祝!堂本光一さん 主演ミュージカル!

11/17(金)-18(土)
この文章を見てらっしゃるのは、まず堂本光一さんのファンだと思いますが。
君ら、すごい人のファンになったんだぞ。すごいぞ、この人は。
まず、事実だけ申し上げましょう。
17日金曜日、それより以前も確かに少々ひっかかるところはありましたが、明らかな変化が訪れたのは2幕、墓地でのヒガシとのペアダンス。
いきなり、光ちゃんの左足が動かなくなったように見えました。腰の付け根から先がまったく動いていない。
目に見えて引きずっておりました。たまたま友人が近くにたくさんおりまして、隣に座っていた友達があまりの急変に驚いて舞台中に私に声をかけてきたほど。
次の「Let's go to TOKYO」は、はっきりと足引きずって登場。
それでもなごやかで笑いの絶えなかったツバサとのNY再会シーン。ちょうど客席にニッキがいらしていたこともあって、ツバサは新ネタのニッキの真似。まっっっっっったく似てなくて、解説をつけるツバサ。
解説つけてもわからない。笑い転げる光ちゃん。あ、いやコウイチ。
でもって「ブロード・ウェイメドレー」は。よく音楽に合わせて動いているな、というのが正直なところ。それでも上半身でステッキを操り、笑ってるんですよ。
うん、笑ってる。
棒杭みたいにつっぱったままの足を引きずって、それでもあのナンバーをきっちりやってのけました。
続いてはゴスペルコーラス。登場からすでにずるずると左足をもう、隠しもせずに引きずりながら、最後の芝居。歩くことも困難な様子でした。
兄を天国に見送ってからの大階段での「Let's go to TOKYO」は、大階段てっぺんから降りてはきませんでした。
表情も硬い。
そしてショータイム。
お客様へのごあいさつだけは、意地で歩いて行きましたが「夏の王様」は、ほとんど微動だにせず。戻る時もやっぱり足をひきずる。
晃君との「愛しのレイラ」は・・・まるまる出てきませんでした。
「アンダルシアに憧れて」・・・出だしのポップアップはしっかりやってましたけど、やはり足が動かない。ソロ部分をやってのけた後、倒れるようにして舞台袖にはけました。4人の揃い踏みは、それでも出てきます。
ジャケットさばきをやった後、さすがに台上には昇らず、下でヒガシひとりの台宙を迎えます。
「硝子」〜「雨メロ」・・・普段上手奥から出てくるところを上手手前から登場。歌った後で下手袖にはけます。
あとは、いつもの通り、「情熱の一夜」でグリーンのロングジャケット着て下手から登場。そのままメドレーで「フラワー」を歌って後ろでエンディングの衣装にお着替え。MCへ入ります。
「もうお気づきのことと思いますが、」と、足の調子が非常に悪いということ、そしてこの回がたまたま台湾からの取材が入っていた回だっただけに、遠方よりのお客様に対し、自分の調子がベストではないものを見せてしまったことへのおわびをしきりに言ってました。
翌18日のいつもの演出との変更点は以下の通りです。
【マチネ】
・1幕
■ コウイチの登場の曲で、前日は歌い終わりに台上に昇って、セット後方のところで、仮想のお客様相手にあいさつをするところ
→台上には昇らず、ステージ下の中央でごあいさつ。(仮想のステージ上には、晃くん・翼・ほのかさん・篠井さんの順で並び)

■ 「幻炎」、ラストにたてがみをつけてステージを半周し、炎の燃える壁の後ろに逃げ、再び登場しブランコ(なのか?)に乗り、落ちるところ
→ そのまま曲終わりまでステージ上に残り、たてがみをつけたままダンスを続け、暗転し袖にはけてヒガシと入れ替わり

■ 「忠臣蔵」のはずなのにどう観ても弁慶の光ちゃんが、太鼓橋を渡りきり、柳下に逃れ再び現れるところ
→舞台上手奥に走ってはけて、再び同じところより登場

■「祇園」ヒガシの衣装の中から登場
→上手花道から登場

・2幕
■ NY組曲 ウエストサイドは、やはり宙返りが消えてました(でも、「Be Cool」でのバック転はあり)

