KinKi Kids FILM Concert 於:横浜アリーナ(01/8/30)

いつもの朝より2時間早起きして出かけました横浜アリーナです。
グッズ買いたかったのと「なんだかんだ言って早い内に入った人から前の方の席だったのよねー」とかいう関西方面の友人談により新横ついたのは8:40くらい。
9:00くらいから並んで、Pちゃんにはがき引き換えてもらったらなんともびみょーなセンター23列。
「さてこの前にいる22人の頭がどうなるかだよねー」
コンの時って、下手に地面席になるよりは段差のついてるスタンドとかの方が見やすいじゃないですか。上から見ると「いいなあ」って思うけど、いざそこにいると人の頭だけを見ているなんてことが多いし。
セットは180度・花道なし。ステージの高さもかなり低くなっていて、いつもの横アリ仕様とは違い、アリーナがちゃんと1列目からできてます(いつもはアリーナ最前列は8列目)アリーナ1列目とセンター席の段差がなく、なだらかなスロープのようにアリーナに段差がついているという感じ。
 ステージは巨大なスクリーン(5Mくらいの高さかなあ。かなり大きく見えました)が正面にひとつ、下辺部分が地面から2m程の高さに吊られています。でかいですねえ。両脇はコンサート用のイントレと照明がシンメトリに配置されていて、とってもイベント仕様。
 SEにEalbumが小さく流れる中、スクリーンではあのEalbumの3Dロゴがぐるぐると回ってます。

11:00 フィルコン1部開始。
始まる前の私の独断と偏見に満ちたフィルコン内容予想は、
(1)光一回・剛回・ふたり回(記者会見用)と三パターンになる
(2)三回ともふたり揃うけど「今回は剛くんの(光一くんの)作ったフィルムをごらんいただきましょう」
 こんなカンジ。
で、11:00しょっぱな、場内が暗くなってスクリーンに現れたのは、不精ひげをはやした剛くんのモノクロアップ。
「そうか、今回は剛くんフィルムバージョンか」
とひとり勝手に納得する私。

 剛、ぶらり故郷の旅

と銘打たれたそのフィルムは東京駅7:50発の新幹線に乗り剛くんが奈良に帰って思い出の地を散策するという実にまったりとした、あるいはだらーっとしたフィルム。
実際に通った幼稚園だとか小中学校時代のお友達が目線なし(笑・・・御本人様は「目線いれてくれ」と剛くんに頼んでましたけど)で登場してたり。もしや彼が去年だったかおととしだったかの夏コンで披露していたソロ曲のモデルなのかなあ?と思ったりして。
フィルムのラストにかぶるようにしてギターの音。
剛くんおひとりが歌いながら登場。
みなさん必死に座高を伸ばす。わはははは。予想通りなんも見えないー。
ので仕方なくスクリーン見てました。
光ちゃんはこの回で拝めないのね、と思ってたら歌終わりに剛くんから「みなさんに重大なお知らせが・・・」と前フリ。
光一さん急病につき今日は来れない、と。
んなこたないだろう、と思っていたらスクリーン下の暗幕から光一さん・・・の等身大パネル登場。パネルかーい!
剛くんの問いかけになぜかパネルから返事が。パネルを持ってきてくれた方がお返事しているらしい。声が光ちゃんじゃないんで「誰かしら?」と思っていたら、出てきたのは翼でした。
おお、翼ーー。てか、パネルの光ちゃんが着ているのと同じ色みの服かい!(上・・・白ノースリTシャツ・下ジーパン)遠めで見て(←双眼鏡は持っていったのが倍率高すぎて逆に全然使えなかった)一瞬ぎょっとするが、違うわあ、と思って席に座りなおす。
光ちゃんがうすっぺらい病にかかったのなんのと無駄話をした後で、
「今日は来れない光一くんの代わりに、ヒストリービデオ作ってありますのでそちらをごらんください」
と、ウワサの光一様ヒストリービデオに突入。

