堂本兄弟 ゲスト:hitomi(01/10/9)

 行って来ました。はじめての「堂本兄弟」観覧。幸運にもえらいいい席にあたってくれまして、光一さんまでの距離は歴史に残る近さでございます。
 今日は升の日とかで、前説のきくちPと健さんをはじめ堂本Bro'sバンドの面々がいろんな理由づけして観客に「堂本兄弟」焼き印入り升を配る。
 最後に呼び込みされて来た光ちゃんと剛君の手には升はなし。そらそーだ。暴動もしくは血で血を洗う醜い争いになりそうだからなあ。と、きくちPの賢明な判断に頷く。
 本日は堂本Bro'sバンド初回時のメンバー、ポール・ギルバート氏が登場しておりました。その代わりと言ってはなんですが、ガックンお休み。ちと残念。
 光ちゃん、今日のお衣装はかぶりの紺地に黒の模様入りのアウター(だったと思う)にインナーが焦げ茶の編み目のラウンドネックTシャツ。それにジーパン。足下の青いスニーカーがもんのすごくかわいいです。いいなあ、あれ。剛くんは、つば付きフェルト(かな?)帽子に黒のストールをぐるぐるっとマフラーのように巻いてブローチでアクセント。それから水色ジャージ上に確かジーパンだった気がします。
 光ちゃんは、綺麗でした。
 何度か近くで拝顔を賜ったことがありますが、どんなに近くにいても一枚フィルターを通して観ているような錯覚に陥ります。肉眼で観てるのに画面の向こうにいるみたいな現実感のなさを感じるんだな。そういう人は他にあんまり知りません。
 などと思っているウチにスタンバイ位置についたみなさんです。光ちゃんおもむろに茶色いグラデーションのグラサンを取り出してすちゃっとかける。
 に、似合ってます、それーーーー。今にも倒れそうな私。
 OPの途中でいつものように光ちゃんのゲスト読み上げが入る。
 本日のゲストはhitomiっちゃん。
 スタイル最高、同性に嫌われないタイプの女性ですな。なんというかおっとこまえな感じのとてもする人だ。
 歌が終わっていつものように座りセットが設けられる。

 最初は堂本スポーツ。
 1面トップは『中学生と教師の仲を取り持ったのは煙草!?』ってなタイトル。
 hitomiが中学時代にすきだった先生がヘビースモーカーで、「煙草は一日10本まで」と注意書きを入れた手づくり(だったよな)の灰皿をあげた、というエピソードの紹介。ちなみにその先生は既婚者で彼女の恋ははかなく散ったんだそうな。
 ジーパンのポケットからすっと取り出す指し棒も軽やかに堂本スポーツを読み上げる光一さん。
 途中「教諭(きょうゆ)」を「きょうろん」と思いきり読み違え、会場からの「きょうろん・・・」というさざなみのようなツッコミを食らっておりました。
「え?きょうろん?違う?じゃ、なんて読むの?きょうゆ?」
 確認、確認。「きょうゆ」が正解です。いやん。
 続いての話題は『え?あの人気女性ボーカリストが大酔っ払いに?』てな感じの内容。
 要は以前某音楽番組「LOVELOVEあいしてる」に出演した際に、後でT郎さん含めたメンツと一緒に呑みにくりだした時の話。hitomiはぐいぐい呑みつづけ、大トラに変身。
「呑めー。もっと呑めー。もっともっと呑めー」
と、周囲の誰一人逆らうことの許されぬ女王虎様に成り果てていた、と(笑)
 光ちゃんや剛くんも当然、この飲み会に参加していたそうですが、剛くんはこの日は幸運にも「犬にエサやらなあかんから帰った日ですね」ということで女王虎様には遭遇せずに済んだ模様。T郎さんはあまりのhitomiのトラっぷりに恐れをなして「ボクちゃん、帰る」ととっととお帰りになられたとか(笑)
 そして光ちゃんは「帰るに帰れない状況でしたね、あれは」という状態だったそうな。(笑)
 ご本人曰くは「知らない人ばっかりだったから、最初に呑んでいっとこうかと思った」そうです。「普通逆やないですか?」とは面白そうな光ちゃんの発言。
 堂本スポーツの場面でのツボはあの背中。
 光ちゃんの背中すきだ。普段歩いてるときとかは結構猫背だったりすることが多いのに、収録の時はぴしっと背筋が伸びてる。華奢なんだけど、肩がしっかりあるんでひ弱い感じを受けないんですよね。
 それにしても、光ちゃん、身体の幅がない。薄い。
 足なんてマジで細すぎる。横向きになると太ももなんてわが身を思うと「ダイエットしなくちゃだめだ」と本気で思わされます。だって、だってこーんな(←各自で想像よろしくです)よ、こんな!
