KinKiKids 01-02WINTER CONCERT in TOKYO DOME
〜みんな元気かい?〜

オープニングはかっこよかったっす。
白で飛ばしまくった目ね。かっこいいのよ、スクリーンに映し出されたヤツ。友達が「ここだけはいいよ」と絶賛してたんですが、確かにいい。
ですがー。
あのー。これ、光ちゃんの悪いクセのような気がするんですが、ひとつのコンサの中に自曲のメドレーが多すぎるんですよ。KinKiKidsはものすごくよい楽曲に恵まれているんだから、もっと自分たちの持っているオリジナルに自信を持って頭からの数曲はちゃんと曲の頭から終わりまできっちりやって欲しいなあ。
どんな曲をやったのかまるっきり印象に残ってないのよ。
それはどういうことかというと散漫にしか聞こえないってことなわけさ。
メドレーはおいしいところどりだからいい感じがするけど、曲が細切れになっていることには変わらないので聴いてる方はかつかつ区切られちゃうんだよなあ。
効果的に中盤以降で一発どん!これだけでいいような気がするよ。
でもって光ちゃんのソロですが。
「SHOCK」を観れない方のために。という但し書きつきで舞台で披露している曲を二曲持ってきておりました。
まさかサルティンバンコぐるぐるまでやるとは思いませんでしたが。
言ってしまうとですね。あの二曲のソロは帝劇のあの舞台の上でやるために作られた振りなんですよ。ドームにそのまま持ってきてもあまりいいとは思えない。
せっかくの花道、利用しない手はないと思うし利用して欲しい。
何でも大阪では「幻炎」をやったとかで、あれも絶対ドームの空間でやる曲ではないと思うので、呻ってたんですがね。
あうー。
正直、出来がいいとは言えません。毎晩徹夜してがんばったみたいだけどこれを観ているとやはり、舞台とコンの時期はずらして欲しいと思うわ。
めいっぱいやってくれてるのはものすごくわかるし、あれだけどKinKiコンはKinKiコン。舞台とは違うものなんだから。
それと「愛のかたまり」
あれは、やはり踊って欲しい。踊ってくれ。踊って下さい。頼みます。
セリの下でJr.がばっちり踊ってるのを観ると切なくなります。セリの上で二人で踊ってよ。それが観たい。

などと、とりあえず文句は一通り言いましたので。
今回のコンの一番のツボはどこだったかと言うと実は「硝子の少年」でした。
あの手をくるくるーっと回すあの振りがね。すごく新鮮に思えてとってもツボ。
改めていい曲もらったんだなあ、キンキキッズー。と思いましたよ。それこそ「硝子の少年」なんて何百ってオーダーで聴いてるのに。踊ってるところも山ほど観ているのに。
ツボだったのは、今回めちゃめちゃ生歌が多かったこともあるかな。
喉が開いているというか、光ちゃんの声が綺麗に響いてました。ここがドームでなければ!!!!とマジに思いましたよ。もちっと音響のいいところで聴きたかった。初年度のVドスクが懐かしいよ。経費かかるからもうダメ?あれにしてくれない?
「Hey!みんな元気かい?」は声が闘っていてハーモニーどころの騒ぎではなかったけれども、他の曲はそこそこ綺麗にハモっててよかったです。
帝劇で聴く光ちゃんのソロ歌はソロ歌。ふたりで歌う歌はふたりで歌う歌。
同じ曲でも別物として位置づけしてるので。
「愛のかたまり」は踊ってさえくれたらパーフェクトでした。「手を振ってさよなら」もよかったよ。「ボク羽根」もね。
光ちゃん自身が歌に対して大分自信がついてきているんでしょうね。ちょっと前なら自分のフレーズまるまる客にマイク向けていたのに、今回はワンフレーズのみだったわ。
いいことだ。
私は客の合唱を聴きに来たのではなくて君らの歌を聴きに来たんだから。
にしても。MCの時には風邪をひいてるらしくげほげほ咳き込んでいたのに歌はしっかりしてたなあ。成長したもんだ。ほろり。

あー、あともうひとつ文句が。
Jサポートに光ちゃんがあげた曲ね。
馬鹿者。なんでこんな曲ができたなら自分たちで歌わないんだ?もったいない!
光ちゃんの作曲能力というのを私はかなり高く評価しておりまして、耳になじむキャッチーなメロディー作らせたら天下一品だと思います。
うう。今は録音技術発達してるんだから、山達ばりにセルフで多重録音して自分たちの曲にしちゃえばいいじゃないかよう。ぐっすん。
でも結構興味深かったのはMCの時のJサポ呼んだ時の子供達とそれを見つめる光ちゃんの眼差しでございます。
「一言づつごあいさつなさい、ただし「がんばりなさい」はNGワード」と言い切って光一さんはモニタでお子たちを観察してるんですよね。
その目が。
そしてお子たちが光一さんを見る目が。
先輩・後輩のそれとは違うんですよねえ。
ああ、なるほど。プロデューサーだわ。とマジで思った一瞬でございます。いや、天井から眺めていたんで見誤りかもしれないですが。
光ちゃんが後輩の、例えばハセジュンなんかを見る目とJサポの子たちを見る目は全然違うし。Jサポの子たちが光ちゃんを見る目も、他のJr.が光ちゃんを見てる目とは違う。
いや、面白いものが観れました。
J★W(光ちゃんは「ピカイチ」と未だに判別がつきかねているらしい)の「光一計画」はかなりなツボコーナーなんですが、それをまともに生で見せていただいてちょっと感激です。
きっとあれなんだろうなあ。課題をぽんとつきつけて「クリアしとくように」と突き放し、ちょこちょことフォロー入れる、ってタイプなんだろうなあ。マンツーマンでとことん膝つきあわせてやるにはもちろん彼のスケジュールが許さないだろうが。
よいプロデューサーとなるかそうでないかの答が出るのはもっともっと先だろうけれどもね。

剛くんに対する雪崩うったような笑顔は健在で。
そりゃあなたこのひとつき、何度も帝劇で笑顔を拝見しておりますが、光ちゃんを見ているとつくづく思うのが人間の笑顔の種類は実にいろいろあるなあ、ということで。
嬉しい、楽しい笑顔であっても「Let's go to TOKYO」で見せる笑顔と、樹里さんのアドリブに転げ回って見せる笑顔と、Jサポの子たちに向ける笑顔とではちょっとずつ決定的に違う何かがあるんですが。
どんな人に向ける笑顔とも違うのが剛君に向けている笑顔ではないかと思っていたりします。
なんちゅーんでしょうねえ。
他の人に向けるそれにはない「安堵」の気持ちが含まれているような。
言葉ではちょっと伝えきれないニュアンスなんですが、智也に向けてるのともちょっと違う。ま、剛くんの存在自体が親友とも単なる仕事仲間とも多分御家族ともちょっと違う感じの位置づけがされてるんだろうなあということの証左かな、と思います。
あらゆる意味での運命共同体だからねえ。
ああいう笑顔が見れるのはやっぱりKinKiコンだけなので。そして、あの笑顔を見ると「まだ大丈夫だな」とわけもなく思えたりするので。
やっぱり貴重な時間だと思う私です。