KinKiKids Returns! 2001 Concert Tour
 inTaipei

01/5/11・Super Dome

やってきました、台湾。
空港に降り立ったわれわれを迎えてくれたのは強風。気温は摂氏22度。
なんだちっとも暑くないじゃないか。と思っていたらなんと台風が台湾に接近していたのだそうです。
台風。なんてイヤな言葉だろう。私は台風が大嫌いだ。
私の班は朝早い便の飛行機であったため、現地につくとまだホテルの受け入れ準備が整っていないとのこと。
そこで、空港から市内を横断する高速道路をつっきって市の反対側まで行き、さらに市内の一般道を横断するというすさまじいコースでもってまずは
「グッズを買いましょう」
と会場であるスーパードームへ。
何もありゃしない。これから新興住宅が建ちますよ、っていう予定の場所だけに、周囲は閑散としております。
貧弱などぶねずみ色(作った人は多分銀色だと思っているはずだ)のサルティンバンコのテントみたいなものを想像してください。あるいは予算の少ないサーカステント。それがスーパードームの正体です。どこがスーパーなのかは私にはわかりません。もしかしたらこれから百貨店だったかが建つという予定地だからなのかもしれま
せん。スーパーちゃうやん。
グッズテントは予想に反してがらすき。ついたのは確か午後の2時ごろだったはずなので、普段の国内KinKiコンを思えば夢のようなすきっぷりです。私は友達からの頼まれ物があったので、大層な量のグッズを買いこみました。人形なんて全部で6体。
箱買いですよ、箱買い。現地の物販スタッフがとっても親切で、わざわざダンボールにいれ直してくれた上、頑丈な梱包をしてくれました。うれしかったです。ありがとう、スタッフの方々。
グッズ価格は国内販売価格より若干安い程度。
若い子が多いという台湾のファンの子にはちょっとあれもこれも、とは手が出せない値段のような気がします。
人形なんて、買ってるのはほとんど日本人ばっかりだったし(^^;; しかもダンボール買いするのなんて、間違いなく日本人。
ところで、このエセサルティンバンコな会場。当然音はだだ漏れです。
ちょうどリハをやっていたので、コンリハただ聴きさせていただきました。
私は聞かなかったけれど、友達が「光ちゃんがスタッフに指示出ししてるの聴いたわ」と申しておりました。おお、いいコンにするためのダメ出しならいくらでもやってくれ。
剛くんの声は歌リハの時以外はまったく聞こえず。コンの構成はいまさらなことかもしれないけど、本当に光ちゃんに一任してんのねえ、という感じ。
(まあ、私らがいたのはほんの20分そこそこなんでそれ以外はどうなっていたかは知らないですけど)なるほど、これがKinKiの役割分担図の一端かと思ったです。
大量のグッズと共に、バスに乗り込み添乗員さんの計らいで「ホテルの水は高いから」と、コンビニによる。聴けば他の班も例外なくコンビニに寄ったそうで、夕方着のチームは初日のチケを持っている人間から
「そんなんどうでもいいから、早くホテルにいれてくれーーーー」
と悲鳴があがっていたそうですが、とにかく寄る。
そこで現地の新聞をGet。
ちょうど来台の記事が各紙出ておりまして、剛くんのおでこに光ちゃんが台湾・香港期間限定のジャニーズプリクラをぺったり貼ってるところが出ておりました。
ああ、かわいい。大変、大変。
台湾は、いくつもの言語がまかりとおっているところですが、新聞は漢字から記事を類推することが可能です。なんとなく見ていて気分のいい文字が並んでいるようでとりあえずほっとする。
ホテルについたら全員にカッパが支給されました。なぜカッパ?外の雨をこれでしのげと?と思っていたら実は違っていたんですね。答は翌日のコンで明らかになるのでした。
荷物を置いて落ち着いたら、何はともあれ西門町(日本の原宿みたいなところだそうだ)へLet's Go!