 それでも舞台では大きく見えるんだから、すごいよなあ。しみじみ。

 小耳にファイブ。
 ツボネタをいくつか。
 hitomiは風呂あがりに自分の身体を姿見でチェック入れてる、というウワサ。
 もちろん全裸で(笑)
「みんなやらないのー?」
と会場に問いかけてましたが、残念ながら賛同者はいなかった。
「出るとこが出なくなって、出ちゃいけないところが出るようになったなあ」とため息をついてるんだそうな。いや、アナタに言われた日にはかなりの数の女性は言葉がないんですが(^^;; しかし実感こもってました。気持ちは理解できるぞ。ただしレベルはかなり違うが。
 ついでに光ちゃんの「家では全裸話」も出る。
 hitomiがお肌のために、クリーム(だったか保湿ローションだったか)を全身にたっぷり使うという話から、光ちゃんは「最近肌がかさかさで粉吹いてますから・・・」という話も出す。光ちゃん、君も保湿ローションいっとこ。お肌が粉吹いてるアイドルなんてちょっといやん。
 あとは、渋谷のカフェでバイトをしていたといううわさ。
 カフェだけでなく、居酒屋でのバイト暦も長いとかで、ホントに長いのか疑わしい感じもする実演もやっておりました。イヤな客とかがいるとわざとジョッキになみなみ酒をついで持っていっていたそうで「それなら喜ばれるやないですか」との光ちゃんのツッコミに、
「いえ、酔っ払わせてやろうと思って」
 というひどいんだかひどくないんだかわからない発言。なんかおっとこまえっす>hitomi
 光ちゃんは「ああ、これがさっきのやつ(トラになったhitomi)につながるわけやね」とつっちーとうなづきあっておりました。つっちーと何気に会話が多くてちょっとびっくりしました。「なんでびっくり?」って言われても困るけど。
 この時には堂本Bro'sバンドのバイト暦も披露されていまして、みなさんびみょーにロックなバイトをしていると知る。バイトなんてしたことがないふたりは楽しげに当時のエピソードに聞き入っていました。ポールは9歳からプロとしてやっているのでバイト経験なし、とのこと。かっちょえー。
 さらに、最近めっきり肩こりがひどいらしいhitomiはゆたんぽ抱いて寝ているといううわさ。
 そんなあなたのために、とワゴン山もりにもってこられた湯たんぽの数々。
 すごいっすねえ。伝統的な銀色のやつからハーブ入りのやつまでいろいろある。光ちゃんひとつひとつアンチョコ見ながら説明。
 なぜか唐辛子の入浴剤もあって、それは光ちゃん使用経験ありらしい。
「(唐辛子の入浴剤使うと)あそこがひりひりする」
 との経験談。あそこってどこよ(笑)速攻で剛くんにダメ出しくらってました。言ってやって、言ってやって。
 あと、使ったことがあるのは、銀色のシートタイプのやつ。切って貼って使います。なんでも遠赤外線効果がうんちゃらうんちゃらとかで、剛くんが「これおなかにはったままコンサートとか出たら恥ずかしいでしょうねえ」とかコメントしてました。
 気になるあっためグッズをhitomiとポールにプレゼントしてこのコーナーは終了。
 ちょっとブレイクが入って、改めて。
「肩こりがひどい」というhitomiのために、カイロの先生をお呼びしましたー。と光ちゃんの紹介で入ってきたのは韓国のカイロの先生。
 カイロプラティックっていうのは、なんだかやたらと「ゴキッ!バキッ!痛いっ!」っていう印象が強いので、hitomiも「この場で整体をやってもらいましょう」という趣旨に及び腰。
 あまりにも逃げるため、光ちゃんが「おれも肩とかやばいんですよねー」とかなんとか何の気もなしにコメントをはさんだら、自らの危機にわらをもすがる思いのhitomiが「じゃあ、光一くんお先にどうぞ」と水を向ける。
 そんなこんなで、いつのまにか光ちゃんがカイロの施術をされることになる。
 中央のスツールに座り先生に後ろから腕を取られる光一さん。思いも寄らぬ展開に少々戸惑い気味。
 さてみなさん、お立会い。
 本日のスーパーツボコーナー到来。
 目を閉じて、先生にされるがままになっている光ちゃんは激ツボです。いやもう、目の保養をさせていただきました。眼福。感涙。
 いいもの見せてもらった!ありがとう、先生。
 ふにゃふにゃになりながら、なすがまま。顔は半分笑顔と、やはり頭の中にインプットされた過去の整体暦から「ガキッ!バキッ!ゴキッ!」があるのか、未来の激痛の瞬間に対する怯えも半分。
 ああ、今私、いいもん見てる!いいもん見てるよ、お母さん!