何がびっくりって、子供時代の写真でつづるヒストリーのBGMがMILLENNIUM SHOCKのオーバーチュアだったことでしょうか。まあ。いやが上にもときめいちゃうわ。
で、一枚目から連発。
か、か、か、かわいーーーーーーーーーーーーーっっ!!
赤ちゃんの頃っていうのは誰でもかわいいもんですが、それでもなおそこらへんを歩いている子とはレベルが違います、正直。
特に七五三のころの千歳あめを持っておすまししている写真なんて、あなた!場内もそらざわめくさ。
幼稚園のお友達と一緒に写ってたりする写真でも、申し訳ないがあきらかに○とか△とかが並んでる中にひとり人がいるわーって感じでした。
ウチの弟くんなんかその典型ですが、小さい頃は天使のようにかわいくても大人になったらただの人になるっていうパターンが多い中。神様ありがとう。いい仕事してくれて。いい成長遂げてくれたよ、この人。
92年からはBGMが「KinKiシングルヒストリー」に代わり、もーかわいいだけのただの素人の男の子!みたいな写真から歌謡びんびんハウスの常に目が泳いでいる(笑)アシスタント時代やらドラマ映像やらコン映像やらPVやらが流れる。本人しきりにネタにしていた、「Get The KinKi」の衝撃ゴーグル&ブーメラン写真とか(大笑・・・あの写真集は焼却して欲しいらしい)
苦笑したのはやっぱり「人間・失格」例のキスシーン。会場の悲鳴(というか嬌声)たるやすさまじく。光ちゃんビデオの時は唇がくっつく寸前で別のショットにすりかわるんですが改めて
「KinKiの基本ってヤツよね」
と思ってしまいました(笑)
ビデオ中には光ちゃんの人生の中でとっておきの瞬間に間違いなく入ることだろう、豊川稲荷でのデビュー会見の様子ももちろん入っていて、あの風にそよふく長髪にふちどられたなんともいえない輝かしいはれがましい表情は強く印象に残りました。
7・21デビューのCMでしたっけ?剛くんの肩を抱いて去りながら振り返るモノクロの表情にもなんとなく万感の思いがこみ上げます。
コン映像ももりだくさんで、コンサートを作っていくことを覚えてだんだん顔に自信が表れていく様子を垣間見た思いがしました。
特筆すべきはやはり「MASK」のパンフレット写真がいくつか入った後のコンサート映像かな。
顔つきが。いきなり、というくらいに劇的に変わったように見えました。
余裕とか冷静な情熱というか、そういうものが彩りに加わって、いい表情だったなあ。
最初のアジアコンでの、白の手甲をして、指差したポイントがどんぴしゃで花火の爆発を起こすあの映像も言語を絶するかっこよさで素敵です。
でもって、SHOCKですよ。SHOCK。
光ちゃんのショーマンとしての人生の中で、これも記憶の中の永遠の黄金となるんだろうな、と心から思うSHOCK。
まあ、一番言いたいことは「そんないい映像残ってるんだったら、今すぐ売れ(-_-#」
OPのフライングとか、2幕の群舞とか!ラストの大階段とか!幻炎とか、幻炎とか幻炎とか!!!!!泣きそうに懐かしくてのどから手が出るほど欲しかったですよ。
改めてダンスの綺麗さとかが瞳に焼きつきました。
最後はこの前の台湾コンの映像でおしまい。
このヒストリービデオ・・・お願い、売って。買うから。欲しいよこれ、光ちゃん(T_T)
ところでひとつ疑問だったこと。なぜこのヒストリービデオには「銀狼」や「ピカイチ」が入ってないんだろうか。PJとかもあっていいはずなのになあ。謎。

フィルムが終わり、ライトのついたステージ。
スクリーン下の暗幕から今度は光一様パネルが登場。のっしのっしと歩く。歩いて前に進み出るといきなりパネルをかなぐり捨てる。
と、そこには。

堂本光一さん、満を持して登場!!!
きゃあ、光ちゃーーーーんっ!!ビジュアル絶好調ーーー。

上が黒のジャケット下はワインレッドのパンツ。インナーはラウンドネックのびみょーな感じの柄。首元にネックレスが光っております。
「私が王子です」
会場にアピール。
「私が王子です」
会場右にアピール。
「私が王子です」
会場左にアピール。
「私が白馬の王子です」
全体にアピール。
わーかったよーうっ!
今日のお客さんはみなさん「Ealbumをお買い上げになってくださった方々ということで・・・」とみなさんにお礼。
光ちゃんはどこの角度にいる人からでも顔が見えるようにとステージの端から端まで右に行ったり左に行ったりひとつところにとどまっていることがございません。えらい。
「今回のアルバムのソロ曲のプロモを作ってみました」
というフリでウワサの「- so young blues -」プロモへ。
はけるのもなんですから、と。舞台上手にいすをおいてちょこんと座る。

