祝!堂本光一さん 主演ミュージカル!
11/11(土) |
はじまって10日以上。 SHOCKがどんどんこなれてきています。間合い、テンポ、全ての部分において洗練されてきている感じ。あ、いやストーリーは変わってませんが。 やっぱり、ひとつひとつのレビューの完成度が高くなってる。 今日の「幻炎」はマチネ・ソワレ共によい出来でした。ソワレはね、たいまつに火を灯して身を翻した瞬間、上着のすそが炎をかすめてぎょっとしたんですが(T_T) あれ、化繊だからあっという間に燃えちゃう。気をつけてね、光ちゃん。 踊りが柔らかくなってきてるね、と言ったのは私の友人ですが、まさに。 本人に余裕が出てきたのでしょうか? 緊張感がほぐれてきて舞台の最中に実にいい笑顔をしていることが多くなった。精神の余裕は、踊りにもゆとりとかそういうプラスαの部分をもたらすように思います。 芝居にももちろん。 今日のマチネ、周囲の誰にも「そお?」と同意を得られなかったんですが、今まで割となんでもなく過ごしてきた1幕・ツバサの病院での場面が非常によいように思われました。 なんだろうか。非常に緊迫してその固まった感じのままだったのが、言外の表情みたいなものが出てきたような気がして。それって、台詞のしゃべり方とか間の取り方とか、そういうものが微妙に違って見えたからなんですが。 芝居変わった?>光ちゃん それとー本日の「ハムレット」様! 日を追うごとにはっきりわかる進歩がありますね。相変わらず「はぼこる」って言ってるんだけど(^^;; 間合い、抑揚が非常にいい感じではまってきてます。だから、三時間「ハムレット」可!てゆーかそれ、希望! 叔父と母による父王の謀殺を知ったハムレットの台詞で 「母上はその情愛のしずくを一滴残さずに飲み干していたのに・・・女とはそうしたものか」 という名台詞があるんですが、そのね、前の台詞から「女とは」に至る間がね、ツボにびしっとくるタイミングってのがあるんですよ。 それと、今はそこに激情にかられて嘆き、その後にふと我に返り自嘲するような風情が加わった。 うーん。いいねいいね。 シェイクスピアは名台詞が多くて、その台詞がばっちりはまるところではまる言い方をされるのがカタルシス。 今のところ一番をさしあげたいのは「運命がおれを呼んでいるのだ!」でしょうか。 一番、「ほぅ」と感嘆のため息をつくことが多い。 かっこいいのだ。壮絶にかっこいいのだ。でもって、男らしいのだ。りりしい王子様。 今日はそれと、世界一有名な台詞 「生か死か、それが問題だ。どちらが男らしい生き方か」 が今までで一番よかったです。ぐっときた。 一文目と二文目の間の微妙な間がえかったです。「ハムレット」はツボだらけで非常に困る。 激情のままに身をゆだねる火のようなハムレットの心に「懊悩」が加わってきてるのね。いいんだなあ、これが。 うっとりしてしまいますよ、私は。 あとはレビュー全般がいい感じ。 呼吸があってるだけでない、連帯感が出てきたのか? ただ、今日の2幕「初日おめでとう」の歌は、マチネ・ソワレ共に光ちゃんパートの時、男性コーラスが目立て女声があんまり響かなかったけど、あれはわざとだろうか?うーん、前のがすきだな、私は。 そして四天王様たちのお仲も大変よろしいようで、どんどん遠慮がなくなってきています。 いいことだ。 晃くんへのホテルネタはもはや定番、どころか晃君ノリノリで 「おれ昔ローラー履いて仕事してたんだけど、そこも人員削減でさあ。少しづつ人数が減っていってさいごには倒産しちまった!」 とけろりと言ってのける。光ちゃんは 「おれ、それはどうやってつっこんでいいかわからねえよ!」 と苦笑してました。確かにそこにつっこんでいける強者はいないだろうて。もう、このホテルのコーナーとツバサとの再会のところは完全にネタコーナー化。 そして「カンパニー全員バック転できる」ネタも定番化。