Harmony of Winter -iD-
〜12/31〜




なんだか異様にテンションが高かった本日です。
光ちゃんは、ソロの時とはやっぱり明らかに違っていて、いわゆるこれが「ツートップ」って感じが。
ソロコンはとにかく光ちゃんを頂点とした綺麗なピラミッドができてる感じがするんですよね。びりびりの緊張感があるというか。
SHOCKは光ちゃんに「自分が頂点に立つ」「先頭に立つ」ってことをホントの意味で染みつかせたと思うのですが、KinKiに戻ると「ひとりじゃない」ということを思い出してる気がする。
あの緊張感とは違った(唯一「Get it on」で垣間見れたかな)伸びやかな感じがするのがKinKiコンです。
自由度が高いというか、ソロの自由とは違う角度の自由度があるなあと思います。
つまり、歌ってる剛くんのマリモ帽子を喜んでもふもふしててもこっちで別の世界が作られてるってわかりきってる安心感を持って動いてるって感じ?
私はコンでは(も)徹底的な光一ウォッチャーなので、光ちゃんが嬉しそうにもふもふしてる姿の方が大事なのですがあの開放感というか安心感を持って動いてる姿は、ソロでは決して観られないということはわかる。
光ちゃんの中でそれがどういうバランスで成り立ってるのかはわからないけど、なんかこー私には理解しきれない絶妙なさじ加減なのだろうなあと。
光ちゃんのバランスは光ちゃんにしか取れない、と言ったらいいのか。

ところで共作であるところの「futari」では最後、モノクロKinKiヒストリーみたいな映像が流れるのですが、どうもこれがぴんとこないセレクトなんですよねえ。
確かに、9年目から10年目に入る年またぎのツアーですから演出としてはこれでいいのだと思いますが、どうせならこうわかりやすく順番に並べてみるとかすればいいのになあ、と。なんか年代がばらばらに差し込まれていた気がするのですけど、どうでしょう?
しかし、これを今やってしまったら夏にありそうな予感まんまんの10周年ツアーではこの手段が使えなくなると思うのだけどなあ。やっぱり意識の上では年明け元旦コンまでは一続きの9年目なので、なんかぴんとこない。
アニバがリリースされた時と同じ様な感覚を味わいました。
「それは、10年目でやった方が……」ってな。

さて、堂本光一さんといえば笑いの神がしょっちゅう、四六時中降りてくることで有名な天然ものの人ですが。
本日も絶好調に降臨されておりました。
アーティストの皆さんがライブの時によくやるあれ。
「アリーナぁ!」「きゃーーーーーー!」
「スタンドぉ!」「きゃーーーーーー!」
ってあのコミュニケーション方法ですよ。あれ、せっかくのドームだし、と、剛くんに水を向けられた光一さんもやってみることになりまして。

「アリーナぁ!」「きゃーーーーーーー!」
「スタンドぉ!」「きゃーーーーーーー!」
「その上の辺ー!」「きゃーーーーーー?」
「さらにその上の方ー!」「きゃ?」

その曖昧さは一体何事かと!どこからおかしな方向にいってしまったのか日を見るより明らかですが。
この場合多分
1階スタンド=スタンドぉ!
バルコニー席=その上の辺
2階スタンド=さらにその上の方
だと思われます。

ロッカーは断定口調かつ名指しでものを言わなくてはいけません。

そういう温度高め系は確かにあまり向いていないかもしれない、常温動物。それがKinKiKids。
さらに、高温系アーティストの皆さんといえば、スピーカーに足かけて歌うあれ。あれ、最近はそんなにみかけない気がしないでもないですが、まあなんかロッカーの象徴みたいなパフォーマンスがありますね。
あれも、KinKiはやらないよね、ということになり、ただでさえ「ステージに出ると頭がかーっとなる」とおっしゃる光一さんが
「じゃあ、どっかで(スピーカーに足かけて歌うのを)やる」
と宣言されました。途端に「忘れるね」「絶対頭から飛ぶね」「間違いないね」と決め付けたのは何を隠そう、真っ向光一ファンの私とAさん。
「-so young blues-」にてちゃんとやってました。忘れてなかったヨ!おみそれいたしましたー!
右で、中央で、左で。
ご丁寧に全方位のスピーカーに足かけていた。笑った。
ちょうど一番下手側のスピーカーに足かけた途端、予想外にそれが動いてしまったらしくえらい驚いてました。
ええと、それはつまりスピーカーではない別の機材でリモコンかもしくは自動制御で勝手に動く機材だった模様。なんかぐりん、と動いてしまってて本気ですんごいびびってたのが激ツボでした。なんだえい、かわいいやつめ!
さらに
「なんかこれやってたらカメラがばぁーって集まってきてびっくりした〜」
と。
アナタ、そんなことそれ、ものすごい今更なんだけど!と思った私。
エサに群がる池の鯉のごとくカメラがばぁーって集まってくるのは慣れっこじゃないのか?違うのか?なんで驚くんだそこで!高温系の方々は集まってきたカメラにアピらな!そこはこれ幸いとがつんとアピってなんぼよ!
なんというか、その姿勢自体が高温系にはあるまじき。
ちょっとこまぬけ。そこがよい。