そこで、さっき売り切れていた新聞買ったり、台北Walker買ったりする。輸入されてそのまま売れ残っていたと思しき97年のローソンコンのビデオ(パッケージはまんま日本で売られていたものと同じ)までGetできて、ちょっとびっくり。これはお友達に見せてもらったことしかなかったんでかなりうれしかった。
大量の紙(苦笑)をGetしてホテルに戻り、タクシー使ってスーパードームへ。
聞いてはいましたが、タクシーの運ちゃんは、スーパードームの場所なんか知りません。期間限定の特設テントですから、当たり前かもしれない。
たまたま私たちの乗った後ろのタクシーの運ちゃんが場所を知っていて、
「ついてこい」
と合図をして発車。私らの運ちゃん、それを追う。
私、助手席に乗っておりましたが。・・・・・・怖かった(T_T) 死ぬかと思いました。
とにかく半端じゃなくとばす。「ついてこい」と言った割に後続車を待つとかいう考えはまったくないらしい、前の車の運ちゃんを逃すまいと猛然ととばす運ちゃん。どこを走っているかもわからず、車と車の間をすり抜けるようにして走る車。ご丁寧に目の前でタクシーが事故ってたりして、私の心は
「光ちゃん観るまで死にませんように」
と神でも仏でもすがりたい気分でいっぱい。すでに私の視界からは「ついてこい」タクシーは消えております。ひえええ、死んでも命がありますように。
が、運がよかったのか、それともこれが普通なのか、なんとかスーパードームにたどりつく。
やたら厳しいカメラチェックの後、席へ。
定位置で言うところの剛くんサイドのスタンド席。後ろから数えて何番目?っていう席でした。
周囲は日本人が結構固まっている。たまにちらほら台湾ファン。そういう席だったらしい。
会場ははじまるはるか前から異様な盛り上がり。このノリはちょっと去年の夏コン広島に似ている。
日本のコンサートだと、みんな光ちゃんたちを観るのにせいいっぱいでメンバーコールとか手拍子だとかってのはほとんどないですからね。何が正しいとは言わないけれど、メンバーからすればどっちがいいかは明白な気がする。
なぜか、Jr.の紹介からはじまるコンサート。結構台湾では知名度が高いらしくかなりマニアな子(少なくとも私は半分は名前も顔も知らなかったんで何からがマニアか?と聞かれると困るが)までそこそこ歓声があがってました。そして最終公演に近づくほどにそれは大きくなってったんだな、これが。
前説が盛り上げるだけ盛り上げて、引っ込む。すぐ電気が消えるかと思ったらちょっと間があく。
コンサート開始は(多分ジャストスタート)19:30。
日本もこれくらいの時間からはじまってくれたら、平日でも楽勝なのになあ。
すさまじい「KinKi」コールの中はじまったコンサート。元旦からここまで長かかったなあ。
OPは、去年の夏コン。
「硝子の少年」「愛されるより愛したい」「ジェットコースターロマンス」「青の時代」「夏の王様」(衣装は夏コンに同じ)私は何がすきって、この「硝子」〜「愛・愛」のつなぎが音もダンスも含めて大好きなんだな。去年の夏コン、光ちゃんは不満が残ったみたいだが、私はすきなのでうれしい。
この前の夏も感じましたが、やはり認知度の高い曲というのは会場に一体感が生まれやすい。シングル全部買ってアルバムの曲も漏れなく覚えてるっていう人ばかりじゃないですからね。
しかしながら、すごいなあ、と素直に感動するのは現地ファンの歌の大合唱。私は正直バラードの時には静寂の中で聞きたい派なので、大声で歌ってる人間見たら
「てめえの歌を聴きにきたわけじゃない!」
と殺意を覚えるタチです。ノレる曲の時はもちろん別よ。
ですが、すごいな、台湾ファン。彼女たちにしてみれば外国の曲を最初から最後までCD化されてるものはもれなく大合唱。そりゃあ、細部は大分間違ってるけど、よく覚えてるもんだ。私が外国語曲を歌おうったってあんなには歌えない。そう思うと「ああ、愛されてるねえ、キンキキッズー」と思ってしまう。
私ナニワブシですからね、そういうのは感動しちゃいます。
「夏の王様」の時にお着替え。新曲「情熱」のお衣装でございます。ノースリーブのあれね。ということはそろそろやるわね「情熱」!