思えば1980年代。M・ジャクソンの「スリラー」大ヒットが契機となって、日本のアーティストのみなさんはこぞってプロモ作りに力を入れはじめました。おりしも日本はバブル景気に向かってまっしぐらのさなか。金と自分の趣味とを最大限に盛り込んで、時にはがちがちに凝りまくったシチュエイションで、時にはあえてすっきりライブ映像で。めきめきと日本のPV全体のレベルをあげていった時期がございます。
光ちゃんの「- so young blues -」はそんな日本のPV黄金期を思わせるような、実に凝った、手間もヒマもお金もかかったものでした。
いい出来です。Kさんに「あれはいいよ。ものすごくいい。光ちゃんファンはしあわせだ。恐らく何があってもついていくコアな光ちゃんファンが光ちゃんに対して望んでいることと光ちゃんのやりたい、と思っている方向は一致してるんだって思った」とまで言われていたんですが、そしてそりゃもー微に入り細に渡ってどんな内容か説明されていたんですが、見れてよかったです。
確かにあれはいい。

オープニング。長い階段のある場所に現れるふたりの女性。このふたりが光ちゃんをインドの後宮を思わせる雰囲気のクラブへと誘います。誰もいないフロアに光ちゃんがたどりつくと同時に現れるたくさんの男女。
誰もがリズムを刻む中漂うように人の合間をすり抜けながらゆっくり歩く光一さん。
憂いを湛えた瞳で何かを探しているようなそんな風情。サビの部分でフロアのダンサーを従えて群舞。
完璧です。
後で語ったことにはこのPVのために「- so young 〜」を明け方5時ごろまで100回は踊ったとか。フィルム撮影でワンカメ撮影なら、確かにそれもうなずける。
ありとあらゆるアングルで、美麗なダンスをおっています。素敵だ。
フィルム撮影というのは画面に独特の雰囲気があるんですよね。画がしっとりして見える。マットな質感がともすればぎらぎらしているセットに程よい落ち着きを与えてるなあ、って感じ。
光ちゃんは相変わらず動きが綺麗です。キレがある、とよく言われるダンスですが、光ちゃん自身が意識してるかどうかはともかく、この人の動きって柔らかいんですよね。だから同じ動きをしても向こう側に物語が透けて見える余韻を残してくれるんじゃないかと思ってますが。
フロアの王のように振舞ったかと思えば、また再び何かを探すかのようにフロアの隅のソファに身を沈める。頭をめぐらすスローなカットはお約束ですが、実に美しいです。
またダンサーたちと踊る自分を冷めた表情でキャットウォークから見下ろす姿がかぶってきたり、アングルとかカメラの視点がバラエティに富んでます。
光一さん、フロアの喧噪からひとり逃れふと目にした硝子ケースの元に近寄る。そこにいるのはこれまたインドの王女のような風情の美女。青い光に照らされて触れることの叶わない硝子ケースの向こうから感情のない瞳で光一さんを見つめる。
思わず近寄る光一さん。どうやら、彼女こそが彼が探し求めていた人であったらしい。
場面は切り替わる。男性ダンサーにサポートしてもらって高い位置でのバック宙あり、激しさを増すフロアでの彼。
女王然として、フロアを見渡せる一段高い場所に居るのはあの彼女。
次第に光ちゃんに魅せられていく。
そうして曲が終わった時、ついに彼女が自分の意志で光一さんに触れようと歩き出す。
最後、音のない余韻の部分で未来を暗示するかのようにふたりの手が重なる。

