祝!堂本光一さん 主演ミュージカル!

11/3(金)
うひゃひゃ。驚きました。
全然初日よりよかったです。
何がよかったって、1幕。昨日は少し冗長気味に感じていた晃くんとの旅のナンバーが非常にタイトでテンポよくなってました。むしろ短く感じましたです。
すでに光ちゃんアドリブが飛び出す余裕だし。何もかもに余裕を感じます。すげーや。
んで「幻炎」!!!入ってますよ、光ちゃん。とにかく手の動き!きれいだ、くしょう!
表情があるんだよな。美しいです。必見です。言葉が見つからないっす。ああ、できることなら全部やって欲しかったぞ、このナンバー(途中の連獅子のところでヒガシと入れ替わるのだ)
光ちゃんの「幻炎」からヒガシのボレロのようなナンバー。この対比がいいです。見応え十分。
あの年齢にして、あれだけ踊れる人はそうはいない。
このふたりのダンスの競演が観れるだけでこの舞台は価値があると思うんですが。すごいっすよ。本当にしのぎを削っている。
「幻炎」の光ちゃんの張りつめた中にある、優雅さ。
うん、優雅で表情があるんだな。情のようなものを光ちゃんのダンスには感じる。
それと、ハムレット!!!!
台詞の取り方がいいっす。
「女とはそういうものか」とか、夜公演での「運命がおれを呼んでいる」は、よかったーーー。
台詞間の間を重要な台詞の前に取るようになっていたので非常にめりはりが出てきた。これで台詞のひとつひとつに抑揚がついてくると最高だ。光一ハムレット完全版観たいよう。
よく台詞が響いてて、しっかり聞き取れるので、あの難しいシェイクスピアの台詞がきっちり耳に入ってくるんですよ。これは他の劇部分でもそうなんだけど。マイク通してようがなんだろうが、聞き取りにくい発音なら耳に届かないので、これはかなり重要なポイントです。
当たり前かって思うかもしれないけど、基本ができてこそって話ですから。
火のような若々しい、少年のようなハムレット。いいなあ。ホントにいいぞ。
幕間に友人たちと大興奮で話してました。このハムレットがあるかと思ったら、毎日スキップして帝劇に通いたいくらいだ。
怒鳴り声になってもちゃんと言葉が聞こえるのよね。いいぞ、いいぞ。
二幕も、ストーリー追うのやめてショーに着目してたら楽しかったです。
MASKと違って今回は1幕も非常にショー仕立ての優秀な場面が多かったのですけど、コウイチがNYに活動拠点を移してからのナンバーは楽しいんだなあ。
NYメドレーも、MASKで三人親子でやったレビューも健在。今回は、親子レビューは光ちゃん・ヒガシ・翼・ほのかさん、後から篠井さん・晃くんのオールスターキャストでやってました。
実はこの日の昼は光ちゃんステッキさばきのミスが目立ってたんですが、夜では見事挽回。同じ失敗を続けてはやらん人ですわ。だからすきだ。
で、舞台ですが、はっきり言って前だろうが2Fだろうが楽しめます。フライングが多い分ずっと遠くに感じてることがないってのが大きいのかな。大仕掛けの演出が多いから目が楽しめる。
それと、3日から増えた大仕掛けにヒガシ様のお帰り(笑)があるんですが、これが!ステージから2F客席まで延々とフライングで飛んでいくんですよ。これにはびっくりです。
逆に前だとわからないこと・・・2Fからだと、ハムレットへの着替えが拝めるのさ(笑)それと、1F舞台向かって左端の通路側の方は光ちゃんが後ろ扉から現れて客席を駆け抜けていく演出もあるし。
楽しいです。
二幕でひじょーに気に入ってる新場面はなんと言っても、墓場 DE DANCE・・・って言ったら友達に笑われました。
