ああ、かっこいい。
 このソーヤン、見事に私の伝説になりました。
 なんてかっこいい。
 光ちゃん自身も感激していたらしく「歌はどうでも……バンドの音がかっこいい!」と。
 君の歌も相当いいとこきてたことを自覚しなはれ。演奏がボーカルをひっぱり、曲にバンドメンバーが燃えていた。
 すごくいいセッションでした。中央の二人はもちろん、バンドメンバーも生き生きとして演奏してたもんなあ。
 この日の夢の共演は、ホントに忘れられない夏の思い出になりました。

 続いては剛くんとつっちーのコラボで「街」を。つっちーのギターはたかみーとはまた色が違う感じで、色気があっていいですねえ。

 光ちゃんも「こういうのは堂本兄弟バンドがあるからこそ、実現するコラボです」と言ってました。
 ああ、夢の共演をありがとう。
 ソーヤンの時、一人で客席で炎立ち上げていた私です。

 次はPUFFY。
 まだ譜面が「二人のアイランド」のままの光ちゃんは、二人のトークにフォロー入れながら準備。
 なんかこー、すごいね。この人。一秒たりともステージに立っている時の自分の役割を忘れない人だ。
 曲は「アジアの純真」実は生で聴くの初めてなのでちょっと嬉しかったです。
 どこかで光ちゃんがデビューの前の年に車で移動する時によくかかっていたとか、聴いたとか言ってた気がする。ので、わけもなく光ちゃんを思い出す曲だったりするんですな。

 次はTOMさん。
 本当は今日はバブルガムブラザースとして登場する予定が、数日前に彼の相棒であるBro.Kornさんが腎臓移植の手術を行ったそうで、本日は欠席。
 TOMさんにとって、「Won't Be Long」のメロディーを歌うのはBro.korn以外にはいないから、あえて今日のためのパートナーはセッティングせず。
 今日はオーディエンスとDMBBに助けてもらって歌いたいと。
 そうして会場みんなで歌った「Won't be Long」は、なんだかとっても感動的でした。
 TOMさんは粋でかっこいい大人でした。

 次はTHE ALFEEです。
 三人並ぶとホントに落ち着くなあ。
 光ちゃん安心してくれ。ほっといてもちゃんと盛り上げてくれる人たちだから。
 ALFEEと言えば夏の野外ライブです。
 実は、今日の会場は19年前に10万人ライブをやった場所。
 10万人で、船の科学館以外何もない原っぱをジャンプして地均ししたんでした。
 ちなみに、私も地均しした一人です(笑)
 ホントに何もなかったんだよなあ。ここ。背後に船の科学館があった。そう、まさにここでした。
 東陽町の駅からバスでピストン輸送してもらってたどりついた会場。ただの原っぱに板を渡して、その板に振られた番号が自分に与えられた席でした。
 そんな話を聴いて笑う光ちゃん。
「あれをやったから今ここがある」と断言する桜井さん。
 野外というのはどうか?とたかみーに訊く光ちゃん。
「毎年溶けてますよ」と応える坂さん。
「野外だからがんばるんだけど、よしゃあいいのに、衣装がごてごてしてるから、よけい暑い」とたかみー。
「だから僕ら衣装シンプルなんですよ」とソーヤンの時のお返しをする光ちゃんに
「シンプルしすぎなんだよ、君たちは!」とつっこむたかみー。
 ああ、いい間合いとテンポだ。
「君らは若いヤングジェネレーションだからいいんだよ。桜井がTシャツで出てきてみな!」とたかみー。
 笑う場内に「なんだばか野郎」と一言でオチつける桜井さん。
 たたみかけるように「みなさんわからないかもしれませんが(今日の衣装)高見沢の私服なんですよ」と二段オチつける坂さん。
 ああ、本当に安心してみてられる。
 セッティング中、光ちゃんのエレキの音がきてなくて坂さんも「すみませーん。光一のエレキがきてません」と、業務連絡をかって出る。野外ですから。
 ALFEEが選んだ曲は「SWET&TEARS」でした。
 19年前、10万人ライブでみんなで一緒に歌おうと言ってリリースされた曲です。
 19年前と同じ場所で、同じ人たちが演奏する、同じ曲を歌える幸せを噛みしめましたよ。
 周囲一面KinKiファンの中、この時だけは私、アル中に戻らせていただきましたとも。

 セッティングをいち早く終わらせて
「おれはもう終わりました」と申告し、満場の喝采を浴びる光一さん。他の人たちの(笑)セッティングがなかなか終わらないので
「この間にF1の話を」
と言い出す光ちゃんです。剛くん(多分)がギターで背後から「いらーん、いらーん」と茶々いれる。

 次は麗蘭。うおう、初めて生で観るぞ、麗蘭。
 ぐっと渋い大人な感じ。
 堂本兄弟のテーマは、番組用に一度だけ録音したことがあるそうですが、演奏は麗蘭のお二人だとか。
 光ちゃんが話して「やーいやーい、知らなかっただろー」的、お前何歳だ?的煽りをしてました(笑)
 なんつか、すきだ、この人。たまらん。
 それにしても、麗蘭が演奏担当だとう?ひいい。なんてすごい方向に豪華な番組なんだろうか>堂本兄弟