といったところでしょうか。少しは伝わったかな?
すごく雰囲気のある映像でした。私は感動しましたよ。
ステージが明るくなって中央に再び現れる光一さん。
ひとりずつ回るフィルコン、それぞれに映像を作っていい、ということで自分は何をしようかな、と考えた時「やっぱダンスかなあ」って思ったそうです。
「おれはやっぱダンスでしょ」と。
せっかくひとりひとりで作るのだし、普段KinKiKidsではやれないことをやろう、というのが光ちゃんのコンセプト。
確かに、今までのプロモとは全然違います。
一言で言って、エロティック(笑)
絶対に日常の中にぽんと置いておけない非日常感が光ちゃんの最大の持ち味だと常々思っていますが、それは彼の中にいろんな要素が同居している故なんじゃないかなあ。
一見すごくピュアでスウィートに見えるのに、動かすと妙にエロティックだったり、厳しさとか激しさとかシャープとかそんなものまで持ち合わせている。表に見える部分と相反する面を確実に備えているんですよね。
印象が常に一定でない、というべきか。それは固まってないってことよりも多面性が光ちゃんの持って生まれたテイストなんだろうな、と思います。
個人的にはもちょっと野望というか、自分の望みをはっきり口に出せる人であって欲しいな、と思ってたりしますが。
それはともかく。
プロのダンサーさんたちとのからみがこんなにサマになるようになっていたなんて。女性ダンサーとのからみも観ててどきどきしましたよ。
どきどき。そう、観ていてどきどきしないようなら女性とからませた意味ないし。
さて「みなさんは普段こういうフィルムの制作の裏側を御覧になる機会はそんなにないんじゃないかな、と思いまして」と、「- so young blues -」のメイキングへ。
スタジオ入りする光ちゃん、監督と何事かミーティングしている光ちゃん、上半身裸で「あっちぃー」とやってる光ちゃん。ダンサーさんととばしの練習している光ちゃん。
スタンバイの時間を持て余してビリヤードに興じる光ちゃん。そして、いい加減やることがなくなって「何も見ずにキティちゃんを書こう」と謎の猫もどきを描いている光ちゃん(本人曰く「自分の絵のセンスが情けなくなった」らしい(笑))
メイキングはいいですねえ。素の表情がぽろぽろ出てくる。
しかし、なんというか。
お互いに「すきなことやっていいよ」とチャンスを与えてもらって作った映像がこうも違うのか。と少し切なくもなりましたわ。
こうまで見事に方向性が違ってしまったのねえ。光ちゃんはダンス&エンタテインメントへの志向を益々強くしていってるし、剛くんはギターへ(いいギター持ってましたよねえ)
それでも光ちゃんが「こうやってずっと全国をひとりで回ってきて、やっぱりふたりがいいな、と思いました。KinKiKidsはやっぱりふたりだよな、と」としみじみ言うのを聴いて、どことなくほっとしました。
今回は地方のフィルコンで一部の馬鹿者どもの蛮行を聴いておりましたので、これは紛れもない本音だよなあ、と。
そんなわけで「せっかくふたり揃ってるんですから」と剛くんを呼びます。ベージュのハンチングを被った剛くん再び登場。
光ちゃん顔が嬉しそうです。
「剛ー。久しぶりだな、剛ー」
と触りまくる。目がかなり本気で嬉しそう。「光ちゃーん、顔が溶けてるー」と思わず言いたくなってしまうほどに。
剛くんは剛くんで「この前会ったばかりや」とすげなく返すも、やっぱりひとりでいる時や翼と話をしている時と比べて雰囲気が大分リラックスしている感じ。これが10年を経たコンビというものか。
外野が何を言うよりも、わかることはあって。ふたりになった途端はっきり変わる空気感とかね、違うんだよなあ。ピンの時とは明らかに。誰よりも本人たちがなごんでる感じ。ひとりの時はやたら気をつかって、あちこちに顔を向けていた光ちゃん、いつものこととはいえ剛くんが出てくると剛くんの方しか向かないし(苦笑)おかげで一体何度、コンサートのMC中ずっと光ちゃんの頭だけを拝んでいたことか。
ああいうのを観る度に、そりゃKinKiKidsよねえ、と思ったりする。
「スタジオとかでは一緒になっても、ステージでは久しぶりだろー」
と「つい何日か前に仕事場で会ったばかりだ」と主張する剛くんに対する光ちゃんの屁理屈が笑えます。
ひとしきりふたりしてきゃっきゃしておりました。
剛くん曰く、光ちゃんには自分に対する「愛が足りない」とかで、光一ヒストリービデオも、観ながら「ああ、懐かしいなあ。ここ・・・!」と思った瞬間に映すまい、映すまいとするかのように自分が見切れてる、と(笑)抗議してました。相変わらずの相方いじりっぷりでございます。光ちゃんにっこにこ。
呼吸やかけひきの加減がもっともわかる相手ですからねえ。ツッコミひとつ、ボケひとつとってもやりやすいんだろうなあ。
Ealbumご購入の方へのイベントということで、EalbumのCM話。
コンセプトは「意味のないことをやろう」ということだそうです。今までのKinKiのCMはわりとかっこいい感じだったりすることが多かったけど、今回はあえて意味のない感じで行こうと。剛くんのアイデアを採用したんだそうです。で、OAされていたのは全部で4パターンあるので、全部観たことのある人もそうそういなかろうと。4パターンのCM一挙上映。
私が観たことあるのは、つけっ鼻が取れるコウイッチェ選手の
「Ealbumはえーアルバム」ってヤツと
コウイッチェ選手と通訳剛くんというバージョン。
光ちゃんが観たことあるのは「躓いたときには空を見上げて御覧」のコウイッチェー通訳編だそうです。
4本観ましたが、実ーにくだらない(笑)
あれを撮るためにわざわざ横浜国際競技場貸し切りにしてやったそうです。実ーにばかばかしい(笑)広いフィールドのひとつを映すわけでもなく、ただ選手のインタビュー場所だけでこちゃこちゃっと撮ったそうな。
なんつーか、贅沢なCMだったということをはじめて知りましたよ。あれ(笑)
そして「とても電波に乗せられるシナモノと違う」とNGになったやつも二本。確かにくだらないというか、電波にはのせられない。出来はOAされたものとどう違うんだ?って感じですが、オチのないギャグのような出来でした。まだOAされたヤツはとりあえずオチらしきものがあったというのが採用の理由だろうか。
それから「LOVE SICK」のプロモ。
地方会場では爆笑の渦だったらしいですが、みんな割とふつーに見てました。
夜の埠頭(?)しのつくように降る雨に濡れる一台の車(ただし、ひっくり返ってます)扉を開けて出てくる剛くん、続いて光ちゃん。
そしてなぜかはじまる雨の中のボーリング。なぜボーリング?
ふたりともエライきめきめモードでやってるんですが、はっきり言って、妙。
光ちゃんの意味のないキック。なぜそこでキック?どうでもいいけどなんかアニメキャラみたいなんですけど、その仕草(笑)
豪雨の中で踊るふたり。な、なんか変。
いくら雨降りの画とはいえ、それ、降らせすぎだし。
あと、険しい顔して何をやってるのかと思ったら、ほら、円を書いてその中に立って相手と手を握って押し合う遊び。あれをやってんですよ。ええ、豪雨の中。
変だよ、それ。
私とかPちゃんは結構笑いながら見てたんですが、お隣のお嬢さんたちはかなりまじめに観てました。ごめんね、不真面目な観覧態度で(^^;;
まあ、「LOVE SICK」のコンセプトは「意味のないことをやろう(BY剛くん)」だったそうなので、私らが「変だよー」「変だよー」と言っていたのは製作者のコンセプトからあながち外れたものじゃなかったらしい。

