CHAPTER1〜4
CHAPTER5〜8
CHAPTER9〜11
CHAPTER NO.05 [ 決闘 ]
2006年5月12日 (金)
子ども時代最大の山場の第5話ですよ。
さあ、トライです。
コロシアムのような場所で輪のトップの座をかけての勝負です。
このシーンの色味がとてもとても綺麗でうっとり観てました。松明に照らされるトールとトップの肌色とか質感とか。
本当に綺麗な映像だよなあ。
血が割とこー粘液系だなあとトールが斬られた瞬間に思ったのはナイショです。
さすがに作画が気合い入っていたというか、獣王星はずっと綺麗なままなので観ていて楽しいですね。
ただひとーつ!
実はこの回までずっと待っていたシーンがあったんですが。どうやらカットされたらしい。
ザギが、白輪に行く途中に茶輪に立ち寄ってトールにラーイの最期を話して聞かせるシーンがどうやら……どうやら、カットらしく。
ううううう。
他の誰でもない、ザギがラーイの最期を知っているというところが私的にツボだったんですが。
トールにとってラーイに殺意を抱き、そして結果先に死なせてしまったことは彼のキマエラでの生き方を決定づける最も重要なファクターだと思うのですよ。何度も何度も刷り込みまくっていい部分だと思います。
だから、ここはカットしないでちゃんとやってほしかったなあ。
コリンに会いに行ったくだりで、ちょっとやな予感してたんですけども(当時、原作は旅に出ていたので、具体的にどこにそのシーンがあったか覚えていなかった)
夜になっちゃって、ザギが既にトップになっているようですのでもうないな。こりゃないな。せめてトライの前に立ち寄ってくれないか、と密かに最後の期待を抱いていたのですが。
いよいよ、カリムの名前が出てきましたね。
来週はいよいよ、青年トール登場!
声優グランプリという雑誌で、ザギの中井さんとティズの水樹さんが光ちゃんの声優ぶりについてちょっと語ってらしたそうですよ。本職のお二人から見てもとても自然だったそうですよ。
ああでもこの耳で聞くまでは!!!!!!楽しみで楽しみで、そしてちょっぴりやっぱり不安な私。
予告の青年トール、かっこよかったですねえ。やっぱり、楽しみの方が大きいなあ。
CHAPTER NO.06 [ 白狼鬼 ]
2006年5月19日 (金)
いよいよ登場!
青年トールですよ。
なんと言っても、青年トールです。
ええと。
声がすごく綺麗に響いておりました。低くてかっこいい、色気のある声ですな。
美声です。
声の響き具合に関しては他の声優さんたちと比べても全くひけを取っていないような。
でもって抑揚もそこそこついていたし、本職声優さんではない方々の過去のアニメアテレコのことを思い出すと、かなり、いい。
と思います。
とりあえず、テレビ俳優さんやタレントさんが本職の方の場合、大抵の人はあんなに声が綺麗に響いてはこないです。
ええとジブリのアニメとか思い出してみて下さい。なんとなくこもってるではないですか。本職の声優さんと一緒に出演すると、声のクリア加減が全然違うので、割と一発で「これは声優さんじゃないよな」とわかるわけですが。
そういう意味では確かに、初挑戦とは思えない。
なんだけど、なんかこー。
なんかこー、微妙な気持ちになったのはやっぱり私が光ちゃんの声を聞き慣れ過ぎているからなんだろうか。
トールの絵の向こうにどうしてもどうしてもどうしても、光ちゃんが見えるんだよな。
そもそも声優さんとテレビや舞台の俳優さんの場合、演技の仕方そのものが違うわけです。ちょっと前にネットをふらふらしてる時に見つけたコラムを読んで目からうろこが落ちたことがあるんですが、某超大御所声優さん曰く
俳優さんがいつもの調子で声優演技をすると、演技が足りない。
声優さんがいつもの調子で俳優演技をすると、大げさすぎて自然ではなくなる。
発声をクリアした上での違いは大まかに言えばこういうことなんだそうです。
両者の演技は質がそもそも違うから、それぞれの分野ではスペシャリストであるはずの人がどうも精彩を欠く結果になることが多い、と。
あーなるほどなあ、と思ったわけで。
で、光ちゃんですが。
抑揚もそこそこ、細かい演技もきっちりついていたと思います。
まあ、15歳にしちゃ落ち着きまくってるけど。どんなに頑張っても15歳には聞こえないが、まあその辺は早く大人になるあの星の環境故だよ、ということでおいとくとして。
前半の会話部分、抑揚の付け方が単調だったなあ、とはちょっと思った。
思ったんですが、そこは場面として起伏があまりないところではあるんだよな。なので頭ごなしに難癖つける程でもなく。何よりここの場面のトールは全く乱れることのない茶輪の絶対的なトップだから、あれでいいと言えばそうなんだけど。
後半でユウキ(ああ、あっさり登場してあっさり死んじゃったよなあ。やっぱり子ども時代に会ってないとわざわざ黄輪に助けに向かうのがちょっと不自然かもしれないと思った)とザギの間に割って入った辺りからなんか自然に馴染んだ感じがした。
トールは来週以降がものすごく感情的に起伏も出てくるし乱れもするので、来週もどきどきしながら観ることにします。
来週カリムが出てきますね(はぁと)美人さん。
あ、とりあえず今までの獣王星の中で一番絵が……絵が……絵が崩れ……ごほごほごほ
この段階になって、ここで崩れるとは……とほほ。
ザギはとってもとってもかっこよくて満足なんですが、なぜにトールの作画があんなに崩れるのかと!