 曲は「Get Back」
 げー、かっこいいなあ。なんだよもう。

 間髪いれずに続いて登場のサプライズゲストは忌野清志郎さん。突然現れて派手な衣装で「雨上がりの夜空に」と「JUMP」歌って帰りました。
 生キヨシローも初めてだったので嬉しかったです。
 ヘンで面白いおぢさんだなあ。

 最後の三組は、なんつーか貫禄勝ちみたいなところがあり。
 ALFEEは私にはお馴染みさんなのであれなんですが、麗蘭もキヨシローもめちゃめちゃかっこよかったですよ。
 ああいう元気なおっさんたちはいいねえ。
 なんかこっちまで元気になる気がする。

 ラストは「フラワー」です。
 これも名曲よねえ。そしてこういう時にはなんというかぱすーっとはまる曲だ。
 これも生でフルコーラス聴くのはもしや初めてじゃなかろうか。光ちゃんにとってKinKiコンはショーだから、がつがつ曲切っちゃうからね。
 ジャニーズのコンサートではそれは必要な方策だと思いますが、こういうライブでは曲を聴きたいからフルサイズ、しかもがつがつと心の赴くままに引き延ばすっていうのが定石なんだよね。
 そして、すげーなあと思うのは、あれだけ強力なおっさん三連発の後でがつっと戻せることだろうか。
 さすがだ、KinKiKids。

 アンコールがありました!
 光ちゃんと剛くん、二人っきりで出てきてバンドなしで、剛くんのアコギ一本ではじまる「全部抱きしめて」
 ワンコーラス目、例のものっすごいアイドル全開な

 光ちゃん!

 のかけ声が。正直あれ、苦手です。
 で、光ちゃんが「それ、いらない」と言うんですが、誰もききゃしない。より一層でかくなる

 光ちゃん!

コール。剛コールも当然かかりますが、ええと剛くんは諦めたみたい。
 せっかく、かっこよく
アコギ一本→光ちゃんのリズムギター→バンド音
っていう構成にしたのに、あのアイドル全開なコールで台無しだ。
 なんかかわいそうだったよ。少しは察してやれよ。と思った。なんでもかんでもやりゃいいってもんじゃないだろうよ。ちっとも喜んでないどころか萎えてるよ、あれ。とほほ。
 ところで、あのいつの間にかやることになっていた

♪光ちゃん♪剛

のコールはいつからはじまったんでしたっけ。
「全抱き」歌い出して以降のKinKiコンならツアー欠かさず行ってるけど、いつからか始まったよねえ。そして、KinKiがあおって歌わせたいところよりもむしろ声がでかいのはなぜなのか。
 私はどうしてもあれをやる気にはならないんだが。
 そんなわけで、あのコールが非常に台無しにしてくれたけど「全抱き」の構成はかっこよかったです。
 一言で客を黙らせられなかったんだから、まだまだ修行が必要だってことだよ、光ちゃん。

 そして間髪いれずに「Hey!みんな元気かい?」です。バンド仕様の曲はやっぱりやりやすいのね。
 ところで「Hey!〜」といえばやっぱり、ネックを持つ光ちゃんの手首の返しです。
 いいよ、あれ。いい!
 他の曲ではそこまで意識しないのですけど、この曲だけはさあ!手首祭が一人開催されるわけですよ。
 ああ、Tシャツにジーパンに手首くいくい。流れる風は髪を揺らす。
 たまらーん。
 曲中に、メンバー紹介。普段のコンだとこの曲ってちょっと浮き気味なんだけど、DMBBだとしっくりくるんだよね。

 最後にバックステージレポ担当の坂井真紀さんを呼んでご紹介。
 始まる前の場内アナウンス、ずっと「由美ちゃん?」と思ってたんですが坂井さんだったのね。と、ここで判明した。
 そして、ゲストをステージに呼んで一言ずついただく。
 最後の最後は、堂本兄弟のテーマを歌う。
 マイク渡して「みなさんもわーいわーいって、わーいわーいって、ステージいていいからね」と光一さん。
「いていいからね」って(笑)
 そんなことを言われても兄弟のテーマなんか知らないゲストのみなさんは普通にわーいわーいしてました(笑)
 曲後にゲストのみなさんを帰して、なぜか浴衣のお嬢さんが現れ、盆踊りバージョンの兄弟のテーマが流れる中
「来年は武道館でやりたいそうです」
というおっそろしい光ちゃんの言葉を残して全員お帰りになりました。
 あはははは。二万人でこの倍率なんすけど。武道館って一万人しか入らないの知ってますか?>きくちP
 しかし当たればいすつきステージ。とりあえずいす欲しいよ僕。
 坂さんが「なんか感動的なステージでしたね」と言ってましたが、なかなかよいライブでしたよ。
 満足。
 ちなみに、来週がライブ編。8/7がバックステージレポ編だそうで。
 え?二時間のライブ30分に短縮すんのか?えええ???どこ切るの?どこーーー????

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