POPJAM 於:NHKホール(01/6/18)

「幻炎」の話をいたしましょう。
このナンバー、はじめて観たのは少年隊のプレイゾーン。ヒガシが踊るのを観て友達と「光ちゃんにいつかこれやって欲しいねえ」「でも、まだ無理だよねえ」と話しながら帰った夏の夜。同じ夜にちょうどKinKiさん、おふたりでプレゾン観に来ていて、思えばあの時既に光ちゃんの中に「これを演る」という決意はあったのかな、と思うとなかなか感慨深いです。
「SHOCK」の「幻炎」を観た時の衝撃はすごかった。まさか、本当にあれをやっちゃうとは、という驚き。ヒガシのそれとは質の異なる、光ちゃんの「幻炎」。参っちゃったことに、演じる回数を重ねるごとにどんどん精度が増していったのよね。毎回息を殺して観ていました。なんたって私の「SHOCK」の華は「幻炎」とハムレットでしたから。
で、私のイチオシ「幻炎」はこの前の台湾コン。特別にアレンジされたそれは、何をおいても去年の秋よりまた上手くなった光ちゃんの技術や表現力と、光ちゃんが踊るにあたって馴染みのMAがバックについてくれたことによってもたらされた踊りの一体感がたまりませんでした。呼吸がぴたりと踊りに添い遂げられているような、そんな感じ。
で、今日の「幻炎」です。
生で観るのは恐らく、多分見納めになるのでしょうか。そう思うと、力も入ります。
NHKホールのステージというのは決して狭いものではありません。都内有数の収容人数のホールに相応しい、オーケストラ演奏が可能な奥行きももっております。
ただ、今日は非常に狭く感じました。連獅子の真っ白な鬣で走り回るところなどは、非常にやりにくそうだな、という印象をもったのが第一。いろんな意味で環境的に辛いなあ、というのは否めませんでした。
だけど、光一さんは素敵でしたよ。
事前にクボジュンや、ディレクターさんから「光一くんのソロは座って観てください」とのお達しがあったとはいえ。ものすごくうるさかった会場が静まりかえり、その静寂の中流れる津軽三味線。
会場にいた多くの光一ファンの意気込みと気迫に気圧されて、最初はしんとしていただろう客席は、曲の最後までちゃんと静かでした。
私がいたのは一階センター後方。
篝火が明々と燃え上がり、鬼気迫る表情の光ちゃんが立ちつくすステージ。
瞬きも、呼吸するのも惜しい。
動作のひとつひとつ、視線の行く先、踏みしめる足の一歩ごとに、凛として冴え渡る空気。ぴんと張りつめて、三味線の音はあれども、静謐という言葉が何よりも当てはまる風景。
あれは、踊りという表現方法を得た光ちゃんが作り出した特別な空間です。
他では得難い、本当に今までのショー人生を積み重ねてきた光ちゃんが丹精して作り上げた空間。
私には「踊る人」の血は一滴も流れていないですが、無条件に「すごい」と頭を垂れてしまうのは、やはり彼の持つ踊りの「力」なのだと思います。精度を上げた技術というのは「力」なのですねえ。光ちゃんのダンスを観ているとそんなことが頭をよぎります。
「幻炎」は息をつめて見つめている上、肩に力が入りすぎますので、終わった後は抜け殻な私。今日はこれで見納めなのねえ、という根拠なき感慨もたぶんに入っていたため、意識せずとも視界がにじむんですよ。いけない、ちゃんと観なくては、と思うんですが。「幻炎」の間って、瞬きの回数が通常より明らかに減ってるからなのか?違うよな(笑)
神様が降りてくる踊りというよりは、光ちゃん自身の内側から生まれてくるみたいな、今日はそんな印象のある踊りでした。
ああ、この人のことすきでいてよかったな、と心から思う。
光ちゃん以外の条件等々についてはいろいろと思うところおおありですが、それでも観れてよかった。
ところで会場でメールを紹介されていた福岡のしょうさんって、もしかして私の知っている翔さんかしら?「幻炎」がやることが公表されてからPJにメール送ってませんか?>翔さん
メールを紹介しているクボジュン自身が読み上げながらだんだん興奮してくるというなんだか嬉しくなっちゃう様なこともありました。
篝火は過去最大に燃えさかっていて、やるな!PJスタッフ!という感じ(笑)綺麗でしたよ。掲げた松明から火を移すところなんてそりゃあ盛大にぼーっとやってましたねえ。
会場の予想以上の静寂に光ちゃんも「真剣に観てくれてありがとう」とお礼を述べてました。不安だったと思いますよ。会場にいるのは自分のファンだけじゃないんだもん。歌詞もない、聞き覚えのあるメロディーなわけでもない、しかもそれが何かを普通の人たちは知らないナンバーをやったんですから。そっぽむかれちゃってもおかしくなかったわけだし。
それにしても、これで「幻炎」が確実に残せる。それだけでもPJには感謝してもしきれないです。ありがとう、ありがとう。
週末はいいテープ買ってこなくては。
今日の公録はなかなか光一様スペシャル。
どのゲストよりも金かけてセット作ってもらって、誰よりも歌ってます、司会者。よ!