しかし!悪魔なコウイチさん、自在にその矛先をいろんな人に向けます。 マチネではリーダー&ほのかさんに。 光「姉さんもバック転できるよな!」 ほ「・・・う、うん」 光「でも、今やったらおパンツ見えちゃうからな」 さりげなくフォローも忘れてません。篠井さんもがんがんふられるようになっているので気が抜けない様子。ですが、さすがベテランだけあって、ソワレでツバサが足が治った証拠に「反復横飛び」をしてコウイチさんに「わかんねえ」とNGくらったんですが、ツバサ「リーダーが得意だったんだよな!」とふる(笑) 篠井さん、少しもあわてず 篠「簡単には見せられないな」 上手い! 晃くんもあの手この手でバック転の刑から逃れる逃れる。ソワレではふられた途端に 晃「おれ、これからミサワホームの人と会う約束してんだよ!」 と退場。そしてすぐに「コウイチ!お前がもたもたしてるから、会えなかったじゃねえか」(だっけ?)と戻ってくる。さすがです、舞台経験豊富。 で、結局みんなのおもちゃはツバサに決定。 Y字バランスとっては晃くんに「T字にしか見えないな」と言われてるし。 でも、アドリブで光ちゃんの「ハイシー」を入れるようになってくれてるし(^^) 今日はヒガシにおんぶしてもらって、振り回されて落っこちそうになってました。本気であわててるのを大笑いして見守る心優しい他のキャストのみなさん(^^) なんかねー、いい感じですよ。いや、ストーリーはそっちのけなんだけど、どうせここの場面はこの物語最大の誰もつくろえない矛盾点が全部バクハツするところなんで、ノリで押し切るしかないんだよな。 仲よしさんになっていくのを見守るというのもいいもんです。 例えば四天王様たちとほのかさんたち他のキャストのみなさんはこのミュージカルだけの結びつきになるかもしれないけれども、それでもこの時間に培われていく何かはあったらいいな、と思います。 光ちゃんが実にいい顔で笑ってます。 ポイント(^^) 大階段前、ヒガシが天に帰るところで、コーラス部隊も入ったゴスペル風のテーマが流れるんですが、その時に光ちゃんにパートが切り替わるその一瞬。ヒガシと目を交わして素の顔で笑ってます。いい顔です。 楽しいかい?楽しいんだよね?いい顔してるもん。 最後のご挨拶でも、楽しそうです。ごくごく真面目に晃君のところまで進みますが、その後からとっても楽しそうにはしゃいでる。 今日のマチネの「DESTINY」のミスも、晃君が口にした途端に後ろ向いてしゃがんでみたり(かわいすぎ) すっかり参っちゃった顔で「掲示板とかにすぐ書かれるんですよー」とヒガシに訴えてみたり。 あ、甘えたモードに入ったか?かわいいぞ、ちくしょう。 ソワレでは晃君が裏でしきりに歌詞の某部分が 「今夜メトロで高木ブー」 に聞こえる、とホテルの場面で光ちゃんが口にした「高木ブー」が頭から離れないらしく言ってるのにばかうけしてた話とか。ヒガシは 「君たち、不謹慎だ」 とたしなめるも、自分も実は「受話器の向こう側でブス」と問題発言かましたりしてました。 そして、毎夜このコーナーで「芸をやれ」と要求されることにおびえ、友達に電話をかけまくってネタを考えているという翼にも当然 「さあ!翼!」 とふられます。光ちゃん、目がわくわく。今日はすでに2幕・初日後であっきーが披露していた金八先生ネタで乗り越えてました。がんばれ、翼。 なんかホントに仲良しさんに見えてきた。四人とも楽しそうよ、とっても。 こういう雰囲気の中で仕事できるのは、やっぱり幸運なんだよね、光ちゃん。 だんだんいい感じになってきていて見ていてとてもうれしい気持ちになれる。前回の「MASK」の時も、ミエさんや尾藤さんの我が子を見るような優しい眼差しに感激したんだけど、今回は仲間意識が芽生えてくる四人を見ているのが楽しいよ。 まだまだ中盤にさしかかったばかり。応援してるよ。 |