それと光ちゃんのフィルコンでは恒例になっていたらしい、会場の誰かを舞台にあげるという企画。ここでもやってました。
光ちゃん、剛くんそれぞれ一組づつ親子を選んであげておりました。小さい子狙いで無難にいってます。
この回の女の子は相当光ちゃんが気に入った様子で、やたら光ちゃんのことを笑顔でべしべし叩いておりました。お母様は後ろでおろおろ。何を聴いても笑顔できゃっきゃしながらべしべし。
光ちゃん苦笑いしつつお相手。べしべし。楽しそうに叩いていたなあ、あの子。気に入られたか。そうか、小さい頃から美的感覚が鋭い子だ。
最後は握手せがんだり離れたくないご様子でした。5歳(だったっけ?もっと小さい子だったかも)の子供にまでモテることよ。
他は、何を言っていたんだか。そうそう、MC途中で翼を呼びました。
翼は時々剛くんに電話をかけたりしている、という話で光ちゃんが主張。
「おれ、翼から電話もらったことない」
それは当然のことでした。なぜなら、電話番号の交換をしていないから(爆)舞台の一ヶ月。練習いれたら二ヶ月か?は一体なんだったんだ、光ちゃん。
「聴いてよー」と翼に「翼の方から電話番号を聞いてくれ」とアピールする光ちゃん。
「聴けませんよう!」
と反論する翼。後輩から先輩に聴くよりは先輩から後輩に聴いた方が聞き易い。確かに。教えてやって、光ちゃん。二ヶ月共演する後輩くんなんだから。
トーク中には「SHOCK」の話が当然出まして、まだ「MILLENNIUM SHOCK」の時のヒガシと晃くんのポジションが埋まってないとか。
光ちゃんはしきりに「剛」「剛」と剛くんのキャスティングを希望しとりましたが、相方氏は「絶対にやりません」と固辞していました・・・出演するのは全然ウェルカムなんですけど、その場合会場は横浜アリーナとかさいたまスーパーアリーナとかいっそ東京ドームでお願いしたい。KinKi共演なんて恐ろしい舞台、誰がチケット取れるというんだろうか・・・
もちろん舞台を観にくるとは言ってましたが、12月中はドラマの撮影があるんで無理だとか。行くとしたら年明けかなあ、と。
最後はふたりのヒストリービデオをお見せしましょう。とのことでばいばーいと去って行きました。