なんか前半の顔とかすごいことになっていたよ。びっくりした。
CHAPTER NO.07 [ 独立 ]
2006年5月26日 (金)
青年トール登場第二回目。
つーか。
普通に上手い。
先週よりずっと落ち着いて聞いていられたのですが、やっぱりこれは上手い、と思うのですがどうでしょうか。
ここはひとつ冷静な第三者の意見を伺ってみたく。ぐぐって先週の声優ぶりについて書いているアニメファンの皆さんのブログ回ったわけです(どれだけ怯えているのかと)
概ね好評。いや世の中全部が大絶賛だなんて思っていなかったんですが、あれだけ好意的な意見があるなら私が「う、上手いかも」と思ったことはそうそう身内贔屓なことでもなかったんだと思った次第。
で、今週ですが。
普通に自然にトールとしてあの声を耳にしている私がここに。
元々原作ではザギがすきだったのですが、トールとザギが一緒にいてたいそう楽しい気持ちになりました。
それにしてもザギは一体、幼かったトールのどこに獣王(=カリスマ)となるべき資質を見いだしたのかしら?とか思ったわけですが。
サードにしてもザギにしても、トールはいい男にばかり目をつけられるなあ(笑)と思ったこと。
あ。
まだ海の物とも山の物ともわからないような小さい内に「これは!」という資質を見抜く……あ……いや、そういう実例として思い出したのがやっぱりジャニさんだったなんてそんな……ごほごほごほ。
冗談はさておき。
カリムが!カリムが出てきましたよ!
来週です。来週、私のすきな台詞が出てくる!と思います。トールがあの台詞をどう言うかがとても楽しみだ。
これならとてもとても楽しみにできる。嬉しい。
それにしても、トールの作画がなんかこー安定してないというか。ザギはずっと綺麗なのになんか時々とってもびみょーになるのが惜しいなあ。
原作にはちびザギなんて出てこなかったと思うので(読み返そうよ)もしや監督はザギがお気に入りなのかしら?と思ったりしました。
ああ、ヘザードが名前だけですが出てきたし。
物語が一気に核心に向かって進み始めた感じがしますね。
獣王星はここからが面白いところなのです。
来週もものっすごく!楽しみです!
CHAPTER NO.08 [ 深層 ]
2006年6月 2日 (金)
物語が佳境に入って参りました、製作スタッフが「昼ドラ」と呼んだCHAPTER08です。
ええと。
以前私が下僕日記の方で言っていた「原作で一番すきな台詞」というのは、実はトールがカリムと一緒にクレバスに落とされた時のものでございます。
光ゴケがバクテリアのようなもので、ムーサの根をもろくすると気付いたトールが根を切り開き、地下に溜まった水を見つけるところ。
そこで絶望的状況にありながらもなお生命力に溢れるトールを敗北感に打ちのめされたカリムが「お前は美しい」と言った後のトールの台詞。
男が女の美しさにかなうわけないだろう!
という、これが実は原作で一番すきな台詞だったんですよ。
カリムに向かってはっきりとそう言うトールが、だけどでもやっぱりとても美しいのは変わりがなく、それでもトールは本心からカリムに向かってそう言うんですが。
そのなんかこー、言ってる本人本気の本心だけどでも現実はやっぱり、という悲哀とか。からみあいもつれた感情の交錯とか。そういうものいっぱい詰め込んだ台詞でありながらも、実はこの作品の一番のキモとでも言うべき台詞でもある、と。そう、思ってたんですが。
が。
が。
出てこなかったよ……
私と制作スタッフの意見は違うらしい。あの台詞はものすごく大切だと思ったんだが違いますか、そうですか。
だってあれがあるから最後のトールのあれが生きてくるんじゃないかよ!って、原作とオチ違うのか?そんなわけないよなあ!!!
てか、この地下での二人のシーンはまた大分いろいろと省略されてたんですが、トールがカリムに求婚する、あのシーンもなしですかーーーー!!!!!
トールがキマエラにいて、最もキマエラを象徴する存在でありながらも、絶対に獣ではなく人間であろうとしている、あれもとても象徴的なエピソードだと思うんだけどなあ。
とかぶつぶつ言ってますが。
今日のトールはとても綺麗でよかったと思います。
やっぱりね、トールの絵って難しいんだと思うんだよな。綺麗なものを綺麗なままで動かすのって大変なのねー、と思う。
光ちゃんのトールはすっかり違和感がなくなり、いい声だなあ。よく響くなあ。最後、サードにカリムを愛してる、と言うところとかすごーくすきだなあ、とか。にっこりしながらしゃべる声がええなあ、とか。
楽勝でうきうきできましたよ。
ああ、それにしてもあと40日強でフルバージョンが聴けるのか!と思うと一際いい感じで耳に届きますね>Deep
先週のこの放送を観ていた時にはまだ朗報が届いていなかったわけで。
いやあ、人生って一瞬にして善き方へと転がるものだ、と思った次第です。
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