墓地のシーンで、ヒガシとふたりでペアダンスやるんですよ。個人的解釈としては、コウイチには兄の姿は見えないけど、それでもその存在を確かに感じている。っていう場面だと思ってます。
金色の衣装を身にまとった光ちゃんと銀色のヒガシ。色の対比。それからふたりの技量。
基本ラインは一緒でもやはり違う。このふたりが兄弟役というのはすごくいい思いつきだったな、と思います。レベルが高い。ひじょーに高い。
ソロダンス対決もよかったですが、デュエットはいいですねえ。惚れ惚れする。
私、MASKの時もそうだったんですが、「Let's Go to TOKYO」のイントロと共に大階段が出てきて、てっぺんに白燕尾の光ちゃんが現れるっていうシチュエーション観るとつい涙ぐんじゃうんですよね。あと「Will be Together」には弱い。
いろいろと思い入れ強い曲です。
あと、二幕といえばあの、初日の歌(笑)と、One and Oneかなあ。あのゴスペルな壮大なナンバーはやっぱりすき。だんだん曲を覚えてきていて初日の歌が頭にこびりついて離れない。
いやー。昨日は初日だってのに、やけに冷静だったんですが、今日はホントに大興奮だ。なぜ?
あ、お客様にTOKIO(茂くん・マボ・達ちゃん)いらっしゃいました。
1幕のバイク事故の歌(おい)では演奏を。そしてショータイムでは「仮面舞踏会」「フラワー」を一緒に歌いに出てきてくださいました。
「フラワー」の時、茂くんが晃君と、達ちゃんがヒガシと、そして光ちゃんがマボと一緒に歌ってる時に、ひとり取り残された翼を光ちゃんがちょいちょい、と呼んで一緒に固まってたのを観てうれしくなっちゃいました。
順調にいじられつづけている翼(笑)
昼の回では、最後のごあいさつの時に衣装にガムテープつけられてたりいろいろ発言にちゃちゃいれられてましたが、緊張でいっぱいいっぱいのため、対処不能。光ちゃんが笑いながら
「お前、今、いじめられてるんだぞ」
と言っていたのが(笑)
翼が「尊敬する先輩たちに囲まれて」と言いかけた時には光ちゃん「でも、お前は剛のことすきなんだろ?剛の方ばっか行くじゃねえか。でもおれは尊敬してんの?」とちゃちゃいれ。ヒガシに
「すきなやつと尊敬してるやつは違うんだよ」
といなされてました。がんばれ翼(笑)
あの、行方不明の翼が登場するシーンでは本日より、いかに自分が元気になったか示す手段として、バット平衡感覚を取り入れてました。あの、バットの柄に額くっつけて三回回ってバランス感覚試すやつ。
で、光ちゃんやらヒガシやら晃君にまで
「もっと元気になったところ見せてくれ!」といじられまくってました。動揺する翼。おかしかったです。そうやって経験は積み上がっていくものさ。それはおいしいんだぞ、翼。
とりあえず欽ちゃん走りやらなにやらで応戦するも、まだまだ百戦錬磨の先輩たちには叶わないらしい。ほほほ。
さて、今日は本当にアドリブもいっぱいありました。
前述の翼いじめとか心に残ったのは、1幕で車がスーツケースに早変わりするっていうかわいいセットへの茶々入れ。
翼がたまたま持っている丸い形のトランクに「何入ってんだ?」と仕掛ける光ちゃん(笑)とか、ここから次のバイクのシーンへと入るイントロ部分。
晃君に向かって、
「アキラ、何やってんだ?」
と声をかける場面。光ちゃん思い切り。
「アキラちゃん?」
とやったもんだから、晃君動揺してました。段々余裕が出てきたらしい。面白い。でも、そうやってアドリブかまして他の人いじめてるとですね。
なんでもない台詞をすっとばすのがこの人の流儀。夜の部の1幕で最初の台詞をやっちゃってましたわ。まだまだだな(笑)

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