まぬけといえば、光一さんの最近できた天敵のひとつにスポーツドリンクのボトルがありますが(笑)
mirrorコンではステージにストロー経由で水をこぼし大慌てしたり。30日のドームコンではボトルを拾い上げようとしてストローだけすっぽぬいたりと、変幻自在の天敵ぶりだったわけですけど、今日はあれです。
やっぱりストロー経由で水をじょぼじょぼーっとやってました。
今回は床ではなくて持っていたマイク濡らして大騒ぎ。
「何百万!何百万!」
焦りまくり。念のためマイク交換してもらった方がいい、と振り返ったら裏のところにスタッフが10人ほど集合してたらしくてまた焦るわ、びびるわで、そらもー。
なぜ学習しないのか。あんたそれ一度やってるから!小脇に抱えたままで身をかがめればそりゃこぼれるさ。普通の人はあんまりやらないと思うけど、そりゃストローからじょぼぼーだわさ。
なんというか、笑いの神が降りてくるとこの人手をつけられないというかなんというか。
この日だったかな?
剛くんがステージトークを研究しようとしてお笑いビデオを散々観て「オレはボケでいくから、お前はツッコミで」と分担を決めたにも関わらず
「まさか、相方が天然ボケとは思いもよらず」
と若干ため息まじりだったのは。
そりゃまあ、そうだよな。天然ものの恐ろしさは人が一生懸命頭で考えたことの左斜め遥か上空を普通にかっとんでいくところだからな。しかも本人がそれに気づいてないというおまけつき。
お金じゃ買えない天然もの。
あな恐ろしや。

それから、光一さんの本人特技と思っていないらしい特技ご披露。
あれです。
腕を伸ばしまして、手首を動かさずに肘だけをぐりぐりっと動かすやつ。
ヒガシに「光一、これできるようになっておいた方がいいぞ」と言われたそうだ。
ほほう。私もやってみよう……で、できない。なんか下手くそなフラダンスみたいになっちゃうよ、私。
剛くんが挑戦しようとするも、なんか上手くいかなかったので、光ちゃんが手をがっつり握って押さえつけてやってみようとするもなんか微妙。会場からは黄色い悲鳴。
いや、こういうのは全世界的な現象なんだって>同じグループのメンバー同士が仲良しさんなところを目撃して黄色い悲鳴
スキンシップ過剰なのは、どこのファンにとっても嬉しいことだから。別にKinKiに限ったことではないらしいです。そういえば、確かにどこのバンドのライブ行っても似たような状況だと悲鳴があがるなあと思いました。

ところで今日はなんかいつになくアクティブかつハイテンションな剛くん。
Rocket Manだったかの曲終わりでドラムセットが組んである台の上からジャンプしてたんですが、MCの途中にも興が乗ったらしくジャンプしてました。
と、今回のコンの間ずっと被っているマリモ帽子が脱げる。
光ちゃんが「ああ!」って感じで両手差し出して拾いにいってるのがものすごいウケた。
「ヅラじゃないのに脱げたらなんか『あ〜っ!』てなってまうな!」
と言ってたけど、ホントに。
私も席で両手差し出していたよ。

ところで結構印象的だったのは「Love is・・・」のイントロ部分での本編締めのごあいさつ。
剛くんが「人のことを嫌いになったことがあったり、ステージに立つのも恐いこともありました」といえば光ちゃんが「僕は人を嫌いになったこともありませんし、ステージに立つのが恐いを思ったこともありません」と中和したとこ。
まあなんというか、いいコンビだわ、と思いました。
私はコンを楽しむために行ってるので、重いまんまで終わられるのはちょっとなあ、と思うクチなので、光ちゃんがさらっと和ませてくれるとなんかほっとする。

最後の最後、真っ白なスーツを着て光ちゃんが剛くんの手を引っ張って例のドラムセットの台にあがって、二人でジャンプしてみせたのはとってもいい絵だったと思います。

上手くいってんのねー、あの人達。と普通に思った。

なんかぴょーんといってる光ちゃんはなんかおもちゃっぽかったです。ああもう、かわいい人だなあ!
最後はける時に

「来年もよろしく!」

と言ってたのがやけに心に残った。
カウコンは実質年明けにならないと姿を見ることができなかったので、これが2006年の見納めとなりました。
お疲れ。

あーと、カウコンはあんまり書くこともないのでちょっとだけここにツボを。

コンでは見られない、あの赤い上着を脱いだ黒ノースリ二の腕コンボに、赤いネクタイ姿がツボでした。
あと、あの格好で後ろ手に手を組んでぶーらぶらしてるのがとってもツボ。かわいいんですよ。でもって上半身のシンプルさと下半身の装飾過剰っぷりのアンバランスがなんかいい感じでした。
それから、さすがに年明けの瞬間出てこなかったことでファンを気にかけてくれたのか、剛くんに
「なんか言ってこいよ」
と促してる感じで、実際剛くんが出てきてしゃべっていたのを最後まで身体を傾げながらステージで待っていたのが印象的。
そりゃあれじゃKinKiファンは納得できないし、剛くんもほとんどしゃべってなかったはずだし、その辺わかってくれて嬉しいなあとか思いました。なんだかんだいって、直前にドームコンがあったKinKiファンが一番人数的に多かったのは確かだと思うし。

ええと、大晦日はそんな感じです。

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