ああ、何はともあれ光ちゃんの二の腕がすてき。
「夏の王様」の私の密かなツボは、とあるポイントで光ちゃんがくるくると指を回すところなんです。今日は出なかったな。くすん。これをやっている時の光ちゃんはもれなく楽しそうなので私はすきだ。
普段は飛ばない私も飛びます(笑)
MC。
北京語で、ごあいさつ。でも、自己紹介だけで、あとは日本語(^^) ここは本当にさらっと流す程度で、続いて曲へ。
「ここ、台湾で非常に人気があるナンバー」
という光ちゃんのフリで、「KinKiKids Forever」英語バージョン。会場大合唱。CD収録バージョンでも英語パートが多いから、歌詞が理解しやすいし、覚えやすいのが人気の理由でしょうか。柔らかいいいメロディーでございます。
で、「情熱」!!!!
この曲、めちゃめちゃすきですーーーーーー!!!!「雨のメロディー」のようなアップテンポだけどどこかメロウな感じが。でも、曲的にはこっちのがすき!
ああ、踊ってます、踊ってます!!!わーーーい!!なんか中途半端なところでトメが入ってる気がしないでもないけど、よし!
サビのふりが簡単なので、これは「みんなでやってくれ」との合図とみました。覚えるわよ、ええ、もちろん!
光ちゃんのトメのポーズがめっちゃツボ。腕ー肩ー腕のラインがすっき!
続いて、剛くんがはけ、光ちゃんがノースリーブ衣装を脱ぎ、スケスケのシャツを着込む。そしておおお!
「永遠の日々」!!!
この曲もすきですね、私は。光ちゃんの曲は歌詞より曲のがすきなことが多いけど、これは歌詞がすんごいすきです。何曲も作ってきて、詞に対する感覚が養われてきたなあ、と思う。
夏は、この曲いっぱいいっぱいの高音で歌ってたから声がよくひっくりかえってましたが、もう安心だなあ、と思ったです。ちゃんと地声で出るようになった。
そうして、光ちゃんはける。
そしてスローテンポの剛君ソロボーカルのサビから入る「欲望のレイン」。衣装は赤のスタンドネックに赤のパンツ。冬コンのこの曲と一緒。
ああ、これもダンスがすき。そして、この曲のハモリがえらいすき。DAlbumの中で実は一番すきなのはこれだ。
そして、そこから夏コンっぽい演出へ。悪漢に追われたKinKiは、ステージ後方の白スクリーン裏へ逃げ込む。抵抗するものの、最後には凶刃に倒れるKinKi。燃え上がるスクリーン。会場の悲鳴。が、後には何もない。
KinKiはどこへ?
と、思ったらE型ステージのそれぞれ向かって左に光ちゃん、右に剛くんが現れ「Rocks」を歌う。会場大盛り上がり。これは夏コンの演出でした。確かに日本でもすごい盛り上がりだったぞ。
そして、剛くんひとりが残り、光ちゃんステージからはける。何かと思ったら、ぎゃああ!ここで出ました、KinKiコン名物光一様ソロナンバー!「Jelous Train」これが!