 ちょうどこの前日にスポーツ紙に、野球大会のピッチャーをやるにあたりドクターストップが出ていた、という不穏な話が載っていたのはみなさん御存知かと思います。
 光ちゃんこの時に
「おれ、野球で肩壊して右肩あがらないんですよねえ」
と先生に告白。
 肩より上に右腕が上がらない状態になっていました。顔からさーっと血の気が引く私。なんでも、この収録の前にマッサージと針治療に行ってきたものの、あまり効果が認められないとか。さらに青ざめる私。
 前の席のお嬢さんは「かわいそー」と言ってましたが、私と友達は「やってもらっとけ、いい機会だ。じゅーぶんやってもらっとけ」とつぶやく。この先控える「SHOCK」とかPJスーパーステージとか「SHOCK」とか、冬コンとか「SHOCK」とかを考えると、一度でいきなり直るっていうことはなくても、少しでも障害は和らげておくに限る。
 先生は「大丈夫」とばかりに右肩をもみほぐし、恐怖に怯える光一さんに
「痛くないから大丈夫」
 と、気合一発・・・というほどでもないですが、軽く肩のあたりをこきっとする。と、いきなり顔色が変わる光ちゃん。
「あれ?」
 少しのマッサージの後で、確かに痛がって肩より上に上がらなかった腕が楽々頭上まであげられるようになっておりました。VIVA!韓国カイロ!
 思わず「よかったー」と拍手。つっちーも拍手。みんな拍手。
 これから収録の度、毎回先生をお呼びするというのはどうだろう。なんなら「SHOCK」の楽屋に毎日つめていただくのもいいかもしれない。と、本気で思う私。
 真面目に驚いている光ちゃんの様子を見て、また光ちゃんに「本当に全然痛くないから平気」と体験談を聞かされ、目の前で全然痛がった様子を見せない光ちゃんを見てhitomiも先生に診て頂く決意を固める。
 hitomiが先生に施術されている間、右肩をぶんぶん回す光一さん。本当にいい感じらしい。先生、ぜひ主治医になってください。お願いします。あとこの人腰も悪いんです。
 つっちーに「マジで?」と聞かれ「マジ、マジ」と驚きの顔で報告する光一さん。
 そうかそうか、少しはマシになってくれたんだ。よかったね。
 hitomiの長めの治療が終わり(それだけ深刻な状態だったということだろうか。大変だなあ、hitomi。肩こりは辛いよね)続いてせっかくだから、とマコちゃんが「気」だけをいれていただくことに。
 光ちゃん、うれしげに右腕ぶんぶんしてます。私もうれしい。
 施術の間はまま無言になりがちなため、どうやって間をもたせようかと思案の光一さん。剛くんに向かって
「剛、なんかぼけとけ」
 と小声で哀願。剛くん小声で
「正直ちょっと、ぼけづらい」
 と、返事。
 笑ってしまったよ。
 かなりいい感じだったらしい先生のカイロ治療。施術をされた三人は一様に御満足。で、ながーいコーナー終了。

 改めて。赤い糸伝説。
 hitomiが選んだのはポールでした。うれしそうなポール・ギルバート。世界一のギター早引きの名手。でも、子供のようにうれしそう。なんかいいなあ。
「なぜポールだったの?」という理由づけに光ちゃんが「やっぱ、背が高くてかっこいいからね」とコメントしているのに対して剛くん。
「おれら、スタジオ入ったときから視界に入ってないってことやね」
とオチつけて、トークコーナー終了。

