感想
ああ、なんで来週はもう最終回なんだよ、リモート!!!
今週は名作と私が認定しております、第三話に決して勝るとも劣らぬ素晴らしい出来でした。
なんだよ、面白いじゃないかよ、えい!
やはり、氷室。氷室事件がクローズアップされたら予想通り面白かったです。
(↓この先来週の展開予想。間違っててもあっててもあれなので反転ぷりーず↓)
スネイルの正体は直美とみましたが、どうでしょう。
直美なら全ての犯行が可能だと思うのですが。
スネイル=かたつむり は、環境によって一個体がオスになったりメスになったり変化する生物なので、直美自身の心が何かの要因によって男になったり女になったりするのかな?という気がします。あるいは別人格か。
(※ちなみにこのかたつむりの知識は「お前はケダモノだ、ヴィスコヴィッツ」(アレッサンドロ・ボッファ/中山悦子・河出書房新社)という本を読んでの聞きかじりでございます。間違ってたらすみません)
氷室を愛していた直美は、幼なじみの自分ではなく姉を選んだことに対して氷室を、普段の直美とは違う心で憎んでいた。
そして氷室の心をただ傷つけ苦しめるために、一年前の狂言誘拐及び姉の誘拐・殺害を決行した、と。
そして爆弾事件でくるみと出会い、再び氷室の心を動かしそうな女性の出現に、再び現れた、と。
スネイルは普段は眠っている直美のもうひとつの人格なのかなあ、と思います。
多分、由香を殺したのは氷室ではなくスネイルなのでしょう。なーんかトリックあると思うんだよなあ、あの現場での発砲について。
(↑ここまで。間違ってたらあざ笑いましょう ↑)
ところで、あのラストシーン。
ものすごく納得してしまったんですが、要するにくるみというのは氷室にとって「聖母」なのですね。
自分のことを許し癒してくれる聖母。
これはどうあっても、このふたりがくっつくわけがないや。これでくっついたらサギだわ。
最後のベッド前から横たわるふたりへのくだりを観ていて、ひとつも嫌らしさとか性愛に通じるものが見受けられなかったことに驚嘆いたしました。
氷室には、言葉でなく心の奥底で「許されたと思える」ことが必要だったのね。
他人がどんなに言葉にしてくれても、それでも自分を責め続けているのだなあ、と思ったです。
外に出て、また自分のやることが悲劇を生んだらどうしよう、事件の現場に立ち会っても冷静でいられないだろう自分、それでも犯罪を憎む心は残っているからこその引きこもり警視ってことかな。
なんて不器用な人でしょう。
過去編を観ていると、氷室は自分が切れる人間であることを知っていてエリート故のおごりが少なからずあったのだと思います。
しかし、結果としてそのおごりが恋人を殺すことになった。
ハングリーマンの時くるみへ当たり散らしたのは、その辺りのトラウマを刺激されたが故か?
どこまで原作者の方がお考えかわかりませんが、そういった想像の幅が大きいのはとても楽しい。
いいラストを期待してます。そして、SP熱烈希望。 |