これが、冬よりずっと洗練されてんだ、もう!!!衣装は「Falling」のをリフォームしたらしく、真っ白の腰隠れるジャケットに銀色の縫い取りというか、ワンポイントが入ってました。これは、真っ白のが私はすきだったわ。
私と友人一同大興奮。
あらぬ言葉をはき続けていたと思いますが、なにを言っていたかは全く覚えてないので割愛。
とりあえず、体内血液蒸発点まで上がりまくり、脳がいくところいっちゃってたのは事実です。えい、ちくしょーめ!かっこいいよ、光ちゃん。負ける。
で、いつもより高い台。目算で2m強くらいかと。光ちゃんが「えい」とつま先立ちして、腕を伸ばしきってようやく台の上に手が届くくらい。そこから、台宙。悲鳴。
そりゃ、台宙はウケるとは思う。期待してるヤツも多かろう。そうは思うが、もういいからやめてくれ(号泣)こっちはその度生きた心地がしないんだ。わーん。
光ちゃん下がって、台宙したところの更に上からギター抱えた剛くん登場。タイトル知らないんですが冬コンの時のソロをやっておりました。
「Hey!和」は、光ちゃん真っ赤なきんきTシャツ着て登場。サインボールを投げながら花道練り歩く。てか、そのTシャツまだあったんか!歌詞がヘンだと思ってる割にこの曲結構すきなり。
この曲ではじける自分でいたい、と常々思っているさ。ままバードウォッチャーに成り下がってはいるけれどもな!
光ちゃんは、会場の客がぴょんぴょん飛び跳ねてるの観ると喜ぶのでした。そしてそういう曲の時はにっこにこしてる。このときも例外ではなかったです、はい。

ここで、MCタイム。
「もっとみなさんとコミュニケーションとろうと思います」
との光ちゃんのフリで、通訳さんふたり登場。北京語と台湾語の通訳さん。ひとりはJr.らしく、花道で踊ってるの見かけました。
この通訳さん、特にJr.ではない方の方が恐ろしいほどノリノリ。悪いとは言わないが、光ちゃん達がしゃべってること以外もがんがんしゃべる。おまけにファンの気持ちを勝手に代弁して話しかける。おふたりから台湾のファンへの質問もすっかりうっちゃって、ばんばんしゃべりかける。いろいろ答えるもののどうにも今ひとつ会話がかみ合っていないため、おふたりの頭の上に飛び交う?マーク。
いいのか、それで?まあ、台湾のファンのみなさんが大ウケしてるからいいのか。
実はこのテント、いやドーム、音響が悪いやら外の風がうなってるやら音がこもるやら、しゃべってることの半分が外国語だわ、で半分もわかりませんでした。
台湾の言葉を覚えて下さい、ということで台湾語講座。通訳さんの言葉を耳で聞き覚えてなぞるおふたり。通じてるのか通じてないのかわからないんですが、とにかく大ウケ。
あ、ウケたってことは通じていたってことだな、多分。なるほど。
お返しに、と怪しげな関西弁講座。講師:堂本剛くん。本日のお題は「怒るでしかし」
会場の全員が横山やすしと化す。どこだ、ここわ。
わかりやすいからでしょうか「I miss You」の台湾語を言わせたがる通訳さん。ノリノリの剛くんは、会場に向けてサービス連発。どうにもこういう場面では照れちゃう光ちゃんは、会場に向かって言うのがどうにもだめだったらしく、照れ隠しに剛くんに向かって言ってみる。
かわいい。あの圧倒的なかわいさはなんだ?さっきはあんなに男前だったくせに、卑怯だぞ、堂本光一。
あれもって帰りたい。だめ?