 hitomiの歌に入る前にながーいブレイクタイム。一旦出演者は下がります。舞台セッティングは終わったものの、女の子ですからhitomiさん。髪の毛のセットにえっらい時間がかかります。あんまり長いんで、間をつなごうと剛くん登場。ミニライブとなりました。途中からつっちー、ポール、おんちゃん、マコちゃんが次々と入ってきて、剛くんをサポート。あんまりこういうことってないらしく貴重なものだったみたいですねえ。剛くんずいぶんギター上手くなったなあ、と思ったです。
 さて、私にとっての本日最大級の衝撃はこの直後。
 結構長かったミニライブの後、hitmoiのセットが終わったらしくまだステージに出てきていない演奏者を呼びます。
 ええ、てっきり光ちゃんを呼ぶんだと思ってました。光ちゃんを。
 剛くんがマイクで呼びこみします。
「本日のスペシャルゲストプレイヤー・坂崎幸之助さん!」
 ぎゃあ。
 私跳びました。ええ、他の観覧者より頭ひとつ多めに跳びました。
 こ、こ、こ、こ、こ、幸ちゃん?幸ちゃん?
 出てきましたとも。光ちゃんと幸ちゃんが。ふたりして。今度こそ倒れる。ばったり。
 我が人生の二大金食い虫が。最大のツーショットが。
 ありがとう、ありがとう、神様。ありがとう。
 まーじーでうれしいです。本当にうれしいです。正直光ちゃんはそこそこの近くで拝顔できる機会になんどかめぐまれたことありますが、坂さんは!私かなりの数ライブ通ってますが、追っかけてNYの公演まで観に行きましたが、こんな近くで拝顔できたのは片手で楽勝です。十数年かけてそんなもんです。
「顔に至福、って書いてあるよ」
 友達が言うのも当たり前です。
 ああ、だって目の前で光ちゃんと幸ちゃんが仲良さげにお話してるのよ。これが至福でなくてなんだっていうのかしら???
 坂さんを紹介するに当たって光ちゃん
「今、楽屋でカイロの先生にやってもらってたんですが、どうでした?」
「いやあ、よかったよー」
 と、光ちゃんも引き続き楽屋でカイロの先生に診てもらっていたらしい。ついでに坂さんも。やはり、先生には楽屋常駐してもらうということでどうでしょうか。
 歌前のセッティングの間、にこにこしながら会話するふたり。至福。
 ちょうどセンターのhitomiを真中にして、左側が本日お休みでピアノ前にセッティングされたボードの写真ガックンと、坂崎・光一のおふたりでした。
 ああ、ごめん。半身が左に向きますが。
 なんというかものすごく気心わかりあってるっていうのがひしひしと伝わってきてめちゃめちゃうれしかったですよ。やっぱり自分の大好きな人と大好きな人が仲良しさんだっていうのはうれしいことです。本当にそう思います。
 そういえば、この演奏の時に思ったんですが、光ちゃんのギターの弾き方って面白いですよね。
 目を閉じて、手首から上しか基本的に動かさずに黙々と演奏に徹している。三味線か琵琶かって弾き方してると思うんですが。
 対して坂さんは全身使って弾いてるんですね。プレイスタイルが全然違うんでなんかおかしかったです。てか、剛くんにしろつっちーにしろ全身使ってるんで光ちゃんが特殊なんだろうな。
 この回は一度NGが入って、二回hitomiの歌を演奏したんですが、演奏が始まるまでの短い間、黙々とギターのコードをおさらいしている光一さんが印象的でした。
 てか、坂さんとふたりでにこやかに短い会話をしていたことと光ちゃんの黙々とギターを弾く姿。やっぱりどんな音にまぎれていても一発で聞き分けられる坂さんのギターしか実はこの歌の時の印象は残っていないんですが。
 どっちを観ていいのかわかりませんでした。ありがとうありがとう。
 大満足な兄弟初観覧でございました。