■ ブロードウェイメドレー・・・頭の階段の上に、翼とふたりで並んでヒガシとほのかさんの踊りを見守るところ
→階段下で見守る

■ 最後の「Let's go to TOKYO」 壇上から降りてこず

■ ショータイム 「愛しのレイラ」・・・まるまる登場せず
「アンダルシアに憧れて」・・・ラストのW台宙をせずに、下の中央で踊る。ラスト、晃君と翼が光ちゃんの背後で交差して位置移動。
「硝子」〜「雨メロ」・・・登場位置が上手奥に戻る

★基本的に階段の昇降とバック宙、台宙などがカットに(全部じゃないんだけど)

【ソワレ】・・・マチネからの変更点
・1幕
■ 「幻炎」の演出が元通りに(ただし、たてがみをつけた人間はブランコ(でいいのか?)の上で力尽きる)

・2幕
■ ブロードウェイ・メドレー 階段上で翼と並んでヒガシとほのかさんの踊りを見守る、元の演出に戻る。

■ ラストの「Let's go to TOKYO」・・・ちゃんと踊ってました。ただし、本来階段を降りて上がって、もう一度降りてご挨拶するところが、一度降りてそこで踊って「これがぼくたちのSHOCKです」とご挨拶。


金曜日。少なくとも私は舞台の上で踊れなくなった光ちゃんをはじめて観ました。
悔しさがひしひしと伝わってきて、ファンに心配なんかされたくないと思っている人なんだから、と思っても涙が止まらなかったです。
かわいそう、とかそういう具体的な感情じゃなくて、ただ涙が止まらなかった。たまたまお友達がたくさん側にいる回で、周囲全員光一ファンという状況下、ほぼ全員落涙。舞台がはねた後で会う人みんな涙目。アンケートBOXの周囲は人が黒山になってました。みんな思いは一緒だったわ。
ごめんね、光ちゃん。

で、土曜日です。
いろいろ空想だけがぐるぐる回っていて、本人が前日のMCではっきり
「大丈夫です」
と言ったんだから、と思っていても「車椅子で登場しても驚かないぞ」とか、果ては「いきなり配役が変わっていたって驚いたりしないぞ」とか半ば本気で思ってました。
だけど、ちゃんとやってのけましたよ、あの人。とんでもない男だ。
舞台を続けるために変更された箇所は覚えてる限り上の通りです。主役が絶対に降板したり交代してはいけない舞台です。
Show Must Go On.
奇しくも舞台でコウイチが言い続けている言葉通りの。何が起きても、何があっても舞台は続けなければならない。「MILLENNIUM SHOCK」はそういう舞台です。
だから、そのためにたくさんの人に迷惑かけて、頼って、でもやってくれました。
幕が開いてから、光ちゃん本人の気合いも相当なものでしたが、何よりもうれしかったのはヒガシや晃君や翼や。
キャストのみなさんの気迫。
ありがとう。前日晃君が「光一を前にしてあれだけど、このことで返ってカンパニーの結束が強くなった気がする」と言ってくれていましたが、本当に、他のキャストのみなさんの気合いがすごくて。感激でした。
いいキャストに恵まれたみたいだ。とてもうれしい。
1幕は、歩くとはっきり左足をひきずってるのがわかりました。寝台車でベッドに入るところでは、左足をよっこいしょとしまうようにしていたし、トランクに座るところも、やっぱり足を持ってきてる感じで。
だけどちゃんと笑わせの場面ではとぼけていたし、動ける限り動いてました。
ツバサが入院した病院の場面はかなりキましたねえ。
どうしたって重なるですよ。コウイチの台詞のひとつひとつが、現在のご本人の状況に。
そしてご本人の生声での「Show Must Go On」という言葉ではじまる「幻炎」。
ついてこない身体を気合いで動かしてました。気迫が、恐いくらいだった。
「ハムレット」もかなり入ってた感じで、特にソワレの「ハムレット」の方を私は推したい。
2幕は、さすがにウエストサイドでの跳ばしはなかったものの、ほぼ全てをきっちり昨日までと同じくやってのけました。足、昨日は全然動いてなかったのに。普通に歩く時でさえも引きずってたのに。
いや、今日だって歩く時はやっぱり足をひきずり、かばってるのに。
いつもの光ちゃんとは比較しようがないけど、でも、ちゃんとターンが綺麗なんですね。左足は全くあげることができないけど、ちゃんと右足はあがるんですね。あんな状態なのにバック転もやっちゃうんですね。
なんで、動けるんだろう。
どうして、やれちゃうんだろう。
マチネ・ソワレとも全く足のことは言い出さなかったから、わからないままで帰った人も多かったことでしょう。そういう人だね。
ちくしょー、男前め。
ソワレで、「幻炎」を元に戻しやがったとき、ちゃんとブロードウェイメドレーで階段上にあがった時。何よりも「Let's go to TOKYO」で踊ってくれたとき。
とんでもない人のファンになっちゃったなあ、と思いました。
君は、すごいわ。
「毎日が夢のようで。また、できれば毎年やりたい」
と豊富を語る光ちゃん。
舞台の光ちゃんはとてもとても、楽しそうだから、楽しそうなあなたをまた観たいです・・・でも、頼むから舞台貯金をさせる間を私に与えてくれ。
何よりも。
ファンに心配されるのがいやなら、心配させるようなことしないでくれ。本当に。頼むから。