今度は剛くんから「お前がすっきゃねん」講座。ノリノリだあ。
で、こんなにノリノリな剛くんの悲しかった話。
剛くんは、前日西門町に買い物に出かけたそうです。ところが、中学生くらいとおぼしき女の子に見つかった。「これはやばい」と素知らぬフリをしてみたものの、完全に見つかった。やばい。とどきどきしていたら、女の子たちつかつかと剛くんに近づいて
「似てるけど、違う」
と言い捨てて帰っていったそうな。本物だから、それ。
で、話は流れてドラマ話へ。「ルーキー!」が今日本でOA中で、もしかしたらこっちでも放送になるかもしれないから応援よろしくね、と。そこから剛くんの「ロシナンテ」の話につながり、なぜかリクエストで剛君、頭をくしゃくしゃにした荒太ヘアで
「ま、いっか」
とやってくれました。それがきっかけで、光ちゃんもなんかやってくれという話になったものの「そういえばおれってキメ台詞少ねえなあ」と言い出したのでした。
それとあとは、アジアコンで自分たちがいかに緊張しているかという話。
光ちゃんは、香港初日台宙で失敗して思い切りこけ(涙)剛君は衣装間違えをやらかしたとか。
今日の話で言えば、「欲望のレイン」で本当は剛くんの背後から登場する予定の光ちゃん、着替えが間に合わず脇から登場したりとか(でも、どーやっても間に合わないらしく、全部の回脇から登場してました(^^;;)
ところでこのMCですが、私たちがいた席からだとどうにもこうにも光ちゃんは後姿ばかりだったんですね。
しかーし!光一様背中フェチを最近強く自覚している私としては、光ちゃんの美しい背中に目が釘づけ。光ちゃんの背中って、いいですよねえ。
あの肩のラインにくらくらです。男の人の背中に弱い女性は多いそうですが、いやあ、倒れますって。ばーんと張った背中がすき。
そんなわけで背中ウォッチングに余念のない私でございます。肩甲骨がね、いいのよ。
「昔人の背中には羽根が生えていたという・・・・・・」
と、どこからどう聞いてもやばいことを口走ってしまうくらいに。
ちょっと変態入ってるファンでごめん、光ちゃん。

MCに続いてJr.コーナー。
コーナー終わりにステージ中央に集まるJr.くんたち。舞台奈落からKinKi登場。「ボクの背中には羽根がある」衣装はTVで「ボク羽根」披露した時の暗い赤のレザーっぽい上下。インナーなし。これはテレビサイズだったので、例の踊りをPJ以来の生で拝見しました。いい歌だなあ、とマジ思います。
この時の剛くんパートの脇で踊る光ちゃんのダンスがものすごくすき。何かを召還してるようにしか見えない(^^;; キメポーズ。確かにインパクト強いです。
続いて剛くんがはけ、びっくりの「Be Cool」衣装は、「ボク羽根」のジャケット脱いで代わりに冬コン・エセマタドール衣装だったかな。再び大興奮。悲鳴何度あげたことか。
また、上手くなってるのはどういうことよ?堂本光一ーーーーっ!
台湾のみなさん、これ、これSHOCKでやったの!これーーーっ!!双眼鏡に目がめり込むんではないかというくらい身を乗り出す。ああ、これもバック宙あって胃が痛いんだけど、倒れそうにかっこいいわ。素敵よ、光ちゃん。
光ちゃんがはけるとJACの人(と、友達が名付けてしまっていた)が出てきて、Jr.相手に殺陣を披露。
ここからジャパネスク演出のスタート。悪漢相手にばったばったと切り結び、最後のひとりを斬ったところで、舞台中央上段より剛くんが着流しで登場。柄に手を掛けすらりと抜き身をはなとうとするものの、なぜか手品花が現れ、哀れ滅多切りにされたのでした、ちゃんちゃん。
そこから歌うは「みちのくひとり旅」・・・って、君は一体何者だ?でも、演歌うまいと思うわ。あの声質にぴったりマッチング。で、小芝居をひとくさりやるその脇でセッティングされているアレ。
篝火を焚く台。ああ、ということはあれなのですね?とうとう。このために¥168,000、惜しくもなんともないと私に思わせた、あれ。「幻炎」ーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!