ふたりのヒストリー。編集したのは光ちゃんであることに¥100。
今度は事務所に入った頃からをEalbum〜リミックスをしたのは光ちゃんであることに¥200!EDIT〜をバックに流していました。
コンサートやPV中心なのは先ほどと同じですが、先ほど映る直前で思い切り見切れていた剛くんもいます。さっきはくっつく寸前で別のカットになっていた「人間・失格」のキスシーンもくっちゅいてるところが力いっぱい流れてました(そしてここが悲鳴の最大ボリューム・・・基本はやっぱりこれなのか?キンキキッズー)光ちゃんのドラマは先ほど流れていたということでドラマヒストリーは「青の時代」とかの剛くん主演を中心に。
でも、やっぱりいっぱい流れた「SHOCK」が素敵。何度も言うけどそんなにいい映像残ってるんだったら出し惜しみしてないでさっさと売ってくれ。普通に舞台の場面もありましたが、11/21の日に剛くんが来た時の映像も入ってました。だからそれを売ってくれ(以下エンドレス)
最後はアジアコンの様子や、つい先日までのフィルコン各会場の様子、LOVE SICKのメイキングがちらっと映りこんでいました。
終わったのは13:00くらい。実に二時間。予想していたのと全然違う構成でびっくりでした。

外に出ると大混雑。
ぐるーっと横アリをとりまく15:00回の待ちの列。最後尾を探して歩く。歩く。歩く。横アリ裏手に来たところでMさんたちを発見。
「今終わったー。ふたりとも来たよー。後でねー」
歩く。歩く。横アリを離れ、裏通りを最後尾を探して歩く、歩く。信号3つ渡ったくらいのところで友達発見。
「あ、こんにちはー。Kさん来てるの?」
「もっと後ろの方にいますー」
歩く、歩く、歩く。Kさん発見。
「こんにちはー。二人とも来てましたよー。光ちゃんのプロモすごいよかったー。じゃあ後でー」
歩く、歩く。歩く。
「あ、藍さんこんにちはー」
「あ、どうもー。すごい列ですよねー」
歩く、歩く、歩く。ついに駅前の方に折れる列。交差点前は身動き取れず。また横アリ方向に向かって歩く、歩く。
「さ、最後尾ってどこよー?」
何回そんな言葉を繰り返したことか。歩く歩く、まだ歩く。
「あ、こんにちはー。Cさんたちと一緒?」
「そうなんですけど、会えなくって。この列どこまで続いてるんですかねえ」
歩く、歩く。おいおいついに横アリまで戻ってきちゃったよ。で、最後尾は?
「あのー最後尾はどこでしょうか?」
「あっちです」
「え?あの連絡橋渡ってずーっと続いてる列ですか?」
「そうです」
横断歩道渡り、プリンスホテル前の道をまた駅まで戻る。新横浜駅マック前。最後尾はそこでした。ここまでたどりつくのに15分や20分は楽勝で歩いたぞ。おーい。道行く人に大顰蹙だ。誰だってむかつくよ、こんなの。
結局中に入れたのは14:10過ぎ。延々続く人波を観ていた我々は「椅子があればそれでいいわー。座らせてー」と心から思っておりました。さっきの光ちゃんとは別の意味で顔が溶けました。化粧とか日焼け止めとか全部流れるっちゅーねん。
が、席をひいたらセンター10列目。
全然先着順じゃなかったです。はがきの言葉はホントだったわ。
ちょうど斜め後ろにさっき最後尾を求めてさまよってる時にあったKさんたちが座ってちょっとびっくりした私。