でもっておセンチすぎるから付け足し。
最近、ほのかさんいじりがマイブーとしか思えない、四天王のみなさま。いやさ、光ちゃん。
本日のソワレ、金曜から続く「ほのかさんとニッキは共演したことがある」ネタの延長で、やっぱりマイブーのツバサのニッキマネを、姉弟でやらせてました。やらされたほのかさんは気の毒としか言いようがない(^^; マチネのホテル到着の場面でも、会場中誰もわからなかったドリフ仲本工事の「鯉のぼりネタ」をほのかさんにふって
コウイチ「姉さんは知ってるよね!」
ほのか「知らないわ」
コウイチ「なんでだよ!世代ぴったんこじゃねえか!」
・・・っていうか、なぜほのかさんと世代ぴったんこのネタに君が明るいんだ?>光ちゃん
篠井さんにふったら、篠井さんも「知らない」とかおっしゃってたし。最近集中砲火のほのかさん。すまんこって。舞台は常にヤるかヤラれるかだな。
翼いじりはすでに定番。
ほのかさんにふられて安心顔の翼にコウイチさんすかさず、
「何お前、安心しきった顔してんだよ!」
・・・面白い。あまりにも面白い。
毎日が試練の繰り返し。思いこんだら試練の道を、行くがジャニーのど根性。がんばれよ、翼。
「いっぱいいっぱいです」
と、自分の直前のあいさつで光ちゃんが「MILLENNIUM SHOCK」とも言えずに噛んでたことすら気づかなかったと、素直に告白する翼に襲いかかる先輩達の愛の鞭。「翼、なんかやれ!」
観てる方ははっきり言って面白いです。一皮も二皮もむけた翼君。光ちゃんもやたらうれしそうです。
「二回公演ある時は、一回だけで勘弁してください!」
とか主張するようになっただけ、成長の跡が見えますな。しょーがないさ。ジャニーズって体育会系だもん。ノリが。
ちなみに本日のソワレ。例のアリナミンネタの時光ちゃん誤って
「アリナミンはすごいぞ。だって、銅像だって動いちゃうんだぜ!」
ヒガシにごくごく冷静に「・・・石像だ」
大爆笑。
その後、MCでも「石像の、アル・パチーノです(今日はアル・パチーノに、マチネがMr.ビーン・・・光ちゃんとふたりして指でいじいじやってました(^^))」
ところであのヒガシのムーンウォークと「ケンカしちゃだめだめ!」って休演日明け直後からやってたんでしょうか?光ちゃんが今日のマチ・ソワ両方とも、こっそり「だめだめ」って隠れてやっててとても愛らしかったんですがー。さりげなく、あの便所花(おい!)のようだった、天国から持ってきた枯れない花がそれらしい大きな綺麗なのに変わってるし。あれも休演後から?
それと胸からビームが出そうだったアンダルシアのらめらめベストも実にいい感じになってましたね。あれならOKさ。

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