個人的に今回のハイライトは間違いなくこれです。帝劇の夢よ再び。
衣装もまんま、「SHOCK」のあれ。ジャパネスクシリーズの締めくくりとして選ばれたのは、もう二度と生で観ることなんかできないと思っていた「幻炎」、泣けます。
半年ぶりの「幻炎」、着実に光ちゃんは先へ進んでいっていました。「SHOCK」の時よりよかったです。
変な悲鳴あげてましたがな。
また、バックにMAのみなさんがついててくれてるんです。何がいいかというと、さすがジャニーズ。同じ事務所の人間だけに、何度もバックについたことがあるだけに、光ちゃんのタイミングとか呼吸がわかってくれてる。だから、あの祈りを捧げるところとか、全てぴったり踊りがあってるんですよ。こんなこと、プロのダンサーさんがついていた「SHOCK」だって何回もあることじゃなかった。
うつくしーーーーーーーーーーーーーーっ!!
魂抜けました。抜け殻です、真っ白。灰。
いいもの見せてくれてありがとう。一秒も気の抜けない、気迫に圧倒されました。素敵だ、光ちゃん。完全にノックアウトっす。
「幻炎」の演出ですが、最後だけ代わっていて、連獅子のような白い鬣をはやした光ちゃんが、殺陣の人と入れ替わると、彼は高く組まれたセット脇のやぐらの梯子を昇っていきます。そのまま一番高いところからダイビング。会場絶叫に包まれました。これもちょっと「SHOCK」入ってますよね。
「幻炎」ですっかり毒気を抜かれた後で剛君がV6岡田君にあげたという曲が入ります。
その後で光ちゃん再登場「Rocket Man」。衣装は夏コン「フラワー」の時の黄色いスーツで、あちこちからちりめんみたいな布が見えてるやつ。この衣装はあんまりすきくないんだが。
で、この曲では当然光一さん、花道がんがんまわって観客あおってあおってあおりまくります。メドレーで「あの娘はso fine」定番ナンバーでございますので、当然ノリノリ。
衣装を白に着替えて(これはー、冬コンの時のだったか)「もう君以外愛せない」。これが地元ファン大合唱。
なぜだろうと思ったら、どうやらつい最近までこっちで「天使が消えた街」を放映していたからではないかと。曲調もスローで覚えやすいんだろうなあ。
「雨のMelody」・・・光ちゃんこれ、大好きだよなあ。踊りも何十回も人前でやってる分こなれていて、全体の完成度としては一番かもしれないです。脂がのってるという感じ。
ここで本編終了。Jr.紹介の後で「おれたちがKinKiKids!」とやって一回はける。

アンコールは「フラワー」から。私の大好きなオレンジ系統のお花がいっぱいある、白の衣装。肩口のところに白い布の花があしらってあるやつ。えーと、夏コンか?この衣装。私はえらいお気に入りです。
走り回る光一さん。ぎゃあ、これすっきー!続いて「このまま手をつないで」
KinKiはこの曲本当にすきなのねえ。いつのまにかアンコールの定番となっている。のびやかでよい曲だと私も思います。
そうしてコンサート終了。
中身が濃い割に、いつもよりMCの時間が短めだったせいか、これだけやっても二時間弱ってところでした。
いやあ、いいコンでしたよ。お気に入りさ。
アジアコンはいいとこどりのコンなので、演出のひとつひとつ、選曲の全てが非常に洗練されていて楽しいです。特に今回は「幻炎」が観れたし。個人的にはこれと、完成度を増した「Jelous Train」が大収穫だった初日でした。

この日は、同行した友人の知り合いとうまく落ち合えず、すっかりその方をあてにしていた私たちは夜の台北を為す術もなく歩き回り、結局晩御飯は吉野屋の牛丼、というオチだったのでした(大笑)だって、誰もガイドブック持ってきてないんだもーん。
台北の吉牛はやっぱり同じような味でした。紅しょうがは激まずだったけど。だけど普通台北で吉牛はないよねえ。

ブラウザのBackボタンで戻ってね