第6話

あらすじ

天現寺署管内で、少年グループによる強盗事件が多発していた。彼らはいずれも腕に同じ入れ墨をしているのが特徴。
そんな折り、非番の誠と佳織はのんびりデートを楽しんでいたところ問題のグループが強請をしている現場に遭遇する。
不承不承助けに入る誠。だが、逆に少年達にぼこぼこにされてしまう。
聞き込みの途中、誠と北見は取り上げられた自分のカメラを探すため恐喝犯を探し回る佳織に出くわす。
中古カメラ屋に手を回しておいた佳織のおかげで恐喝グループの尻尾を捕まえられるかもしれないと、誠たちはいさんで出かけていった佳織の後を追う。
佳織は首尾良くカメラを売りさばこうとしていた少女たちを捕まえる。ところがその少女のひとりは中学時代の後輩だったのだった。
佳織の後輩・マキたちから恐喝グループのことを聴きだそうとする誠だが、てんで相手にされない。
実は少年達は上納金を納めてヤクザの末端組員にしてもらうためにあちこちで荒稼ぎをしていた。今月の上納金をまかなうため、倉庫の襲撃まで企てていたのだった。それを知った少年グループの一員サトシの姉であるマキは不安を抱く。
そこで、佳織に相談を持ちかけた。佳織に勧められて天現寺署に相談にくるマキ。話を請け合ったものの、捜査会議にて、少年グループの襲撃現場で待ち伏せ、一網打尽にすることが決まった。
その決定に疑問を抱く誠。だが、計画は変更されることはない。
自分の所属する組織の体質に対して疑念を抱く誠。
そんな時、望月は離婚した夫との間に子供の親権を巡る審判を控えていた。望月の子供・健太は審判を前に学校をさぼっているところを補導されてしまう。
誠は佳織に健太の面倒を見てもらうように頼んだ。急ぎ帰宅した望月は
「自分がいたらお母さんが思いきり仕事できない」
とけなげに母を思う健太の気持ちを知った。
仕事と子供の問題で思い悩む望月を佳織は優しい目で見守った。
一方誠と北見は、やりきれない酒を飲んでいた。
少年達の背後にいる暴力団を一網打尽にするためにはいたしかたない決定だと説き伏せる北見だが、どうしても誠は納得できない。
悩んだ末、自分たちを信じて襲撃のことを教えてくれたマキの弟だけでも助けるべく、倉庫に向かうサトシを身体を張って止めるのだった。
誠の根性に屈したサトシは襲撃に加わるのをあきらめ、計画の変更があることを誠に告げた。
誠はひとり変更された襲撃先に向かう。
北見たちが来るまでの間、機転をきかせてなんとかひとりで持ちこたえた誠。
そんな中、望月の審判ははじまっていた。少年達の黒幕を逮捕した後、誠に送られて家庭裁判所に急行する望月。
だが、時すでに遅く審判は終了していたのだった。
てっきり健太の親権は元夫のものになったと思いこむ望月。だが、健太ははっきりと母親の元にいたい、と審判で告げたのだった。

感想

本日のキメ台詞
「お父さんに言うぞ」

プー子再登場万歳指数 98

誠くん顔面復旧速度 マッハ20

誠くんは、刑事に見えない刑事です。
本人がどう主張しようが見えないもんは見えないんです。不良少年たちにも小ギャルにもこばかにされてしまいます。
がんばれ誠くん。負けるな誠くん。
そりゃあ、いきなりその花の顔をすごみのある新宿鮫みたいな感じに変えようったってそうはいかない。というか、それは世界の損失だ。
・・・そういえば新宿鮫も確か生活安全課ではなかったか?は!
それはともかく。
昔からマンガによくあるネタで、美形は顔にケガをしたらマッハで治る、というものがありますが、やはり愛田誠。並のルーキーではないので、この人の顔のケガもそりゃあものすごい勢いで治ります。万歳白血球。ありがとう勤勉な皮膚組織。
それでこそ、美形。
顔の傷なんかあっという間に治す根性がなければ、22年(誠は23歳だっけ?)も美形をやってられるわけがない(そんなわきゃない)
いや、若い皮膚組織が一致団結してこの顔を復元せずにはいられなかった、その結果だろうか。
ありがとう、ありがとう。今日はいつもの回にもましてよくぼこぼこになったけど、その根性に敬服だ。
日進月歩とはとても言えないけれども、誠もちょっとずつ前進してってるのねえ、と必殺技・しがみつきをしている姿を見ながら思う。
ところでコンビといいつつ今回北見との行動が心なしか少なかったような気がするんですがー。
もっとふたりの場面を増やしてくれー。
あのコンビを観ていると心がなごむさ。いいなあ、なんか。
年齢越えてどこかで共感しあってる感じが。初回のかみ合わない姿を観ているだけに、なんだかこう、あうんの呼吸ができてきたことがなんかいいじゃなーい。
お気に入りでございます、誠・北見コンビ。いついつまでも観ていたいぞ。
今回の見せ場は「守るぞ倉庫大作戦」
もちろん、時間稼ぎをして北見たちの到着を待つ身の誠と倉庫の人にとってみれば必死なのは承知の上だが、なんだか画面が観ていて楽しい。
いいなあ、消防士さんみたいな放水。そういえば「バックドラフト」のゲーセン用ゲームってあれなんですよね。一度もやったことないんだけど。あれ?佳織が同じ回でゲーセンで遊んでたのって「バックドラフト」だっけ?違うか。
もしもそれならお見それしました、と監督に頭を下げるぞ、ホントに。