はじまったフィルコン15:00の部。さすが光一さんというべきかなんというか。
初回とフィルムの構成変わってました(笑)
ド頭「LOVE SICK」で次が剛くん映像。で、剛くん&翼登場。続いて光ちゃんヒストリー、光ちゃん登場。「-so young blues-」プロモ、光ちゃんトーク、同メイキング、剛くん登場。公開記者会見、EalbumCM4本&未公開CMフィルム、ふたりトーク、翼登場。全員退場。KinKiヒストリー。という順番に。
光ちゃんひとりトークはニュアンスを変えてはいるものの、初回とほぼ内容変わらず。というか全国内容変わらずだったみたいですね。大概の人はフィルコン見れるのは一度だけですから、どの回にもなるべく内容の隔たりがないように、という光ちゃんらしいトークです。
言ってみりゃ哲学みたいなもんだな。
逆に剛くんの場合は毎回違う。その時その時のタイミングで変わってくる。
だからふたり揃うとちょうどいいんだろうなあ、と思います。いいバランスだわ。
この回は公開記者会見。本当ならこの時期、夏コンでやっていることをここでやっておこう、というところでしょうか。
最初はフィルコンのコンセプトや感想、実際各地を回ってみて一番印象に残った思い出(光ちゃんは、選んだ子供に質問してもぷーいと顔を背けられてしまったこと、と言っていた)などを質問されてました。あとは舞台のことを光ちゃん自身の口から、ドラマのことを剛くんの口から発表してましたね。
ファンに対してのお約束は冬には必ずコンサートをやります、ということを。
で、時期が時期ですので某くんの熱愛報道についても聴かれてました。かなーりつっこまれて困ってたみたいですが、剛くんがいいボケで救ってくれてたなあ。
大体本人が何も言ってないことを光ちゃんがしゃべるわけないじゃないか。なぜ聴きたがるんだ?わけわからん。
まあ、一瞬答につまる場面とかもあったので「ああ、ここだけがきっと明日流れるんだろうねえ」とぼんやり思っていたのでした。
最後はレポーターに、ふたりが当日つけていたネックレスが「まさかどなたかとお揃いってワケじゃないですよね?」と聴かれ苦笑してましたが、
「実は、剛とお揃いなんです・・・」
と光ちゃん衝撃の告白(笑)をして締めておりました。
レポーターの人々が帰る中「ありがとうございました」と全員がはけるまで記者の方々にお礼を言っていたのが印象的です。
こういう人たちとのつきあい方って難しいんだろうなあ、と、なんかちょっと光ちゃんたちの苦労がしのばれた一瞬でしたよ。
「んなこと訊くな、ボケ!」
と言いたい時があっても笑顔で飲み込んでおけないと、タレントとして生きていけないんだろうなあ、と。
で、この回はやらないのかな?と勝手に思っていたらやっぱり親子をgetしてステージにあげてました。小さい女の子と小学生の男の子ふたり(男の子'sの方が光ちゃんがGETした子)とその御家族。
女の子5歳はめちゃめちゃかわいくて、光ちゃん「(剛と)ふたりで奪いあうか?」と言ってました。にしてもあと10年以上待たないとね(笑)犯罪になるから(笑)
男の子ふたりのお母様は大層光一ファンらしく(笑)光ちゃんに質問された時の返答が溶けてました(笑)きっと帰りは「好きなモノ食べなさい。いくらでも食べなさい」と豪華な夕食になったに違いない>少年たち
ところで11:00回〜15:00回の間に光ちゃんは無事翼と電話番号交換を済ませたようで(笑)
「おれ(翼の番号)知ってるもんねー」
と大層自慢げでした。ああ、かわいい。
この人のこういうところがかわいくてならないんだな、私は。
「いつ言おうかなあ。今言っちゃおうかなあ」と、うずうずしてるのがありありと見てとれるようなところに遭遇するとこみ上げてくるような愛しさに襲われるわ。
なんというかこう、存在自体が愛しい人ですよねえ。うふ。
呼ばれて出てきた翼は顔に寝跡がついていたらしく、光ちゃんに散々「お前、寝てただろー!」とつっこまれてました。当然剛くんもにこにこしながら同調。「違いますよー」「違いますよー」という反論は一切聞いてもらえず(笑)
大きくなれよ、翼。ジャニーズで先輩が後輩をいいようにいじり倒すのは伝統らしいから。舞台2ヶ月もあるけど、いじり倒されて一回り大きく成長する君を楽しみにしているよ。
今回もまた二時間を費やして15:00の回、終了。

会場から出た後、次の回の列に並ぶため、経験値を生かしてまっすぐ最後尾を目指す。予想以上に列はできあがっていて、ショートカットで新横浜駅前に出る。さっきよりは若干、10mほど列は短くてそのまま並びました。さっきより少し早めに入れて席はスタンド5列目。椅子がありゃ充分です、はい。
私たちは運良く三回とも椅子がありましたが、友達の二人に一人は一度は立ち見を経験することになってしまいました。相当辛いらしい。特に二度目、三度目の回のは辛かっただろうなあ。15:00の回、二時間並んで二時間立ち見をして、更に一時間並んだ友人たちは19:00開演を前に、ロビーで一律へろへろになってました。ご苦労様でした。