6/30放送分ではM・Wで「夏の王様」ワンフレーズと「永遠の日々」もございます。
M・Wは中澤さんが過去の名曲を歌う!コーナーとなった気がするんですが。はがきにはゲスト扱いで名前が載ってるんだけど。おや?
「永遠の日々」は、まだPJじゃやってなかったんですよね。ちょっと意外。あの、藤紫色のロングジャケットです。夏コンの衣装と同じ。
私の席の前に座っていた誰のファンだったのか最後まで謎だったお兄さんふたりが、その衣装を着けた光ちゃん観て「すげー衣装」と笑ってたんですが、甘い!あの程度の衣装では笑うところに至ってないわよ。世の中にはもっともっと想像を絶する衣装が存在することを君たちは知らなさすぎる!カモン!ジャニーズワールド!そこはあなたの知らない世界!
ちなみにこの曲、珍しく女性ダンサーをバックにつけてました。
ま、正直言ってまだ女性ダンサーをつけて歌うには、早いと思いましたわ。光ちゃんだけが浮いて見えちゃう。
またさらに!「永遠の日々」の間奏でやけに小気味よいダンスが入ってるんですね。
光ちゃん、そのダンスは「永遠の日々」には合わない気がものすごくするんだけど(^^;; おねーさんたちも、白のロングドレスであんなにぱきぱきした振り付けやらされるとは思ってもいなかったに違いない。
しっかり歌い上げた最後に光ちゃん、王子様のお辞儀をするんですが、私の席の前のお兄さんたち。それを観て
「王子様だ」「王子様だ」
と口々に言ってました(笑)はい、そうです。あれが現在日本に存在する唯一の王子様です(笑)
この曲後でMCに入り、クボジュンから「(「永遠の日々」のサビあたりの)歌詞は実体験に基づくものですか?」というツッコミをされてました。
言葉につまって、うんうんうなって自分の書いた詞を一生懸命思いだしたあげく「願望です」と照れながら言っていた光ちゃんに(*^^*) てゆーか、今その曲、歌ったばっかだろう。そしてそれはあんたの書いた詞だ、光ちゃん。でもかわいいから許す(簡単)
かわいさバクハツといえば。
一部の最初のトークコーナーで、中澤姉さんのファンの方が「お前はライオンキングか?」とツッコミたくなるような遠吠え(違うというのなら、あれはなんだろう?)をしていたのを観て苦笑した光ちゃんが「しーっ!」と唇にひとさし指一本立ててたところでしょうか。
OAにはどう考えてものらないと思うけど、双眼鏡で観ていた私はそのまま転がっちゃいました。ごろごろーん。
かーわーいーいーーー。
ほぼレギュラーの中澤さんには、ツッコミポイントをかなり発見したようで、いつもいつも年齢ネタでからかっていますが、今日は中澤さんの逆襲。
「終わった後でいつもすみません、って謝ってくるくらいなら最初から言わなければいいんですよー」
言われた光ちゃん、照れちゃって転がってました(*^^*) そういう逆襲には歯が立たないらしい。
ああ、もう!!!!
お姉さまを甘く見ると恐いわよん(笑)中澤さんも当然その辺りはわかってらっしゃるので険悪になったりとかすることはないですし、テレビ観ながら「こりゃ後で謝ってるんだろうなあ」とは思っていたけど、そのことずばり言われちゃうと、光ちゃん降参〜。ありがとう、中澤姉さん。いいもの見せてもらったわ。
かーわーいーいーーーーー。
以前スタイリストさんでしたっけ?メイクさんでしたっけ?に「似てる」と言われたことのある河村隆一さんは、「教えて!隆一先生!」というどっかで聴いたことのあるようなコーナーにお出まし。
年少チームとアダルトチームに分かれて女性ゲストからの質問に答えてました。てか、光ちゃんとふたりして「あーだよな」「こーですよ」とやっていたような。
二部は観れてかなりうれしかったポルノグラフィティ。
でもって、郷ひろみ、松田聖子そろい踏み。聖子ちゃんの「渚のバルコニー」(M・W「夏の歌特集」)は、出てきた瞬間「わー本物だー」と思ってしまいました。ちょっと感動。
さすがにここまで大物すぎると光ちゃんもちょっと手を出しかねていると言った感じですね。その割には郷さんの話題の獣メイクのジャケットにすごいツッコミしてたけど(^^;;
なんだかひどくおいしい感じのPJでした。
光ちゃんのソロは
6/23 「幻炎」 島谷ひとみさんの次。前にクボジュンの長めのMCが入ります。最後から二番目。
6/30 「夏の王様」 M・Wの夏メドレー。中澤〜郷〜松田ときて、最後が光ちゃんの「夏の王様」サビだけ。
「永遠の日々」 郷さんの後。やっぱりクボジュンの長めのMCが入ります。最後から二番目。
の位置です。要チェック。