今回は私はとってもまったーりした感じ。体力尽き果ててましたし。
しかし、立ち見の数が回を追うごとに明らかに増えていっているんだけど。それは一体どうしたことだろうか。最終回なんてアリーナ上の立ち見ギャラリーはぎっしり。ぎっしり。ぎっしり。
ところで、座った席は東スタンドで、ほぼ真横の席だったんですが、横アリの天井から吊るされているPanasonicのスクリーンって、見づらいんですねえ。縦に線が走ってるじゃないですか。解像度もかなり辛いものがあって、映像が非常に見づらかったです。とほほ。
この回の構成は公開記者会見を除いて15:00回と同じでした。あの順番で納得したらしい。
三回目ともなると、しかもこれがフィルコン最後だと思うとリラックスするんでしょうか。すっかり手馴れた感じになっておりました。
恒例のお客さんを舞台にあげまSHOW。
剛くんはまた小さい女の子。光ちゃんはどうやら適当なちびっこ連れが見当たらなかったらしく、ステージからおり、アリーナのAブロの端っこあたりまでを悠々と歩いておばあちゃまとお孫さん(from 新潟)をGETしてきました。おばあちゃんの手をとって壇上にあがる光一さん。さすが、エスコートしなれてるなあ、と妙な感心をする。
お孫さんは14歳とかで、多分新潟に応募したものの当たったのが横アリだったという極道なパターンだったんだろうなあ、と思いました。付き添いでいらっしゃったおばあちゃまに最敬礼のおふたりです。
「失礼ですが年齢をお伺いしてもよろしいですか?」
との光ちゃんの質問にとても茶目っ気のある方だったらしいおばあちゃまは
「いくつに見えますか?」
と逆に質問。
さて困ったおふたり。うむむむむー、と悩む。
実年齢より多く言ったら失礼だし、さりとてあまり若すぎてもな、と思ったらしい。困った光ちゃん剛くんにフる。
応えた剛くんに光ちゃん思わず
「ファイナルアンサー?」
は、流行ってるなあ(笑)光ちゃんも迷いに迷って58歳(だか57歳)だかと答えたら、なんと御年70代の方でした。お世辞でもなんでもなくお若いおばあちゃまです。
光ちゃんは最後までジェントルマンでしたので、おばあちゃんの手を引いてステージ下へとご案内しておりました。
さてこの回のトピックといえば、キンキコン(未だに)恒例、抱きつきキンキでしょうか(笑)
フィルコン会場では意地でも「歌わないぞー踊らないぞー」と決めているらしい光ちゃん、しかして会場からの光一コールに困り果てた挙句やったのは剛くんに抱きつきぎゅー。
場内大歓声。
困ったときは「剛くんをぎゅー」か?そうなのか?>光ちゃん
何の準備もしていなかったらしい(何の準備だ?)剛くん、抱きつかれた拍子に手に持ったマイクを顔にごいん、とぶつけてしまったそうで、光ちゃんに散々ブーイング。
「ああ、悪かった悪かった」
と、光一さんプレイバック映像よろしく、たった今の抱きつきぎゅーを逆回転再生してました(笑)瞬時にノってくれる辺り、やはりあうんの呼吸のおふたりです。
確かこの時にはステージにいてくれてたはずの翼、置き去りにしてごめん。ホントごめん。でも、置き去りにされたのは翼だけじゃないわ。会場にいた15000人もろとも置き去りだから!
一体どういう経緯でだったか忘れたんですが、剛くんも過剰に光ちゃん抱きつきあーんど押し倒しまでやってのけるサービスもございました。
そんなのがサービスっていうのはどうなんだろう。まあいいか。
何年か前のカウントダウンで智也が光ちゃんに抱きつきぎゅーしてるのを微笑ましく見守っていたスタンド席の私の横で、猛烈ないきおいで「光ちゃんに触るなーっ!」と智也にほえているお嬢さんを見たことがあるんですが(ちなみに持っていたうちわは光ちゃんのではありませんでした)キンキがふたりしてぎゅーってやっても光ちゃんや剛くんに向かって吼える人っていないよなあ。などと思ったり。
人前できゃっきゃしながらぎゅーやってる内はなんか安心していられる感じがする。それはそれでいいのかどうかは不明だけど。
席が遠いとなんかこーミニチュアな感じがして観察モードに入ります、私。
なんかいちいちかわいいんだよなあ、あの人たち。

「普通のコンサートの方がいいなあ。普通のコンサートの方がいいなあ」
光ちゃんはこの日3回あったフィルコンでしきりにこう申しておりました。
久しぶりにゆっくりできた夏かもしれないけれど、やっぱり光ちゃんの魂はステージに向かっているのねえ、としみじみ感じたです。
ファンはみんな夏コンをやってほしかった。光ちゃんもやりたかった。
一体どういう事情がそれを許さなかったのかはわかりませんが、来年の夏はやっぱりコン事務の当落電話確認を「つながらないよー」と悪態つきつつ何度もリダイアルしたり、外れたの当たったの席がいいの悪いのと一喜一憂している方がいいなあ。
冬コン、いいものを見せてください。
最後の最後、ふたりして肩を組んで去っていった背中に最敬礼。
おふたりとも、フィルムコンサートお疲れ様でした。